伊吹山と醒ヶ井宿のバイカモに、朝のあいさつを。
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,161m
- 下り
- 1,156m
コースタイム
上野登山口18:17 - 19:28三合目 - 20:25六合目避難小屋(泊)
3日
避難小屋4:40 - 5:15八合目 -5:43 伊吹山山頂6:10 - 8:01上野登山口
天候 | 2日:晴れ、ただし湿度は高い日でした。 3日:曇りのち雨、帰路に就くまでは降らずに我慢してくれました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上野登山口近くの高橋パーキングに停めました。 (翌日午前中までは500円。トイレ、着替え室、靴洗い場あり。下山時にお菓子とお茶のサービス!) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは上野登山口にあります。 並んで入山料300円を支払う窓口もあります。(任意ですが協力しましょう) 道はわかりやすく案内も多いので、夜間でもほぼ問題ないでしょう。 ただし足元は岩も多く、暗い時間にはヘッデンが必要です。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
1/25,000地形図 1
ガイド地図 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 1 3ℓ
ティッシュ 1
タオル 1
スマホ 1 GPS機能
計画書 1
雨具 1 式
防寒着 1
ストック 1
時計 1 コンパス・高度計
非常食 1 2日分相当
カメラ 1
ツェルト 1
ファーストエイド 1
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感想
足のけがが何とかなり、山道も大丈夫かと伊吹に行ってみました。
去年の6月末にヒメボタルとユウスゲを見たのが印象に残っていて、もう一度出会えたらと楽しみにしていたんです。
天気予報は2日目の朝から降り出すとのこと。 それもかなり広い範囲で崩れるらしい…
他が晴れても雲に隠れる伊吹のことですから、雨に降られることは覚悟して万全の準備はしていました。
雨だろうとガスだろうと山で過ごす時間がうれしくて、高いテンションのまま車を走らせます。
上野に近づく車から見上げると、予想とは正反対の山頂までくっきり姿を見せる伊吹山にびっくり。
さすがにこの後の天気を予感させる湿度の高さですが、歩き始めは大丈夫のようです。
平日の夕方、誰もいない登山口に今年できた入山協力金の受付箱が置かれていました。
山の維持管理や整備にかかる費用、ハイカーが少しでも負担するのは当然です。
(山なのに「参拝料」なんて言われてしまうとダメですが…)
登り始めの樹林帯は湿度が高く、汗が噴き出てきます。
沈みかけた太陽がほぼ水平に斜面を照らし、足元から湯気と熱気が上がってくるような気分。
まつわりつく虫の羽音につい足を速めたくなりますが、せめて自分の運動量は抑えて体温を上げないようにペースをゆっくり保ちます。
…ガマン比べのような歩行は一合目のゲレンデ跡に出るまで続きました。
見通しの良い道に出ると今度は山頂から吹き降ろす風が気持ちよく、思わず立ち止まって大の字に体を広げて風を受けていました。
他人からみられる心配がないというのはいいですね(笑)
三合目のユウスゲ群生地、咲いていたのは道から離れた一本だけでした。
去年に比べて今年は季節の進みが遅いのかも…
(下山時にみたポスターではユウスゲ祭りは19日でした。)
すっかり日は落ちて三合目を過ぎるころにはヘッデンの出番です。
普段の生活サイクルではこの時間熟睡しているのですが(笑)
歩いているのは私一人かと思っていましたが、途中でトレイルランニングの若い男性が軽快に追い抜いて行きました。
(この人とは六合目でもう一度会いましたが、驚いたことにもう山頂まで往復してきたとのことでした!)
夜に歩く人も走る人もいるんだと見送った私の頭に浮かんだのは、避難小屋に先客がいるかもしれないこと。
このペースだと小屋に着くのは8時ごろ。
食事の支度だなんだとその時間からごそごそ動き回って迷惑かけてしまう!
さてどうしたものか、しばらくはこの問題で頭がいっぱいでした。
避難小屋に着いてみると幸い(?)無人で、シャツを広げて乾かしたり体を拭いたりと自由に動けてほっとしました。
去年はこの小屋の周りでホタルがたくさん光っていたのですが、何度か外に出ても見つけることができませんでした。
残念ではありますが、ユウスゲと同様ホタルの登場も今年は遅いのかもしれませんね。
食事を済ませるころには気温は下がり、ダウンのシュラフに入ってちょうどいい気分♪
風の音を聞きながら長い夜を楽しむつもりで横になると、どうやらすぐに熟睡してしまったようです。
3時半に目が覚めてしまうともう横になる気にはならず、食事を済ませて外の様子を見てみます。
2日目は雨中のスタートのつもりでいました。
ひどいようなら山頂には向かわずゆっくり下山することに。
ところが表に出てみると、ガスに覆われてはいますがまだ降り出してはいません。
ならば山頂に向かうのに何の問題もありませんよね♪
夜明け前の薄暗がり、真っ白な風景の中で山道を辿ります。
この時間の山道に響く鳥の声のにぎやかなこと!
起き抜けの発声練習なのかな…
ガスの伊吹を歩くたびに同じことを思います。
よく単調だといわれる伊吹の登り、視界が遮られた中で足元に注意しながら体を持ち上げることが好きなんだと。
今回のような早朝の山道もですが、ご来光に合わせて真夜中に歩くこの道も、雪がまだ残るころの昼の登山道もそれぞれにいいですよね。
もちろん雪の季節の直登も!
