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Yamareco

記録ID: 467804
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

W型縦走 奥多摩湖→御前山→大岳山→御岳山 W杯開催中に行く

2014年06月21日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
17.2km
登り
1,752m
下り
1,447m

コースタイム

6:20  奥多摩湖バス停(トイレ、準備運動等)
6:44  御前山入山口
7:48  サス沢山
9:12  御前山(お茶)
9:50  クロノ尾山(お茶 あんこホイップサンド)
10:11 鞘口山
10:33 大ダワ(トイレ)
12:04 大岳山(お茶 おにぎり よもぎ大福)
12:28 大岳神社
13:21 ロックガーデン分岐
13:40 天狗の腰掛杉
13:50 長尾茶屋
14:02 御岳山山頂
14:35 ケーブルカー御岳山駅
天候 基本的に曇りであるが、湿度が高く汗がたくさん出た。(大岳山からの眺望は一切なし)
Tシャツ4枚、タオル4枚使った。
使ったタオルを絞ると小さい水たまりになってしまうことも多かった。
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
前日に立川駅近くのネットカフェで仮眠をし、
始発の青梅行(奥多摩行に1分乗り換え)、西東京バスに乗り換え、駆多摩湖には6:30ごろ到着。このバスには7名ほどの乗客が乗っていたが、奥多摩湖で降りたのは私一人、みなさん鴨沢から雲取山か、三頭山の方に行かれたのでしょう。

帰りは、御岳山ケーブルカー、バスを利用して御嶽駅に戻ってきた。御嶽駅では雨が降り出しており、ケーブルカーやバス道を歩いていたら雨にあたったことであろう。這う這うの体でケーブルカーに逃げた私を正当化する理由になってしまった。
コース状況/
危険箇所等
(1)奥多摩湖から御前山
 基本は急な登り、しかも前日までに降った雨により土や岩が滑る滑る。下山では使いたくない状況でした。昨年落ち葉の中のヌカザス尾根を降りたことがありますが、環境は似ていると思われます。雨の跡、落ち葉の季節は相当滑ると思われます。

(2)御前山から大岳山
 アップダウンがありますが、快調に歩ける道、大ダワにはトイレがある。鋸山は先が長かったので今回は巻いた。大岳山はその山容から頂上近辺に急登がある。岩登りの技術を必要とするところも。なお、大切な所にはロープや鎖がある。今日は大岳山で昼食をとっている人は多かった。

