鹿島槍ヶ岳断念も、絶景の剱岳と立山！（扇沢〜爺ヶ岳〜布引山）

2014年05月17日(土) 〜 2014年05月18日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 15.2km
• 登り: 1,948m
• 下り: 1,861m

コースタイム

17日（土）
柏原新道登山口7：40→爺ヶ岳南峰15：00→冷池山荘テン場16：40
18日（日）
テン場6：20→布引山7：40→8：40テン場9：40→冷乗越10：10
→12：10爺ヶ岳南峰12：30→南尾根屈曲点15：00→
登山口16：30→扇沢16：40

天候

17日（土）晴れのち曇り
18日（日）快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

17日（土）JR信濃大町駅〜柏原新道登山口、タクシー、約30分、5,800円
18日（日）扇沢〜JR信濃大町駅、バス、約40分、1,360円

コース状況／危険箇所等

☆☆☆登山口〜南尾根取り付き点
登りは登山口から約1時間ほどにあるベンチ（八ッ見ベンチ）を
通り過ぎて沢地形の所を登りました。沢地形のところは所々雪が
残り、ステップを切ったりアイゼンを付けたりして登りました。
下山は尾根道の赤テープ沿いに進んだら沢地形を通らずベンチの
所に突然出ました。雪が多い時の取り付き点はベンチの所かも
しれません。
★★★南尾根〜爺ヶ岳南峰
尾根道は雪があればあれで踏み抜きに注意しながらの登りとなり、
ない所は木の根、木の枝に注意しながらの登りでした。途中で全く
雪の消えた個所は笹が起きていて藪こぎになりました。
上部は雪渓と尾根道を交互に歩きましたが登りは雪渓はアイゼンを
付けました。
樹林帯、這い松帯を超えた爺ヶ岳直下の登りは夏道で楽でした。
☆☆☆爺ヶ岳南峰〜冷池山荘
殆ど夏道が現れており楽に歩けます。山荘近くで雪が現れ、踏み
抜きもありますが区間も短く危険な個所はありませんでした。
☆☆☆冷池山荘〜布引山
山荘から山荘上の夏のテント場までは未だかなりの雪が残って
ました。朝一番だったのでアイゼン、ピッケルを装備しました。
テント場を過ぎれば夏道で、楽な登りで危険な個所はありません
でした。

