雪山への未練断ち難く、安楽連続登山2日め(御嶽山)
- GPS
- 04:25
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,332m
- 下り
- 1,316m
コースタイム
天候 | 晴天。強風・低温で頂上付近は体感温度−10℃くらいだったかと。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
経路上の道の駅日義木曽駒高原で車中泊。駒ヶ根から道の駅まで1時間20分、道の駅から中の湯まで40分。この道の駅は、駐車場が広く、真ん中へんは照明が届かず暗いため、車中泊組には快適です。閉店時間中に駐車場とトイレだけ利用してお金払わないのも申し訳ないので、帰りに寄って地物の山菜とオリジナル牛たこ焼きを購入。あと見上げる木曽駒ヶ岳の景色もいいです。 中の湯駐車場は収容100台らしいですが、到着の4時で3台めでした。 白崩林道は幅は2車線〜1車線、4合目霊場付近が特に細く、民家・宿泊施設もあるので、気をつけて通ってください。また5合目付近は、枯れ枝が多く落ちており、踏みたくない程太いものもあり。簡易舗装か道路の轍結構深く、車高の低い私の車はマフラー下を擦りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トレイルの状態は、最初の山小屋日野小屋あたりから積雪、八海山支店直下で雪が固く滑り易くなったためアイゼン装着。下りは七合目行場山荘で外しました。女人堂まで上がればどこでも通れますが、樹林帯はトレースが薄い箇所があちこち有るので、テープも見ながら。下りでは1回ロストして30m程戻っています。 上部もよくアイゼンが効き、ピッケルは念のため石室山荘からの下りだけ手に持ちましたが、不要でした。 この時期トレイル上で開いているトイレは、9合覚明堂避難小屋のみ。建物は埋もれていますが「トイレ使えます」の表示あり。私はタイミング合わず利用せず。(携帯トイレ利用×1) 登山届は、中の湯駐車場バス待合所で出しました。 |
写真
装備
個人装備 |
バックパック 1 カリマーCougar50-75
アウター 1 TNFプロシェル
ボトムス 1 TNFプロシェル
バイザー 1 モンベルフィールドバイザー
グローブ 1組 モンベルOutDry
シューズ 1足 シリオ611GTX
ポール 1組 LEKI AGカーボンライトAS
ピッケル 1 Blackdiamondレイブンプロ
アイゼン 1組 GRIVELエアーテックニュークラシック(12本爪)
ゲイター 1足 SEA TO SUMMITアルパインゲイター
給水 1 Platypusハイドレーション+TERMOS山専ボトル
ツェルト 1 FinetrackツエルトI
シュラフカバー 1 ISKA GTXウルトラライト
ヘッドランプ 1 Petzlティカ2
飲料 ポカリスエット900ml+お湯900ml+お茶500ml(前日殆ど未消費につきそのまま持参)
食料 携行食2日分
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感想
こぶしの湯の後、御嶽方面に移動しました。
登山ルートは最も由緒正しいらしい黒沢口を選択。
6合目に中の湯駐車場がありますが、6合目は寒いであろうこと、トイレの汚さが伝説的らしいことから、車中泊には道の駅を探しました。このルートにはさっぱりないらしく、75kmも移動するんだから途中いいところあるだろうと走っていたら、ありました。「日義木曽駒高原」。後で見たら、関東地方整備局のサイトを見ていたために南の道の駅がさっぱり見つからなかったよう。(縦割りってやつで、中部地方整備局管轄の長野県南部は地図上は空白でした。)
3時起床、中の湯に移動。明るくなり始めたら入山しようと準備しますが、強風。フリースのヘッドバンドが見当たらず、結局出発は思惑より約15分遅れました。
樹林帯は斜度が比較的緩やかです。トレースはあちこち不明瞭で、下りは注意必要ですが、登りは適当に歩いても女人堂に向かうような地形です。空が広くなり、樹林帯を抜けると、白い巨大な山が目の前に広がり、周囲の高山も見えます。見渡し、振り返っては絶景を堪能しました。覚明堂からは、外輪山縁を越えた強風に悩まされました。とはいえ、耐風姿勢を迫られる程ではなく、若干追い風気味なのを利用して、時折走って山頂直下に到達。本日も1番乗り、無人でした。が強風+気温もかなり低く、26分間というLOGが意外な程さっさと降りました。
折角なので、噴気を見に王滝頂上まで降りましたが、その後黒沢ルート方面にトラバースする際、崖を嫌って上へ上へと目指した結果、登り過ぎました。崖に落ちない程度に下を歩けば石室山荘への最短ルートがとれます。
下りは女人堂まで、時折写真を撮るために立ち止まりますが、最も効率よく降りられるよう若干右寄りに駆け下りました。適度に緩んだ雪が走り易かったです。
7合目からはアイゼンを外し、シューズの滑りを利用しながら降りました。雪面のステップを潰しながら滑り降りた前日以前の足跡ありましたが、あれはマナー違反じゃないかなあ。
下りの女人堂まで誰とも会いませんでした。女人堂から行場山荘までの間にBCスキーヤー11人(ボーダーは0)、ハイカーはその下で2人だけ。そういう所なんですね、春の御嶽って。
前日の轍を踏まないよう、このルートでは要らなそうなスノーシューとヘルメット、ゆっくりする気がないのでクッカーを、車に置いて登りました。
2日連続の横着登山無事終了。土曜木曽駒、日曜御嶽のローテーションですが、正解。11時前に伊那ICを通過。ロープウェイでの木曽駒登山では不可能でした。
食事はクリーム玄米ブラン(定番ブルーベリー味)2枚、給水はポカリスエットを前日との合計500mlだけ。命の水・サーモス山専用ボトルのお湯は使用せず。iPhoneのGPSによると、移動距離10.14km、獲得標高差1375m。2日合計してもトレラン1日分より10km以上、標高差1000m以上少なく、楽な山行でした。
厳しいのは往復でハイオクガソリン消費85リッター。やっぱり遠いなあ。
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