記録ID: 4645751
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ハイキング
丹沢
相州の甲州道を歩く (1) 本厚木駅→妻田→荻野→田代
2022年09月04日(日) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:08
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 133m
- 下り
- 69m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ。 蒸し暑いものの、秋を思わせる北からの涼しい風で辛うじて快調を保ちました。 海老名の気温……朝6時23.6度。10時28.7度。13時31.4度。 横浜の湿度……朝6時89%。昼10時76%。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
GOAL……神奈中バス・田代坂下バス停まで。 田名バスセンター行きに乗ると、箕輪辻・愛川バスセンターで海老名駅行き、田名バスセンターで上溝・相模原駅行きに乗り換え出来ます。 本厚木行きは田代界隈からですと平日毎時2本、土休日毎時1本と少ないですが、半僧坊前からですと平日3本・土休日2本と多くなります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところはありませんが、狭い旧街道にも結構車が入ってきますので注意。 |
写真
04. 厚木の渡し跡。青山通り大山街道・(横浜からの) 厚木街道は、ここから厚木の街に入っていましたので、まさにこの周辺が江戸〜明治大正の交通の中心。(昭和に入って小田急が開通すると街の中心が今の位置に移動)
06. 今ではすっかりただの住宅街になってしまった元町界隈を進むと、銀杏の巨樹が印象的な船喜多神社があります。この東側が相模川・中津川・小鮎川の三川合流点に当たり、ダムがなく水量が多かった昔は水運が盛んだったことから、そんな昔の記憶をとどめているかのような社名です。
09. 妻田南1丁目界隈の旧道を進んで行くと、国道246号線に遮られますが、人間はすぐ北の歩道橋を使って直進出来ます。
(普段はクルマの洪水状態な246ですが、日曜の朝ということで途絶えた状態を撮影 w)
(普段はクルマの洪水状態な246ですが、日曜の朝ということで途絶えた状態を撮影 w)
10. 妻田西1丁目界隈をテクテク北上していると、突如もの凄い豪邸の門が現れ……それもそのはず、明治14年にこの周辺で開催された近衛兵演習の閲兵のために来た明治天皇が滞在し、それを記念して残されているとのこと。
時期的に見て、これから進む荻野界隈を中心に燃えさかった自由民権運動の余韻が残っている頃で、明治天皇・政府としても嫌がらせの牽制の意味があったことでしょう。
時期的に見て、これから進む荻野界隈を中心に燃えさかった自由民権運動の余韻が残っている頃で、明治天皇・政府としても嫌がらせの牽制の意味があったことでしょう。
13. さらに進んで妻田薬師を参拝しました。
今までは相州アルプス方面への往復でバスに乗る度、バス停の名前としてのみ記憶していましたが、初めて来てみるとなかなかスゴイ……。日本最大の祈願札があったり (本当?)、凄まじくデカいクスノキがあったり……。
今年10月10日・12日は12年に一度の薬師如来半開帳だとか!
今までは相州アルプス方面への往復でバスに乗る度、バス停の名前としてのみ記憶していましたが、初めて来てみるとなかなかスゴイ……。日本最大の祈願札があったり (本当?)、凄まじくデカいクスノキがあったり……。
今年10月10日・12日は12年に一度の薬師如来半開帳だとか!
21. 八王子通り大山街道と府中通り大山街道に挟まれたかたちで立つ日吉神社。
府中通り大山街道、起点は粕壁(春日部)の奥州街道の宿場で、岩槻・大宮・志木・清瀬を通って、久米川界隈で鎌倉街道上道に合流、町田の小野路界隈で再び別れてここに至ります。真っ正面に常に大山を望みながらの道中であることが想像されますが……ひたすら平地ばっかりで多分歩かないだろうなぁ〜w
府中通り大山街道、起点は粕壁(春日部)の奥州街道の宿場で、岩槻・大宮・志木・清瀬を通って、久米川界隈で鎌倉街道上道に合流、町田の小野路界隈で再び別れてここに至ります。真っ正面に常に大山を望みながらの道中であることが想像されますが……ひたすら平地ばっかりで多分歩かないだろうなぁ〜w
22. 下荻野の厚木北消防署手前で景色が開け、北西に鳶尾山界隈を望みます。
丘のような超低山と侮るなかれ……栄えある相模野基線関連一等三角点峰の最初のピークです!(もう一つは横浜高尾山)
このあと左に折れ、荻野界隈の楽しい旧道道中が始まります。
丘のような超低山と侮るなかれ……栄えある相模野基線関連一等三角点峰の最初のピークです!(もう一つは横浜高尾山)
このあと左に折れ、荻野界隈の楽しい旧道道中が始まります。
32. 荻野川にかかる源氏橋にて、源氏河原界隈の緑あふれる光景を楽しみました。
一説では、源頼朝が石橋山の戦いに敗れた後いったんここに逃れ、荻野川の水の美味さに感動して、ここに拠点を構えようとしたとのことですが、周囲を山に囲まれて南に開けた荻野の地の軍事的価値に着目していたのは確かで、鎌倉でなければ荻野に武家の都を構えようとしていたとか!
