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Yamareco

記録ID: 4437468
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

【オジサンのボッカ訓練】栂海新道・坂田峠から白鳥山─犬ヶ岳往復

2022年06月26日(日) [日帰り]
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GPS
12:11
距離
16.7km
登り
1,954m
下り
1,939m

コースタイム

日帰り
山行
10:12
休憩
2:00
合計
12:12
4:59
4
5:03
5:03
41
坂田峠
5:44
5:44
9
5:53
6:03
48
6:51
6:51
11
7:02
7:02
13
山姥コース合流点
7:15
7:25
62
8:27
8:37
34
9:11
9:11
12
9:23
9:23
2
黄蓮の水場分岐
9:25
9:35
3
9:38
9:38
20
黄蓮の水場分岐
9:58
9:58
35
・1,291 m
10:33
10:43
35
・1,384 m
11:18
11:18
9
11:27
11:57
7
12:04
12:04
24
12:28
12:28
27
・1,384 m
12:55
13:05
11
・1,291 m
13:16
13:16
14
黄蓮の水場分岐
13:30
13:30
33
14:03
14:13
64
15:17
15:27
12
15:39
15:39
8
山姥コース合流点
15:47
15:47
30
16:17
16:27
10
16:37
16:37
32
17:09
17:09
2
17:11
坂田峠駐車場
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
クルマは坂田峠駐車場に置いた。山姥コースへの林道は、工事中で通行止め。
コース状況/
危険箇所等
坂田峠駐車場から山姥方面の林道は通行止め、立入禁止。
白鳥小屋のトイレが斜めに傾いてるので、利用を考えているかたはそのつもりで。
白鳥山─下駒ヶ岳間の最低鞍部あたりの雑草が濃い以外は問題なし。残雪もほぼ問題なし。
山姥コースから登るつもりが、工事中。歩いて通過も考えたけど、「立入禁止」のため断念。金時坂─シキ割経由に変更します。
2022年06月26日 04:46撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 4:46
山姥コースから登るつもりが、工事中。歩いて通過も考えたけど、「立入禁止」のため断念。金時坂─シキ割経由に変更します。
坂田峠駐車場。私のクルマしか居ません。
2022年06月26日 05:00撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 5:00
坂田峠駐車場。私のクルマしか居ません。
坂田峠
2022年06月26日 05:03撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 5:03
坂田峠
この草に埋もれた標識から入山します。
2022年06月26日 05:03撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 5:03
この草に埋もれた標識から入山します。
金時の頭。「かしら」とルビが振ってあります。
2022年06月26日 05:44撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 5:44
金時の頭。「かしら」とルビが振ってあります。
シキワリの水場
2022年06月26日 05:53撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 5:53
シキワリの水場
雪渓の下にある白いモノは、私が置いたノンアルコール飲料です(笑)。流水で冷やし、下山時に回収します。
2022年06月26日 06:06撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
1
6/26 6:06
雪渓の下にある白いモノは、私が置いたノンアルコール飲料です(笑)。流水で冷やし、下山時に回収します。
山姥平の標識
2022年06月26日 06:51撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 6:51
山姥平の標識
白鳥山の頂上がみえてきました。が、ここからが長い…。
2022年06月26日 06:52撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 6:52
白鳥山の頂上がみえてきました。が、ここからが長い…。
山姥コース合流点
2022年06月26日 07:02撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 7:02
山姥コース合流点
6年ぶりの白鳥小屋
2022年06月26日 07:14撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 7:14
6年ぶりの白鳥小屋
白鳥山頂上
2022年06月26日 07:15撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 7:15
白鳥山頂上
これから向かう先と、さらにその奥にある山々
2022年06月26日 07:17撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
1
6/26 7:17
これから向かう先と、さらにその奥にある山々
「トイレ使用要注意」とあるので、見に行ったら…。
2022年06月26日 07:25撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 7:25
「トイレ使用要注意」とあるので、見に行ったら…。
トイレが傾いてます…。
2022年06月26日 07:19撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 7:19
トイレが傾いてます…。
犬ヶ岳のほうに出発します。
2022年06月26日 07:33撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 7:33
犬ヶ岳のほうに出発します。
焼山などの頸城山塊
2022年06月26日 07:46撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 7:46
焼山などの頸城山塊
青海黒姫山
2022年06月26日 07:51撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 7:51
青海黒姫山
下駒ヶ岳の頂上直下は大きくガレてます…(汗)。
2022年06月26日 08:21撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 8:21
