岡山県＆兵庫県境 志引峠〜行者岩〜1253m峰＋南光ひまわり畑
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 05:23
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 903m
- 下り
- 895m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 5:21
歩行距離9km、歩行時間4時間30分、歩行数21,600歩、消費カロリー2,410Kcal
| 天候 | 晴れ時々曇り時々雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。一部、道から逸れた箇所がありますが、普通に歩けました。今回のように濡れていると崩れやすい土ですが、滑りやすい箇所や岩場にはロープがあります。上乢（かみだわ）＜写真13＞南の標高760m辺りから上乢までは相変わらず迷いやすいので、二重のピンクテープを探しながら歩くか、県境尾根から逸れないようにこまめに確認するといいでしょう。 往路では、一部、道から逸れた箇所があります。 志引峠から国道429号を西に進み、「ネイチャートレイル入口」の道標から未舗装道路に入りました。谷沿いに道がついていたのですが、今回は昨年のトレラン大会のコースの一部を歩きたかったので、東（右）に延びている作業道を進みました。すると、十国岩＜写真07＞の前の道に出てきました。トレランコースはここから北西に進みますが、作業道をそのまま東に進むと、標高700m辺りで終点となりました。切られた枝が散乱した急斜面を登り、標高720mで県境尾根道に出合うと、歩きやすくなりました。 ログでわかるとおり、何度もトレラン大会のコースだった作業道に出合いましたが、往路は県境尾根道をキープしました。基本はきれいな細道でピンクテープが多いです。一部、うっかり逸れてしまいましたが、普通に歩けました。 上乢（かみだわ）＜写真13＞南の標高760m辺りから上乢までは相変わらず迷いやすいです。適当に県境尾根を歩き、いつもどおり北西尾根につられかけ、植林帯を北東に適当に下っていると、途中から二重のピンクテープの細道になり無事に上乢（かみだわ）＜写真13＞に到着しました。二重のピンクテープはトレラン大会のコース用かもしれません。 上乢（かみだわ）＜写真13＞からは迷いようがなく、往復で微妙に違う箇所はどちらもきれいな道です。標高1200m辺りから高さ40�冂�のササの間の細道で、足に当たりますが足元は見えます。今回は地面が濡れており崩れやすい箇所がありましたが、ロープが設置されており、岩場には巻き道もあります。 復路では途中から昨年のトレラン大会のコースだった作業道を歩きました。上乢（かみだわ）＜写真13＞から志引（しびき）峠までは復路のほうが明瞭な道です。 復路では標高850m辺りから東に延びるトラバース道の分岐を見落としてそのまま尾根を下りました。標高820mで作業道に出合いましたが、ショートカットしようと小石ゴロゴロの斜面を下り、標高800mから作業道で上乢（かみだわ）＜写真13＞へ、トレランコースの細道を辿るとそのままトレランコースの作業道に入りました。小石がゴロゴロしていますが歩きやすく、多少展望も効きます。 標高740m辺りで作業道から逸れて再び県境尾根道に入り、志引峠に戻ることにしました。途中から県境からは微妙に逸れましたが、道はきれいです。最後はピンクテープを無視してほぼ南下、すんなり国道429号に下りられました。 |
| その他周辺情報 | 出発点の志引（しびき）峠の西北西に「愛の村パーク」があります。浴場「ゆ・ら・り・あ」では日帰り入浴、レストラン「ベール・ドー」では食事（ランチバイキングはなくなりました）、売店では特産品などの購入ができます。宿泊（1泊2食6,930円〜）も可能です。 |
写真
01ヒマワリ＆スズメ親子兵庫県佐用町（旧南光町）にある林崎ひまわり畑です。もう閉園でしたが、見学は可能でした。種ができかけてうつむいた花にスズメの親子が😍右が幼鳥です。くちばしの付け根に黄色い部分があり（普段は白ですが、花粉で黄色くなったのでしょうか😄）頬や喉元の黒い模様がまだ小さいのがわかります。
2
兵庫県佐用町（旧南光町）にある林崎ひまわり畑です。もう閉園でしたが、見学は可能でした。種ができかけてうつむいた花にスズメの親子が😍右が幼鳥です。くちばしの付け根に黄色い部分があり（普段は白ですが、花粉で黄色くなったのでしょうか😄）頬や喉元の黒い模様がまだ小さいのがわかります。
