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記録ID: 442368
全員に公開
雪山ハイキング
尾瀬・奥利根

至仏山(鳩待峠-至仏山-尾瀬ヶ原-鳩待峠)

2014年05月06日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:58
距離
11.2km
登り
836m
下り
854m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:45 鳩待峠
9:15 至仏山
10:35 至仏山発
12:10 山ノ鼻
12:15 山ノ鼻発
13:45 鳩待峠
天候 登り始めは霧。その後晴れる。
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
往復とも:(上越新幹線)上毛高原(関越交通バス)戸倉(乗り合いタクシー)鳩待峠
コース状況/
危険箇所等
GW以降山開きまでの間、至仏山は入山禁止。その後も無雪期は、至仏山から山ノ鼻への下りが禁止。
参考: http://www.oze-fnd.or.jp/main/aboutus/aboutus4/aboutus4files/H26sibutu_gw.pdf
霧が心配だけど、出発。
2014年05月06日 06:51撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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5/6 6:51
霧が心配だけど、出発。
まだまだ雪が深い。
2014年05月06日 07:20撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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まだまだ雪が深い。
霧はだんだんと濃くなって……
2014年05月06日 07:59撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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霧はだんだんと濃くなって……
先行者が見えなくなる時も。
2014年05月06日 08:00撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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先行者が見えなくなる時も。
時々晴れ間が。
2014年05月06日 08:49撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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時々晴れ間が。
至仏山への最後の登り。
2014年05月06日 08:56撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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至仏山への最後の登り。
至仏山山頂。食事後しばらく待っていたら晴れた!
2014年05月06日 10:33撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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至仏山山頂。食事後しばらく待っていたら晴れた!
この景色を見たかった。尾瀬ヶ原を上から。
2014年05月06日 10:21撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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5/6 10:21
この景色を見たかった。尾瀬ヶ原を上から。
中央奥、左は中ノ岳、右は駒ヶ岳。
2014年05月06日 10:23撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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5/6 10:23
中央奥、左は中ノ岳、右は駒ヶ岳。
小沢岳
2014年05月06日 10:23撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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小沢岳
巻機山
2014年05月06日 10:23撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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巻機山
上越の山々。
2014年05月06日 10:24撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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上越の山々。
山ノ鼻に向けて下山開始。
2014年05月06日 10:40撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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山ノ鼻に向けて下山開始。
この辺りは鉄分を含んだ石が多い。微かに鉄の匂いがする。
2014年05月06日 10:54撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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この辺りは鉄分を含んだ石が多い。微かに鉄の匂いがする。
階段地獄の後は……
2014年05月06日 10:56撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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階段地獄の後は……
雪面を直滑降。
2014年05月06日 11:13撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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雪面を直滑降。
尾瀬ヶ原は2回歩いたことがある。今年もまた行きたい。
2014年05月06日 20:47撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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尾瀬ヶ原は2回歩いたことがある。今年もまた行きたい。
出発時はどうなるかと心配したが、なんとか晴れた。
2014年05月06日 11:46撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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出発時はどうなるかと心配したが、なんとか晴れた。
どんどん高度を落とし、
2014年05月06日 11:50撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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どんどん高度を落とし、
尾瀬ヶ原に到着。
2014年05月06日 12:07撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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尾瀬ヶ原に到着。
尾瀬にもようやく春の訪れ。
2014年05月06日 12:29撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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尾瀬にもようやく春の訪れ。
鳩待峠への道でも、至仏山が見えた。
2014年05月06日 13:18撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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鳩待峠への道でも、至仏山が見えた。
鳩待峠に帰ってきた。
2014年05月06日 13:47撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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鳩待峠に帰ってきた。
ものすごい雪の量。
2014年05月06日 13:59撮影 by  DMC-GM1, Panasonic
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ものすごい雪の量。
撮影機器:

感想

 GW直前に鳩待峠への道路が開通し、至仏山のシーズンが始まる。しかし、GW終了と同時に植生保護のため入山禁止となり、再び登るには7月初めの山開きを待たねばならない。従って、雪の至仏山を楽しめるのは、事実上この時期だけとなる。また、夏は至仏山から山ノ鼻への下りが禁止となるから、尾瀬ヶ原を見ながら下山するという体験もこの期間しかできない。

