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Yamareco

記録ID: 4435431
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

水引入道・屏風岳・不忘山 反時計回り周回

2022年06月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:47
距離
14.4km
登り
1,221m
下り
1,215m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:37
休憩
0:10
合計
6:47
6:43
26
白石スキー場駐車場
9:07
9:13
23
9:36
9:36
41
10:17
10:17
9
10:26
10:28
7
10:35
10:35
24
10:59
10:59
46
11:45
11:45
10
11:55
11:56
75
13:11
13:11
16
13:27
13:27
3
13:30
白石スキー場駐車場
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
みやぎ蔵王白石スキー場の駐車場に駐車できる。ただしトイレは使えないので少し手前の南蔵王休憩所のトイレを利用する。
コース状況/
危険箇所等
危険な場所は特に無い。
その他周辺情報 下山後、近くの「不忘の湯」という温泉に立ち寄った。ご家族で経営されているっぽい素朴な温泉だ。木造の柱にトタンをかけた露天湯のみといった秘湯チックな温泉なので人を選びそうではあるが我々は非常に気に入った。こちらが恐縮してしまうほど丁寧な接客だし、地元の人や施設の人との会話も楽しい。源泉100%かけ流しのお湯も素晴らしい。26日ということで風呂の日企画を開催していて温泉卵をいただいた。源泉の塩味がほのかに効いていて美味しかった。近くに寄ったら是非リピートしたい。
スキー場のだだっ広い駐車場。
スキー場のだだっ広い駐車場。
まずは林道を歩いてジャンボリーコース登山口へ向かう。
まずは林道を歩いてジャンボリーコース登山口へ向かう。
林道脇のこの標識が目印。
林道脇のこの標識が目印。
入山後、しばらくは傾斜のゆるい林間の道が続く。
入山後、しばらくは傾斜のゆるい林間の道が続く。
ブナ林に入る頃から少しずつ傾斜は増して…
ブナ林に入る頃から少しずつ傾斜は増して…
段々と木の根道の急登へ。朝から暑く大量の汗が滴り落ちる。
段々と木の根道の急登へ。朝から暑く大量の汗が滴り落ちる。
時折、稜線からガスと強風が吹き付けてくる。一瞬涼しくなってむしろありがたいくらいかも。
時折、稜線からガスと強風が吹き付けてくる。一瞬涼しくなってむしろありがたいくらいかも。
今年初見のシラネアオイ発見♪
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今年初見のシラネアオイ発見♪
上部は岩と木の根と泥のミックス。傾斜も急だし、なかなか手強い。
上部は岩と木の根と泥のミックス。傾斜も急だし、なかなか手強い。
頭上が開けた。
主稜線は…なんか微妙な感じだ。
主稜線は…なんか微妙な感じだ。
麓側はこんなに天気が良いのに。
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麓側はこんなに天気が良いのに。
なんちゃらウスユキソウ?
2
なんちゃらウスユキソウ?
大日向でスキー場から直登してくるコースと合流。
大日向でスキー場から直登してくるコースと合流。
こちらのコースは沢沿いで滑りやすい難コースとのこと。
こちらのコースは沢沿いで滑りやすい難コースとのこと。
水引入道へは岩ガラの道を登っていく。
水引入道へは岩ガラの道を登っていく。
ハマナス???
荒々しい風衝地形。
荒々しい風衝地形。
時折吹き倒されそうな強風が襲いかかってくる。今日も途中敗退だろうか…。
時折吹き倒されそうな強風が襲いかかってくる。今日も途中敗退だろうか…。
ミヤマダイコンソウ…とか?
ツートンが居ないとさっぱりわからない。
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ミヤマダイコンソウ…とか?
ツートンが居ないとさっぱりわからない。
風に耐えて登っていくと水引入道山頂に着いた。
風に耐えて登っていくと水引入道山頂に着いた。
念願叶って踏んだ山頂。イエーイっと。
4
念願叶って踏んだ山頂。イエーイっと。
北には後烏帽子岳。
北には後烏帽子岳。
うっすらと海岸線が見えてる???
うっすらと海岸線が見えてる???
風が弱まったので蔵王の主稜線に向かうことにした。
風が弱まったので蔵王の主稜線に向かうことにした。
水引入道と蔵王主稜線の間の鞍部は花畑♪
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水引入道と蔵王主稜線の間の鞍部は花畑♪
ゴゼンタチバナ
サラサドウダン
コバイケイソウ
ハクサンチドリ
アカモノ
花を楽しんでいる間にガスが晴れてきたぞ。これは良い傾向。
花を楽しんでいる間にガスが晴れてきたぞ。これは良い傾向。
まだ走りだがチングルマの群落も。
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まだ走りだがチングルマの群落も。
(・∀・)イイネ!!
池塘。青空だったらなおよかったのだが。
池塘。青空だったらなおよかったのだが。
天国から地獄へ。主稜線への登りはぬかるみ祭り。
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天国から地獄へ。主稜線への登りはぬかるみ祭り。
何度も足を滑らせながら急な坂を登っていく。
何度も足を滑らせながら急な坂を登っていく。
振り返って水引入道。あの端正な形が気になっていたんだよね。登れてよかった。
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振り返って水引入道。あの端正な形が気になっていたんだよね。登れてよかった。
縦走路と合流。
うーん、せっかく登ってきたのに、またガスってきたぞー。
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うーん、せっかく登ってきたのに、またガスってきたぞー。
ハクサンチドリ祭り。
1
ハクサンチドリ祭り。
色違い。
とりあえず10分ほど北上して屏風岳山頂へ。
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とりあえず10分ほど北上して屏風岳山頂へ。