02漆野ひまわり畑佐用町（旧南光町）漆野には複数のひまわり畑があり、これは本村（ほんむら）地区のほうです。開園の前日でしたが、満開となっており、見学者はそれなりにおられました。広いので密にならずにすみました。
2
佐用町（旧南光町）漆野には複数のひまわり畑があり、これは本村（ほんむら）地区のほうです。開園の前日でしたが、満開となっており、見学者はそれなりにおられました。広いので密にならずにすみました。
太陽がいっぱい
花の直径は10〜20�僂販唳蠅劼泙錣衄�に比べると小型です。
04志引峠自動車2台分のスペースがあり、ここを出発点としました。上乢（かみだわ）＆笛石山分岐＜写真24＞のある1,253m峰＜写真34＞はこのときはガスってよく見えませんでした。
1
自動車2台分のスペースがあり、ここを出発点としました。上乢（かみだわ）＆笛石山分岐＜写真24＞のある1,253m峰＜写真34＞はこのときはガスってよく見えませんでした。
05石造地蔵尊道標から少し右上に見えますが、知らなければわからないでしょう。今回は側まで行かず、国道429号からズームしてみました。廃仏毀釈の影響か、頭部がありません。吉川英治『宮本武蔵』に登場します。
2
道標から少し右上に見えますが、知らなければわからないでしょう。今回は側まで行かず、国道429号からズームしてみました。廃仏毀釈の影響か、頭部がありません。吉川英治『宮本武蔵』に登場します。
06十国岩見上げてこれも側まで行けますが、国道429号からズームしてみました。吉川英治『宮本武蔵』に登場する岩です。武蔵はこの岩の下に座り込んで作戦を練ったと書かれています。
1
これも側まで行けますが、国道429号からズームしてみました。吉川英治『宮本武蔵』に登場する岩です。武蔵はこの岩の下に座り込んで作戦を練ったと書かれています。
07十国岩正面昨年のトレラン大会のコースの一部になっていた作業道を歩いていると、結局、十国岩のすぐ側を通ることになりました。今まではここから国道まで引き返していましたが、このまま作業道を進みました。
1
昨年のトレラン大会のコースの一部になっていた作業道を歩いていると、結局、十国岩のすぐ側を通ることになりました。今まではここから国道まで引き返していましたが、このまま作業道を進みました。
08テングタケの仲間カサの直径は5�冂�です。シロオニタケなど似たキノコが多く、ややこしいです。つばはなかったように思いますが、見落としただけかもしれません。
2
カサの直径は5�冂�です。シロオニタケなど似たキノコが多く、ややこしいです。つばはなかったように思いますが、見落としただけかもしれません。
09リョウブ＆アカハナカミキリ？
直径1�冂�の花はいい香りがするので、咲いているとすぐにわかります。体長2�冂�のアカハナカミキリ？をはじめ、たくさんの虫が群がっていました。
2
＆アカハナカミキリ？
直径1�冂�の花はいい香りがするので、咲いているとすぐにわかります。体長2�冂�のアカハナカミキリ？をはじめ、たくさんの虫が群がっていました。
10イボタケの仲間？全体は直径5�冂�です。カサは複数、花弁のようにうねりながら広がり、多数のしわがあります。カサの裏側にイボ状の突起があるかどうかは確認できませんでした。広葉樹林に生えるようですが、側には杉の切り株があり、根から生えているようにも見えたのが気になりました。
1
全体は直径5�冂�です。カサは複数、花弁のようにうねりながら広がり、多数のしわがあります。カサの裏側にイボ状の突起があるかどうかは確認できませんでした。広葉樹林に生えるようですが、側には杉の切り株があり、根から生えているようにも見えたのが気になりました。
11つばのあるキノコカサの直径は12�冂�、つばがありますが、つぼはよくわかりませんでした。どうやら、この前後で尾根道から逸れていたようですが、アセビをまたいで普通に歩けました。
カサの直径は12�冂�、つばがありますが、つぼはよくわかりませんでした。どうやら、この前後で尾根道から逸れていたようですが、アセビをまたいで普通に歩けました。
12タゴガエル鼻先からお尻まで3�冂�です。背中線は内側に「く」の字に曲がり、指先は丸みを帯びます。岡山県では準絶滅危惧種ですが、県北ではよく見かけます。
2
鼻先からお尻まで3�冂�です。背中線は内側に「く」の字に曲がり、指先は丸みを帯びます。岡山県では準絶滅危惧種ですが、県北ではよく見かけます。