下駒ヶ岳の頂上直下は大きくガレてます…(汗)。
下駒ヶ岳頂上
2022年06月26日 08:27撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 8:27
下駒ヶ岳頂上
初雪山(右)がみえます。
2022年06月26日 09:04撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 9:04
初雪山(右)がみえます。
菊石山頂上を通過します。
2022年06月26日 09:11撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 9:11
菊石山頂上を通過します。
黄蓮の水への分岐。この分岐付近に数張テントが張れそうなスペースがありました(苦笑)。
2022年06月26日 09:23撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 9:23
黄蓮の水への分岐。この分岐付近に数張テントが張れそうなスペースがありました(苦笑)。
黄蓮の水
2022年06月26日 09:26撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 9:26
黄蓮の水
豊富な水が流れ下っていました。
2022年06月26日 09:32撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 9:32
豊富な水が流れ下っていました。
水場への最後のステップが崩壊…。
2022年06月26日 09:32撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 9:32
水場への最後のステップが崩壊…。
この沢筋だけ冷気が流れてました。
2022年06月26日 09:33撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 9:33
この沢筋だけ冷気が流れてました。
1,291 mピークからの眺望
2022年06月26日 09:58撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 9:58
1,291 mピークからの眺望
こちらは残雪の端を少し歩きます。
2022年06月26日 10:13撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 10:13
こちらは残雪の端を少し歩きます。
ここは残雪の横を通過します。
2022年06月26日 10:24撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 10:24
ここは残雪の横を通過します。
残雪の下には池塘があるようで、住人の方々が鳴いてました(笑)。
2022年06月26日 12:34撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 12:34
残雪の下には池塘があるようで、住人の方々が鳴いてました(笑)。
ここは残雪の上を歩きました。
2022年06月26日 10:26撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 10:26
ここは残雪の上を歩きました。
1,384 mピークからみた犬ヶ岳
2022年06月26日 10:33撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 10:33
1,384 mピークからみた犬ヶ岳
ようやく栂海山荘まで現実的な距離まで詰まってきました。
2022年06月26日 10:45撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 10:45
ようやく栂海山荘まで現実的な距離まで詰まってきました。
ここの残雪はもうじき消えます(苦笑)。
2022年06月26日 10:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 10:49
ここの残雪はもうじき消えます(苦笑)。
29年ぶりの栂海山荘
2022年06月26日 11:18撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 11:18
29年ぶりの栂海山荘
小屋の裏には雪田が広がってました。
2022年06月26日 11:19撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 11:19
小屋の裏には雪田が広がってました。
栂海新道開祖・小野 健さんの顕彰碑
2022年06月26日 11:24撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 11:24
栂海新道開祖・小野 健さんの顕彰碑
犬ヶ岳頂上。白鳥山からここまでのルートを一望。
2022年06月26日 11:27撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 11:27
犬ヶ岳頂上。白鳥山からここまでのルートを一望。
黒部川の河口と扇状地。富山湾の向こうに横たわる能登半島。
2022年06月26日 11:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 11:31
黒部川の河口と扇状地。富山湾の向こうに横たわる能登半島。
境川からの大鷲山の登山ルートを俯瞰。富山湾の向こうに能登半島の続き。
2022年06月26日 11:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 11:31
境川からの大鷲山の登山ルートを俯瞰。富山湾の向こうに能登半島の続き。
白鳥山、下駒ヶ岳、菊石山。ここまで歩いてきた山々。
2022年06月26日 11:31撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 11:31
白鳥山、下駒ヶ岳、菊石山。ここまで歩いてきた山々。
青海黒姫山
2022年06月26日 11:32撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 11:32
青海黒姫山
焼山ほか頸城山塊の山々。手前に栂海山荘がみえてます。
2022年06月26日 11:32撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 11:32
焼山ほか頸城山塊の山々。手前に栂海山荘がみえてます。
高妻山、戸隠方面。
2022年06月26日 11:33撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 11:33
高妻山、戸隠方面。
朝日岳を中心に、北アルプスの山々。
2022年06月26日 11:33撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 11:33
朝日岳を中心に、北アルプスの山々。
毛勝三山方面