ここに来るのは三回目くらい?
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ここに来るのは三回目くらい?
お花ロード。
寄植え状態。
再び分岐点へ戻って…
再び分岐点へ戻って…
不忘山を目指…ああああ!またガスがぁ!
不忘山を目指…ああああ!またガスがぁ!
汗が冷えて寒くなってきたぞ。勘弁していただきた。
汗が冷えて寒くなってきたぞ。勘弁していただきた。
南屏風岳。イエイっと。体が冷えると嫌なので休憩もそこそこに先へ進む。
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南屏風岳。イエイっと。体が冷えると嫌なので休憩もそこそこに先へ進む。
ここに来て初めて山形方面の視界が開けた。先週登った三吉山あたりが見えているのだろうか。
ここに来て初めて山形方面の視界が開けた。先週登った三吉山あたりが見えているのだろうか。
お? なんか晴れてきた? 風も収まってきたぞ。
お? なんか晴れてきた? 風も収まってきたぞ。
小さなアップダウンを繰り返しながら不忘山へ向かう。
小さなアップダウンを繰り返しながら不忘山へ向かう。
滑りやすい砂礫地帯は慎重に。
滑りやすい砂礫地帯は慎重に。
なんかのコザクラ?
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なんかのコザクラ?
ハクサンイチゲ
ついに青空が!
水引入道、屏風岳と歩いてきた道が見渡せた。
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水引入道、屏風岳と歩いてきた道が見渡せた。
いよいよ不忘山へ。ここから見た不忘山って王蟲みたいに見える…ような気がしない?
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いよいよ不忘山へ。ここから見た不忘山って王蟲みたいに見える…ような気がしない?
ミヤマオダマキ
もう少しで山頂だー。
もう少しで山頂だー。
振り返った蔵王主稜線はすっかり晴れていた。うん、まぁ良しとしよう。
2
振り返った蔵王主稜線はすっかり晴れていた。うん、まぁ良しとしよう。
なんちゃらボウフウ???
なんちゃらボウフウ???
賑わう山頂。
良き眺め。
せんべいなどを齧りながらしばし休憩する。
良き眺め。
せんべいなどを齧りながらしばし休憩する。
いい天気だー。
すっかり穏やかな天気になった。嵐は去っていったらしい。
1
すっかり穏やかな天気になった。嵐は去っていったらしい。
おっと、忘れるところだった。不忘山イエー!
5
おっと、忘れるところだった。不忘山イエー!
さて下山しようか。ここから先は再び初見のルートだ。
さて下山しようか。ここから先は再び初見のルートだ。
不忘の碑がある分岐点。
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不忘の碑がある分岐点。
カエル岩。カエルと言えばカエルだが、亀のようにもイルカのようにも見えるのは私だけ?
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カエル岩。カエルと言えばカエルだが、亀のようにもイルカのようにも見えるのは私だけ?
ところで不忘の碑とやらはどこに?と思ったら背後に有った。昔、ここに米軍のB29が墜落したのだと。
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ところで不忘の碑とやらはどこに?と思ったら背後に有った。昔、ここに米軍のB29が墜落したのだと。
ここの分岐からスキー場方面へ下る。硯石方面は難路らしいから間違えないように注意。
ここの分岐からスキー場方面へ下る。硯石方面は難路らしいから間違えないように注意。
暑そう…だな。
灌木の間の岩がれ道を下る。浮石多し。注意。
灌木の間の岩がれ道を下る。浮石多し。注意。
要所要所、階段や土留が整備されている。
要所要所、階段や土留が整備されている。
お助けロープの設置もある。
お助けロープの設置もある。
アカモノは可愛いよねぇ。
2
アカモノは可愛いよねぇ。
三分の一ほど下りてくると弘法清水という水場がある。弘法大師さんは一体全国に何ヵ所くらい水を掘り当てたんだ。
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三分の一ほど下りてくると弘法清水という水場がある。弘法大師さんは一体全国に何ヵ所くらい水を掘り当てたんだ。
ちょいと飲むには勇気が要る?
暑いから頭から浴びたいくらいなのだが。
ちょいと飲むには勇気が要る?
暑いから頭から浴びたいくらいなのだが。
樹林帯に突入するとヌタヌタ道になった。いきなり滑るので厄介だな。一度転びかけた。
樹林帯に突入するとヌタヌタ道になった。いきなり滑るので厄介だな。一度転びかけた。
こういう所ばかりなら天国なんだけど。
こういう所ばかりなら天国なんだけど。
ガクじゃない方のウラジロヨウラク。
2
ガクじゃない方のウラジロヨウラク。
やけに枝振りの良い松が一本だけ生えていた。植えたの?
やけに枝振りの良い松が一本だけ生えていた。植えたの?
登山道水没!? と思ったら沢だった。道は左手へ90度折れ曲がっている。紛らわしいのぅ。
登山道水没!? と思ったら沢だった。道は左手へ90度折れ曲がっている。紛らわしいのぅ。
木漏れ日の道だが、風が通らなくてとにかく暑い。
木漏れ日の道だが、風が通らなくてとにかく暑い。
ニガナ。
突然広場に出た。
突然広場に出た。
白石女子高の山小屋跡だった。現在は何も無い。というか高校そのものが統合されて無くなってしまったらしい。
白石女子高の山小屋跡だった。現在は何も無い。というか高校そのものが統合されて無くなってしまったらしい。
山小屋跡から先は車でも通れそうな広い道になった。実際車両が入っていた時期もあったのかも。
山小屋跡から先は車でも通れそうな広い道になった。実際車両が入っていた時期もあったのかも。
ゲレンデに出てしまった…。直射日光はきついなぁ。
ゲレンデに出てしまった…。直射日光はきついなぁ。
地面から草と土の匂いがむわむわ漂ってくる。
地面から草と土の匂いがむわむわ漂ってくる。
もうすっかり真夏だなぁ。
2
もうすっかり真夏だなぁ。
暑いよぉ…。
スキー場の施設が見えてきた!
スキー場の施設が見えてきた!
水引入道も遠くなった。いやぁ、歩いた歩いた。
水引入道も遠くなった。いやぁ、歩いた歩いた。
灼熱の駐車場に到着。
お疲れさまでした。
1
灼熱の駐車場に到着。
お疲れさまでした。