(3)大岳山から御岳山ケーブルまで
 大岳山頂上から降りる道は結構危険。それ以外は普通の登山道・御岳山周辺はハイカーがかなり多い。

(4)温泉
 河辺駅そばの、「梅の湯」を選択。840円と結構するがお湯はよい。アルカリ性単純温泉で、きっと炭酸水素塩のせいで体が非常にぬるぬるするのであろう。私は1時間で止めたが、時間があればもう30分くらい入っていたかった。
 朝の奥多摩湖バス停。今日の1日はここから始まります。
 朝の奥多摩湖バス停。今日の1日はここから始まります。
 奥多摩湖の風景、誰もいなくて、きれいです。ちなみに、登山前にきれいなトイレにも出没しました。
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 奥多摩湖の風景、誰もいなくて、きれいです。ちなみに、登山前にきれいなトイレにも出没しました。
 イトランの仲間でしょうか・・・。
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 イトランの仲間でしょうか・・・。
 ツツジが咲き誇っています。
 ツツジが咲き誇っています。
 こんな風景もたまには・・・。
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 こんな風景もたまには・・・。
 さて、御前山への入山口ですね。
 さて、御前山への入山口ですね。
 とにかく、急登が連続してあらわれます。しかも、昨日に雨が降ったのか濡れています。蛭が出ないのが何よりです。
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 とにかく、急登が連続してあらわれます。しかも、昨日に雨が降ったのか濡れています。蛭が出ないのが何よりです。
 支尾根にはこのような表示がしてあるのが多く、道迷い防止になっています。
 支尾根にはこのような表示がしてあるのが多く、道迷い防止になっています。
 サス沢山にたどり着き、こんな奥多摩湖を撮影しました。
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 サス沢山にたどり着き、こんな奥多摩湖を撮影しました。
 ああ、留浦方面ですね。4月末に私も雲取山登山で車を停めさせていただきました。
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 ああ、留浦方面ですね。4月末に私も雲取山登山で車を停めさせていただきました。
 なお、サス沢山は表示がないので、そののちも「サス沢山はどこだー!!!」と思いながら登り、御前山にたどり着きました。
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 なお、サス沢山は表示がないので、そののちも「サス沢山はどこだー!!!」と思いながら登り、御前山にたどり着きました。
 今日一日しきりにこの花が咲いていました。ガマズミでしょうか。
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 今日一日しきりにこの花が咲いていました。ガマズミでしょうか。
 本当によく咲いていました。
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 本当によく咲いていました。
 「東京市」と書かれている表示を見つけました。
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 「東京市」と書かれている表示を見つけました。
 ちょっと緩斜面になり、いい道ですね。しかしまたすぐ急登が現れるのです。
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 ちょっと緩斜面になり、いい道ですね。しかしまたすぐ急登が現れるのです。
 たくさんありましたね。
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 たくさんありましたね。
 大ブナ尾根を登り切ったところにある看板です。ここまで来ると御前山は近いです。
 大ブナ尾根を登り切ったところにある看板です。ここまで来ると御前山は近いです。
 ここから御前山まではこのように整備しすぎた登山道になっています。まるでまっすぐつけられた道のみを歩んでいる感じです。
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 ここから御前山まではこのように整備しすぎた登山道になっています。まるでまっすぐつけられた道のみを歩んでいる感じです。
 そういうわけで、御前山にたどり着きました。食料を食べ、着替えをしました。ちなみにまだ誰とも会っておりません。
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 そういうわけで、御前山にたどり着きました。食料を食べ、着替えをしました。ちなみにまだ誰とも会っておりません。
 三角点ですね。御前山は、奥多摩三山、花の百名山、関東百名山にも選定されています。
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 三角点ですね。御前山は、奥多摩三山、花の百名山、関東百名山にも選定されています。
 振り返って頂上の風景。さて、御前山さんに敬礼!!
 振り返って頂上の風景。さて、御前山さんに敬礼!!
 この花も多かったですね。名前はわからずです。
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 この花も多かったですね。名前はわからずです。
 おなかが空いた私は、ここであんこホイップサンドイッチとお茶で休憩。
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 おなかが空いた私は、ここであんこホイップサンドイッチとお茶で休憩。
 山頂はこんな感じになっています。
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 山頂はこんな感じになっています。
 途中、こんな山もありました。尾根上の山ですので「ああ、こんな山があったか・・・と・・・。」
 途中、こんな山もありました。尾根上の山ですので「ああ、こんな山があったか・・・と・・・。」
 ちなみに山頂にはベンチがあります。
 ちなみに山頂にはベンチがあります。
この先、足元注意と書いてあるすぐ後ろに逆向きの看板が・・・
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この先、足元注意と書いてあるすぐ後ろに逆向きの看板が・・・
 下り、振り返ってみると、全く同じ内容が書かれているのですね。
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 下り、振り返ってみると、全く同じ内容が書かれているのですね。
 ああ、ヤマボウシだ・・・。
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 ああ、ヤマボウシだ・・・。
 この植物、どこかで見たことあるんだよなあ。
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 この植物、どこかで見たことあるんだよなあ。
 あて、大岳山に向かう最後の急登りです。
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 あて、大岳山に向かう最後の急登りです。
 こんな岩を超え行きます。
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 こんな岩を超え行きます。
 次はこんな感じですが、難しいのはあまりありません。
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 次はこんな感じですが、難しいのはあまりありません。
 大岳山頂上にやってきましたが、人、人、でしたねえ。
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 大岳山頂上にやってきましたが、人、人、でしたねえ。
 二等三角点がります。
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 二等三角点がります。
 山頂からの下りです。半端ないですね。
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 山頂からの下りです。半端ないですね。
 大岳山から御岳山までには結構な岩があります。けっこう、上り下り、大変です。
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 大岳山から御岳山までには結構な岩があります。けっこう、上り下り、大変です。
 こんな所も、泣き言を言わずに下っていきます。
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 こんな所も、泣き言を言わずに下っていきます。
 大岳神社の狛犬は狼ですね。
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 大岳神社の狛犬は狼ですね。
 今はもう活動していない大岳山荘。埃とごみにまみえています。
 今はもう活動していない大岳山荘。埃とごみにまみえています。
 またもや、植物発見。いったいなんでしょうか・・・。
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 またもや、植物発見。いったいなんでしょうか・・・。
 こんな所も下っていきます。
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 こんな所も下っていきます。
 ビヨウヤナギでしょうか・・・。(不明)
 ビヨウヤナギでしょうか・・・。(不明)
ガクアジサイですねえ。可憐です。
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ガクアジサイですねえ。可憐です。
 同じくガクアジサイですね。。
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 同じくガクアジサイですね。。
 ヘビイチゴでしょうね。いいですね。
 ヘビイチゴでしょうね。いいですね。
 天狗腰掛の大杉。大木でした。
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 天狗腰掛の大杉。大木でした。
 こんな花がたくさん咲いていました。
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 こんな花がたくさん咲いていました。
 長谷川恒夫さんの顕彰碑です。
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 長谷川恒夫さんの顕彰碑です。
 いよいよ本堂です。
 いよいよ本堂です。
 参道の両方に「○○講」と書かれているものが多かったです
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 参道の両方に「○○講」と書かれているものが多かったです
 河辺駅近くにある、「梅の湯」ビルの5階と6階なんですね。
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 河辺駅近くにある、「梅の湯」ビルの5階と6階なんですね。
 立川駅で・・・まずは飲みましょうか。
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 立川駅で・・・まずは飲みましょうか。

