19970720-21塩那スカイラインと男鹿岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 44.2km
- 登り
- 1,357m
- 下り
- 1,797m
コースタイム
- 山行
- 0:51
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 1:01
天候 | 晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
大正村幸乃湯温泉・深山ダム入口バス停がゴール |
その他周辺情報 | 奥那須大正村 幸乃湯温泉 http://www.satinoyu-onsen.com/ |
感想
1997年7/20-21、梅雨明け直後の週末、大阪から遠路はるばる栃木福島県境で男鹿山塊の盟主、日本三百名山にも選定されている男鹿岳を歩いてきました。日本三百名山ガイド東日本編では登山コースは塩那スカイラインを徒歩で入山、日留賀岳経由、西側の古い林道から塩那スカイライン経由の三つが書いてあり、他に西側の林道から笹薮を漕ぎ直接頂上に出る記事もありましたが、私は総延長50.8kmの塩那スカイラインをひたすら進むコースにチャレンジすることにしました。また、道に迷う心配はないと思い涼しい夜間に行程を稼ごうという計画で望みました。
7月20日(日)の午後出発、新幹線を乗り継ぎ那須塩原へ。黒磯のコインロッカーに不要な荷物を預け、西那須野から予約していたタクシーに乗り、塩原温泉郷から奥、路面がダートになってもう少し先の6番目のヘアピンカーブまで行った(2割増で\10420(;_;))。ここは標高約1040m、タクシーに奮発した分、かなり行程を稼ぐことはできた。
歩行開始は午後11時前。やや雲が出ているが満月のためか結構明るく、歩く分にはヘッドランプはいらない。とにかく黙々とひたすら歩いて行く。すぐに舗装道になり峠となっている所に「営林署境」と距離・地図付きの看板。塩原温泉から9.4km、板室温泉から41.4kmとのこと、「残りの林道歩きはフルマラソンより少し短い」とpositiveに考えることとする(^_^;)。以後、この類の看板が何回も出てきた。
少し先で又ダートとなり直ぐにゲートが出てきたが、閉じられていて、向こう側に練馬ナンバーの車が置き去りにされている!?。以後、「水車小屋」「アンドン沢」と過ぎ立派な「3号橋」に着くと橋の上にバイクとテントが二つずつあり、ということは板室温泉側から入って来れるということか?。ここなら水場も近く、整地の必要もなく、落石の心配もないのでテント場には最適ではある。ここからしばらく先までは沢があり水を得ることができた。
更に進むと長者岳北西鞍部の「長者平」(水場=水は取れず。これ以後水場無し)「立岩」、日留賀岳への稜線分岐はいつの間にか通り過ぎ、「つらら岩」「鹿の又坂」、林道最高点と思われる所を越え、鹿又岳もいつの間にか過ぎ徐々に明るくなる中、「大蛇尾展望台」そして朽ちかけたプレハブ小屋のある「記念碑」。ここで大休止、ヘッドランプをしまい男鹿岳往復に備え雨具を付けた。
記念碑のすぐ北側に西側に薮の中に下りていく道がありこれが白滝橋へのルートだろうか。大佐飛山への分岐を過ぎて下っていくとテープの目印が有る所があり、そこが男鹿岳の取り付きだった。ここまで既に6時間以上経過(^_^;)。
テープの目印は多く、所々不明瞭だが踏み跡もある。が、笹薮がうるさく距離の割には時間がかかる。更に朝露で全身ビショビショで虫も多い。薮の急登後展望が良くなると1754mP。薮のため休む場所がない。しかし、薮の背は低く展望は良さそうであるが今日は靄のため遠くの山は見えない。初めて男鹿岳を望むことができ、逆側には大佐飛山が大きく見え、背後に見えるのは鹿又岳方面か。
更に薮っぽいルートを進み、荷物用のテープが張って有る所に出ると直ぐに展望の無い男鹿岳頂上到着。山名板と三角点のある所は笹薮に覆われているがその直ぐ手前は樹林の下で笹薮が無く、そこで大休止。
往路を1754mPまで戻りそこから急坂を下った鞍部から薮の中を下り林道に下りた。身繕いをして残り約20kmの道のりを進む。
晴れてはいるが湿気が少なく風も心地よく木陰も適当にあるのでそれほど暑くはなく「那須見台」「月見曲」「笹の沢」「貫通広場」「石楠花岩」「露沢」「見晴台」と進み、残り9.9kmの「ダルマ岩」で大休憩。この間多くのオフロードバイクと四駆車一台が登ってきた。
更に「熊の巣岩」「三度坂」鍵のかかっていないゲートのある「本部跡」「川見曽根」と過ぎ、舗装道になって「殉職碑」で休憩、残りは4.5km。3.1kmの所にゲートがあり工事関係者以外通行止めと書いてあるが、開いており事実上通行可能である。
林道の起点となる三叉路を右折してしばらく行くと大正村幸乃湯温泉、ここで一風呂浴び(\1000)、すぐ近くのバス停からバスで黒磯に出て帰阪した。
さすがに行程が長く13時間近くかかった山行、というよりほとんど林道歩きで長時間行動のトレーニングといった感じでしたが、心配していたほど暑くもなく、まあ順調に終えることができました。靄っていて展望が余り無かったのが残念でしたがこの季節はこんなものでしょう。
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