二子山 西岳登山口〜西岳〜東岳周回 近くの志賀坂諏訪山
- GPS
- 05:55
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,165m
- 下り
- 1,127m
コースタイム
07:25林道入口駐車場所
07:30二子山西岳登山口
08:30ローソク岩分岐
09:25西岳山頂09:35
10:05坂本分岐
10:35東岳10:45
11:45東岳登山口
歩行時間4時間
【志賀坂諏訪山】
12:35登山口駐車場
13:10コース合流点
13:30諏訪山山頂13:35
14:10登山口駐車場
歩行時間1時間30分
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道299号線で上野村を抜け 志賀坂トンネルを過ぎて約3km走ると ヘアピンカーブ手前左に林道入口があり 通行止めの立て看板が立っています 林道に入って道の脇に駐車しました 【志賀坂諏訪山】 二子山登山口から299号線を戻り 志賀坂トンネルを抜けるとすぐ左に 志賀坂諏訪山登山口駐車場があり、10台位駐車できます |
コース状況/ 危険箇所等 |
【二子山】 二子山西岳登山口まで車道歩き、 登山口からローソク岩分岐までは緩やかな登りです 分岐から植林帯の急坂になり岸壁真下に着くと左折 しばらく巻き道を行き、垂壁の鎖場が岩稜帯への始まりです 以後、険しい岩場が連続、踏み跡がはっきりしない箇所もあり 踏み跡、切れ落ちた岩場の通過には十分注意してください 西岳山頂を過ぎてそのまま岩稜帯を行くと 鎖がはずされている岩場の下りで危険との警告看板があり 分岐まで引き返して樹林帯の巻き道で鞍部まで下りました 巻き道にも鎖場があり、ザレ場が滑りやすいので要注意です 東岳にも鎖場があり、距離は西岳程ではありませんが 不明瞭な岩稜歩きの箇所がありますのでご注意ください 鞍部から坂本に下るコースは乾燥したザレ場が滑りやすく 滑落注意です 【志賀坂諏訪山】 標識、案内板ともに良く整備されています 谷コースはやや道が荒れた感じで、藪がうるさくなっています 特に危険箇所はありません |
写真
感想
世にとどろく「二子山」の噂を耳にはしていましたが、
昨年、大ナゲシと赤岩に登った帰り、
実際、八丁峠からその勇姿を目の当たりにして、惚れ惚れし、
一日も早く登ってみたいと計画に入れました。
昨日の天狗岩から烏帽子岳への岩稜歩きが
少しは訓練になっているとは思うのですが
昨日は藪岩、今日は本物の岩稜歩きですから
高度感、恐怖感は桁違いではと想像し、
安全第一、無理だと思ったら引き返そうと言い聞かせ、スタート。
登山口からローソク岩分岐まで、緩やかな道にすっかり気を良くして
植林帯の急坂に差し掛かると目の前に現れた、衝撃の大岩壁。
どうやって登るのだろうと道を辿ると左に巻き
いきなり垂壁の鎖場に突き当たりました。
起きぬけの身体が重くて、通過に一苦労しましたが
後で考えると、本日の最難関の登りはここでした。
稜線に出ると周りの景色の圧倒的な広がりに緊張感が増します。
しっかり岩のホールドを掴み、確実に三点支持で行きますが
こんな時には、見え過ぎる状態が却って恐怖感を誘い、
かといって目を閉じれば余計に危険、
どうでもしてくれ、と半ば捨て鉢気分で西岳山頂まで行きました。
山頂標識がなんと光り輝くように見えたか、言うまでもありません。
コーヒーブレークを楽しんで、さて下りも気が抜けないと思いつつ
巻き道分岐を通過してそのまま岩稜を行くと、
なんとも恐ろしい立て看板が、御丁寧に二つも待ち受けていました。
登りの怖さより、下りの足場の見えない怖さの方が絶対勝ります。
決断に数秒もかからず、分岐に戻り、巻き道を下りました。
ここまで来たからには、是非東岳もと思い、登ってみました。
岩稜は西岳に比べれば短いですが、やはり気の抜けない場所や
踏み跡が分かりにくい岩場の通過があり、気を許せません。
少し晴れ上がり、蒸し暑くなりましたが、昼食を軽く摂り、下山にかかります。
鞍部からは危険はないだろうと、甘い考えで下り始めましたが
埃っぽいザレ道が、殊の外滑りやすい状態で、
滑落を考えると慎重にならざるを得ず、
登山口に到着した時には、思わず深呼吸、
一人では危険だったかもしれず、無事帰還できほっとしました。
クールダウンを兼ねて、群馬百名山の「志賀坂諏訪山」に寄りました。
谷コースは緩やかな登り、尾根コースは急坂が繰り返され
登りに谷コースを使って楽だったと思いながら下りました。
花の季節の賑わいも去った感じですが、まだまだ楽しみながら歩けました。
二子山に比べると、登山者もぐっと少なく、静かな山です。
コメント
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御存知の方も多々いらっしゃるかと思いますが、二子山は西穂〜奥穂並の難路で御座います。
コメント有難うございます
そうとは知らず、二子山に魅せられるようにして行ってしまい
岩稜の西端に立った時はどうしようかと思いました。
その昔、山の会で習った「三点支持」を忠実に守り、
後は運を天に任せて乗り切りましたが、
無事下山できてほっとしました。
西穂〜奥穂並みの高度感がありました
普通は諏訪山まで足を延ばしませんよ
2日分を1日でこなしてしまうなんて、
コメント有難うございます。
クライマーズハイと言うんでしょうか?
持続する緊張感の延長で、近さもあって諏訪山に登りました。
群馬百名山ですし、せっかく近くまで来ましたので
つい頑張ってしまいました。
天気は下り坂でしたが、充実した山行を楽しめました
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