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ヤマレコ

記録ID: 4768 全員に公開 沢登り丹沢

神ノ川水系 伊勢沢

日程 2010年10月24日(日) [日帰り]
メンバー
 haru(SL)
 kamog(CL)
天候曇りのち小雨
アクセス
利用交通機関
車・バイク
神ノ川ヒユッテ前林道ゲート
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

10/23
 愛甲石田駅22:30=24:00神ノ川ヒユッテ林道ゲート前(車中泊)
10/24
 6:00起床-ゲート発7:00-伊勢沢出合8:35-8:40F1下-F2上9:15-四ノ沢出合9:40-10:05F3下-10:20F4大滝下10:40-11:50大滝上-12:25五ノ沢出合-980m二俣13:00-1150m奥の二俣13:50-左俣へ-14:35姫次と原小屋平の間の登山道-14:40姫次15:00-袖平山-15:50風巻の頭16:10-16:40林道-16:50ゲート着

コース状況/
危険箇所等
■伊勢沢

  神ノ川上流部の一大支流。中流部に丹沢でも最大級の大滝45mを抱える。
  遡行グレード:2級上(大滝直登の場合)

 |鷦屮好據璽垢録瀬寮逎劵罐奪徳阿陵料駐車場または林道ゲート手前の
   路肩に邪魔にならないよう駐車する。
   神ノ川ヒユッテ前には立派なトイレ(夜間でもセンサーで点灯あり)、
   奥のヒユッテには登山届ポストあり。

  伊勢沢への入渓は神ノ川林道標高657mに1m岩と赤テープがある尾根状を
   踏み跡に従って下降する。尾根状を20m下降し尾根から離れ右側に続く
   踏み跡へ行けば、伊勢沢合流点10m上流の河原に出る。
   伊勢沢に入るには神ノ川本流を徒渉しなければならない。

  I弦635mで2段6m滝。下段は左をへつり、上段は右側のトラロープに
   沿って登る。

  ど弦660mで2段4m滝。同680mで長さ10mナメ。同690mで2m、
   石積3m滝と続く。

  ド弦710mに10m滝。トラロープのある左側を登る。

  ι弦730mで水量比10:1の支流を右手に見て、釜を持つナメ状は右側を
   へつって越える。
   同750m2段4m滝(上段は3条)は右から越え、3m、2m、3m滝を
   続けて越す。

  標高790mで本流は北東から南へ(右へ)グッと曲がる。
   トイ状の流れとスラブ岩を右側から越していく。

  標高860mでY字状8m滝を越し少しで2段15m滝。下段は容易で、
   上段は右側の古い残置ロープスリングと鎖を使って越していく。
   その先には3m滝といよいよその勇姿を現す45m大滝の白い筋が
   出てくる。

  45m大滝は記録によると中央のブッシュ混じりの岩カンテルートか
   左の凹角ルートが登れるようだ。
   今回は左凹角ルートを登る。乾き気味の岩は比較的安定はしているものの
   約35mほど登らないと残置アンカーは出てこない。掘銑元蕕離ライ
   ミングを余裕を持ってノーアンカーで登れる力がないと取り付くべきでは
   ない。ちょっとでも足を滑らせれば怪我では済まない。
   ようやく出てきたアンカーも錆びたリングボルトとその上部に
   ハーケン1枚のみ。途中はハーケンを打てるよいリスもほとんどない。
   40mほど登った残置ハーケンの上部で右側真っ直ぐ上に伸びる土交じりの
   ルンゼと、急峻なブッシュ帯に入る左側真っ直ぐのルートに分かれる。
   絶対テンション入れられないので前者はあまり気持ちがよくない。
   後者も脆そうな斜面に頼りないブッシュ。アンカーになりそうなブッシュが
   ある左ルートを騙しながらモンキークライミングで登り続ける。
   ようやく太めで終了アンカーになりそうな木まで辿りつくと60mロープ
   一杯になっていた。すでに滝の落ち口よりも12mくらい上になっていた。
   すぐ上の小尾根状に乗り、沢に向かい滝落ち口から10m上流に降りる。
   大滝の登攀に二人で1時間近く費やしてしまう。
   高巻きは大滝右側の支流かららしいが、落ち口へ向かうトラバースは
   落ちたら50mのダイブ必至に見えるのでロープ必携であろう。