 実は、去年のGWにも今回のルートに挑戦した。しかし、日帰りを前提としていた上に、あまり役立たないスノーシューを担いでいたため、山頂への往復すら危うくなった。僅か1時間ほど登った地点でやる気を無くし、引き返してしまった。今回はそのリベンジである。
 今年は仕事が立て込んでいて、休みの予定を読みにくい。現にkanemasa氏との丹沢縦走(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-438058.html)をドタキャンしたほどである。結局、山荘は前日、新幹線に至っては当日予約して出発した。
 今年は鳩待山荘に泊まったので、かなり余裕がある。不安なのは前日の雨で、予想通り当日は霧が立ちこめていた。登るにつれ、霧は濃くなったり薄くなったりを繰り返す。上層寒気の影響で、気温も低い。
 しかし足は快調で、そろそろ2回目の休憩かなと考えていたら、あっさりと山頂に着いてしまった。小至仏山は、知らない間に通過していたらしい。

 天気は上り坂のはずだ。そこで、かなり早いが食事を取って時間を稼ぐ。すると、ゆっくりと晴れてきた。上越の山々が現れ、そして一番見たかった尾瀬ヶ原が姿を見せた。尾瀬ヶ原の奥には、その成因となった燧ヶ岳もそびえ立っている。

 いよいよ、主目的としていた尾瀬ヶ原への下山にかかる。しばらく雪道を下りると土が現れ、階段地獄が始まった。仕方なく、一旦アイゼンを外す。周囲の岩は蛇紋岩という名前らしく、鉄を多く含んでいるようだ。本当に鉄の匂いがする。土と階段の登山道が終わると、また雪である。下を見て驚いた。これは登山道と言って良いのだろうか。ほとんど直滑降のような踏み跡が下に伸びている。傾斜も大きく、急なスキー場のゲレンデを歩いて下りるような感じと言えば良いだろうか。これは……植生保護の問題を別にしても、下りを禁止にしたくなる気持ちがわかる。
 最初は恐ろしかったが、コツを掴むと、かなり大股で下りられるようになった。月面を歩いているようで、気持ちいい。相当な速度で高度を下げる。下の方は踏み跡が交錯していたため、適当な道を選んで下りた。

 尾瀬ヶ原に下りたが、ここはどこだろうか。GPSを見ると、正規の場所より多少南側に着いたようだ。ここからの道が、思いの外きつい。やはり雪の上では、平地が一番疲れる。
 最後に、川上側を上って鳩待峠に戻る。この道は2回歩いたことがあるが、夏道とは全然印象が違う。右手の至仏山を隠したら、同じ道だとはわからないほどだろう。

 鳩待峠からは、乗り合いタクシー、バス、新幹線の時間がタイミング良く合ったため、最短で帰宅できた。どこかで着替えようと思っていたが、そのままの格好で帰らざるを得なかったほどである。
 ともかく、1年前からの課題をなんとか果たせた。百名山を一つ稼いだし、何よりも素晴らしい景色を堪能できた充実の一日だった。

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コメント

直滑降のような踏み跡は
雪面で12本爪アイゼンを付けていたら、まっすぐ降りる方が安全で、トラバースの方が高度な技術が必要らしい。だからだと思うよ。
怖く感じたのはピッケルが無かったからでは?一旦滑り出したら止まらないような急な斜面ならば、ピッケルは必須だと思うよ。
2014/5/7 0:14
Re: 直滑降のような踏み跡は
ああ、なるほど。そういう前提なのか。でも夏道も同じルートだしなあ。下から上っていたら、間違いなく心が折れていたと思う。
2014/5/7 0:20
先行する二…我々です
先行する二人は自分達でしたね。写真見てお、写ってるって思いました(笑)。後ろから一人で来ておられた方ですかね?青い雨具をきた…。我々はそのままきたみちを下山しました。今度はぐるっと回りたいですね。
2014/5/8 8:14
>kusuifunさん
おお!そうです。
尾瀬沼への下り、気持ちよかったですよ。ぜひ一度。
2014/5/10 8:04
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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