御在所岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 704m
- 下り
- 861m
コースタイム
天候 | 曇り時々霧雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
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写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
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共同装備 |
ファーストエイドキット 1
医薬品 1
ロープ(8mm)他 1
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感想
ミズノ関西エリア 第2回 御在所岳
関西エリア開催の第2回目は、鈴鹿山地の御在所岳(ございしょだけ1,212m)でした。
今回もたくさんの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。
朝8時に梅田を出発し、新名神高速道路にて一路御在所岳へ。
バスの中では、講師の松原尚之ガイドが今回のテーマである<山や自然の危険について>の講義を行いました。
低体温症への対策として雨具がいかに大切かということ、そして雨天時の岩場の歩き方などについての講義でした。なかでも雨具はとても重要な装備で、山では天候の急変があり得る為、いかなる天候でも雨具は必携です。
なお、ご希望の方には今回もミズノ「ベルグテックEX・ストームセイバーVレインスーツ」と、協賛いただいているセイコーウォッチ(株)様の登山用ソーラーウォッチ「アルピニスト」をレンタル試用していただきました。
10時頃に御在所岳の一の谷登山口に到着、準備体操をしてからいざ中道(なかみち)登山道へ出発です。
出だしから急登で、風化した花崗岩の上を歩いて行きます。
空はどんよりしていますが、今の所雨は降っていません。
急登が続くので、どんどん高度が上がります。
途中、頭上をロープウェイが通っていて、乗っているお客さんと手を振りあう場面もありました。
所々で鎖やはしごが出てきます。鎖は劣化しているものもあるので、全体重をかけずに、補助的手がかりとして使う様、ガイドより指示がありました。 はしごも濡れているので、一歩一歩慎重に登ります。
キレットの手前200mほどの平坦地にて休憩をとり、息を整えました。
キレットは岩場の下りで、このルートのハイライトです。松原ガイドを始め、サポートガイド、登山ガイド資格を持つミズノスタッフが、難所で受講者の方々をしっかりサポートしながらキレット越えをしました。
岩が濡れているので、念には念を入れて足を運びます。そして無事キレットを全員が越えました!
キレットにある鎖は、ハーケン(くさび)1本のみで固定されているので、頼り過ぎてはいけません。
キレットのあとも鎖場が数か所あり、ガイドやスタッフがサポートしながら、無事に通過して行きました。
標高1,000mあたりから雲の中に突入しました。
視界は一気に悪くなり、風も出てきています。
早速ベルグテックレインジャケットを着こむ方もいらっしゃいました。
登山口から頂上までほぼ岩盤やザレ場のこのコースは、アルプス登山を目指す方にはちょうど良いトレーニングになります。受講生の方の中には、夏に北アルプス・八ヶ岳の縦走を目指している方もいらっしゃいました。
そして霧の中、登り始めてからおよそ2時間50分で山上公園駅に辿り着きました!
少々の休憩をはさんで、御在所岳頂上まで、舗装路を歩きます。約15分歩いたところが、標高1,212mの御在所岳山頂です。霧の中でしたが、皆さん笑顔で記念撮影です。
下りはロープウェイで一気に湯の山温泉駅まで下りました。
ロープウェイからは、苦労して登ってきたルートが見下ろせました。キレットも良く見えていました。
下山後はアクアイグニスの片岡温泉で汗を流しました。お洒落で素敵な複合施設です。このような所で1泊してのんびりされるのも良いですね。
帰路のバス内では、再び松原ガイドから説明がありました。今回下りはロープウェイを使用しましたが、下山が実は一番大変であるとの事です。登りは心肺機能を使い、下りは脚力を使います。下りの脚力を鍛えるには、山に定期的に通う事が大切です。
大きな渋滞はなく19時半頃に梅田に到着しました。受講生の方々の溢れる笑顔にスタッフも一安心致しました。
ご参加下さった皆さん、今回の講習を踏まえて、夏のそれぞれの登山計画を安全第一でお楽しみください。本当にお疲れさまでした!
次回のミズノアウトドアスクール関西エリアの開催は7月26〜27日の富士山です。富士山は満員となっておりますが、その後の氷ノ山(9月20日)、雪彦山(11月29日)につきましてはまだ空きがございます。皆さまのご参加をスタッフ一同お待ちしております。
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