記録ID: 473666
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山
天人峡温泉からトムラウシ山
2014年07月03日(木) 〜
2014年07月05日(土)
pinsuke
その他1人
体力度
8
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 52:43
- 距離
- 41.9km
- 登り
- 2,605m
- 下り
- 2,592m
コースタイム
1日目(縦走装備) 7:00登山口-12:40小化雲岳-13:50化雲岳-14:40ヒサゴ沼
2日目(日帰装備) 5:10ヒサゴ沼-6:20ヒサゴのコル-6:50天沼-7:50北沼-8:20トムラウシ山-9:10南沼-9:50南沼キャンプ指定地10:20-11:00北沼(山頂トラバース)-13:00ヒサゴ沼
3日目(縦走装備) 5:30ヒサゴ沼-6:30化雲岳-11:30登山口
2日目(日帰装備) 5:10ヒサゴ沼-6:20ヒサゴのコル-6:50天沼-7:50北沼-8:20トムラウシ山-9:10南沼-9:50南沼キャンプ指定地10:20-11:00北沼(山頂トラバース)-13:00ヒサゴ沼
3日目(縦走装備) 5:30ヒサゴ沼-6:30化雲岳-11:30登山口
天候 | 7月3日 曇り時々晴れ 7月4日 晴れのち曇り 7月5日 霧雨、ガス、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口は公共駐車場から50mほど坂を登って右手 |
コース状況/ 危険箇所等 |
いつかは天人峡温泉からトムラウシ山に上ってみたいと思っていたが、やっと実現。女房と二人、テントを担いで行ってきた。3日間とも晴れというわけには行かなかったが、大雨や強風にも遭わず、まずまずの天気で満足のいく山行だった。 登山口に登山ポスト有り。下山後は天人峡温泉「御やど しきしま荘」で入浴(一人700円)。 登山道の状況は、川のようになっていることもあると聞いていた第二公園(標高1,500m前後)付近はぬかるみもほとんどなく、今回の山行ではせいぜい靴を濡らす程度の状態。小化雲岳を越えるところと1947から化雲岳に向かう途中にやや大きめの雪渓が残っているが、歩いてきた夏道のまま、進行方向を変えずに進むとまた夏道に通じる。化雲岳を越え、分岐からヒサゴ沼への木道を歩くと、間もなく眼下にヒサゴ沼が見えてくる。沼への大きな雪渓は、その東側を意識して下ると良い。沼端の夏道にぶつかると、すぐ先にヒサゴ沼避難小屋が見える。 避難小屋は約30人収容。これからの時期は満員状態になることが多いらしい。トイレは2つ。ゴミはもちろん、ティッシュ、トイレットペーパーは持ち帰りとのこと。キャンプ指定地は沼端、20張程度は楽に張れそうだが、できれば湿気の少ないところに設営したい。 ヒサゴ沼からトムラウシ山に向かうには、沼端の夏道を覆う雪渓をトラバースし、その後雪渓を20分ほど登る。地形図上にはヒサゴのコルに抜ける道と、そこより500mほど南(トムラウシ山寄り)に抜ける道がある。どちらも、今は大部分が雪渓なので、小生は迷わずトムラウシ山寄りのコースを選んだ。が、1,810mのポコのすぐ下で雪渓がなくなっているものの、探しても探しても(地図でウロウロしてるのがわかると思います。)夏道の踏み跡がない。結局、諦めて雪渓をトラバース、30分ほどタイムロスをしてヒサゴのコルに出た。なお、素直にヒサゴのコルに出るには、沼端の夏道が消えたところから東側の山肌に沿って直登することになる。ヒサゴのコルから標高差50mほど登ると視界が開ける。この日は頭上は晴れだが、遠くは雲の中、残念。ここからしばらくは木道が続く。諦めた登山道が気になって分岐点を注意深く探したが、ヒサゴ沼に通じる夏道は見つけられなかった。もしかしたら、もう使わなくなっているのかもしれない。あとはお花畑に癒されながら日本庭園、ロックガーデンを越えてトムラウシ山に向かう。途中、小さな雪渓はあるが迷う心配はない。また、ロックガーデンなどの岩石地帯もペイントやピンクテープ、ケルンを探しながら歩けば心配ない。 ヒサゴ沼の登り降りの雪渓はさほど心配ないが、沼端の雪渓は斜度15°から20°くらいの斜面をトラバースするので慎重に。私たちはツボ足で通しましたが、不安な方には軽アイゼンをおすすめします。 花々が一斉に咲きでて、どこを見ても花畑。写真の花の名に誤りがあるかもしれませんが、ご容赦ください。荒天でさえなければ、天国のようなところです。 |
写真
撮影機器:
感想
快晴の下とはいかなかったが、十分満足できる山行だった。くもりやガスもあったが、5年前の惨事を思えば、穏やかな天候の部類に入る。ビバークしようとして二人亡くなった北沼、四人亡くなった山頂トラバースコース南沼キャンプ指定地手前。あの時とほぼ同時期、多分花もたくさん咲いていたのだろう。ヒサゴ沼からほぼ同じコースを歩き、「一歩づつ歩けば、こんなに進める。」と言った女房の言葉とともに、感慨深い山となった。
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