感想

 本来は秋に来る予定であったコースである。涼しくなってから奥多摩には集中的に来ようと思っていた。しかし、さまざまな事情で本日来ることとなった。それは、天気の影響であり(山梨静岡は午後から雨の予報が出ていた)、地図にトレースしたところちょうど「W」を描くような形でありちょうどサッカーワールドカップ開催中というミーハーな心もあった・・・。
 しかしその結果は、非常に湿度が高く、Tシャツ4枚、タオル4枚を使う過酷な縦走になったのである。
 コースとしては、花の百名山3山、日本二百名山1山、関東百名山3山を含む名コースと思う。

 前日は、立川駅近くのネットカフェに終電近くにたどり着き、4時間ほど仮眠をとる。立川駅前ベンチで1時間、ネットカフェで3時間、奥多摩駅までに1時間半、計5時間半ほど睡眠をとることになる。
 4時にネットカフェを出て、コンビニで水分と行動食の補給、松屋で朝食をとり、4:44発の青梅行に乗り込む。この電車は青梅駅で奥多摩駅に1分乗り換えで接続する。奥多摩駅には6:00に到着し6:05発の西東京バスに乗り込む。このバスは西鴨沢行きであり、7人の登山客が乗り込む。奥多摩湖で降りたのは私のみなので、残りの方は鴨沢から雲取山を目指したり、ドラム缶橋を渡って三頭山を目指すのであろう。

 奥多摩湖で写真撮影やトイレ、準備運動を行う。これから登る大ブナ尾根は、標高差1000mを超える一大急登である。今日は、こちらをスタートに持ってきたのだ。
 本来、このコース逆回りも考えたのである。しかし、御岳山ケーブルカーの始発が7:20と遅いことや、最後に大ブナ尾根を下ることを考え(昨年ヌカザス尾根を下り苦労した)、大ブナ尾根の登りからコースを始めることとした。