13上乢（かみだわ）標高739mの兵庫＆岡山県境の峠です。杉の切り株に「上乢」と書かれた白いプレートが置かれています。奥の杉林の間道は、後山キャンプ場方面に続く作業道です。
1
標高739mの兵庫＆岡山県境の峠です。杉の切り株に「上乢」と書かれた白いプレートが置かれています。奥の杉林の間道は、後山キャンプ場方面に続く作業道です。
14ベニナギナタタケカエンタケよりも色は薄く、朱色や淡いオレンジ色です。また、横から見るとぺったんこで先端が尖っています。先端周辺はたまに枝分かれすることもあるようです。高さ1〜3�僂任靴拭�
1
カエンタケよりも色は薄く、朱色や淡いオレンジ色です。また、横から見るとぺったんこで先端が尖っています。先端周辺はたまに枝分かれすることもあるようです。高さ1〜3�僂任靴拭�
体長2�兮�らずですが、他の昆虫を襲って食べる肉食です。あごが発達しているので、正面から見るとなかなかの面構えです。
16トラバース道北端の岩場尾根を直登できますが、道標に従い西にトラバース、尾根道に合流するとこの岩場があります。岩の左（西）は倒木で通行不可能ですが、岩の間や右（東）は安全に歩けます。
尾根を直登できますが、道標に従い西にトラバース、尾根道に合流するとこの岩場があります。岩の左（西）は倒木で通行不可能ですが、岩の間や右（東）は安全に歩けます。
17ロープ場南端の岩場標高910〜930mにはロープが設置されています。地面は濡れて崩れやすくなっていましたが、ここはロープなしでも大丈夫でした。
1
標高910〜930mにはロープが設置されています。地面は濡れて崩れやすくなっていましたが、ここはロープなしでも大丈夫でした。
勝手にライオン岩と呼んでいます。左半分が頭の部分で、右が胴体です。頭がデカすぎですが、遠目のほうがライオンらしく見えます。
標高939.6m三角点「入谷」（にゅうたに）です。展望は効きません。ここは年々下草が減っているような気がします。
20タマシロオニタケ？カサの直径は6�僉△弔个發弔椶發△蠅泙后�根元が大きくふくらみ、カサの表側のイボは中央部分にしか残っていないことから、タマシロオニタケかもしれないと思いました。
カサの直径は6�僉△弔个發弔椶發△蠅泙后�根元が大きくふくらみ、カサの表側のイボは中央部分にしか残っていないことから、タマシロオニタケかもしれないと思いました。
21ロープ場のキノコカサの直径は2〜4�僉△劼世�あり、つばやつぼはなさそうでした。柄は山吹色です。周辺にはロープが設置されており、特にこの辺りは滑りやすかったです。
1
カサの直径は2〜4�僉△劼世�あり、つばやつぼはなさそうでした。柄は山吹色です。周辺にはロープが設置されており、特にこの辺りは滑りやすかったです。
22行者岩屏風状岩標高1,050mを過ぎると、岩場が現れます。これらを総称して行者岩と呼ぶようです。南端から西側の巻き道を歩きながらここまで動画を撮りました。この屏風状岩からは西側の巻き道にロープが設置されています。再び動画を撮りながら歩きました。
標高1,050mを過ぎると、岩場が現れます。これらを総称して行者岩と呼ぶようです。南端から西側の巻き道を歩きながらここまで動画を撮りました。この屏風状岩からは西側の巻き道にロープが設置されています。再び動画を撮りながら歩きました。
平らな岩の奥が落ちない岩です。勝手にそう呼んでいます。今回は平らな岩が濡れていたので、行者岩の北端を過ぎた所で休憩しました。
24上乢＆笛石山分岐1,253m峰頂上ですが、ここも展望は効きません。わずかに北上すると後山が見えますが、周辺はガスっているのでこの日は無理でした。おそらく後山頂上もこの状態、濡れて滑りやすい道では下山にも時間がかかりそうなので、今回はここで引き返すことにしました。
1
1,253m峰頂上ですが、ここも展望は効きません。わずかに北上すると後山が見えますが、周辺はガスっているのでこの日は無理でした。おそらく後山頂上もこの状態、濡れて滑りやすい道では下山にも時間がかかりそうなので、今回はここで引き返すことにしました。
25シコクママコナ＆コシボソハナアブの仲間
シコクママコナは苞の縁に鋸歯が散生すること、下唇の2条の隆起部分が黄色いことが特徴です。よく似たミヤマママコナの苞には鋸歯が全くありません。体長1.5�冂�のコシボソハナアブの仲間が花粉に夢中になっていました。
1
＆コシボソハナアブの仲間
シコクママコナは苞の縁に鋸歯が散生すること、下唇の2条の隆起部分が黄色いことが特徴です。よく似たミヤマママコナの苞には鋸歯が全くありません。体長1.5�冂�のコシボソハナアブの仲間が花粉に夢中になっていました。
