烏帽子岳 〜コヒナリンドウ・シコタンソウ・クモイコザクラ

2022年06月21日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.1km
• 登り: 1,349m
• 下り: 1,352m

コースタイム

鳥倉林道ゲートP - 鳥倉林道登山口(カラマツ林の尾根取付) - 豊口山分岐 - 水場 - 塩川小屋分岐 - 三伏峠小屋 - 烏帽子岳 - 三伏峠小屋 - 塩川小屋分岐 - 水場 - 豊口山分岐 - 鳥倉林道登山口(カラマツ林の尾根取付) - 鳥倉林道ゲートP

天候

薄曇 のち 小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・鳥倉林道ゲート前の第一駐車場利用
・長野県道59号松川インター大鹿線は新しいトンネルができ、車幅の狭い区間の拡幅工事が進み、以前より通行しやすくなっていました

コース状況／危険箇所等

・鳥倉ルート途中の水場利用可
・三伏峠小屋営業前
・烏帽子岳の山頂部の登山道上にわずかな残雪
・塩川小屋からのルートは閉鎖継続中

写真

早朝車で移動中に、イノシシの群れに遭遇

鳥倉林道ゲートからスタート
登山届提出所、トイレと水場あり
この日は駐車場は数台程度と予想外の少なさでした。
シーズン中は満車となることが多く、さらに下部の第二駐車場など利用となります。

イケマの葉の上のジュウジナガカメムシ

セグロヒメツノカメムシ

鳥倉林道の登山口
伊那バスの南アルプス登山バス鳥倉線が2022年7月16日から8月28日まで毎日運行予定

ジョウカイボンの仲間

ほとけの清水は利用可でした

ルリビタキ

トラバース部の樹間の展望地からの中央アルプス（南駒ヶ岳-空木岳-木曽駒ヶ岳）

三伏峠小屋手前の展望地からの仙丈ヶ岳、右奥に甲斐駒ヶ岳

三伏峠小屋は営業前
営業期間：2022年7月9日〜10月2日
小屋前の花壇では、サンカヨウが蕾をつけていました

三伏峠のお花畑と三伏山
右手前にコバイケイソウの若葉

シナノキンバイの花を訪問中のトホシハナカミキリ
高山帯でハクサンフウロやウルップソウの花を訪問するのも見かけていました

烏帽子岳の山頂部の登山道上にわずかな残雪

烏帽子岳の山頂部
ハイマツとダケカンバ（まだ枯木の状態）

小河内岳の稜線越しの悪沢岳

烏帽子岳山頂（2726m）からの塩見岳
左奥に北岳と間ノ岳

富士山
山頂部に少し残雪

山頂部に避難小屋がある小河内岳
上部はハイマツ帯

荒川中岳と前岳

小河内岳の斜面で草を食べていたニホンジカ、袋角が成長

■観察した花など
ヒメイワショウブ

サンショウバラ
右端にヤマツツジ

シロバナエンレイソウ

キソチドリの蕾

コミヤマカタバミ

ヒメイチゲ

コイワカガミ

葉の幅が広いトダイハハコ（ヤハズハハコの変種）

ミヤマクロユリの群落

シコタンソウの花弁のカラフルなグラデーションの斑点

チシマアマナ

コヒナリンドウ

トウヤクリンドウ

クモイコザクラ

シナノコザクラ

■ベンケイソウ科
イワベンケイ、ミヤママンネングサ
ヒメレンゲ、キリンソウ

■主な高山植物
シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤキンバイ、ミヤマダイコンソウの蕾
キバナノコマノツメ、ミヤマクロユリ、ハクサンチドリ、ハクサンイチゲ
ツガザクラ、カラマツソウ、タカネシオガマ、イワツメクサ

クロイチゴ、モリイバラ、ウラジロナナカマド、タカネザクラ、アキグミ
マタタビ、コゴメウツギ、イボタヒョウタンボク？、オオヒョウタンボク、ヒメウツギ
コヨウラクツツジ、クロウズゴ、コマガタケスグリ、楕円形のスグリ？、ニシキウツギ？
オオイタヤメイゲツ？、イタヤカエデ？、タカネナナカマド、イワシモツケ、カエデ類？

バイカオウレン、ミツバオウレン、ヒメイチゲ（薄桃色を帯びた花）、シロバナノヘビイチゴ、ミヤマハコベ、サワハコベ
ヤマクワガタ、マイヅルソウ、オサバグサ、イワセントウソウ、ヤブニンジン、クルマムグラ
ツルキンバイ、イワキンバイ、ツルネコノメソウ、クルマバツクバネソウ、フタリシズカ、クモマナズナ？
エンレイソウ、サンカヨウ、コバノイチヤクソウの蕾、ショウジョウバカマ、イワザクラ？の果実、ダイモンジソウ
コガネネコノメソウ？、ツバメオモト、ミヤマカラマツ、フジアザミ、マメ科、シコタンハコベ
シロウマタンポポ、セリ科？、セリバシオガマ、キンレイカ、ツルケマン？、キノコ

装備

MYアイテム

アルプス岳

重量：-kg

感想

アルプス岳

早朝、登山口に向かう途中に色々な動物に遭遇しました（ニホンジカ、タヌキ、キツネ、ウサギ、アナグマ、イノシシ）
梅雨時期で本格的夏山登山シーズン前で、鳥倉林道ゲート前の駐車場は数台のみとガラガラでした。
鳥倉林道を下って駐車場に戻る時には、霧雨が小雨になってきましたが、雨具を着用するほどではなく、周辺で雷雨もなさそうでした。
下部などではシロバナノヘビイチゴの花が沢山見られ、針葉樹林帯では、オサバグサの花が沢山咲き始めていました。中腹ではコミヤマカタバミの花が沢山見られ、上部ではキバナノコマノツメの花が沢山見られました。三伏峠のお花畑では、色々な花が咲き出していました。まだ全く姿が見えなかったものも多く、今後さらに色々な花が咲くようです。
今回も新たな発見がありました。

【 バックナンバー　烏帽子岳周辺】
・6月4日 (2016年)『小河内岳 〜シナノコザクラ・クモイコザクラ・南アルプスの花束をレコニOGC55』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-890258.html
・6月14日 (2014年)『小河内岳 〜お久しぶりの南アルプスで雷鳥と雲居小桜がお出迎え』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-464158.html
・6月17日 (2017年)『小河内岳の花図鑑 〜富士山とアルプスが見える稜線歩き』https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1173314.html
・6月21日 (2022年)『烏帽子岳 〜コヒナリンドウ・シコタンソウ・クモイコザクラ』https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4420944.html
・9月7日 (2021年)『烏帽子岳・三伏山から富士山の初冠雪と花図鑑』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3497225.html
・9月12日 (2015年)『塩見岳 〜秋晴れ稜線歩き富士山を望む』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-715034.html
・10月15日 (2015年)『小河内岳 〜南アルプスの稜線からの富士山とご来』http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-738528.html