御神楽岳 室谷川前ノ沢左俣
- GPS
- 30:14
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,391m
- 下り
- 1,370m
コースタイム
天候 | 10日:曇りのち晴れ 11日:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・セト沢林道(室谷登山口)は問題なく入れた ・車の改修で蝉ヶ平にも入ったが林道は荒れている |
その他周辺情報 | 風呂:みかぐら荘 夕飯:かつ丸 |
写真
感想
山岳会の集中企画で御神楽岳に行ってきた。
春に企画を立ち上げたときは沢慣れした人間しかエントリーしないと高を括っていたのだが、いざ蓋を開けてみると20名弱の人が手を挙げてくれる結果になった。これは企画力というより御神楽という山の魅力だと思うが、どちらにせよ素直に嬉しく、言いだしっぺとしては腕の鳴る展開である。
こうなると悩ましいのはルートとパーティー編成だ。経験者は上手い具合に振り分けができたが新人がハミ出し気味。御神楽岳周辺に初心者向きの沢は少ない。可能性があるのは前ノ沢だが普通にやったら日帰りなので時間が余る。うーむ…
と色々と悩んでいたが、帰京までの段取りを考えると下山路は全パーティーとも室谷登山口が望ましい。(通った人なら分かるけど栄太郎新道は色々と厳しい)
これは他パーティーの車を回送すれば、うまい時間調整になるのではないだろうか?
という感じで諸々の要素が上手くハマり、御神楽で初心者を連れた泊まり沢という山行が成立した。
前ノ沢は気になっていたが室谷まで来て日帰り沢というのもなあ…という思いがあったのも事実。こういった形で遡行できたのは集中山行のおかげかな。なかなか楽しい2日間だった。
■9月10日 晴れ
8:45室谷登山口→9:45入渓→10:10二俣→15:00標高800m幕営地
前夜、東北道をひた走り某所で仮眠を取る。朝に支度をしているとTwitter繋がりのKeiTanigawa_氏と偶然会えたのでご挨拶。彼らは御神楽本谷に行くらしい。
仲間とインター前のセブンで合流して車回収の手はずを簡単に打ち合わせ、まずは蝉ヶ平へ。蝉ヶ平の車を一台、ソノ又林道の車を一台、打出沢林道の車を一台…と回送していたら時間は9時頃に。目論見通り良い時間調整にはなった。ここから林道を小一時間歩いてから前ノ沢へ入渓。
事前の情報の通り出合は平凡で水量も少ないが、少し進んだ二股の近くは見事な景観。下田川内や会越のゴルジュの要素を切り出したミニチュア版というか、新人2人はなかなか楽しんでいる様だった。
小さなゴルジュを抜けると沢は林の中を流れる小さな流れに。平凡と言えば平凡だが、荒れたところは無いので楽しめる。
落ち着いた流れを楽しみながら遡行すると標高500m〜700m付近は連瀑帯。小滝が連続してグイグイと高度を上げるがその全てが直登可能。要所では念のためロープを出しながら遡行したが、基本的に慣れていればロープは不要…だと思う。
連瀑帯の終わりにスダレ状の美瀑を超えると沢は再び平凡な雰囲気。地形図から適地と考えていた800m付近の二俣はやはり段丘上に良いテン場が取れる。
タープを張り、焚火を熾しても時間はまだ16時前。最近は悪天に追われて忙しい事が多かったので久々のゆっくりした時間を噛みしめた。
今夜は中秋の名月。夜中に目が覚めると、寝坊したかと思うほどの明るさだった。
■9月11日 晴れ
7:15発→10:15雨乞峰→10:30/13:00御神楽岳山頂→15:00室谷登山口
翌日は5時起き、7時発。水量は少ないが細く絞られたミニゴルジュやナメが続いて最後まで飽きさせない。
標高1250mあたりで沢を離れ、右岸を2-3分藪漕ぎすると登山道に合流した。あとは山頂に向かうだけ。山頂に着くと、ム沢を登ったNJMパーティーが待っていた。
その後も続々と他Pが到着しお互いの山行の話が盛り上がる。多少の時間遅れはあったが5Pが合流でき、集中山行としてはこれ以上ない形で終わりを迎える事が出来た。
集中山行の別P記録↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4672500.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する