塩見岳
- GPS
- 12:56
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,123m
- 下り
- 2,150m
コースタイム
- 山行
- 3:18
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:28
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 9:21
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
直前まで天気予報とにらめっこしながら、蝶ヶ岳、常念岳と天秤にかけ、塩見岳に決定。久しぶりの三千メートル峰。午前9時ごろまで低気圧と前線の影響が残りそうだったので、少し遅めに自宅を出たが、中央道の甲府あたりで本降りの雨。諏訪湖を通過する頃にはすっかり雨は上がり、松川インターを降りるときには晴れ間が見えていた。
鳥倉ゲートに着く。金曜日にしては車が多い。さすがに夏の百名山。
それなりに軽量化を意識したものの、テント泊装備を担げばそれなりに重く、鳥倉登山口までは特にゆっくり歩く。十分体も慣れてから登山道に入る。三伏峠までは行程の十分の一ごとに表示があると山と高原地図にあったが、最初の1/10の看板が出てきたタイミングに少しがっかり。体感よりもだいぶ進んでいない。気を取り直して急登と平坦が繰り返すような道を進む。そんな中、ほとけの清水に癒される。登山道から全く逸れずに行ける水場ってあまりないような気がする。その後は丸太で組まれ、滑りそうな足場が多く出現し、慎重に進む。
気がつけば三伏峠小屋まであと200歩の表示。小屋に到着。すぐにテント場の受付をし、自分の春から秋のエーステントであるニーモ のホーネットストーム1Pを張る。なんの虫かわからなかったが、雨音のようにポツポツと音を立ててテントに虫が当たる。あまりに虫が多かったこともあり、夕食の仕込みをしてから、少し離れた水場に向かう。
結構下ったところで人の声が聞こえる。水場の小屋でかかっていたラジオの音だった。なぜかフランス語講座。動物よけだと思うが、フランス語とはなかなかやるな。
水場からの帰りにお花畑に立ち寄る。詳しくないのでなんの花かはわからないが、カラフルでキレイだった。
テントに戻り600円のビールを購入。行動食のミックスナッツをつまみに飲みながら夕食の支度。メスティンで米を1合炊き、レトルトカレーを温めて食べる。かなりのボリューム。
翌日は混雑が予想されるため朝にテントを撤収するよう受付で指示があり、荷物のデポは4時ごろから可能との話であったので、3時前起床、4時出発を目指し、17時には就寝。まだ明るく早々眠れるものではない。体は疲れているのに。
とはいえ、いつのまにか眠っており、気づけば3時前。起床して朝食のカップラーメンを食し、テントを撤収。小屋でなかなか荷物を預けられなかったが、なんとか4時過ぎには出発できた。
ヘッドランプをつけて道を進む。初めての道をヘッドランプで歩くのはなかなか不安。とはいえ夏。すぐに明るくなり、最初の小ピークの三伏山で朝日に浮かぶ塩見岳のシルエットに感動。
その後の本谷山を下るまでは、地図ではなだらかな印象だったが、思ったよりも傾斜がある。まだまだ読みが甘い。
道が右側に折れ、ほんの小さな沢を渡ったあたりから登りが続く。塩見小屋を過ぎてしばらくし、森林限界を越え、天狗岩を巻くあたりからは険しい道が続く。鎖場もあり、よじ登るようなところもある。でも、さすがは人気の百名山。早川尾根では同じような場所でも鎖なんかなかった。
そんなこんなで西峰に登頂。ガスも全くかかっておらず、周囲の山もよく見える。でも、我慢してすぐに東峰に向かう。ここでゆっくり写真撮影。北岳、甲斐駒、仙丈には若干雲がかかっていたが、富士山、悪沢岳方面はくっきり。最近山運がいい。
ここから鳥倉まで一気に下山。下りはあまり得意ではなく、長い下りの辛さが堪える。やっと豊山口のコルに到着。あと一息。看板には30分の表示。ところが30分過ぎても登山口に着かない。34分でようやく到着。やはり下りは得意でないことを再認識するも、なんかおかしいと思い山と高原地図を開くと、コースタイムは50分。どういうこと?むしろ早かったではないか。
まあよい。林道を歩き車まで到着。土曜日でもあり、車は駐車所から溢れ、至る所に路上駐車されていた。
松川インターそばの温泉につかり、恒例の小仏トンネルの渋滞を耐えて帰宅。疲れたけど、いい山行だった。
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