2022年06月26日 11:35撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 11:35
毛勝三山方面
越中駒ヶ岳(左)と僧ヶ岳
2022年06月26日 11:36撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 11:36
越中駒ヶ岳(左)と僧ヶ岳
初雪山
2022年06月26日 11:37撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 11:37
初雪山
鉾ヶ岳・権現岳の向こうにみえるのは、米山ですか?
2022年06月26日 11:49撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 11:49
鉾ヶ岳・権現岳の向こうにみえるのは、米山ですか?
30分居た頂上を出発します。
2022年06月26日 11:57撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 11:57
30分居た頂上を出発します。
朝日岳方面をバックに、栂海新道開祖・小野 健さんの顕彰碑。
2022年06月26日 11:59撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 11:59
朝日岳方面をバックに、栂海新道開祖・小野 健さんの顕彰碑。
栂海山荘に戻る間に目に止まった花
2022年06月26日 12:01撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 12:01
栂海山荘に戻る間に目に止まった花
栂海山荘に戻りました。中には入らず先を急ぎます。
2022年06月26日 12:04撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 12:04
栂海山荘に戻りました。中には入らず先を急ぎます。
1,291 mピークの下から。青海の街と青海黒姫山
2022年06月26日 13:06撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 13:06
1,291 mピークの下から。青海の街と青海黒姫山
帰りは、黄蓮の水は寄らず、通過しました。
2022年06月26日 13:16撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 13:16
帰りは、黄蓮の水は寄らず、通過しました。
下駒ヶ岳への登りにかかります。
2022年06月26日 13:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 13:40
下駒ヶ岳への登りにかかります。
今回の行程上、一番雑草が酷かったのは、菊石山─下駒ヶ岳間の最低鞍部。
2022年06月26日 13:43撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 13:43
今回の行程上、一番雑草が酷かったのは、菊石山─下駒ヶ岳間の最低鞍部。
下駒ヶ岳頂上に戻りました。
2022年06月26日 14:02撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 14:02
下駒ヶ岳頂上に戻りました。
ガレの縁を歩きます。
2022年06月26日 14:14撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 14:14
ガレの縁を歩きます。
無事通過した後に振り返って
2022年06月26日 14:16撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 14:16
無事通過した後に振り返って
さっきまで居たのに、こんなに遠くなった…。
2022年06月26日 14:17撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 14:17
さっきまで居たのに、こんなに遠くなった…。
白鳥小屋の水場への分岐です。急いでるので、水場は確認していません。
2022年06月26日 15:07撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 15:07
白鳥小屋の水場への分岐です。急いでるので、水場は確認していません。
白鳥山に戻り、ようやく生還を確信しました(苦笑)。
2022年06月26日 15:17撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 15:17
白鳥山に戻り、ようやく生還を確信しました(苦笑)。
白鳥山を出発する前に。これが見納め。
2022年06月26日 15:27撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 15:27
白鳥山を出発する前に。これが見納め。
もしかして、佐渡島がみえてる?
2022年06月26日 15:28撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 15:28
もしかして、佐渡島がみえてる?
シキ割の水場に戻りました。冷やしてたノンアルコール飲料は下山時まで待てずにここで空けました(苦笑)。
2022年06月26日 16:17撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 16:17
シキ割の水場に戻りました。冷やしてたノンアルコール飲料は下山時まで待てずにここで空けました(苦笑)。
雪渓のほうから水が流れてきています。
2022年06月26日 16:27撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 16:27
雪渓のほうから水が流れてきています。
金時の頭を通過。これで後は下るだけです。
2022年06月26日 16:37撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 16:37
金時の頭を通過。これで後は下るだけです。
坂田峠に戻りました。
2022年06月26日 17:09撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 17:09
坂田峠に戻りました。
摩耗して殆ど読めない案内板
2022年06月26日 17:09撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
6/26 17:09
摩耗して殆ど読めない案内板
出発から12時間以上かけて坂田峠駐車場に戻りました。あ〜、疲れた…。
2022年06月26日 17:11撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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6/26 17:11
出発から12時間以上かけて坂田峠駐車場に戻りました。あ〜、疲れた…。