写真

5/17 7:44

柏原新道の登山口です。新道は積雪のため種池山荘まではいけません。途中から爺ヶ岳南尾根を登ります。

5/17 7:44

登山ポストがあります。計画書を出して出発です。

5/17 7:51

扇沢の方はガスの中でした。

5/18 23:36

最初は高尾山より楽な道でしたが・・・

5/17 9:45

爺ヶ岳南尾根に取り付いてからは大変でした。赤テープを頼りに登ります。

5/17 9:45

途中の標識です。標識らしきものは2個所ぐらいしかありませんでした。

5/17 11:37

尾根道に飽きて雪渓を登ります。先頭者なので自由に登りました。

5/17 11:39

振り返れば素晴らしい空と蓮華岳です。

5/17 11:58

扇沢のバスターミナルが見えます。明日はあそこまで戻らなければいけません。

5/18 23:37

尾根道は踏み抜きと木の枝が邪魔して歩きづらかったです。

5/17 12:33

適当に雪渓に出たり尾根道に入ったりを繰り返しました。

5/17 12:43

やっと爺ヶ岳が見えました！感激の一瞬でした。

5/17 12:56

まだ誰も歩いてない雪渓を行くのも気持ちが良いものです。

5/17 13:00

爺ヶ岳から西に延びる尾根上に種池山荘が小さく見えました。

5/17 13:13

針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳でしょうか？

5/17 13:14

遠くに槍ヶ岳が見えました。いや〜、ラッキーですね。

5/17 13:14

槍ヶ岳のアップです。期待していなかっただけに嬉しさ倍増です。

5/17 14:05

爺ヶ岳へは雪のない夏道？を登ります。

5/17 15:00

山頂はガスの中でした。風も出始め早々に退散しました。

5/17 15:13

時間も午後3時です。当然のように巻き道を選びました。

5/17 15:57

ガスが晴れて雲のかかった鹿島槍ヶ岳と冷池山荘が見えました。しかし遠いな〜。

5/17 16:39

登山口から9時間！やっと着きました。水は販売してます。トイレも使用OKです。これまたラッキーです。

5/17 17:51

冬期は小屋の前に設営して良いとのことでした。夜中は強風でしたが疲れもあり、すぐに寝てしまいました。

5/18 4:46

何となく明るくなったので目が覚めました。携帯アラームのセットのし忘れで寝坊です！

5/18 4:46

日の出を見ようと急いで外に出ましたが雲が厚く少しの朝焼けでした。

5/18 4:52

テントに戻って温度計を見るとマイナス2度
でした。やはり稜線の上ですね。

5/18 5:05

いつもながらのコーヒーとパンの朝食です。

5/18 6:22

鹿島槍ヶ岳方向は時々晴れ間が見えます。しかし寝坊したため最終バスを考え布引山でUターンと決めました。

5/21 18:21

昨夜の強風が創ったオブジェです。そう言えばテントも霜だらけだったな〜。

5/21 21:23

音もなく雷鳥が歩いてました！さすが保護色です！目をこらさないと見えません。

5/19 19:15

見つけられたのは本当にラッキーです。今年は良いことがありそうです。

5/21 18:22

最後まで振り返ってくれませんでしたが。会えただけで大満足です。

5/18 7:41

布引山の山頂はガスの中でした。

5/18 7:43

小エビのしっぽです。稜線は結構冷えたみたいですね。

5/18 7:44

鹿島槍ヶ岳方向はガスで何も見えませんでした。

5/18 8:10

樹林に薄っすらと樹氷がついてました。

5/18 8:11

この時期に見えるとは思いませんでした。だんだん晴れてきました。

5/21 21:41

昨夜テントを張ったのは私一人でした。撤収して下山します。小屋で話し込んだりして出発に1時間かかりました。

5/18 10:04

冷乗越からの鹿島槍ヶ岳です。やはり登りたかったですね。

5/18 10:05

登頂の代わりに立山連峰の絶景を見れました。

5/18 10:05

剱岳のアップです。次の目標ができました。

5/18 10:06

雄大な立山連峰のパノラマです。

5/18 10:22

爺ヶ岳に向かいます。風も弱く春の稜線散歩です。

5/18 10:47

日本一のきびだんごと剱岳。やはり剱岳だな〜。

5/18 10:49

爺ヶ岳から続く鳴沢岳、赤沢岳の稜線です。右隅に立山が見えます。

5/18 10:49

立山、剱岳と続きます。いや〜素晴らしい景色です。縦走路に座って見とれてました。

5/18 11:06

更に右を見ると鹿島槍ヶ岳がくっきりと見えます。どっしりとした構えはさすがです。

5/18 11:51

中峰手前の標識に大エビのしっぽです。ここも強風だったのでしょう。

5/18 12:07

やっと爺ヶ岳南峰まで戻ってきました。

5/18 12:09

蓮華岳から鹿島槍ヶ岳までのパノラマです。

5/18 12:10

今日は山頂から槍ヶ岳が見えました。

5/18 12:10

