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記録ID: 451325
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白神山地・岩木山

岩木山

2014年05月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
9.4km
登り
1,153m
下り
1,153m

コースタイム

嶽温泉(8:23)→巨木の森分岐(9:21)→岩木山八合目(10:54−11:10)→鳳鳴ヒュッテ(12:08)→岩木山山頂(12:36−13:13)→鳳鳴ヒュッテ(13:26)→岩木山八合目(14:12−14:25)→巨木の森分岐(15:20)→嶽温泉(15:42)
天候 曇り〜晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
行き:弘前BT(7:10)→岳温泉(8:10)
帰り:岳温泉(16:25)→弘前(17:20)
コース状況/
危険箇所等
湯の沢分岐手前から徐々に残雪が現れる。
八合目付近では傾斜がきついため、アイゼンかピッケルがあると安心である。
八合目からリフト分岐までは、残雪が中途半端に溶けており非常に歩きづらい。
嶽温泉
出発の集合写真
2014年05月18日 08:23撮影 by  SC-03E, SAMSUNG
5/18 8:23
嶽温泉
出発の集合写真
八合目までまだ遠いが、早くも足どりが重い。
2014年05月18日 10:19撮影 by  SO-01E, Sony
5/18 10:19
八合目までまだ遠いが、早くも足どりが重い。
白神の方は若干雲があり、白神岳の区別が難しい。
2014年05月18日 12:37撮影 by  SC-03E, SAMSUNG
5/18 12:37
白神の方は若干雲があり、白神岳の区別が難しい。
新入部員の岩木山初登頂。
2014年05月18日 13:08撮影 by  SC-03E, SAMSUNG
5/18 13:08
新入部員の岩木山初登頂。
2014年05月18日 13:09撮影 by  SO-01E, Sony
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5/18 13:09
新入部員は下山に慣れてない為、慎重に下山する。
2014年05月18日 13:25撮影 by  SC-03E, SAMSUNG
5/18 13:25
新入部員は下山に慣れてない為、慎重に下山する。
リフト分岐から八合目までは、尻すべりで数分で下りる。
2014年05月18日 11:28撮影 by  SC-03E, SAMSUNG
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5/18 11:28
リフト分岐から八合目までは、尻すべりで数分で下りる。
そろそろ疲れが溜まってきた様子。
2014年05月18日 14:55撮影 by  SC-03E, SAMSUNG
5/18 14:55
そろそろ疲れが溜まってきた様子。
2014年05月18日 15:41撮影 by  SC-03E, SAMSUNG
5/18 15:41
下山完了
2014年05月18日 15:42撮影 by  SO-01E, Sony
5/18 15:42
下山完了

感想

去年我々(現2年生)が入部した時、岩木山になかなか登頂できず、私が山岳部に入部してから岩木山に初登頂したのは7月の初めであった。その原因は、雪の状態が危惧され(亀裂による雪崩の心配)、百沢コースから入山した場合焼止りㇶュッテから上へ行けない状態が続いていた。これを踏まえて今年は嶽コースを選択し、新入部員3名と現役5名で岩木山に臨むことにした。

弘前バスターミナルからバスを使い嶽温泉で下車。今日は山岳部の他にワンダーフォーゲル部も新入部員と共に同じ嶽コースを登る様子で、バス停で一緒に下りたが、登山口で別れ我々よりも一足先に出発した。去年と比べ今年は雪の量が少なく、登山口から暫くは雪が全くない状態で、嶽コース特有の粘土質の地面が続き非常に滑る。湯の沢分岐あたりで雪が現れ始め雪の上を歩く状態が続き、新入生部員の中には関東出身の人もいて、雪の上を楽しそうに歩いていた。巨木の森分岐辺りではブナの新緑が非常に美しい景観を作っていた。西に微かに黒森が見えたため、現在位置を確かめることはできたが、木々が生い茂るとそれも見えず位置を特定するのは難しいと予想する。また独立峰においては、他の山と違い尾根筋があまり明瞭でなく、位置を確認するには少々苦労する。だが嶽コースではスキー用の標識やテープが多く貼られ、夏道がなくてもルートが分かりやすいため、安心して登れる。1000mを超えると、そろそろ疲れが出てくるが、新入部員はというと現役よりも足どりが軽く見えたため、今後の山行がかなり期待できそうである。この時点で山頂は濃いガスに包まれていたため、山頂からの景色が心配であった。八合目直下に差し掛かると、傾斜がきつくなり雪も固い状態であったため慎重に進む。

八合目には11時前に到着し、ここで再びワンダーフォーゲル部に出会うことができた。ここからワンゲルはリフトを使って山頂を目指すようであるが、こちらは当初の予定通り半分露出している夏道を行く。八合目からは残雪がかなり中途半端に溶けており、夏道は灌木と雪でかなり歩きづらい状態であった。途中、夏道が完全に雪に埋まりルートを見失ったため、雪の斜面をルートを探しつつ直登した。雪が存在する所以外は既に藪になっていたため、このまま夏道が発見できなければ藪漕ぎを覚悟しなければならない。探すこと10分ほどで、なんとか夏道を発見し、一安心である。
リフト乗り場分岐からは山頂まで雪はなく、問題なく夏道を登ることができた。

頂上に着いたのは13時30分ごろである。新入部員の初の登頂により歓喜が涌いた。このころ風は強いがガスが晴れていたため、八甲田山や白神の方角も一望でき、なんとか大学も確認することができた。去年の秋、頂上でかなりの長居をした結果、下に降り着くまでに日が暮れたことを思い出し、注意して下山を開始する。リフト分岐からは途中夏道から外れて、雪の斜面を尻すべりしながら下った。現役部員に交じって新入生部員も一緒に滑り非常に楽しそうであった。下りはあっという間に八合目に着き、16時25分のバスに間に合いそうなので早々八合目を後にする。八合目直下はかなり傾斜がきついため、ピッケルを出して慎重に下りた。ここからはひたすら下り、雪がなくなったところでは粘土質に足を取られ、滑って転ぶ者も何人かいた。さすがにここまでくると、全員とも顔が疲れているように見えた。
3時45分に無事下山できたが、バスの時間まであと30分ほど、ここから急いで嶽温泉に入り、湯に浸かって温まる暇もなく即効で温泉から出てなんとか16時25分のバスに間に合うことが出来た。

今回の山行で新入生部員に関しては初の登山である者がほとんどであり、登山というものがどの様なものか分かってもらったと思う。楽しいと感じる反面につらいと感じる事人それぞれであると思うが、それらを今後も幾度となく体験し、どうか山を好きになってもらいたい。
岩木山に関しては、今までほとんどが百沢や嶽コースから登っていたため、次回には赤倉や弥生から挑みたいと思う。

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コメント

新入生初登頂
お疲れ様でした。新入生が楽しそうで何よりです。
岩木山は本当に近くてよい山です。これからもあらゆる季節、あらゆる方面から登り、ホームグラウンドの一つとして通い詰めてみてください。ここで身につけた力はあらゆる山行での基盤になります。
ヤマレコでの記録も期待してます!
2014/5/29 10:05
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