白山御前峰 観光新道ー砂防新道 日帰り
- GPS
- 08:54
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,475m
- 下り
- 1,479m
コースタイム
- 山行
- 6:56
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 8:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
観光新道は尾根に上がるまで急登。砂防新道は途中しばらくの距離、沢水がコース上を流れているところあり。ローカットでは濡れる可能性。全体としてよく整備されわかりやすい。 |
その他周辺情報 | 登山口の温泉は別当、市ノ瀬ともに一般の日帰り利用は停止中 |
写真
装備
MYアイテム |
しもこし
重量:-kg
|
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感想
登山を始めてまだ経験が浅い友人と一緒に、白山へ行くことにした。
この友人とは10年近い付き合いだが、山へ一緒に行くのは2回目。ここ2年ほどは行きたくても行けず、ようやく一緒に登れることになった。
もともとは新穂高から西鎌を経ての槍を考えていたが、天気が悪く予定をキャンセル。しかし日曜は天気が良さそうということで、関西からもアクセスが良好な白山を選んだ。
日帰りなら別当からのピストンとの情報を得て、砂防新道と観光新道のどちらを選ぶかは迷ったが、早く尾根に出て眺望が得られそうな観光新道を登りに使うことにした。
朝。市ノ瀬の手前まできたのが6時半。
駐車場より手前の林道で警備員が警棒を振っている。嫌な予感がする。
どうやら駐車場は満車で、道路の左右に駐車してください、ということのようだ。
市ノ瀬駐車場バス停までは650mあるが、ここで車を停めてバス停まで歩く。
しばらく歩くとなにやら行列が見えてくる。別当出合までのシャトルバス待ちの列のようだ。バスは結局、30分待ちで乗れ、別当出合からの歩きはじめは7:30となった。元々の想定より1時間遅いスタートとなった。
鳥居をくぐると直ぐに分岐。吊り橋を渡らず観光新道へのルートを取る。
急な樹林帯の上り坂を登っていく。歩き出しが遅かったこともあり、気温はすでに高く、南東斜面なので木の間から日も差してくる。とにかく暑い。
この感じは笠新道を思い出す。あちらよりずっと距離は短いけれど。
どうにか1時間程で稜線の別当坂分岐に出る。コースタイムは100分なので、ずいぶん速く登ってこられた。が、ここからコース上に見える大きな岩山への登り、標高にして150m程はまだ急な登りが続き、歩き始めて1時間半経ってようやく傾斜も穏やかになり、ここからは気持ちの良い稜線歩きとなった。
花はニッコウキスゲにハクサンフウロ、ミヤマキンポウゲ、シシウド、トラノオ、ハクサントリカブト、クルマユリ、ヨツバシオガマ、シモツケソウ、ミヤマナデシコなど、この尾根道はかなり高山植物に恵まれているようだ。
殿ヶ池避難小屋で小休止。見晴らしがよいがいかんせん暑いので、小屋の日陰で涼む。小屋付近からはまた標高をあげていく道となり、汗をかきながら黒ボコ岩へ。
早く水場につきたい。今回初めて選んだドリンクの「うめソルティ」が味が濃すぎて運動中には辛いのだ。
道中、目と鼻の先に沢が流れ、水音も聞こえるが残念ながらこのルートには室堂まで水場は無い。
黒ボコ岩で砂防新道と合流する。ここから先は一気に雄大な白山の全貌が見え、2人して一気にテンションが上がる。写真では伝えきれない開放感、湿原の中を通る木道の快適な道歩きと、少しの登りを終え室堂に着く。
ここでようやく待望の真水が補給できた。
奥宮の社があるのでお参りをし頂上へ。
へばりながらどうにか登り、室堂からコースタイムぴったり1時間。
頂上は360度の展望、遠く北アルプスは雲がかかっていたが、美しい池の数々、眼下に広がる高山植物の草原。
写真を撮ったり、お湯を沸かしたり(なお湯をうっかり手にぶっかけ火傷した)、頂上でカレーメシを食べ、コーヒーまで堪能。
気づけば1時間も滞在し、ようやく下山へ。
名残惜しさもありながら、室堂へ、弥陀ヶ原へ、黒ボッコを過ぎ、砂防新道へ。
途中、水がルート上を洗っている場所がかなり長く続いたが、ハイカットシューズなので心配なし。
甚之助避難小屋より下は、追い越しできる広さが無く、登り待ちもあって渋滞気味。
下りは思った以上に長く、16:16にようやく長い吊り橋を渡り別当出合へ。
シャトルバスもまた行列で20分ほど待って、市ノ瀬へ戻るバスに乗り込めたのであった。
さて今回のルートだが
観光新道を上りに、砂防新道を下りに使ったのは正解だった。
砂防新道は傾斜が観光新道より緩いが、甚之助避難小屋より上は日差しをずっと浴びる。そのため、日が高くなってからだと暑い可能性がある。
一方、観光新道は日が低いうちに標高を上げられ、高山植物にも早く出会える。
また、下りは砂防新道のほうが道幅があってすれ違いに有利だし
観光新道は急登の為、疲労した足で下ると負荷が大きいのではないかと思う。
ただ、砂防新道は水場に恵まれるので、水の補給の観点や急登が苦手な人は砂防新道往復が良いかもしれないと思った。
また、今回、在宅勤務が多くなり筋肉量に不安があったため
登山用タイツとしてワコールcw-xジェネレーターモデルを初めて使ったのだが
上りの疲労はもちろん、下りでいつも痛くなる膝が全く痛くならず
まさかここまで効果があるとは……。正直な話、よく歩いていた頃より痛くないかもしれない。
帰りは白峰温泉総湯に寄って、小松空港まで同行した友人が送ってくれお別れした。
全体として、復帰戦としてかなりいい山行になった。
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