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Yamareco

記録ID: 473644
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東北

梅雨の晴れ間の雁戸山

2014年07月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:26
距離
10.0km
登り
821m
下り
816m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:12笹谷峠〜6:50関沢コース分岐〜7:50滑川コース分岐〜8:23雁戸山8:30〜9:05南雁戸山9:25〜9:49雁戸山10:21〜11:06カケスガ峰11:25〜12:14有耶無耶関跡〜12:28笹谷峠
天候 晴れときどき曇り
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■笹谷峠の駐車場を利用しました。
■朝6時過ぎに着いた時は1台のみでしたが、
 12時半に下山してくると満車で路駐してる車も多かった。
コース状況/
危険箇所等
■前日の雨でコース全体に濡れていて足元はドロドロした所が多い。
 スパッツがあった方がズボンの裾が汚れずに済みます。
■特に北雁戸から南雁戸に向かう下りは泥のスライダー状態。
 片手はストックをついて、もう片手は木の枝や笹を掴んで慎重に下りました。
■前山のトラバースも谷側に傾斜して木の根や笹が滑りやすいので何気に厭らしい所。
■カケスガ峰を経由する仙台コースは途中が藪っぽくて、足元はやはりドロドロでした。
■有耶無耶関跡の辺りは道が入り乱れていて要注意。
山形道から見える北雁戸と南雁戸の双耳峰
2014年07月07日 14:42撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:42
山形道から見える北雁戸と南雁戸の双耳峰
笹谷峠の駐車場から見た西の空に浮かぶ朝日連峰
2014年07月07日 14:43撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
7/7 14:43
笹谷峠の駐車場から見た西の空に浮かぶ朝日連峰
無線中継所方面へ舗装路を歩く
2014年07月07日 14:44撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:44
無線中継所方面へ舗装路を歩く
北蔵王尾縦走コースの表示
2014年07月07日 14:44撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:44
北蔵王尾縦走コースの表示
山工高避難小屋
2014年07月06日 06:15撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/6 6:15
山工高避難小屋
小屋の内部
2014年07月06日 06:16撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/6 6:16
小屋の内部
無線中継所
2014年07月07日 14:45撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:45
無線中継所
濡れた草木でズボンも濡れる
2014年07月07日 14:45撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:45
濡れた草木でズボンも濡れる
関山ルートの分岐
2014年07月07日 14:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:46
関山ルートの分岐
チドリですが・・・何チドリ?
2014年07月07日 14:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:46
チドリですが・・・何チドリ?
雁戸山が見えた!
2014年07月07日 14:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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7/7 14:46
雁戸山が見えた!
滑川コースの分岐
2014年07月07日 14:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:46
滑川コースの分岐
視界が開け蔵王方面を望めた
2014年07月07日 14:47撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:47
視界が開け蔵王方面を望めた
足元は谷へと切れ落ちている
2014年07月07日 14:48撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:48
足元は谷へと切れ落ちている
シャクナゲ
2014年07月07日 14:48撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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7/7 14:48
シャクナゲ
カラマツソウ
2014年07月07日 14:48撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:48
カラマツソウ
垂直にも見える箇所ですが、ホールドスタンスはしっかりしています。
2014年07月06日 08:02撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/6 8:02
垂直にも見える箇所ですが、ホールドスタンスはしっかりしています。
高嶺バラ
2014年07月07日 14:49撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:49
高嶺バラ
北雁戸
2014年07月07日 14:50撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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7/7 14:50
北雁戸
振り返ると左の前山に続く平坦地がカケスガ峰。その向こうに山形神室の稜線。
2014年07月07日 14:50撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:50
振り返ると左の前山に続く平坦地がカケスガ峰。その向こうに山形神室の稜線。
北雁戸手前の小ピーク
2014年07月07日 14:51撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 14:51
北雁戸手前の小ピーク
ピークをわずかに下ったら北雁戸へ最後の登り
2014年07月06日 08:15撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
