新穂高温泉〜<涸沢岳西尾根>〜涸沢岳〜奥穂高岳
- GPS
- 80:00
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,578m
- 下り
- 2,561m
コースタイム
新穂高温泉P(6:40)-(7:45)穂高平-(8:45)涸沢西尾根取付-(13:45)2,600m付近・幕営
【2日目(12/31)】
2,600m付近・天場-(11:30)奥穂山荘・幕営
奥穂山荘・天場(14:10)-(14:50)奥穂高岳-(15:15)奥穂山荘・天場
【3日目(1/1)】
奥穂山荘・天場(7:00)-(10:30)北穂に向かう途中で引き返し-(13:00)涸沢岳-(13:15)奥穂山荘・天場
【4日目(1/2)】
奥穂山荘・天場(7:15)-(8:30)F沢のコル-(10:20)白出小屋(10:50)-(12:00)新穂高温泉P
天候 | 前夜(12/29):くもり 初日(12/30):くもり時々雪 2日目(12/31):くもり 3日目(1/1):快晴 4日目(1/2):快晴 |
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アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
かなり古い記録です。少ない記録と思い出せる範囲で。 (1)蒲田富士のJPまでは比較的風も穏やかだったが、稜線上にでると急に風が強くなる。 (2)蒲田富士の先のナイフリッジは滝谷側(左側)への雪屁に注意。 (3)F沢のコルからは左の岩稜を登るか、右側の雪の状態が良ければルンゼを行く事もできる。 (4)JPを過ぎてからは風が強いので耐風姿勢をとりながらの行動だった。 (5)涸沢岳から北穂への縦走路の下り口を探すのにやや手間取った。雪が積もったら夏道の鎖場のアンカーを見つけるのに苦労するだろう。 (6)奥穂〜北穂へは慣れていない人もおり、安全の為にザイルを出しすぎて時間切れとなってしまった。 |
感想
【前夜(12/29)】
20時40分、3台の車に分乗して名古屋を後にR41を北上。道中ほとんど雪が無く、24時45分に新穂高温泉に着いた。車の中で着れる物は全て着て寝る。
【初日(12/30)】
6時に起きて軽い朝食の後、6時40分に出発。心配した雪もほとんど無く、先行者のトレースがハッキリ。白出沢を渡って、涸沢西尾根に取り付く。4Pで稜線直下に。既に5〜6張のテントがあったのでもう少し上に、なんとか2張り分のスペースを作る。稜線まで偵察に出るが、上に出ると相当風が強いようだ。19時、隣は早々に寝てしまう。
【2日目(12/31)】
5時少し前に起きてきしめんを作る。風はあまり無いようだ。7時15分、出発。稜線上に出ても膝下くらいの積雪。涸沢岳を過ぎたナイフリッジの左側にできた小さな雪庇に注意して渡る。涸沢岳の登りの岩場は、右側のルンゼを登る。この頃から少しずつ晴れてきた。最後、涸沢のピークを巻いて11時30分、小屋に着いた。小屋の南側の風の当たらない所に天場とキジ場を作る。
。温まった後、T橋、N村、I下の各氏と奥穂に向かうが風が強い。ジャンダルム、前穂、北穂がよく見える。槍ヶ岳も遠くに見える。寒いのでとっととテントに向かう。テントでゆっくりし、20時30分、寝る
【3日目(1/1)】
5時15分、起床。超ド快晴だが、風が猛烈に強い。7時、北穂に向けて出発。最初からハーネスを着けて行く。30分程で涸沢岳に到着。北穂への下り口は非常に分かりにくい。岩にアンカーが打って有るが、雪が着いたら分かりづらいだろう。15m程の懸垂の鎖場。雪上に慣れていないメンバーもいるのでザイルをFixし、更に15m程下ったところで行かせて回収。しばらく稜線沿いにルートをとり、涸沢槍付近の涸沢側から滝谷側を7mをトラバースするあたりで一人がスリップ。ドームの少し前の滝谷側をトラバースする辺りで既に10時半を回っているので、残念ながら時間がかかりすぎとの事で、ここで引き返す事にする。テントに戻ってから、昨日行っていない人が奥穂に向かう。残りは雪かきと水作り。しるこを作る。そうだ、今日は元旦だ。しるこが旨い。それにしても良い天気だ。夜になると風も弱まって本当にいい天気だ。満点の星空と、夜景を見ながら大キジ打ちで10分位しゃがんでいる
【4日目(1/2)】
夜半から強い風、5時に起床。昨日同様良い天気だ。雑煮を食べて強風の中、テントを撤収し、7時15分下山を開始する。アイゼンがよく効く。稜線上に出ると猛烈な風で、耐風姿勢をとりながらの歩行になる。氷が飛んで来て顔に当たって痛い。F沢のコル上の岩稜は涸沢側のルンゼをフィクスを伝いながら下りる。8時30分、F沢のコルに着く。滝谷側への雪庇はほとんど無くなっている。下部の岩場はほとんど雪が落ちてかえって歩きにくい。樹林帯に入って一気に下る。風が当たらないと突然暑くなる。時々尻セードをするが前回より雪が少なくやりにくい。10時20分、白出小屋に着く。30分程休んで新穂高に向かう。12時、駐車場に着き、名古屋に向かったのであった。
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