玉川梅花皮沢滝沢

2022年09月17日(土) 〜 2022年09月18日(日)

• GPS: 24:37
• 距離: 24.2km
• 登り: 2,937m
• 下り: 2,967m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:52
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:52

5:34 飯豊山荘上駐車場
5:57 5:57 温身平
14:33 宿泊地

2日目

• 山行: 15:10
• 休憩: 0:25
• 合計: 15:35

6:33 宿泊地
16:50 16:52 烏帽子岳
17:07 17:07 梅花皮岳
17:22 17:38 梅花皮小屋
17:55 18:01 北股岳
18:31 18:32 門内岳
18:37 18:38 門内小屋
18:55 18:56 扇ノ地神
19:19 19:19 梶川峰
21:06 21:07 湯沢峰
22:10 飯豊山荘上駐車場

天候

1日目　晴れ
2日目　晴れのち雨のち強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

飯豊山荘駐車場に駐車

写真

9/17 6:45

石転び沢登山道より梅花皮沢へ入る

9/17 6:47

梅花皮沢

9/17 6:59

滝沢出合。左俣の奥に最初の6m滝が見える。

9/17 7:03

6m滝右から登る。いきなり悪くて緊張する。

9/17 8:11

8m滝の上で、右奥の巨大な雪渓が轟音とともに崩壊する。沢に拒まれている感があり不安になる。

梅花皮滝F1

F2.F3

F3からF6。（F5は隠れて見えていない）

9/17 8:46

F4落口付近をリードするワンコさん。

9/17 8:59

F4落口より下を眺める

9/17 9:00

もう1段上がる。念の為ロープを出した。

9/17 9:25

F5。写真に写っていないが、右のリッジからロープ出して巻く。
容易だが高度感がある。

9/17 9:54

F5のリッジからF6を見る

9/17 10:00

F6

9/17 10:00

いい天気

9/17 10:15

F6。1ピッチ目。むらっちリード。
中間支点を全て草で取るキチガイ。ビビりクライマーの意地を見せたピッチ！

9/17 11:39

F6。2ピッチ目。ワンコさんリード。
凹角を行くが下部が特に悪い。頭の取れたボルトでエイドするが悪すぎて裏返っている。
流石の突破力に感動。

9/17 12:10

むらっちここでフォール。3mくらい落ちたが無傷。
ユマーリングに切り替える。

9/17 13:14

F6落口

9/17 13:16

やったぜ。梅花皮滝、登攀完了。

梅花皮滝のすぐ上には短い河原とデカい雪渓が。

9/17 13:39

しばらく雪渓を歩き、側壁へ移る。

9/17 13:53

下部ゴルジュの一部が露出。おそらく15m滝。

9/17 14:14

雪渓の状態が悪く降りられないのでそのまま側壁を高巻く。

幕営適地がほとんどなく、下部ゴルジュと中部ゴルジュの間の河原を整地して寝た。
雪渓から吹き付ける冷気が辛い。

寒すぎて足に軍手をはめるむらっち。

焚き火できて本当に良かった。

9/18 6:38

2日目は雪渓歩きからスタート。

9/18 6:38

デカい雪渓だ。長い中部ゴルジュがほとんど埋まっているが、崩壊しているので、雪渓上を歩ける区間は最初だけ。

9/18 6:46

崩壊している雪渓。

9/18 6:52

右岸トラバース中。

9/18 6:53

ぶっ壊れている。右岸トラバース中にも何度か凄まじい崩壊音が聞こえて恐怖する。

9/18 8:09

高度感があるので何度かロープを出しながら巻く。

9/18 8:52

もちろんヤブ漕ぎもあり。

9/18 10:04

灌木からこのルンゼを懸垂下降し、傾斜のゆるいスラブに降り立つ。
捨て縄*1、捨てビナ*1使用。

9/18 10:11

今日もいい天気。

9/18 10:14

中部ゴルジュの最後の方。奥の暗〜い水流が2本目の20m滝だと思う。

9/18 10:14

拡大するとこんな感じ。絶望的なCSに見える。

9/18 10:30

スラブのトラバースに行き詰まり、細い流れを登る

9/18 11:08

ちょっと降りたりしながら高巻き継続。

9/18 11:10

右端の黒い人はワンコさん。すごい高度感。

9/18 12:32

高巻き中に強めの通り雨を食らう。絶望の雨の後には虹が出てくれた。

9/18 12:32

9/18 12:32

やっと20m滝の落口が近づいてきた

9/18 12:36

落口から。中部ゴルジュ遡行したかった。

9/18 12:39

上部ゴルジュ入り口。なんやこの空間は。

異空間にテンションが上がる。

9/18 12:39

狭い。

9/18 12:56

CSと小滝が連続するようだ。

9/18 13:00

3mCS。フリーで突破はキビシイ。

9/18 13:02

ワンコさんハンマー投げ。

9/18 13:08

からのエイドで突破。
やっと水流が浴びられて気持ち良い。

9/18 13:28

ぶった切ったみたいなゴルジュ。

9/18 13:31

小滝が続く。最奥に小さく見えるのが最後の関門10m滝。

9/18 13:42

10m滝。左壁を私がリードした。

スラブを右上していく。

ここらへんからホールドが乏しくなる。

回り込んでからスラブを直上。最後が特に怖かった。

9/18 14:29

フォローで登ってくるむらっち。

9/18 14:29

そこの垂壁フェースが怖いよね。

9/18 14:32

人が頑張って登っているのにフザてけて踊るワンコさん。

9/18 14:59

上部ゴルジュを突破すると雪渓もほぼ無くなり、急なゴーロ歩きになる。

9/18 15:07

よく登ってきたわ。

9/18 15:48

最後の15m滝。これで終わりかと思うと名残惜しい。

9/18 16:33

急登を詰めると天国。

9/18 16:33

もうちょいで登山道。

9/18 16:50

烏帽子岳着いた。

9/18 16:52

終わったー！！

9/18 17:03

登山道にたくさんサンショウウオがいた。

9/18 17:07

キレイな稜線。

9/18 17:07

梅花皮岳

9/18 17:07

飯豊はいいで〜というオヤジギャグをかますおっさん。
梅花皮山荘の管理人のお二人としばしお話をしてから帰路につく。

9/18 17:55

北股岳

9/18 17:58

ここにもワンコさんがいる！

9/18 18:32

爆風の中ヘッデン下山。駐車場に着いたのは22時過ぎとなった。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

Google Pixel 5 SIMフリー Google

感想

きむ

普段はまともにヤマレコを書いていない私だが、この記録だけは残しておこうと思う。

不安と期待がせめぎ合う会心の遡行だった。