 どうも、昨日は雨が降ったようで、ただでさえ急登である尾根が雨でぬれている。土も岩も木の根っこも濡れていて登りにくかった。しかし、山ビルが出ないのが奥多摩の良いところである。誰もいない尾根をただただ無言で登る。
 コースタイムは、サス沢山までが1時間50分、そしてそこから御前山までは50分である。そして、サス沢山は表示がない、私は「いつサス沢山に着くのか!!」と思いながら御前山まで登ってしまったのである。2時間30分ほどである。私は登りのコースタイムは遅いので、1時間50分×1.5程度はかかると思っていたので、2時間30分は、サス沢山まで到着するのでは予定していたタイムである。しかし、その時間で御前山まで到着してしまったのである。御前山で初めての休息を取り、タオルとTシャツを取り替える。水を500ml程度飲む。ここが本日の最高標高である。

 その後は大ダワまでは緩やかな下り、標高994mまで下りてくる、大ダワにはトイレや駐車場があり、私はトイレを済ませる。鋸山は巻くことにする。ここまででものすごい汗をかいており、予定よりも消耗しているのである。
 大ダワから大岳山までは3キロ、御岳山までは7.1キロである。

 大岳山までは緩やかな上り下りだが、最後に急登がある。その山様を見ても、天に向かって突き出ているように見えるので、それを登るのだから当然であろう。しかし、ロープや鎖が充実しているので、岩登りの最低限の技術があれば何も問題はない。
 大岳山は、展望はなし。そして、それまで静かな山行であったが頂上は人たくさんである。ちょうど正午ごろであったので昼食タイムである。いたるところでバーナーでお湯を沸かし、カップラーメン、鍋、アルコールなど喫食している。私は、おにぎりと大福を食べ、お茶を飲む。ここで3リットル担いできた水分のうち2リットルを飲み干す、残りは1リットルである。

 大岳山の下りも急降下である。しかし、核心部を越えたら緩やかな下りである。のんびりと下っていく。大岳山荘の朽ちていく様子も見た。途中でTシャツをまた取り替え水分も補給する。その後あずまやがあり、登山堂かロックガーデンへ向かう道への分岐があるが普通の登山道を選択する。のんびりと歩き、御岳山神社までは最後の登り。本日の最後の地点にたどりつく。参拝を済ませベンチで感慨にふける。水は残り300mlほど、足は痛くないが、股ずれがしていて歩きにくい。

 御岳山神社からケーブルカーまでも結構歩く。最初は御嶽駅まで歩こうと思ったが、この股ずれでは無理である。ケーブルカー、バスを活用して御嶽駅にたどりつく、その時点で雨が降り出していた(20分程度で止んだが)。
 3時台なので、奥多摩から来る列車は空いていたので座れる。青梅駅で乗り換え、河辺駅で駅前の温泉「梅の湯」で汗を流す。登山客で一杯である。アルカリ性単純温泉だが、非常に体がぬるぬるする、このあたりで有名な「つるつる温泉」と泉質は似ていると、登山途中で話した人に聞いていた。噂通りの温泉であった。
 その後、立川駅近くの店でつけ麺を食べ、自宅に戻ってきた。汗が大量に出たので疲れた1日であった。この季節、湿度が高いので、本当はもっと高いところに行くとよいのだろうが、毎回そういうわけにもいかない。しかし、このコースは奥多摩の名所を回る屈指の縦走路と思った。季節が季節なので花は少なかったが、季節を選べば花いっぱいの山行ができるのではないかと思った。

 奥多摩は、コース取りが面白く、実力や目的に合わせてさまざまなコースを選択できるし、いざ何かあったときのエスケープルートも大いにあるのが魅力と思う。

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