ミヤマキリシマに染まる霧島山―高千穂峰・御鉢火山



- GPS
- --:--
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 616m
- 下り
- 607m
コースタイム
御鉢火山11:30
高千穂峰12:10/12:45
高千穂河原14:20
天候 | 晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
3年前の新燃岳噴火でスコリアが堆積したためザラザラの斜面が続きます。 |
写真
感想
昨日高千穂河原から眺めた御鉢火山がミヤマキリシマで染まっていたので、開聞岳の予定を変えて急遽、御鉢火山と高千穂峰の登山に切り替えることにした。
前日の宿泊地だった指宿温泉から高千穂河原へ向かう。
日曜日午前中なので高速道路は渋滞しないか心配だったが、いたって順調なのは昨日と同じだ。
10:30に高千穂河原のビジターセンター駐車場に着くとさすがに満車だったが、5分も待たずに停めることができた。
霧島神宮古宮址の観光だけの人もいるので回転はいいようだ。
今日は昨日より雲が多いようだが時折陽も射す。
登り口からは御鉢火山しか見えていないので、高千穂峰の山頂が雲の中でないかは御鉢火山に登ってみないことには分からない。
昨日ビジターセンターで仕入れた情報によると3年前の新燃岳の噴火でかなりの量のスコリアが積もったとのこと。
確かに森林限界を超えない内からスコリアでザラザラしてきた。
そしてこれはやはり火山活動の影響なのだろうか、思ったよりも早く来た森林限界を超えると、いっきに視界が開け、ミヤマキリシマでピンク色に染まった御鉢火山が目の前にあった。
韓国岳と開聞岳を登るつもりだったのでローカットの靴で来てしまい、スコリアでザラザラザクザクの斜面を登ると靴の中にスコリアが入ってきてしまいそうだが、アイゼン装着時のように足を開き気味にして登ると意外とスコリアは入ってこない。
もちろんハイカットでゲイター装着が装備としては完璧なのだろうが、ないならないでなんとかなるものである。
御鉢火山の火口壁まで登ると、なんと御鉢火山の火口の中もミヤマキリシマの大群落でピンク色に染まっている。
そしてその向こうに高千穂峰のトンガリがある。
この景観を見られただけでも大満足だ。
高千穂峰はときおり雲の中に隠れたりしたが、山頂からの展望も楽しめた。
韓国岳・新燃岳もはっきり見えている。
御鉢火山の反対側の二ツ石はかなり植生が多く、ミヤマキリシマの大群落はないようだ。
他の植生が入る前にミヤマキリシマは大群落をつくるのかもしれない。
高千穂峰と御鉢火山の鞍部にもともと最初の霧島神宮が造営されたとのことで、確かにここから見ると高千穂峰が御神体としてそびえている。
高千穂河原の霧島神宮古宮址から見ると前の御鉢火山しか見えないので、場所としては最初の場所の方がよかったのだろう。
ただ、最初の場所も次の古宮址の場所も霧島の噴火で焼失し、現在地の霧島神宮の場所に遷宮したわけだ。
2度も噴火で焼失したのに、山が神宮造営に反対していると思わなかったことは不思議だ。
登山の後、その現在の霧島神宮へも行ってみた。
坂本竜馬とおりょうもここに来ていたそうで、ミヤマキリシマの開花期に高千穂峰に登っていたというのには驚いた。
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