伝付峠1990m(新倉ピストン)
- GPS
- 09:32
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,315m
- 下り
- 2,321m
コースタイム
14年5月25日 日曜日
※ 03:42 伝付峠入口510m-(1:40)(54%)-
◇ 04:36 田代発電所860m-(0:20)(85%)-
∧ 04:53 八丁峠取り付き990m-(1:00)(53%)-
∧ 05:25 八丁峠1220m-(0:20)(45%)-
∨ 05:34 内河内川旧道出合1160m-(1:00)(45%)-
∧ 06:01 保利沢小屋1320m-(1:00)(73%)-
∧ 06:45 出合1480m-(0:10)(120%)-
− 06:57 (小休止)-(1:50)(50%)-
∧ 07:52 伝付峠1990m-(1:00)(108%)-
− 08:57 (大休止)-(1:00)(67%)-
∨ 09:37 出合1480m-(0:40)(105%)-
∨ 10:19 保利沢小屋1320m-(0:10)(90%)-
− 10:28 (小休止)-(0:35)(106%)-
∨ 11:05 内河内川旧道出合1160m-(0:30)(43%)-
∧ 11:18 八丁峠1220m-(0:35)(97%)-
∨ 11:52 八丁峠取り付き990m-(0:10)(180%)-
∨ 12:10 田代発電所860m-(1:20)(78%)-
◇ 13:12 伝付峠入口510m-(0:00)(%)-
34680歩
※ 標準CT 結果CT %CT
∧ 05:40 03:08 055% 負荷11kg 登り
∨ 03:20 03:00 090% 負荷11kg 下り
◇ 03:00 01:56 064% 負荷11kg 縦走その他
− 01:20 01:26 108% 休憩その他
※ 13:20 09:30 071% 合計
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【5月23日(金曜日)山行計画】
日曜日に師匠の山友と権現岳、若しくは土曜日に師匠と山スキー、どちらかに行く予定だったが両方キャンセルになってしまった、残念。慌てて山行計画を立てたが寝るのが遅くなった。
【5月24日(土曜日)】
ニュースで話題だった天城山のシャクナゲ、今年は当たり年で超満開・・・と聞くと野次馬根性で見てみたくなる、とは言え人が多いのは苦手なので日の出時刻に花見を済ませてさっさと下山する予定だった、ついでに4月に新調した3シーズンブーツの靴慣らしをしようという計画。ところがすっかり寝坊、9時を過ぎて出発したって渋滞に巻き込まれるだけだし登山道はハイカーでごった返しているだろう、中止することにした。
【5月25日(日曜日)】
昨年秋に雨で中止した伝付峠、自分のレベルで歩ける登山道かどうか確かめたい、昨日やりそこねた靴慣らしを兼ねて、よさげなら夏の南アアプローチに使えるかも・・・、まぁこれから梅雨もあるし6月台風もありえるから偵察としては意味無いが・・・。登山届け山梨県警FAX。
// 天気予報、早川町
// 2日(金曜日) 〜12時晴れ/13時〜曇り/17時〜雨、11〜26℃、3m/s
午後から天気は下り坂、遅くとも15時前には下山しなければ。
自宅0:21、ローソン L 中富飯富、から揚げ弁当、朝飯。
2:56伝付峠入口駐車場、林道入口はチェーンで閉鎖されている。
(トンネルを抜けて直ぐのバス停前を右折すればチェーン封鎖を迂回してヘリポートまで行ける・・・後で気が付いた)
今日は暑くなりそう、水分2Lは必要だろうけど沢沿いなのでスポーツドリンク1L、お茶0.5Lに省略。
軽アイゼン忘れた・・・(結果登山道にまったく残雪無し、アイゼン不要)。
計量10.4kg
3:42伝付峠入口510mヘッデンスタート、舗装された林道を登る、5分歩いて暑くなりTシャツ一枚に、ヘリポート先でチェーン封鎖を跨いで、このあたりで明るくなり始める。
4:36田代発電所860m、左折して橋を渡りY字路を右へ、林道が沢に突っ込んで消えるところを真っ直ぐ進んで右岸へ渡渉、右岸の斜面をトラバースして堰堤を3ヶ所ぐらい越えた後に河原を歩く、八丁峠の取り付き真正面で左岸へ渡渉。
4:53八丁峠取り付き990m、のっけからザレ急斜面、危ない場所には8SQぐらいの黄色い電線が張ってある、このお助けワイヤーが無かったらとても歩けない危険個所、滑落したら河原まで転げていく・・・。壁のような急斜面のところは白ロープやトラロープが設置されている。過去ログに記されている高巻きの必要は無かったので最近整備されたのかもしれない。
5:25八丁峠1220m、ここからマシな登山道、でも狭い。
5:34内河内川旧道出合1160m、最近整備されたと思われる木橋があり左岸への渡渉が楽チン、ここから保利沢小屋まで比較的安全、倒木がカットされて大鋸屑が散らばっている。ここから美しい渓流や滝を眺めながら歩けるので飽きないし、涼しくて気持ちいい。
6:01保利沢小屋1320m、鍵がかかって中に入れない・・・というか東京電力の設備で山小屋じゃない、脇にテント張れそうな広場がある。ここから出合まではあまり整備されていない、ちょっと危なげなトラバースが数ヶ所あったり支沢を渡渉したり。破壊された堰堤の先で右岸へ渡渉、石伝いに転ばないよう慎重に、その先でヤマイワカガミが群生している。登山道が崩壊して高巻くか沢へ降りるかという場所があったが高巻きのほうが安全、出合手前で左岸へ渡渉、少しジャンプ、全ての渡渉を靴を脱がずに通過できた。ここまで大雪の影響で大荒れなのではないかと心配していたがそんなことはなかった。
6:45出合1480m、行動食のイナリのり巻きを食べる。