槍ヶ岳の奥に穂高も見えました。

5/18 12:31

立山連峰を背景に撮って貰いました。今日お会いした4人目の方です。ありがとうございました。

5/21 21:08

頂上を下る前に立山、剱岳の写真を1枚撮りました。

5/21 21:11

立山をアップです。

5/18 12:21

剱岳をアップです。

5/18 13:27

今日は山荘近くで3人、山頂で1人の方とお会いしてますトレースはバッチリでしょう。

5/18 23:49

あとは樹林の尾根道へGO！

5/18 14:55

南尾根の屈曲点です。下って来ると黄色テープの大木の裏側を下ります。

5/18 15:30

この笹原には悩まされました。まあ〜時期的にしょうがないか。

5/18 16:20

柏原新道に下りれば気が楽です。

5/18 15:56

タムシバが咲いてました。

5/18 16:00

分りませんね〜。ピンボケだし。

5/18 16:49

扇沢バスターミナルです。最終バスの一本前に何とか間に合いました。

5/18 18:15

信濃大町駅で、昨日9時間今日9時間歩いた自分に御褒美です。「特上安曇野葉わさびそば」を奮発しました。ピリッとして美味しかったです。

5/18 18:23

大糸線から見えた鹿島槍ヶ岳です。行けませんでしたが大満足の楽しい山行でした。

撮影機器：

EX-ZR300 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

soratokaze

　♪憧れの山へ
5月の稜線と青空を見にどこに登ろうかと考えてました。昔、五竜のスキー場から
見た鹿島槍ヶ岳が忘れられず「今なら登れるのでは？」と考え皆さんのヤマレコの
記事を読み漁りました。
天気も安定しそうなので松本に前泊しての計画で実行しました。
　♪登山道から
ゴールデンウィークが過ぎているので冷池山荘は営業しておりません。テントを
担いでの登山は覚悟の上でした。しかし初日の南尾根は考えていた以上に踏み抜
きあり、藪こぎありできつかったです。
山荘に着くころは本当にバテバテでした。思いもかけず山荘には小屋番の方がおり
「宿泊営業はして無いが、水は販売しており、トイレも自由に使用していいです」
との事で助かりました。また、テント設営に小屋のスコップを使えたのが有難
かったです。
　♪登頂断念Uターン
初日の疲れと、携帯のアラームのセットし忘れで起きたのが5時近くでした。
鹿島槍への往復が4時間、下山に9時間とすると最終バスにも間に合わないので
途中の布引山で引き返すことに決めました。
テント撤収後に小屋の方と話しましたが「あの荷物で8時間半位で登ってくれば
普通ですよ」と言われ、少しは自信になりました。「次に来られるならもう少し
雪の残るGW辺りがトレースもあり登りやすいでしょう」との話でした。
　♪最後に
鹿島槍は断念しましたが、下山は絶景の立山連峰を見ながらの稜線散歩となり、
雷鳥さんにも会えたしで大満足の登山でした。
今回も登山途中でお会いした方々の挨拶と励ましに押されての登山でした。
ヤマレコに記録を公表していただいた方々にも深く感謝いたします。
本当にありがとうございます。

コメント

harukacci

その節はありがとうございました
こんにちは(^_−)−☆
山荘手前でアドバイスいただきましたharukacciです。
山頂はすごく風が強く冷たかったので、写真だけ撮って直ぐに降りてきました^^;

また何処かの山でお逢いできることを楽しみにしております(o^^o)

soratokaze

絶好の天気でしたね
harukacci さん　こんにちは
あの日は早朝だけ山はガスが被り、後は快晴でしたね
布引山でもけっこう風があったので鹿島槍はどうかと
思ってましたがやはり強風でしたか。
行けなかった山頂からの写真見せてもらいました。
ありがとうございます。

次にお逢いするまで安全登山で行きましょう

Karasumaru

おつかれさまでした！
Soratokazeさん、
すごいですね〜わたしには雪山、テント泊など夢のまた夢ですが、その素晴らしい写真だけでも十分に感動させていただきました！ありがとうございます。

soratokaze

Re: おつかれさまでした！
Karasumaru さん　こんにちは
見ていただきありがとうございます。
この日は本当に で上手く が撮れました。
テン泊は亀の歩みですが楽しみも多いですよ

ゲスト

雪の状態ぎりぎりのタイミングかな？
同じ日に、立山室堂から剱岳を見に別山尾根に行っていました。もしかしたら私映ってるかも！？朝は雪が硬いのですが、お昼以降には雪が腐ってずるずるでした。きっとそちらもそんな状態なのでは？と思いました。

soratokaze

Re: 雪の状態ぎりぎりのタイミングかな？
sasaoka3 さん　コメントありがとうございます。
すみませ〜ん。私の では無理ですね
雪の状態は朝からダメでしたね。
快適な歩行ならやはり小屋番の方が言われた様にＧＷの時期が
良かったのかも？
しかし、稜線をトップで登り、テン場一人占めのＧＷ明けの
この時期もよかったですよ