小川谷廊下
- GPS
- 07:29
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,271m
- 下り
- 1,260m
コースタイム
天候 | 曇り。ごく時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下山道は所々崩落や沢で見失うかと思ったが、赤テープ等の目印を探せば復帰は容易。真新しいロープも張られていて分かりやすかった。 ヒルは多数。 |
写真
感想
3回目の小川谷廊下。が、こんな所あったっけ??の連続で、全く記憶にない。。苦笑
F2で悶えながらの登攀。ここ以外にもアトラクションが盛り沢山。
この日相当暑いと思ったが、沢へ入るとカッパを着てもちょい寒かった。寒いと色々億劫になり、あまり突っ込めなかったのが残念。
私的核心は最後の滝。フォローで登ったけど難しいかった。Kudanさんは残置にランナーを決めて、直登するかと思いきや、直登が難しいと思ったのか、右岸水量側へ登攀ルートを変えて登っていった。こういった所は素晴らしい判断。よく見えているんだなぁと感心しました。
また皆さん遊びましょう!
念願の小川谷廊下へ。
実は所属山岳会に入る前に一度トライしてF2で敗退しており、リベンジしたいとずっと思っていた思い入れのある沢。
1か月前にNegarockさんが行っており先を越されたとなぜか少し焦った笑
今回のメンツは、予定が空いてる人をバラバラとつなぎ合わせたような集まり方だったがかなり強めメンバーとなった。
行き先選定の際、mjunさんとtedtacさんは過去に行ったことがあるためダメ元での提案だったが、お二人とも快諾してくれありがたかった。
むしろ再度行っても良い沢とのことで、F2の先にある冒険に期待が高まる。
当日、出発時間はバッチリだったが諸事情により30分の遅刻…
申し訳ありませんでした…
そそくさと準備して、長くて暑い車道歩きを開始。
入渓は、石垣直後にあるケルンから踏み跡を辿り穴ノ平沢へ入って堰堤3つを越えるルート。
小川谷に入ってから完全装備にて進む。
いよいよF2に到着、曇りのせいか暗くて重々しい雰囲気。
右側にも水が流れてきており、かなり水量は多いようだ。
以前は倒木があって残置スリングをアブミで行こうとして断念した記憶だが、今回倒木はなくなっており奥の岩に挟まって行けば登れそう。
さっそく行かせてもらうがザックが大きくて邪魔で動きにくく、空身で登るかといったん戻る。
続くkudanさんがあっさり登ったので再チャレンジすると、体の向きと足の置き方を変えたらそこまで難しくはなかった。
最初の体の入れ方や足ジャムの仕方を初見で出せなかったのは悔しいところだが、個人的最大の関門を超えられてよかった。
その後は、時おり川原が出てくるもののボルダーチックな滝や岩が次々と出てきて飽きさせない。
水量がかなり多くて流心を行く時は圧力に注意が必要だが、冷た過ぎないため快適でかなり遊べる。
つるつるの大岩は後半部が少しヌメってけっこう怖く、途中から左の壁に手をついてズル(?)をしながら登った。
岩全体が湿っぽかったが、普段より難易度は上がっていたらしい。
石棚20mは右岸の岩壁を、滝を巻くように登る。
僕の連携ミスでルーファイミスを誘発させてしまったけど、なんとか無事岩壁を突破。
多少高度感はあるがそこまで難しくはない。
最後の5m滝は水量少なければ流心が行けそうだが今日は無理、残置ハーケン&スリングの右壁は難しそうだし大人しく右岸巻くか?と思っていたらkudanさんがやる気。
確かにロープ出さずに巻いて終わらせるのももったいないし登ることとする。
kudanさんは、残置沿いを直上するかと思ったら流心すぐ右の凸部を登っていった。
自分で登ってみると確かに直上は行ける気がしない感じで、一方の流心右はやや慎重さは必要だがホールドはちゃんとあり登りやすかった。
こういうナイスルーファイがさらっとできるあたりに高い登攀力を感じる。
下山は小川谷右岸の道を行く。
ところどころ崩落や横切る沢で見失いそうになるがちゃんと目印をつけてくれているため目印探しをしっかりすると良い様子だった。
また道自体ははっきりしている or ルート沿いにロープが張ってあるため迷いなく進めてとても助かる。
車道に出る直前くらいにヒルの大群が足に群がっていることに気づいてしまい、みんな急に早足になった笑
そしてコンクリに出た瞬間に全員10分以上かけて悲鳴を上げながらヒルを撲滅。
雨がちな天候と高い気温でかなり活性は上がっていたのかな…
幸い一個も噛まれなかったがけっこうな精神ダメージ。
その後のコンクリ歩きも長くて暑くてタビは歩きにくくてしんどかったが、おしゃべりが途切れず楽しい時間だった。
天気やヒルは微妙だったが、色々なコンテンツが短い行程に詰まった良い沢だった!
好き勝手遊びつつ遡行する感じを楽しめるメンツにも恵まれ、終始楽しかった。
ありがとうございました!
・タビは靴紐での調整ができない分、フィット感が大事。靴下の厚みの違いがけっこう影響する
・行った先が登れるか分からないような状況では登れるか?と同時にクライムダウンできるか?も併せて考える
2年ぶり2回目の小川谷廊下。
2年前の8月、2級沢デビューさせて貰ったのが小川谷廊下。ゴルジュが綺麗でボルダー、へつり、シャワー、、、アクティビティ満載で、当時の拙い沢経験中丹沢随一だったという記憶。生涯通算38本目、2級沢として9本目になった今回も美渓は再確認できたし、メンバーにも恵まれ平均レベル高い遡行内容であったと思う。
が、自分としては身体も頭も心なしか重くパフォーマンス出力が低調でパーティの足を引っ張ってしまった感強い。翌日以降も疲労感が残り、今後に向け心体ともメンテし直す必要を強く感じた1本となった。
これに懲りずまたお付き合いをお願いします。
ここは丹沢ボルダリングパークか!?と想わせるくらいなんか課題みたいな感じの岩壁が多く楽しませてくれた。
F2は右ルートで足ジャムがいい感じに決まってくれて腕力勝負な感じではなかった。よく考えたらハンドジャムもよく決まりそうだったなぁ。次は左ルートもいってみたい。
結構水量が多くて足ツッパリ突破箇所を色々巻いてしまったので次はアグレッシブにいきたい。
高高度のヘツリ課題も巻いたのでまた次回。
つるつる大岩でtedtecさんがテレポーテーションしたのは流石にびびった。
最後のトイ状はハーケン直登だと悪そうだったので水流沿いに逃げたら簡単だった。フリーだと物言いがつきそうだが沢ならいいよね。。
ヒルはアクセントととは言い難いレベルで蠢いていた。小川谷廊下自体は夏の暑い時にジャバジャバしたいとこだが悩ましい。
でも、真夏の何日連続晴れ日の時に入った記録はヒルが全くいなかったようなので、乾燥してればいないかも。
前評判通り面白い沢で、また違う季節に行けば違う渓想が楽しめそうでよい。
皆様お疲れ様でしたー
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