26行者岩落ちない岩を支えろ！
後山まで行かない代わりに行者岩でのんびりすることにしました。いくつか岩の上を歩いてみましたが、濡れていても滑らずにすみました。落ちない岩の下にある隙間に潜り込んだ連れが、岩を支えようとしています。
落ちない岩を支えろ！
後山まで行かない代わりに行者岩でのんびりすることにしました。いくつか岩の上を歩いてみましたが、濡れていても滑らずにすみました。落ちない岩の下にある隙間に潜り込んだ連れが、岩を支えようとしています。
27行者岩落ちない岩の下をくぐれ！
西側の巻き道から見ると、岩の上に載っているのがわかりやすいです。今回はこの隙間を連れがくぐり抜けました。今まで気づきませんでしたが、まさかの胎内くぐり岩でした😄
1
落ちない岩の下をくぐれ！
西側の巻き道から見ると、岩の上に載っているのがわかりやすいです。今回はこの隙間を連れがくぐり抜けました。今まで気づきませんでしたが、まさかの胎内くぐり岩でした😄
落ちない岩ほどのインパクトはありませんが、きれいに挟まっています。西側の巻き道を通らなければ気づかないかもしれません。
29マツカゼソウミカン科唯一の草です。シカは特有の香りを嫌って食べないので、マツカゼソウロードができていました。咲き始めなので、これからが楽しみです。
1
ミカン科唯一の草です。シカは特有の香りを嫌って食べないので、マツカゼソウロードができていました。咲き始めなので、これからが楽しみです。
30作業道より船木山作業道のこの辺りは初めて歩きました。木の間からギリギリ船木山が見えました。尾根道は展望が効かないので、ここを歩いてよかったです。
作業道のこの辺りは初めて歩きました。木の間からギリギリ船木山が見えました。尾根道は展望が効かないので、ここを歩いてよかったです。
右端に白いベルピールホールが見えています。作業道からは何度も日名倉山（ひなくらさん）が見えました。
32ヒイロチャワンタケ直径1�冂�しかありませんでした。生長するにつれ茶碗からお皿のように広がります。また、押し合うように群生するため、花のようにひらひらになることもあります。毒はないかもしれませんが、食用には向かないそうです。
2
直径1�冂�しかありませんでした。生長するにつれ茶碗からお皿のように広がります。また、押し合うように群生するため、花のようにひらひらになることもあります。毒はないかもしれませんが、食用には向かないそうです。
33オオセンチコガネ？体長は2�冂�で、センチコガネによく似ています。頭楯（とうじゅん）が台形ならばオオセンチコガネです。地面で口元が隠れてよく見えなかったのですが、この山域ではオオセンチコガネしか見たことがなく、体に赤や緑の光沢があることから、オオセンチコガネではないかと思いました。
3
体長は2�冂�で、センチコガネによく似ています。頭楯（とうじゅん）が台形ならばオオセンチコガネです。地面で口元が隠れてよく見えなかったのですが、この山域ではオオセンチコガネしか見たことがなく、体に赤や緑の光沢があることから、オオセンチコガネではないかと思いました。
出発点まで戻ってきました。雲に隠れていた1,253m峰＜写真24＞がはっきりと見えました。
35アカウシアブ♀出発して程なく我々に気づいてずっとついてきたアカウシアブのメスです。連れが休憩中に背中を1回刺されただけですみましたが、山行後も自動車の窓にへばりつきついてこようとしました😫動画ではすぐに飛び去ったように見えますが、また戻ってきて最後には走行中の車の屋根にしがみついていました😱
1
出発して程なく我々に気づいてずっとついてきたアカウシアブのメスです。連れが休憩中に背中を1回刺されただけですみましたが、山行後も自動車の窓にへばりつきついてこようとしました😫動画ではすぐに飛び去ったように見えますが、また戻ってきて最後には走行中の車の屋根にしがみついていました😱
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
手袋（防水加工）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
|
|---|
感想
【南光ひまわり畑に寄り道😍】
この日の山行は6時間以上を想定していましたので、できるだけ山行時間を確保するために朝早く出て、自動車でスムーズに走れる兵庫県上郡（かみごおり）町経由で千種川（ちくさがわ）沿いの道を進みました。
