小倉山〜西山古道〜釈迦岳〜ポンポン山〜大原野森林公園西尾根ルート〜南の谷〜小塩山
- GPS
- 09:32
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,523m
- 下り
- 1,449m
コースタイム
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 9:32
ゴール地点が別表記されていますが、南春日町バス停でゴールしています。
花を探しながら歩いていたり、撮影に時間を費やしていたり。
ペースに乱れがあるはずで、コースタイムはあまり参考にならないでしょう。
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■西山天王山駅〜小倉山〜浄土谷 西山天王山駅から住宅街を歩き、小倉神社へ。 神社の脇から入山し、少し先の分岐で右へ。 道なりに登って行くと小倉神社分岐へ至り、小倉山まではわずかの距離のピストン。 小倉神社分岐に戻り、浄土谷方面へ。 雨水で道の中心がえぐられた区間まで来ると、浄土谷にある登山口はすぐそこです。 ここからは少し舗装路を歩きます。 ■西山古道〜大沢峠 彌勒十三佛の近くから入山し、あまり歩かれていない谷を進むと、西山古道の道標13に出合います。 東に延びる尾根に進路を取り、途中の道標などを見つつ進むと、道標10地点。 ここへは柳谷観音の方から来る人が大半でしょうか。 薄暗い谷の道を進むと沢があり、その先がこもれび広場です。 登り返しの急坂を経て、シダの道を進むと、緩やかな道になります。 送電線の下の展望台を経て、ゴルフ場の横を通過してしばらく進むと、大沢峠です。 ■大沢峠〜大杉〜釈迦岳〜ポンポン山 大沢峠から大杉までについては、最後の山道区間は一般のルートではない方のルートに進んでいます。 こちらも手入れはされており、問題なし。 大杉から川久保渓谷方面は立入禁止となっており、本来は進入すべきではありませんが、現地に掲示されている地図には作業区間が明示されており、その辺りぐらいまで行き、引き返しています。 歩いた区間については、これまでとあまり変わりはなく、特に危険箇所はありませんが、立入禁止となっているので、留意して行動を。 大杉からポンポン山の山頂までは、標識が充実した明瞭な道で問題なし。 ■ポンポン山〜大原野森林公園西尾根ルート〜森の案内所 ポンポン山の山頂から出灰方面へ少し進んだ所に標識があり、そこから西尾根ルートへ。 やや急な斜面の区間があるので、滑らないように注意したいですね。 ほぼ踏み跡ははっきりしており、森の案内所まで歩きやすい道が続きます。 ■森の案内所〜南の谷〜小塩山 森の案内所を出て府道に出合うと、小塩山の登山口がすぐそこにあります。 少し進むと沢があり、ここを渡渉し、南の谷へ。 南の谷は一般のルートではなく、2018年9月の台風21号による倒木で部分的に荒れています。 特に危険ではないけれど、それなりに歩き慣れている人向けと思われ、ある程度の注意は必要でしょうか。 谷を詰めて行くと別ルートと合流し、途中に斜面崩落地があるけれど、あまり問題なし。 天皇陵道に合流し、その後は舗装路などを歩き、小塩山山頂へ。 今回はP604に寄り道しています。 ■小塩山〜南春日町バス停 『府道出合』からの下りでは、路面の状態は歩きにくく感じられる区間があり、足下に注意したいですね。 落ち葉の多い時期には別の難しさも加わり、下りでは利用したくない感じ。 舗装路と出合う箇所があり、最初の出合の手前では左側が崖となっており、転落しないように注意が必要。 現場には注意喚起の表示がされているので、初めて通る方は見落とさないよう。 その後は特に問題ないはずで、小さな沢に出合い、対岸へ。 ゲートを通過し、その先の正法寺の池を横に見て、左折。 地図に従って進むと、南春日町バス停へ至ります。 |
写真
感想
夏場の重い荷物を背負っての山行による影響もあってか、左足首と右膝の状態があまり良くなさそう。
普通に歩行可能ではあり、今後への不安材料という程度かも知れないけれど。
それもあり、この週末はお休みしようかと思っていたのだけど、あまりにも好天の予報となっていて、出かけずに自宅にこもっているのは難しい。
そろそろアケボノソウが咲き始めているはずで、今年もポンポン山界隈の状況を確認しに行って来ました。
西山天王山駅からスタートし、住宅地を抜けて行き、小倉神社へ。
まだ少し薄暗い中、お詣りを済ませ、すぐそこの登山口から入山。
ムラサキホウキタケを探しながら、ゆったりと歩いて行くのだけど、見つけられず。
小倉神社分岐から小倉山へピストン。
十方山を訪れる際にすぐ横を通るのだけど、小倉神社を経由している時だけに寄る事にしており、山頂を踏むのは久しぶり。
倒木がそれなりに片付けられていたり、他にも手が入れられていたりで、以前とは違う印象。
分岐に戻り、浄土谷方面へ。
浄土谷の登山口の手前、未知の中心が雨水でえぐられている箇所は通りやすくなるよう、さらに手入れされており、改めて感謝を。
今回も運んできた石を置いておきます。
少し舗装路を歩き、再入山。
小さな谷を登って行き、探し物をすれども見当たらず、残念な結果に。
写真9の道標13の地点からは西山古道を辿ります。
