後立山連峰(扇沢〜<柏原新道>〜爺ヶ岳〜冷池小屋〜布引岳の手前)


- GPS
- 10:20
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,886m
- 下り
- 1,872m
コースタイム
種池山荘(9:50)-(10:23)南峰分岐-(10:26)爺ヶ岳南峰-(10:39)中峰分岐-(10:22)冷乗越-(10:33)冷池山荘(10:53)-(12:20)慰霊碑
慰霊碑(12:38)-(13:00)冷池山荘(13:08)-(14:00)中峰分岐-(14:07)爺ヶ岳中峰-(14:12)中峰分岐-(14:18)南峰分岐-(14:48)種池山荘(15:00)-(17:10)扇沢P
天候 | 前日:雨 13日:くもり時々あめ 一時はれ(稜線上は強風) |
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過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストは登山口にあります。登山届の用紙も本来「当登山届用紙ポスト」にあるのでしょうが、空っぽでした。書式は別段決まっていないので、家で書いてきましょう。 ・水場はありません。この先もありません。 ・大変良く整備された登山道なので、非常に登りやすいです。 ・但し、「ガラ場」と呼ばれる所は2ヶ〜3所程、崩壊した山肌に登山道があります。運が悪いと上から落石があるかもしれません。"注意書き"の通り、さっさと通り過ぎましょう。 ・種池山荘、冷池小屋ともに水は小屋から有料で分けてもらいます。 ・爺ヶ岳南峰は縦走路が通っていません。分岐点から片道3分位です。 ・爺ヶ岳中峰は縦走路が通っていませんが、縦走路から外れてバイパスみたいに頂上を経由して縦走路に戻れます。 ・爺ヶ岳北峰へは正式な登山道は見当たりませんでした。踏後らしきものはあったのですが、正式なルートでない限り、高山植物保護や落石防止の為、登らない方が賢明でしょうね。 |
写真
感想
平成7年に遭難死された大学の先輩の追悼登山に行きました。本当は前日から入って冷池小屋に幕営し、ついでに鹿島槍に行く予定でしたが、悪天なので、日曜日の日帰りにしました。
【前夜】
18時15分、雨の中を出発して扇沢へ向かう。22:10時、扇沢の橋の手前左側の駐車場に到着。星が見えており、明日の好天を期待して一杯呑んでから車中でシュラフに潜る。その後も続々と車が到着してきた。
【13日】
3時半、起床。4時にはラテを点けて出発しようと思ったが、風雨が強いのでしばらく様子を見ることにする。二度寝をして気が付いたら6時半。山は雲の中だが、町の方は晴れており、西方には虹も見える。天気も快方に向かうと信じて7時前に出発。
「爺ヶ岳登山口」の黄色い看板を最初に、次々に地名の看板が付いている。木々の間からアルペンルートの扇沢駅が見える。相変わらず雲が垂れ込めているが、二重の虹が見える。
登るにつれて風が出てきた。なかなかガスが晴れず、ついには雨も降ってきた。
「ガラ場」と呼ばれる所には手前に"注意書き"が。2ヶ所程、崩壊した斜面を横切る。確かに動物が上から石を落とすかもしれないな。
樹林帯を抜けるとガスの中に突然山荘が見えてきた。3時間半かかると見ていたが2時間半で小屋まで来来る事ができた。小屋の中でしばらく休ませてもらう。
ガスと霧雨の中、爺ヶ岳に向かう。30分ソコソコで南岳の分岐へ。3分程登ると南岳の山頂。風が強く子供も風にあおられてフラフラ。
中峰へは、帰りによる事にして、冷池に向かう。徐々に晴れ間が広がり、冷池小屋がtに取るように見えた。布引岳までは見えてきたが、鹿島槍ヶ岳の双耳峰は雲の中。
冷池小屋を抜けると登ること約8分で天場に。本当はココで幕営するハズだったのだが。天場を抜けて慰霊碑に向かう。30分程歩き、縦走路の左にガレ場が見えたら、慰霊碑まではスグだ。いきなり慰霊碑の前に出た。以前とルートが変わっているようだ。昔は北側の斜面をあがり、稜線に出たところで振り返った所に慰霊碑を作ったハズだが。いつしか縦走路に面するようになってしまった。
10年近く来ていなかったが、慰霊碑が風雪に耐え、崩れずに残ってよかった。
ビールとツマミをお供え。ろうそくと線香は強風でスグに消えてしまう。子供とお祈りをして、少し石を積み上げて帰路を急ぐ。
冷池小屋で休んで先を急ぐ。帰りは霧雨の中、中峰を通るルートをとる。写真を撮って急いで下山。この頃から本降りになってきた。
種池山荘手前ではライチョウの親子4羽を見る事ができた。やはりこういう天気に出合う事が多いようだ。
種池山荘で子供に非常食のチョコレートを食べさせ、15時に最後の下りに出る。何とか暗くなる前、17時10分に駐車場着。天気がさえない中、追悼ができてよかった。
扇沢駅にちょっと立ち寄ってから帰路につく。大町で夕食をとって長野道〜中央道経由で22時15分に帰名したのであった。
前回の夏合宿(?)がボッカ訓練になったのか、笠新道よりも短く傾斜も緩かったので、柏原新道は大変楽だった。
万が一、標準CTよりも早く歩けれれば布引岳までいけれるかと思ったけど、慰霊碑までたどり着くのがやっとだった。やっぱり朝3時間近く出遅れたのが痛かった。
しかし土曜日は雨予報で(前夜に)出発すらしなかったのは正解だったけど、日曜日もあんなに天気が悪いとは想定外だった。
でも夏の縦走が予想以上の好天続きだったので、今回の風・雨も良い経験になっただろう。
まぁ来年は久しぶりに九州から出てきてもらって大勢で追悼登山すると良いのだが。
今回も万歩計を付けてみました。33,595歩、23.5Km・・・。
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