佐用町（旧南光町）の林崎地区に入ると、まだ咲き残っているひまわりが目に入りました。そこで南光小学校を越えてすぐに右折し、「南光スポーツ公園 若あゆランド」の駐車場に自動車を停めて、林崎ひまわり畑を見学することにしました。
今年は満開が1週間早かったため、予定より早めの7月27日に閉園となっていました。駐車場誘導係の方々はおられましたが、入園料も駐車料金も無料でした。ほとんどのヒマワリは種ができかけてうつむいていましたが、草丈が2m程あるので、見上げて歩きながら動画を撮ると、青空と白い雲が背景となり、そこそこ見られる映像となりました。種をねらってたくさんのスズメなどが飛び回っており、よく見ると種をほじくられた跡があります。中には、スズメ親子が上に止まっている花＜写真01＞も😊6.6haに約33万本も植えられているので、ひとまわりするだけでも30分程かかります。4年前、ちょうど満開のタイミングで訪問したことを懐かしく思い出しました。
2018年7月30日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1540567.html
林崎地区を出て再び千種川沿いを走っていると、またひまわり畑が目に飛び込んできました。漆野本村（うるしのほんむら）のひまわり畑は駐車場が30台分のスペースしかないため、満車になれば自動的に一時閉園となるようです。8時半過ぎから9時頃には十数台停まっていました。開園前日だったので入園料は不要でしたが、協力金を集金BOXに入れ漆野ひまわり畑を楽しみました。満開になったばかりなのできれいで見応えがあり、気づくとここにも30分程滞在していました。
佐用町のHPによると、今年のひまわり畑は
・7月14日(木曜日)から7月21日(木曜日)東徳久地区 約22万本
・7月20日(水曜日)から7月27日(水曜日)林崎地区 約33万本
・8月1日(月曜日)から8月7日(日曜日)漆野・本村地区 約14万本
となっており、時期をずらしてそれぞれの地区のひまわりが見られるようでした。今回のひまわり畑の様子は日記でも紹介させていただいています。
https://www.yamareco.com/modules/diary/112852-detail-275799
早く現地に向かうつもりが、かなりの寄り道となってしまいました。しかし、山行前にパワーを充電、このヒマワリ効果を活かすべく、本来の目的地に向かいました。
【ネイチャートレイル（遊歩道）か県境尾根か😥】
今回のコースは過去に何度も歩いており、特に2018年7月22日にはほぼ同じルートを辿りました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1533722.html
出発点とした志引（しびき）峠＜写真04＞から上乢（かみだわ）＜写真13＞の近くまでかつては「ネイチャートレイル」という遊歩道がありました。日名倉山（ひなくらさん）登山口付近の親水公園やビジターセンターとともに整備されましたが、施設や公園はなくなり、現在残っているのは遊歩道の一部のみです。
志引峠から国道429号を岡山県側に500m程下ったところの北側の谷の入口に「ネイチャートレイル入口」の道標がありました。谷沿いに道はついていたのですが、今回は昨年のトレラン大会のコースの一部を歩きたかったので、東（右）に延びている作業道を進みました。すると、行きがけに国道429号から見た十国岩の正面＜写真07＞に出てきました。作業道をそのまま東に進むと、限りなく出発点の志引峠近くまで戻り、標高700m辺りで終点となりました。これはもう県境尾根に沿って登るしかないと判断し、切られた枝が散乱した急斜面を登り、標高720mで県境尾根道に出合うと、歩きやすくなりました。
上乢（かみだわ）＜写真13＞南の標高760m辺りから上乢までは相変わらず迷いましたが、そこからは迷いようがなく、往復で微妙に違う箇所はどちらもきれいな道です。今回は地面が濡れており崩れやすい箇所がありましたが、ロープが設置されており、岩場には巻き道もあります。下りはとても楽でした。ただし、アップダウンが何度かあり、想像以上に体力と時間を消費します。
上乢（かみだわ）＆笛石山分岐＜写真24＞のある1,253m峰まで来たときは、もう12時30分でした。ここから後山往復に1時間程かかりそうで、頂上付近がガスで覆われていたこともあり、ここでUターンしました。
復路では標高850m辺りから東に延びるトラバース道の分岐を見落としてそのまま尾根を下りました。トレランコースの作業道に入ると、だんだん天候が回復してきたこともあり、時折、後山山系や日名倉山（ひなくらさん）を垣間見ることもできました。