1
7/6 8:15
ピークをわずかに下ったら北雁戸へ最後の登り
ロープの下がる斜面
2014年07月06日 08:18撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/6 8:18
ロープの下がる斜面
北雁戸の山頂
2014年07月07日 15:21撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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7/7 15:21
北雁戸の山頂
南雁戸へ向かいます
2014年07月07日 15:22撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:22
南雁戸へ向かいます
ウスユキソウ
2014年07月07日 15:24撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:24
ウスユキソウ
南雁戸手前の偽ピーク
2014年07月07日 15:24撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:24
南雁戸手前の偽ピーク
どこを登ったんでしょ・・・
2014年07月07日 15:25撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:25
どこを登ったんでしょ・・・
南雁戸が近づいてきた
2014年07月07日 15:26撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:26
南雁戸が近づいてきた
八方平避難小屋・・・いつかここに泊まって北蔵王を縦走してみたい
2014年07月07日 15:27撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
2
7/7 15:27
八方平避難小屋・・・いつかここに泊まって北蔵王を縦走してみたい
南雁戸の山頂
2014年07月07日 15:36撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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7/7 15:36
南雁戸の山頂
北雁戸へ戻ります
2014年07月07日 15:36撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:36
北雁戸へ戻ります
振り返って南雁戸
2014年07月07日 15:37撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:37
振り返って南雁戸
北雁戸で一休み
2014年07月07日 15:38撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:38
北雁戸で一休み
ハマグリ山〜トンガリ山〜山形神室〜仙台神室。右に特徴的な大東岳のシルエット。その背後は面白山か・・・?
2014年07月07日 15:39撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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7/7 15:39
ハマグリ山〜トンガリ山〜山形神室〜仙台神室。右に特徴的な大東岳のシルエット。その背後は面白山か・・・?
山形市街地方面。この時間、朝日連峰は雲の中。山間を縫う様に走る山形道が見える。
2014年07月06日 10:05撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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7/6 10:05
山形市街地方面。この時間、朝日連峰は雲の中。山間を縫う様に走る山形道が見える。
初めて見た蔵王ダム湖
2014年07月07日 15:40撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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7/7 15:40
初めて見た蔵王ダム湖
ロープが下がる斜面を下る
2014年07月06日 10:23撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/6 10:23
ロープが下がる斜面を下る
コケモモ
2014年07月07日 15:41撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:41
コケモモ
なだらかなピークのカケスガ峰。山形方面の展望が良い。
2014年07月07日 15:42撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:42
なだらかなピークのカケスガ峰。山形方面の展望が良い。
カケスガ峰の一角に廃墟のような小屋があった。
2014年07月07日 15:43撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:43
カケスガ峰の一角に廃墟のような小屋があった。
ポツンと咲くハクサンフウロ
2014年07月07日 15:43撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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7/7 15:43
ポツンと咲くハクサンフウロ
下りに使った宮城コースはブナが美しい
2014年07月07日 15:43撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:43
下りに使った宮城コースはブナが美しい
掘れてドロドロで滑り易い
2014年07月06日 11:35撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/6 11:35
掘れてドロドロで滑り易い
藪っぽい所もあってプチバリエーション・・・って言うか歩き難い
2014年07月06日 11:56撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/6 11:56
藪っぽい所もあってプチバリエーション・・・って言うか歩き難い
有耶無耶関跡
2014年07月07日 15:44撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:44
有耶無耶関跡
高圧線の下をくぐる
2014年07月07日 15:45撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
7/7 15:45
高圧線の下をくぐる
峠越えの舗装路に出ました。
1
峠越えの舗装路に出ました。
駐車場に戻ってきました。
駐車場に戻ってきました。

