焼岳北峰、台風接近のなか奇跡の晴れ間

2022年09月17日(土) [日帰り]

• GPS: 08:44
• 距離: 12.9km
• 登り: 1,181m
• 下り: 995m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:10
• 休憩: 1:34
• 合計: 8:44

5:10 中の湯バス停
5:20 5:20 R158旧国道分岐点
5:51 5:51 中の湯温泉
6:03 6:10 新中の湯登山口
7:35 7:42 広場
8:54 8:57 南峰北峰の中間鞍部
9:10 9:47 焼岳北峰
9:55 9:55 南峰・北峰の中間鞍部
10:47 10:47 中尾峠
10:58 10:58 焼岳展望台
11:03 11:28 焼岳小屋
11:49 11:49 長ハシゴ
11:58 11:58 峠沢梯子場
12:39 12:39 ひとつ目の橋(渡渉)
12:58 12:58 上高地焼岳登山口
13:13 13:25 田代橋
13:47 13:50 河童橋
13:54 13:54 上高地バスターミナル
13:54 ゴール地点

天候

午前中は晴れ〜うす曇り 午後は曇って上高地では雨
台風14号接近で予報がよくない中、17日午前中は奇跡的晴れでした
この日松本市の気温　最高28.6 最低19.0

アクセス

利用交通機関：

バス

往復とも大阪発着の高速バス
行き　梅田発上高地行き夜行便で中の湯バス停下車
帰り　上高地バスターミナルから梅田行き昼行便で新大阪下車 (以降地下鉄)

コース状況／危険箇所等

よく整備されています
ただし、焼岳から上高地へ降りる登山道の中尾峠分岐点まで、火山性の岩がボロボロに砕けた急坂のザレ道なので転倒注意
また、上高地方面名物の10m以上ある長ハシゴは、昨年までのひん曲がっていたものが新装されましたが、新しいものは下段がほぼ垂直(約80度)になっていて途中で斜度が変わるのでご注意を

その他周辺情報

トイレ、売店は行程中焼岳小屋のみ　上高地で直近のトイレは田代橋です
上高地で登山道から林道に出て、田代橋方面に曲がらず少し直進した所にある「上高地温泉ホテル」で外来者入浴やってます(800円)

写真

3連休前の金曜夜に梅田(大阪)を出発

釜トンネルに入るバスを見送りバス停から登山開始

国道158号を10分程登り安房峠方向へ右折

ボロボロの国道158号旧道を登ってゆく

40分ほどで中の湯温泉旅館に到着

旅館の公用車駐車場横から登山道スタート

7月11日まで入山禁止だった焼岳、現役火山の緊張感だ

おなじみ路上廃車 どうやって登山道を登ったの?

少しづつ木段や岩の階段が急になり結構シンドイ

巨大な倒木オブジェ、何十年ぐらいたってるのか?

霞沢岳並びの山に陽射しが! 午前中なら天気もちそうだ

ひし餅みたいにピッタリ重なる巨岩、自然は不思議だらけ

途中の「広場」小休止し南峰北峰(前山)とご対面

溶岩性の岩ごろごろ道を中間鞍部へ向けて登る

稜線はすぐそこなのに全然近づかない、空気の薄さを実感

ヘロヘロで稜線へ 大正時代の噴火湖、正賀池を眺める

巨大な溶岩ドームの真下を通って北峰へ向かう

いたる所から火山性ガスが噴出 「活きている山」を実感

北峰へ到着、金剛山山頂広場以上の賑わいだ

台風接近のなか奇跡的に穂高連峰がすべて見えた(驚)

ここで行動食の三色だんごを投入する

はるか遠くに岳沢小屋、前穂・奥穂への前進基地だ

奇跡的な晴れ間に登頂 撮影ありがとうございました

眼下に河童橋(左)とバスセンター(右) あそこまで降りる

すぐに高齢者登山会に遭遇し大渋滞(自分も年寄りやろ!)

中の湯ルートと別れザレザレ道を上高地へ

槍の姿がハッキリ、左端に肩の小屋(槍ヶ岳山荘)も見える

箱庭みたいな絶景のなかを焼岳小屋へ向かう

ヒカリごけ群生地を通過、下りでは数少ない癒しスポット

ポツンと一軒家に出てきそうな焼岳小屋、多数の方が休憩

ここが行程中唯一の売店、すかさず水分を補給する

私も昼食を、カレーパンと赤飯の組合わせは初めて(笑)

小屋からは樹林帯へ しばらく笹の道を降りてゆく

一枚岩やハシゴなど難所が出るが落ち着いて行けばOK

新しい大ハシゴ、昨年まで下段がひん曲がってて怖かった

金剛山カトラ谷もびっくりの4連ハシゴ

歩くとミシミシいう桟道、固定ロープ張ってくれてて安心

小さな流れを2つ越えたら上高地側の林道へあとひと息

田代橋で観光客と出会い、一気に観光地モードへ

振返ると焼岳はガスと雲の中、少し遅いとやばかった!

私ら渡り鳥やけど、上高地ホームでもかまへんのですわ

河童橋まで来たら雨が! 本当にタイミングよく登れた

バスセンタ2Fで軽食タイム久々に登山でマッタリ

上高地から直通バスで帰阪、雨はもとより心配した強風もなくすばらしい山行になった

感想

tsnet

ご覧いただきありがとうございます。

敬老の日を含む9月の3連休、ちょうど台風14号が接近するなか天気予報データが芳しくなかったのですが、前夜発の夜行バスを利用して北ア焼岳北峰へ行ってきました。

なにも台風接近の時に・・と言われそうですが、この夏は週末ごとに天気が悪く、また好天の週末には私自身の私用があったりして山へいけず、毎年夏に行っている北ア遠征はすでに2回延期していました。
そんな中で行き帰りとも高速バスの予約ができているこの3連休を、天気のかげんで見送るのはもったいなく「3連休初日ならまだ台風が遠いので大丈夫だろう、さらに初日のうちでも午前中勝負で」ということでサクっと行ってきました。

現地は早朝こそ雲が多かったものの「陽はいくぶん陰るものの視界はよく、心配していた台風由来の風も全然なし」という理想的環境で焼岳を楽しむことができました。
今年は前述のとおり夏山シーズンがパッとせず終わってしまったので、これからは計画と実行のタイミングを図りながら、短い秋山のシーズンを楽しんでいきたいと思います。