装備

個人装備
Tシャツ アームウォーマー タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 日焼け止め ロールペーパー 保険証 時計 携帯 タオル スパッツ ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 サングラス ポール テント テントマット シェラフ

感想

 一言でいえば…苦行…(苦笑)。

 この夏に久しぶりにテントを背負っての縦走を計画しているんだけど、長らく日帰りでの山行がアタリマエになってしまい、フル装備背負っての登山は久しく行ってない。2021年に八ヶ岳に行ってる(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3423434.html)けど、あれは1人用シェルターやシュラフカヴァー携行で、マットすら持って行っていない。この夏の縦走計画前の体力確認のため、今回1泊2日のテント泊を想定した装備で栂海新道の坂田峠から白鳥山経由で犬ヶ岳まで日帰りで往復してきた。栂海新道といえば、開祖・小野 健氏の夢と熱意でもって拓かれた道であって、憧れを抱いてる山ヤさんも多いと思う。私もまだ20代の1993年に栂海新道を日本海まで歩き通しており、この時以来の犬ヶ岳再訪となる。一方、白鳥山は里に近いこともあり、20代で初登頂した後も、30代で弟子(当時、恋人)と再訪(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2458832.html)し、40代には子供たちと登ってる(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1001338.html)。今回登れば、私にとっては、20代・30代・40代・50代の全てに登った初めての山となる。
 目的がボッカ訓練なので、日帰りでは本来必要のないテント、シュラフ、朝晩の食糧が荷物に入ってる。本来、このコースは2020年の9月に歩く予定だった。だけど、登山道が崩壊し、栂海新道が歩行禁止措置が取られていたため急遽大笠山に行った(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2575594.html…苦笑)。また、今回の企画の段階では犬ヶ岳を越えた先にある北又の水まで行って、ここで昼食…と考えてたけど、29年前に栂海新道を歩いた時の記録をみたら、栂海山荘を5:33出発で、坂田峠着が12:01…。北又の水までなんて絶対無理!…と断念(苦笑)。
 朝3時起床で、3時半前に『キャラメルハウス』(自宅)を出発。黒河の『ファミマ』で弁当を購入してから、富山西I.C.から北陸道に乗り、朝日I.C.で降りた。国道8号を東進し、一旦県境を越えて市振の道の駅に立ち寄り、トイレを済ませてから登山口のある上路地区を目指す。4:50頃に坂田峠駐車場に到着。ホントは山姥コースでの入山を計画してたんだけど、山姥方面の林道は通行止め、立入禁止になっていた…。急遽現地で計画を変更し、金時坂経由にしたけど、初っ端から計算が大きく狂ってしまった。
 4:59に坂田峠駐車場を出発。すぐに坂田峠に着き、入山。金時坂は凄い急登の連続だけど、階段状に整備されたり、金属梯子が設置されたり…とよく整備されている。1時間かからずに、シキ割の水場に到着。5時出発にこだわり、出発前には食べなかった『ファミマ』のオムライス弁当をここで喰った。帰りに冷えた物を飲んで自分を誉めたかったので、ノンアルコール飲料を雪渓下の冷たい流れに浸しておく(苦笑)。当初の計画どおり山姥コースを歩いた場合、鼓滝上渡渉点でデポの予定だった(苦笑)。7:15に6年ぶりに白鳥山頂上に到着。トイレに行ったら、トイレの建屋自身が斜めに傾いてる。替わる場所が無いのでここで用を足したけど、これだったら、昔ここにあった「空中トイレ」のほうがマシじゃね?