  標高910mで水量比1:5の支流を左に見送り4m滝を越し、同960mで
   3m滝(右から。卦)、4m滝(左から。卦)を越せば
   同970mで水量比2:1の二俣。

  標高995mで水量比1:1二俣。ここが一般的な左俣と右俣の出合である。
   左俣に入ると標高1120m辺りまでは水が伏流した河原がしばらく続く。

  標高1160m奥の二俣は、左沢は涸れており、右沢は源頭部にしては豊富な
   水量を誇っている。水のある右沢へ入るとナメ状を前後に持つ5m滝。
   右から巻く。
   ここから短い間に滝が連続している。
   8m滝は左から巻くが足元の土が崩れやすい。
   3段4m、3m、逆くの字長さ3mナメ滝を快適に越し、7m滝は左側
   から、3m滝は右側から巻いて越す。
   標高1290m最奥の二俣は4m滝で出合う左沢へ入る。
   この上流で沢床から豊かな水源がある。
 
  詰めは最後まで藪もなく傾斜もそれほどきつくなく登れる。
   原小屋平と姫次の間で登山道に出て遡行終了。

  下山は姫次(広い平地でベンチあり植生も気持ちよい)〜袖平山〜
   風巻ノ頭経由で神ノ川ヒユッテへ。速いパーティで1時間半、通常は
   2時間強で下山できる。


  
ファイル 4768.xls 計画書 (更新時刻:2010/10/22 05:00)
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図 [pdf]

写真

神ノ川ヒユッテ前を出発〜
2010年10月24日 07:03撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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神ノ川ヒユッテ前を出発〜
1
この岩と奥の赤テープのところから神ノ川に降りる
2010年10月24日 08:03撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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この岩と奥の赤テープのところから神ノ川に降りる
踏み跡はある
2010年10月24日 08:04撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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踏み跡はある
伊勢沢へGO
2010年10月24日 08:32撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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伊勢沢へGO
釜がよく発達している
2010年10月24日 08:37撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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釜がよく発達している
フリーで越す
2010年10月24日 08:39撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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フリーで越す
滝の容姿も釜もよい
2010年10月24日 09:05撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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滝の容姿も釜もよい
910m二俣から右俣へはいるとトイ状の流れとスラブ岩
2010年10月24日 09:49撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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910m二俣から右俣へはいるとトイ状の流れとスラブ岩
スラブ岩
2010年10月24日 09:50撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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スラブ岩
2段15m滝と奥に伊勢沢大滝45m
2010年10月24日 10:05撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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2段15m滝と奥に伊勢沢大滝45m
2段15m滝を越す
2010年10月24日 10:10撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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2段15m滝を越す
2段15m滝の上段には鎖が上部に架かっている
2010年10月24日 10:11撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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2段15m滝の上段には鎖が上部に架かっている
大滝へもうすぐ
2010年10月24日 10:13撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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大滝へもうすぐ
実に見事な伊勢沢大滝45m
2010年10月24日 10:15撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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実に見事な伊勢沢大滝45m
滝の下から登れるルートを探る
2010年10月24日 10:18撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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滝の下から登れるルートを探る
左凹角ルートを登る
35m登らないとアンカーがまったくない
ハーケンを打つよいリスもあまりない
お〜い、写真なんか撮ってる場合じゃないってば!
この上部5mまでアンカーなし
クライミンググレードは掘銑元蕕らい
2010年10月24日 10:46撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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左凹角ルートを登る
35m登らないとアンカーがまったくない
ハーケンを打つよいリスもあまりない
お〜い、写真なんか撮ってる場合じゃないってば!
この上部5mまでアンカーなし
クライミンググレードは掘銑元蕕らい
凹角上部
乾いた岩を登り最後の20mはブッシュのモンキークライム
しっかりクライミングが出来る人以外は取り付かない方がよい
2010年10月24日 10:47撮影 by DMC-FX07, Panasonic
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凹角上部
乾いた岩を登り最後の20mはブッシュのモンキークライム
しっかりクライミングが出来る人以外は取り付かない方がよい
結局60mロープ一杯使って大滝を登った
落ち口が見えるポイントに降りる
2010年10月24日 11:46撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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結局60mロープ一杯使って大滝を登った
落ち口が見えるポイントに降りる
大滝の上流は一時平穏となる
2010年10月24日 11:46撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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大滝の上流は一時平穏となる
まだまだ釜と滝は続く
2010年10月24日 12:18撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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まだまだ釜と滝は続く
原小屋平と姫次の間で登山道に出た
2010年10月24日 14:27撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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原小屋平と姫次の間で登山道に出た
袖平山直下のベンチ
2010年10月24日 15:08撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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袖平山直下のベンチ
神ノ川ヒユッテ前着
お疲れ様〜
2010年10月24日 16:44撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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神ノ川ヒユッテ前着
お疲れ様〜