一説では、源頼朝が石橋山の戦いに敗れた後いったんここに逃れ、荻野川の水の美味さに感動して、ここに拠点を構えようとしたとのことですが、周囲を山に囲まれて南に開けた荻野の地の軍事的価値に着目していたのは確かで、鎌倉でなければ荻野に武家の都を構えようとしていたとか!
38. 沓掛坂を下り始めたところ……をを!素晴らしい眺め!
田代界隈の街並みの奥に、大峰や志田山など中津川左岸・丹沢最東端の低い山並みが並んでいますが、こうして見てみると結構複雑な地形です……(汗)。
田代界隈の街並みの奥に、大峰や志田山など中津川左岸・丹沢最東端の低い山並みが並んでいますが、こうして見てみると結構複雑な地形です……(汗)。
47. 田代坂下バス停の目の前にあるローソンでガリガリ君を購入しウマー! 甲州道歩きの次回・後半戦はここからです。
10:39発の田名バスターミナル行きに乗り、愛川町役場に近い箕輪辻・愛川バスセンターで海老名行きに乗り換えました。
10:39発の田名バスターミナル行きに乗り、愛川町役場に近い箕輪辻・愛川バスセンターで海老名行きに乗り換えました。
48. 最後は渋滞にはまりつつも、無事正午前に海老名駅西口に到着〜! 今をときめく街・海老名ですので、先ほどまで歩いて来た景色とは別世界感がハンパない w
ここから先は、本日第二のメニュー・小田急の有料撮影会です☆
ここから先は、本日第二のメニュー・小田急の有料撮影会です☆
50. 1988年から小田急線で活躍を続けて来た1000形のうち、機器未更新車が完全に引退することになり開催された今回の撮影会……計400人募集の狭き門を予約合戦で見事突破し、引退前最後の美しい花道姿と対面しました!
51. ある意味、小田急の電車で最も完成度が高く美しい電車でしたが、登場からいつの間にか約35年……。惜別の思いでシャッターを切りまくり、ヘロヘロに疲れましたが、午前中の旧街道ハイクと合わせて大充実の一日でした♪
感想
ほどほどの天気となった日曜日、かねてから予約していた昼過ぎからの小田急海老名・鉄ヲタ撮影会のため、何が何でも昼の12時に海老名駅に行かなければならず、したがって高尾山や大山あたりで脚力アップトレーニングをするのはボツとせざるを得なかったのですが(万が一でも電車がダイヤ乱れになったらまずい)、バスで12時頃に海老名に乗り付ける超近場プランなら良かろう……ということで、かねてから構想していた相州の甲州道歩きに出かけてみました。
相州の甲州道は、厚木と与瀬(相模湖駅界隈)を結び、大山街道と甲州街道を連絡する旧街道で、昔は鎌倉武士の往来や、戦国時代の北条 vs 武田の争いの記憶もとどめるところですが、丹沢の北東端の谷沿いを進むこともあって、景色はまぁなかなか良いところです。そこで、様々な登山口との赤線つなぎを兼ねて歩いてみようと考えた次第です。実際、旧道を歩く割合が高くて低地ながら楽しめたほか、初秋らしい空の表情の下、相州アルプスの眺めも満喫することが出来、お手軽ながら超充実で、しかも鉄ヲタ活動の前のトレーニングという点でも最高でした♪
次回……というか後半戦は、半原の北にある「オギノパン」のあげパン、そして寸沢嵐バス停近く「夢造りパン工房」のクリームパンといった、パン屋めぐりを兼ねた25km程度の道中となりますが、さて季節は紅葉の晩秋か、芽吹きの4月か……。
以上、低地・谷間の旧街道歩きレコではございますが、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
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