感想

宮城遠征二日目は水引入道へ。以前、屏風岳や不忘山を歩いたときに、その名前や形に惹かれ登ってみたいと思っていた山だ。
白石スキー場を起点に周回することにしたのだが、スキー場から水引入道へ直登する道は難路とのことだったのでジャンボリーコースから山頂を目指すこととした。ジャンボリーコースは大半が樹林帯歩きで面白みには欠けるかもしれないが安全に登れる。単独だし安全を取ってよかったと思っている。数年来思いを寄せていた水引入道に無事に登頂することができた。
前日からの強風はこの日も止まなかった。大日向と呼ばれる風衝地に出た途端、突風に煽られ転倒しそうになった。今日もこんな感じか、主稜線に出るのは無理かと思ったが水引入道山頂を踏む頃には風が弱くなってきた。こころなしか空も明るくなってきたような気がしたので、予定通り不忘山経由の周回コースを歩くことにした。
結果的にこれは大成功で不忘山に着く頃には晴れてきて風も止んだ。おかげで水引入道鞍部のチングルマや、蔵王主稜線のハクサンチドリやハクサンイチゲなどの花を楽しむこともできたし、何よりも久々の本格的な山岳風景に心が弾んだ。
下山する頃には一転猛暑に苦しめられたが、なんとか熱中症や脱水症状にならず無事に下山できた。
二週にわたって歩きまわった蔵王の山旅の有終を飾る充実した山行だった。

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利用交通機関:
技術レベル
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体力レベル
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