感想

 ここのところ週末に天気が崩れるパターンが続き全く山に行けず。
基本的に梅雨ですから仕方がないとは思いつつ、平日は晴れが続き恨めしい・・・
なんて思っていたところ久々に日曜日の晴れの予報。
で、以前から狙っていたあの鋭鋒に登ってきました。

 笹谷峠に着いたのは6時過ぎ。西の空に浮かぶのは朝日連峰。。。今年は絶対あの稜線を歩きたいところ。写真を撮ったりまったり靴を履き替えたりしているうちに、男性の単独行と老夫婦が先行していきました。TONOも駐車場横のトイレで用を済ませたらイザ出発。
 最初は舗装された道。歩き始めてすぐに山工高小屋。中を覗いてみると一般も利用できるようですが、あくまでも緊急避難用との表示。小屋を過ぎ昨日の雨に打たれた草木の中を行くと、スパッツから外れた太腿から膝はけっこうびしょ濡れ。いつしか眺望もない風もない樹林帯に突入。足元はドロドロで滑りやすく、休むような場所もないしただひたすら登ります。やがてカケスガ峰からの道を併せ、前山の東斜面をトラバースして行きますが、このトラバースも濡れて滑りやすいし谷側に傾斜しているしで歩き難い。トラバースが終わって右から新山コースの道が合流するとようやく展望が開けました。前方には北雁戸の鋭鋒が聳え、狭い稜線に付けられた登山道が細いラインとなって確認できます。ここでちょっと休憩。
 この先は"蟻の門渡り"と名の付いた狭い岩稜。これまでの樹林帯とはうって変わり爽快な登りです。スリップに気を付けながら風を感じてグングン行きます。わずかに下って上りつめると北雁戸の山頂に飛び出しました。山頂からは素晴らしい絶景が望めました。正面にはもう一つのピークの南雁戸。その向こうに蔵王連峰の刈田、熊野、地蔵。振り返れば神室岳へ続く稜線。苦しかった樹林の登りが報われる瞬間です。自分がたった今あの尖った頂にいるかと思うと感慨深い。。。オニギリを頬張りながらしばしこの眺望を楽しみます。
 一休みしたら次は南のピークを目指します。北雁戸の南側の下りはドロドロの足元にけっこうな斜度。ほとんど泥のスライダー状態です。右手でストックをつき、左手では木の枝や草を掴んで慎重に下ります。鞍部から登り返すと偽ピーク。ここから少し下って西側の斜面をトラバースして最後に登ると南雁戸の山頂。古ぼけた標識には1,486mとありました。下から眺めると尖がった北雁戸の方が高く見えるけど、こっちの方が若干標高が高いよう。いつかここを越えて名号峰〜熊野岳と縦走してみたいものです。
 南雁戸でも一息入れて北雁戸へ戻ります。下りで苦戦した泥のスライダーですが登りでは比較的楽に通過できました。北雁戸の山頂で再び眺望を楽しんだあと、後ろ髪をひかれながら下山しました。前山のトラバースが終わると山形コースと宮城コースの分岐点。山形コースを登りに使ったので下りは宮城コースを選択。分岐から100mも行かないうちに開けた平坦地に出てここに慰霊碑がありました。昭和56年に高校生が遭難したらしい。そっと掌を合わせて先に進みます。緩やかにに登るとすぐにカケスガ峰のピーク。パッと視界が開け山形市街を見下ろす草地となりました。思わずここでもザックを下して休憩。テントを張って昼寝したくなるような開放的な場所でした。
 ここからあとは一気に下ります。美しいブナの林の中を下って行きますが、足元は相変わらずのドロドロで滑り易く、掘れたところもあるのでよそ見はできません。倒木が道を塞いでいたり藪に覆われた箇所もあって、どっちかというと山形コースの方が歩き易いかも。途中で大きく西へ進路を変え2〜3回枯れた沢を渡ると平坦となり、標識に従って進むと有耶無耶関跡に出ました。この辺りは草を刈った道がいろいろあって分かり難い。送電線の下をくぐり辿って行くと舗装路に下り立ち、山形側に少し歩くと笹谷峠の駐車場へ着きました。駐車場は満車で路上駐車の車もいっぱい。この日は良いお天気で神室方面に行った人も多かったのでしょう。
 
 こっちに引っ越してからずっと気になっていた双耳峰に登ることができて、何かノルマを果たした感じがします。予想したより難易度は高くなかったですが、累積標高差の割に太腿が疲れたのは、下がドロドロで滑り易かったからか・・・。前山のトラバースが終わってからの稜線歩きは爽快で眺望も良く、また行ってみたいと思わせるに十分な魅力がありますが、そこまでの展望のないドロドロ道を考えるとしばらくは行かなくてイイかな。雁戸登山から2日経った今日は太腿とふくらはぎが筋肉痛。とりあえずこれからの夏山登山に向けて少し筋トレをしなければ・・・と思った山行でした(^^;



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