山頂台地も当然真っ白です。
半径5mの視界のなか、気分次第でうろうろ散歩を楽しみます。
いつ降り出すかという湿った風の中ですが、しばらくの時間を過ごすことができました。
明るくなった下山の道沿いではやはり花に足を止めながらのハイクです。
避難小屋あたりで雲の下に出ると視界も開け、気分よくノンストップで登山口に下りることができました。
大雨の可能性もあると覚悟してスタートした今回でしたが、最後まで空は我慢してくれました。
ホタルやユウスゲには会えなくてもこの山には役者がたくさん控えてます。
道を横断していた毛虫やヤマアリの団体、葉っぱの裏に避難していた蛾も、みんなこの山の「いいもの」です。
「いつでも会えるものに会うこと」が嬉しくて何度も山に来てしまいます。
帰りに寄った醒ヶ井の地蔵川、バイカモは今が盛りのようでした。
あっという間に歩けてしまうこじんまりした宿場の風景。
清流と軒を連ねる古民家。
暑さを忘れる異空間。
こんな風景を訪ねる旅もしてみたいな…
monsieurさん、こんにちは。
梅花藻、きれいですね!
何でも水が綺麗なところじゃないと咲かないとか。
関東では、富士山のふもと、三島市内で
見ることが出来ます。
ここの水も綺麗ですもんね。
伊吹山は湧水の宝庫でしょう?
惹かれまくっております!
湧水ハンターより。
maatakoutaさん、はじめまして!
三島市に昔住んでいました。
(職場が箱根でした )
当時柿田川には何度も行きましたねえ…
忍野八海とか、富士山麓の名所には事欠きませんね
伊吹山、鈴鹿に囲まれたこの地域は湧水の多いところです。
水のきれいなことでも見ていただく通りです。
機会があればぜひお立ち寄りあれ
わお!って感じです!
私は三島在住の義母より
楽寿園内で教わりました!
まだ怪我されてからひと月もたたないのに本当に大丈夫ですか?
私も左ひざ後ろの靱帯を痛めて3週間以上経ちましたが、まだ朝起きたばかりは痛くて痛くて足を引きずっています。
お昼頃になると違和感がなくなり、「おっ、治った〜(^O^)」
と思うと、また翌日の朝から半日は痛かったり・・
「おっ、今日は朝起きぬけも痛くないぞ 」と思っていたら、
夕方になって痛くなったり。
たいてい筋を傷めると、野球の選手もそうですけど、全治2〜3か月っていいますから焦らずに治す事にしました。
monsieurさんは普段から鍛えてみえるから治りも早いのかな?
でも夏本番の山に向けてお大事に
miyaさん、ようこそいらっしゃいませ〜
miyaさんも足ですか?
そちらの方が重傷みたいじゃないですか
一時は踵の痛みが冗談にならないほどで、かなり長引く覚悟をしたんです。
医者に行ってから丸2日間は靴も履けなかったのが、3日目に嘘のように痛みが消えていたのにびっくりでした
痛みが繰り返したりするかと数日様子を見て、少しずつジョギングしたりしながら回復具合を確かめていました。
足を下ろす時にそっと加減してしまいますが、このまま完全復帰と行きたいですね
来週の富士山を耐えてくれるように足に言い聞かせてます
昔は耐えられる限りの無理をしてもその分体の強化につながっていたのが、今はダメージが蓄積されてトラブルを引き起こすんだと…ここ数日で気が付きました。
お互いに健康でいましょうね
山に復帰されたのですね〜!よかった〜
レコ、ワクワクして読ませていただきました
最後まで雨に降られずラッキーでしたね。
花一杯の伊吹山と醒ヶ井宿の梅花藻!
7月にチャンスがあったら訪れようと思っています。
過去2度、7月に夜間登山で伊吹山へ行ってますが、
見られたヒメボタルは、ほんの数匹程度。
沢山舞っているヒメボタルを、いつか見てみたいものです
slowlifeさん、こんばんは
ヒメボタルは土で幼虫が育つらしく、川沿いに群れるゲンジボタルなどと違って群れ飛ぶところはなかなか見られないのかな
去年は避難小屋の周囲で草むらのあちらこちらで光るホタルを見ることができたのですが、今回は会えずじまいでした。
ユウスゲの咲き方も去年より3週間ほど遅れていそうなので、今月下旬あたりがねらい目なのかもしれませんね。
しっかり調べて動けばよさそうなものですが、他にいいものをいくらでも見つければいいことなので会えなくてもあまり気にならないのがホントのところ…
バイカモは去年より花がたくさんついていたようです。
宿場町の雰囲気も良く残っていて、ここで過ごす「時間」が好きです。
monsieurさん、こんにちは♪
梅花藻ってどう読むのかと思ったら、バイカモと読むんですね〜
初めて知りました
素敵な「山で過ごす時間」を過ごせたようですね
私も早く山に行きたくなりました
それにしてもお花がたくさん咲いてますね
伊吹山はお花がすごいと聞いているので、これからもっと種類が多くなってくるんでしょうか?
毎日雨が続いてますが、高い山も雪解けが進んでいよいよ夏本番ですかね
miyucchiさん、こんにちは〜
バイカモの花もきれいなんですが、その水の透明感や風景と相まって魅力なんだと思います。
特にこの醒ヶ井、中山道の宿場町で当時の面影も残し、散歩するだけでタイムスリップさせてくれます。
伊吹山は 花の百名山 の名に恥じない名所です。
四季に姿を見せる花はやく1300種(!)とのことで、日本海からの気流の影響もあって標高(1377m)とは思えない高山性の植物も見られます。
この時期は何度足を運んでもそのたびに違う花が顔を見せてくれ、ひたすら登って下りる登山道も飽きません
高い山はないけれど、西の山もいいものですよ〜
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