予定の後山までは行きませんでしたが、なかなかのハードコースでした。
【神聖な？行者岩で楽しいひとときを😊】
山岳修行の行場ともいわれた後山周辺には神秘的なスポットが点在します。今回はそのうちの一つと思われる行者岩で楽しいひとときを過ごしました。
標高1,050m過ぎからの岩場を総称して行者岩と呼ぶようです。まるで屏風のような鋭利な岩＜写真22＞やバランスを保ち落ちない岩＜写真23,26,27＞など、我々ロックショーが好きな者にとっては最高のアトラクションでした。その迫力を伝えるために、写真のみならず歩きながら動画も撮りました。今までは道の状態がいい日を選んでいたので気づきませんでしたが、岩場周辺の土は濡れていると崩れやすく、西側の巻き道にはロープがあって助かりました。
往路では早く後山まで行こうと少し急ぎましたが、結局、上乢＆笛石山分岐＜写真24＞のある1,253m峰で引き返したので、復路で再び行者岩でのんびり過ごすことにしました。濡れた岩の上は滑りやすいかと思いましたが、大丈夫でした。岩伝いに歩いて景観を楽しみ、今回は落ちない岩の隙間＜写真,26,27＞に注目しました。隙間に潜り込んだり、くぐり抜けたり、まさかの胎内くぐり岩でプチ修行？でした😄
【最後まで伴走（飛）した吸血鬼・アカウシアブ♀😴】
我々のような生き物好きにとっては、その山域内に生息する生物は熊であろうと、毒蛇であろうと、自分たちの仲間です。しかし、唯一友達になれない生き物（昆虫）がいます。それはアカウシアブ＜写真35＞です。
一見、スズメバチのように見えますが、行動パターンはかなり違います。オオスズメバチのパトロール係は、まず目に思いっきり近づき、顔を覚えます。その後は、お腹周辺を規則的にグルグル飛び回り、たまに顔を確認しながらついてきます。ザックや体に止まることはなく、立ち止まってもあまり近寄ってきません。巣に近づかないか警戒しているだけなので、我々が自分たちの縄張りから出ると飛び去っていきます。このように、オオスズメバチは巣に近づいたり、不用意に払ったりしない限りは襲ってきません。
ところが、アカウシアブのメスは無差別に攻撃（彼女にとっては単なる食事）してくることがあります。普段は花蜜や樹液を栄養源として摂取していますが、メスは産卵の時期になると必要なエネルギーを蓄えるために、タンパク源である血液を吸う必要があるのです。
この日にこのコースを歩いたタンパク源豊富な生き物は明らかに我々だけです。出発して程なくつきまとわれ、5時間余りの山行中ずっと行動を共にする羽目に😓黒をはじめとした濃い色を好む傾向にあるので、この日の自分の衣類もおびき寄せる要因となったようです。しかも昼行性で、特に日中に活動的になる傾向があります。じっとしていると刺されるので、歩き続けることで防ぎます。
羽音はオオスズメバチよりも少し高めでボイボイではなくブイブイと聞こえます。飛び回りながらついてきますが、不規則にうろちょろします。持久力がないので、すぐにザックなどに止まりたがります。これらの特徴からアカウシアブだろうとは思いましたが、はっきり姿を確認するまでは放置しておきました。
実は、アブ対策でオニヤンマの写真を携帯していました。天敵のオニヤンマが彼女らの目に入ると襲ってこないということは過去の実験で確認済みです。
2020年8月23日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2525088.html
結局、今回は往路の行者岩北で休憩中に連れが背中を1回刺されただけだったので、オニやんをセットすることなく終わりました。
復路では、ザックにしがみつき休もうとするアカウシアブを見るたびに、連れが
「あっ、アカウシさんや。」
と言いながらハンカチで思いっきりはたいていました。さん付けしといて攻撃かい。女って怖いわ😨
山行を終え、ふと車の窓を見ると、なんと外側に姿が😱仕方なく、そのまま発進すると、しばらく必死にしがみついていました。車の屋根に回ってからは視界から消え、いつ離れたのかも確認できませんでしたが、こんなにしつこいアブは初めてでした。次は最初からオニやんに守ってもらおうかと思います。
えっ、マダニは友達なのかって？うーん、とりあえず山行中は邪魔にはならないし・・・😅
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
yoshi119 さん
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する