感想/記録
by kamog

haruとは2年ぶりの遡行。
単独では不安であった伊勢沢に同行してもらった。
時間もかかるので前夜に神ノ川ヒユッテ前林道ゲート近くで車中泊とする。

神ノ川は4年ぶり。林道をお喋りしながら歩いていると
「あれっ?ここ広河原じゃん!」
すっかり行き過ぎてしまった。
これではお喋りに夢中になって現在位置を見失い道迷いする困ったハイカーと一緒。
急いで戻り伊勢沢出合に降りる小尾根から踏み跡を辿って神ノ川に降りる。
なるべく水に入りたくないが、さすがに神ノ川はある程度浸からなければ徒渉無理。

伊勢沢は滝の前衛にほとんど釜を持っている。
どれも深いブルーのきれいな釜でナイスだ。
ヘツリや微妙なクライミングを繰り返しながら進むと
2段15m滝の向こうに一筋の白い流れが目に入ってくる。
いよいよ伊勢沢大滝45mだ。
評判通り圧巻の威容を醸し出している。
この滝の登攀に備えて60mロープを背負ってきた。
染み出しのある中央カンテルートは細いブッシュで覆われいやらしそうなので
左凹角ルートを登ることにする。
多少染み出しはあるものの岩は安定していた。

しかし登っていてどこだどこだと探している残置支点がまったくない!
30mもノーアンカーで登ってしまったので、そろそろまずいと思い
ハーケンを打とうと試みるが決まるリスはほとんどない。
あまりこんなことをしているとハンマー打ちで腕がパンプしてしまうので
心決めて再び登ることにした。
35m以上登ったところでようやく古い錆びたリングボルト発見。
テンションを思い切り掛けたら当然破断するであろうが
精神的支えとしてランニングを取る。
その上にもハーケン1枚。バックアップでクイックドローを掛ける。
ここまでクライミンググレードはRCCで卦蕕ら部分的に元蕁
どこかの書籍に記載してあったが、ホールド、スタンスが比較的安定している
のがせめてもの救いであった。
上のテラス状から右手の土混じりルンゼと左手の脆い土壌と頼りないブッシュ
急斜面に何となく分かれる。
右手はいやらしそうであったので、まだランニングとして使えるブッシュの
ある左手に身体を押し上げていく。
根っこを掘り出しスリングを掛けてランニングとする。
ようやくビレイアンカーになりそうな太い木まで辿りついたときは
60mロープがいっぱいになっていた。
50mでなくてよかった。
眼下に大滝の落ち口が水平から垂直にそのエネルギーを発散させていた。
この滝の登攀に今日の精神的エネルギーは枯渇する。

上流の滝はそれ程難しくもなく2級の沢っぽくなる。
気がつけば小雨の白が天を覆っていた。
源頭まであと少しというのに左俣の右沢は豊富な水量を誇っていた。
最後の連続した滝々は、本当にここは源頭と疑ってしまう。
きっとこれは地から突然湧き出すポイントがあるのだろう。

姫次あたりの登山道周辺は唐松植生が見事で
何だか丹沢とは思えない。
とても素敵な風景であった。
日没を追いかけるべく下りはやや歩を早める。
どうにか車まで明るいうちに戻りシェイクハンド。
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