こもれび広場の手前、7月末の山行で歩いた沢を少し感慨を抱きつつ見やり、急斜面へ。
青空の下、順調に進んで行き、道標7地点でパンを食べつつの休憩にします。
新たに保護されているオオバノトンボソウを見たりしつつ進み、大沢峠に到着。
そのまま登って行かず、アケボノソウを求めて、大沢方面へ通じている林道へ。
以前には、ここにもアケボノソウが咲いていたのだけど、台風による被害もあってか、もう見当たらない。
分岐で右折し、大杉方面へ。
少し進んで行くと、件の台風で甚大な被害を受けたエリアへ至る。
新たに植林が進められているようで、少しチェックしてみると、どうやらスギなどではなく、広葉樹が植えられているよう。
土の層が薄く、針葉樹だとあの時と同じような被害を生じそうだし、賢明な判断ではないかと思われ、今後の推移を気にしておきたい。
林道を離れる際、一般のルートではない方を進み、写真17の小滝と久しぶりに対面。
このルートの倒木もすっかり片付いており、難なく進み、大杉に到着。
アケボノソウの探索をすべく、川久保渓谷方面へ。
こちらは通行止めとなっているのだけど、昨年と同様、地図で工事範囲とされている辺りまで歩き、引き返す事にします。
探索の結果については、末尾にまとめる事にします。
探索を終え、大杉から釈迦岳を経て、ポンポン山へ。
もう何度も歩いている道でもあり、この日は特に記すような事もなく、ポンポン山山頂に到着です。
意外と人は多くなく、ここで昼食にしようかと心が傾きかけたけど、そのまま先へ。
昼食の候補地のリョウブの丘とツツジの丘に寄ったものの、先へと進む事にし、森の案内所に到着。
意外な事に誰もおらす、静かな中での昼食タイム。
好天の予報なのに、意外と歩いている人は少ない?
森の案内所のすぐ近くの登山口から再入山し、次は小塩山へ。
バスの時間的に急ぐ必要はなさそうなので、一般的な尾根ルートではなく、南の谷へ。
新たな倒木が加わっているのか、それなりに荒れているのは変わらず。
倒木帯を越えようとしている際、シダの藪をかき分けていると、棘のある植物なのか何なのかは不明だけど、手に刺さり、ちょっと嫌な感じの痛みが発生。
少ししてから確認すると、5mm間隔ぐらいで4箇所、刺さった跡がある。
この谷をこの時期に歩く人は少ないと思われ、だからこその恩恵もある?
恩恵を程々に享受しつつ谷を歩き終え、尾根へ。
バスの時間を考慮し、寄り道するのが良さそうと判断し、P604へ。
この日の唯一のピークハンターさんのプレートがあり、ささやかな満足感に浸る。
引き返して行き、その先の崩落地ではショートカットできるようになっていて、これは地味にありがたい。
体に残った元気を寄せ集めて進んで行き、小塩山山頂に到着です。
カタクリの時期以外は静かで、この日も同様。
今回は天皇陵道ではなく、北寄りのルートで。
付近に何台か駐車されていたし、声や物音も聞こえて来たので、カタクリの保護エリアであるNの谷の整備に来られていたようで、感謝の思いを抱きつつ先へと進みます。
府道出合を経て、さらに進むと辺りは雰囲気の良い樹林帯となる。
でも、この辺りの道は滑りやすい状態となっていて、足元に注意が必要なので、あまり周囲を見ている余裕はない。
最も良い雰囲気となっている辺りはカエデの群生地となっていて、登山道から逸れて、その中を進んで行きます。
昨年は紅葉の終盤に何とか間に合ったのだけど、いつかは紅葉のピーク期に歩いてみたい。
それが今年になるのか、どうか。
その後の注意すべき箇所も問題なく通過し、小さな沢を渡ると林道に出合う。
ゲートを通過し、天皇陵道との合流地点で着替えを済ませ、ちょっとすっきり。
正法寺では、今回も種々の花に迎えられ、気分が良い。
ベンチにて諸々を整えた後、無事に山行を終えられた安堵感と共に歩き、南春日町バス停にてゴールです。
山行を休もうかと思っていた中、好天に釣られて歩いて来ました。
歩き慣れた地元の山でもあり、足の不具合は特に意識する事もないぐらいでした。
アケボノソウについては最後に書くとして、ヒラタケを採取する事ができたし、歩いたなりの収穫は十分にあったように思う。
ヒラタケについては、間違えやすい毒キノコの特徴を有していないのを確認した上で採取し、帰宅後にも再確認。
以前と同様、おいしくいただきました。
アケボノソウについては、依然として数は少なく、この一帯での存続が危ぶまれる状態だと思われます。
過去に見かけた辺りを良く探してみると、1年目の葉っぱの状態の株がそれなりに見つかるのだけど、これがうまく育ってくれるのか、どうか。
付近に繁茂している植物に生息域を奪われているとの印象で、このままだとこの植物ばかりになってしまいそうなぐらいの勢い。
マツカゼソウ以上の繁殖力がありそう。
今後の様子を見るべく、アケボノソウの周囲のこの植物をいくらか間引いてみました。
どう変化するのか、しないのか。
シカによる食害や心ない人による盗掘、大雨で流されたりなど、生息数を減らす要因は色々とありそうで、人が手を入れて守ろうとしないと、姿を消してしまう所は多いのでは?
好きな花だし、継続的に気にかけて、自分なりにできる事をしたいと思う。
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