ここから峠までは道幅十分の歩きやすい九十九折、緩斜面のハイキング道、ただし水場に近づくにつれ鹿のフンだらけ。下の水場は水量豊富、5mぐらい上の水場はチョロチョロ、正面にテン場があった。
7:52 伝付峠1990m、北側の展望台へ向かう途中でヘビがニョロニョロ可愛い。展望台からは上河内岳、聖岳、赤石岳、塩見岳の展望、塩見岳は目の前にドーンとしているけれど他はちょっと遠すぎるかな・・・うす曇りがちでクッキリ見えなかったのも残念、東方向の空気も霞んでいて富士山はまったく見えなかった。午後の天気予報が快晴だったら二軒小屋まで降りてみたのになぁ・・・。それでも1時間ぐらい山々を眺めながらマッタリ。
時間に余裕があったので下山はゆっくり、渓流、滝、花を眺めながら・・・
八丁峠からの下山はやはり怖い危険個所、ザレの急斜面はワイヤーやロープが整備されているからこそなんとか下れる。
日本ザルが急斜面を直登しているのが見えた、彼らは上級の山やだなぁ・・・
AUは早川町役場付近まで行かないと通じなかった。
八丁峠はテン泊まり装備の重い荷物でもなんとか通過できそう、それでも伝付峠越え自体が上り下りのある沢沿いで累積標高2000m、片道10km超なんだよなぁ・・・南アルプス縦走のアプローチに使えないだろうかと思っていたが、やはり二軒小屋ロッジに宿泊するほうが無難かな・・・そのほうが体力温存できるよなぁ・・・。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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突然すいません。いつか私が行ってみたい憧れのコースなのでメールいたしました。
私もそのコースを行ってみたいと思っているのですが、コースの中で危険なところは、ある程度あるとは思いますが、特別な装備などはいりますでしょうか?また、ルートで不明瞭な部分はどの程度ありますか?
時間がありましたら、教えてください。
atsushitさん、はじめましてこんばんは。
atuさんの登山経験年数と質問内容のギャップに困惑して回答に悩みます。
が、自分が歩いた結果としては
1.特別な装備は要らない
2.不明瞭な個所は無い
ということになります、これはあくまで私個人の結果です。
ですが容易いコースと受け取られると心外です、自分の独り言を列記します。
○南アルプス初心者が最初に選ぶコースではない、メジャーコースで経験を積んで南アの雰囲気を掴んでからから行くべき。例えば、夏季の南アは天気予報が晴天でも午後には雷雨に見合われることが多い、このコースの渡渉箇所はあっというまに危険個所に変貌するでしょう。そんな危険時間を避ける登山計画がたてられる人が行くコース。
○山と高原地図の点線コース初心者が選ぶコースではない、道標の充実したハイキングコースしか経験のない方は行くべきではありません、ガスったり日が暮れれば迷うコースです。登山道と獣道の区別や、怪しいと思ったら迷わず引き返して正規登山道を見つけるといった経験が必要です。身近な点線コースで経験を積んでから行きましょう。
○八丁峠はお助けワイヤーが張ってありますが激急斜面です、行きは良い良い帰りは怖い・・・。距離20km累積標高2000m歩いた後に八丁峠の激急降下が待っています。これだけ歩いても足腰がしっかりしている人が行けるコースです。この峠を越えたヤマレコユーザの経歴を見てもらえば雰囲気が掴めますが、みなさん驚くほどの登山経験と健脚の持ち主です。
○登山届ボックスは無いので県警に直接提出しましょう。必ず下山確認を家族等ととりましょう。AUの携帯は登山口でも全く使えません、Docomoは知らないけど。事故った場合ヘリが近づける場所があるとは思えませんので地上隊が到着するまで生き延びましょう。自分はビバーク対策としてツェルトとシェラフを持参しました、ツェルトは氷点下で宿泊訓練済み。登山者には会いませんので他力本願の人は×です、単独行の人は地図読みやGPSが必須でしょう。
○自分が行けるところまで行って、やばそうだったら引き返せばいい、これが私のスタイルです。時間制限を設けない、もしくは時間制限や計画を無視して登頂に拘る、そんなタイプの人は行かないほうがいい。
以上、余計な事ばかり列記して気を悪くされたならごめんさい、自分としては慎重に挑んでもらいたいだけです。実際行ってみたらこの程度か・・・と思われるかもしれません・・・。
三島出身なのですね、自分は仙台出身ですが三島に住んで21年目、大宮町です。
長文の返信ありがとうございました。
伝付峠コースは行ってみたいと思いつつも、登山道の崩壊など、いろいろな方のブログを見るたびに、消極的な物が多く、1000leaves様のものほど、前向きな雰囲気で書かれていたものが少なかったので、興奮のあまり稚拙な文章を送ってしまいました。そうですね、おっしゃる通り、力量がわかる情報を書き入れるべきでした。
私は、年数はありますが、普段は年に2〜3山ほど(北アルプス、南アルプス、八ヶ岳など)登山ルートの明瞭な大きな山に行く程度で、普段は岐阜の里山に登っています。ほかに、同僚と沢を遡上しながらの渓流釣りに行くくらいで、コースの明瞭でないところは基本的に独りでは行った経験がないため、あのような文章になった次第です。ですが、細かいところまで丁寧に回答いただきましてありがとうございました。
年々、伝付峠は崩壊が進んでいるらしいので焦りが非常にあり、いつか行きたいのですが、自分の力量などを考えると…と思っています。
とりあえず、今月には二軒小屋〜塩見岳に行き、雰囲気は掴んでこようかなと思っています。
この度は、非常にありがとうございました。大変参考になりました。
ちなみに私は加茂です。お近くですね。
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