 坂田峠からでも山姥コースからでも犬ヶ岳まで日帰りで往復しようとすると、最大の難関は帰りの白鳥山の登り返し。白鳥山と犬ヶ岳の間には下駒ヶ岳や菊石山があるけど、これらの山の標高は白鳥山より低い。一旦鞍部まで標高1,000 m台まで落としてからそれぞれのピークまで登ってまた標高を落とす…行きも帰りもそういうのが繰り返されるんだから体力を消耗してアタリマエ。しかも、こっちはボッカ訓練…。山姥コースを歩く気でいたので、白鳥山まで2時間(7時着)の目論見で居たのに、すでに予定より15分押している…。このまま進むか、撤退するか考えたけど、時間的に早いので、先を進んだ。次の下駒ヶ岳まで1時間の予定だったけど、62分かかってしまった。やっぱり荷物が重いので、思うように進まない…。
 次の菊石山には30分もかからずに着いたけど、休憩には早すぎるので、黄蓮の水まで行って休憩。水場のある沢にはまだ雪渓が残っており、沢のところだけ冷気が流れてた。黄蓮の水から犬ヶ岳までは1時間では無理で、1,384 mピークで休憩。ここまで来ると栂海山荘が近くにみえてくる。でも、近くにみえてからがなかなか着かない(苦笑)。11:18に29年ぶりに栂海山荘に到着。小屋には寄らず頂上を目指す。小屋の裏手には広い雪田が残ってて、宿泊するひとは今の時期なら水を背負うよりも残雪をアテにしたほうがいいかもしれない。栂海新道開祖・小野 健氏の顕彰碑を過ぎて東西に長い犬ヶ岳頂上部を往くと、11:27に犬ヶ岳の頂上に到着。鉄板をくり抜いた標識は29年前のままだ。
 最初は樹林帯のなかの歩きで日蔭が多く陽射しが気にならなかたけど、標高が上がるにつれ樹が低くなりモロあたりするようになった。頂上でようやく日焼け止めを塗布し、『ファミマ』のロースカツ丼喰ってた。ここまでの行程、ひとりも登山者の姿をみることはなかったけど、サワガニ山のほうからトレランの兄ちゃんがひとりやってきて、颯のごとく立ち去ってた…。結果的にはこの日目撃した唯一の「登山者」だった。
 頂上で休んでるうちに雲が多くなって陽が翳って来た。富山では前日も前々日も夕立があったことを思い出し、夕立に遭わないように、名残惜しいけど11:58に犬ヶ岳頂上を出発。トイレにも行きたかったけど、栂海山荘は建屋が多くどれがトイレが確かめる時間も勿体無いので、そのまま下山開始。来た道を戻るだけだけど、独立峰を下るわけでは無く、幾つものアップダウンを重ねていくので疲れた体には正直キツかった…。15:17に、最後の難関・白鳥山への登り返しをクリア。ようやく「生きて戻れる」ことを確信、我慢してたトイレをしに傾いた建屋に向かった(苦笑)。
 白鳥山まで戻れば後は殆ど下りのみ。50分でシキ割の水場に到着。冷やしてたノンアルコール飲料はクルマに戻ってから開けるつもりだったけど、我慢出来ずにここで一気飲み(苦笑)。金時の頭までの上り返しが地味にキツかったけど、ここを過ぎれば滑落のみに気を付けながら坂田峠まで下るだけ。金時の頭から30分も下ってるのに、まだ坂田峠着かないなぁ〜…と思ってたら、視界にアスファルトの地面が映った(苦笑)。17:09に坂田峠に着き、17:11にクルマに戻った。
 ボッカ訓練なので、キツくなかったら訓練にはならないけど、ホント、キツかった(苦笑)。私が1日12時間以上(正味10時間以上)歩き通したのは、いったいいつ以来だろう。ちょっと想い出せなかったので調べたら、どうやら2003年の笠ヶ岳日帰り(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2820400.html)以来のよう(苦笑)。生前に小野さんが「刈っても刈っても草が生えてくる」と話してたので、栂海新道にはヤブが濃いイメージがあるけど、今回のコースでは整備不良な箇所はほぼゼロだった。

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