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Yamareco

記録ID: 477935
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

奥秩父の「鶏冠山」2山へ 【鶏冠山から甲武信岳】【黒川鶏冠山】

2014年07月12日(土) 〜 2014年07月13日(日)
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:37
距離
17.2km
登り
2,064m
下り
2,075m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目 <鶏冠山から甲武信ヶ岳>
7:00駐車場−7:25西沢山荘−7:40鶏冠谷出合−8:50鶏冠尾根分岐−9:55第1岩峰−10:20第3岩峰−10:30鶏冠山−11:50 2,177m地点−13:00木賊山−13:25甲武信ヶ岳−14:20徳ちゃん新道分岐−16:00西沢山荘−16:30駐車場

2日目 <黒川鶏冠山>
 4:50柳沢峠−5:20ハンゼノ頭−6:10柳沢峠−6:40梅の木尾根分岐−7:05林道―7:30鶏冠山分岐−7:45黒川鶏冠山−8:00見晴台―9:15柳沢峠
天候 1日目 晴れ 2日目 曇り
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
今山行は、山梨県山梨市と甲州市の「鶏冠山」の名がつく2つの山に行ってきた。「トサカヤマ」と「ケイカンザン」と呼び名が違うが漢字は同じである。それぞれ難度は違うが、その山の良さを充分味わうことができた。

 台風の影響で東沢の渡渉を心配したが、流れは少し強かったもののひざ上程度で出合に着く。最初は急傾斜の尾根を延々と行くが道はしっかりしている。横に大きく伸びている岩壁帯にぶつかると、崩落等もありトレースを見失い何回か迷うが、その都度戻って確認し進む。鶏冠尾根に入ってすぐ第1岩峰が立ちはだかるが、クサリもあり慎重にいけば問題なし。第2岩峰も垂直の壁だがクサリがある。第3岩峰は迂回路もあるが、左側から挑戦。ホールドがいっぱいあるのでそう難しくはないが、クサリなどがないため精神的に不安があるが、クライミングの醍醐味が味わえる。中間点から上は木々をよじ登る感じで通過するとすぐに鶏冠山に着く。ここから木賊山までは長い尾根道が続く。時々、シャクナゲ群でルートが判らなくなるが基本的に尾根を行く。木賊山手前はルート不明。密集したシャクナゲの中をがむしゃらに漕いで、何とか木賊山手前の登山道に出る。

 黒川鶏冠山は遊歩道のような登山道で、広葉樹を見ながら気持ちよい登山ができる。山頂は、地図上の頂か標識の場所か一番高い地点・見晴台かわからなかった。
1日目 鶏冠尾根から鶏冠山・甲武信ヶ岳へ
2014年07月14日 18:23撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/14 18:23
1日目 鶏冠尾根から鶏冠山・甲武信ヶ岳へ
西沢山荘 甲武信ヶ岳への登山口
2014年07月12日 07:25撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 7:25
西沢山荘 甲武信ヶ岳への登山口
東沢 鶏冠谷出合 思ったほど水量は少ないがひざ上まできます
2014年07月12日 07:42撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 7:42
東沢 鶏冠谷出合 思ったほど水量は少ないがひざ上まできます
鶏冠谷 以前鶏冠谷左俣を沢登りしましたが、いい沢です
2014年07月13日 20:04撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
2
7/13 20:04
鶏冠谷 以前鶏冠谷左俣を沢登りしましたが、いい沢です
最初から急登ですが、緑の木々が気持ち良い
2014年07月13日 20:04撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 20:04
最初から急登ですが、緑の木々が気持ち良い
尾根から鶏冠山が見えてきました
2014年07月12日 08:08撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/12 8:08
尾根から鶏冠山が見えてきました
2014年07月12日 08:13撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 8:13
2014年07月12日 08:14撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 8:14
ギンリョウソウ まとまってありました
2014年07月12日 08:48撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 8:48
ギンリョウソウ まとまってありました
ハクサンシャクナゲがまだ咲いていました
2014年07月12日 08:50撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 8:50
ハクサンシャクナゲがまだ咲いていました
分かりやすい登山道はこの辺まで
2014年07月12日 08:51撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 8:51
分かりやすい登山道はこの辺まで
ルートファインディングに集中し、案内板を見つけるとホッとします
2014年07月12日 08:57撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/12 8:57
ルートファインディングに集中し、案内板を見つけるとホッとします
黒金山と雲で隠れている乾徳山
2014年07月12日 08:57撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 8:57
黒金山と雲で隠れている乾徳山
崩壊し、登山道の体をなしていません
2014年07月12日 09:19撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/12 9:19
崩壊し、登山道の体をなしていません
第1岩峰 正面を登りますがクサリがあります
2014年07月13日 20:05撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 20:05
第1岩峰 正面を登りますがクサリがあります
第1岩峰頂上 第2、第3岩峰が見えます。登攀意欲が高まります
2014年07月13日 20:06撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/13 20:06
第1岩峰頂上 第2、第3岩峰が見えます。登攀意欲が高まります
甲武信ヶ岳から国師岳へ続く稜線
2014年07月12日 09:57撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 9:57
甲武信ヶ岳から国師岳へ続く稜線
第1岩峰で 
2014年07月12日 10:00撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/12 10:00
第1岩峰で 
第1岩峰から下を見る 駐車場から登ってきました
2014年07月13日 20:06撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 20:06
第1岩峰から下を見る 駐車場から登ってきました
第3岩峰 右下に一人取り付いています
2014年07月12日 10:04撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/12 10:04
第3岩峰 右下に一人取り付いています
第2岩峰 垂直ですがクサリがあるから怖くない
2014年07月13日 20:06撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/13 20:06
第2岩峰 垂直ですがクサリがあるから怖くない
第3岩峰 下部を登ったところから下を見る。しっかりしたホールドを探しながらクラックを登ります
2014年07月12日 10:24撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/12 10:24
第3岩峰 下部を登ったところから下を見る。しっかりしたホールドを探しながらクラックを登ります
第2岩峰こちら側は木で覆われています
2014年07月13日 20:07撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 20:07
第2岩峰こちら側は木で覆われています
中間部から上部の岩を登りますが、木々をよじ登るところもあります
2014年07月13日 20:07撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/13 20:07
中間部から上部の岩を登りますが、木々をよじ登るところもあります
第3岩峰登頂
2014年07月12日 10:27撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/12 10:27
第3岩峰登頂
鶏冠山山頂 北西の山々が見えます
2014年07月13日 20:08撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
2
7/13 20:08
鶏冠山山頂 北西の山々が見えます
気持ち良い頂上です
2014年07月12日 10:36撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 10:36
気持ち良い頂上です
岩に張り付くように咲いていた可憐な花です
2014年07月12日 10:49撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 10:49
岩に張り付くように咲いていた可憐な花です
山頂から 甲武信ヶ岳から国師岳の稜線
2014年07月12日 10:50撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 10:50
山頂から 甲武信ヶ岳から国師岳の稜線
迂回路と合流します
2014年07月12日 10:53撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 10:53
迂回路と合流します
シャクナゲがだんだん密集してきますが、木賊山手前はこんなものではありません
2014年07月13日 20:09撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/13 20:09
シャクナゲがだんだん密集してきますが、木賊山手前はこんなものではありません
サラサドウダン
2014年07月12日 11:04撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 11:04
サラサドウダン
オッ、甲武信ヶ岳が見えました
2014年07月13日 20:09撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 20:09
オッ、甲武信ヶ岳が見えました
2177m地点からの絶景は見事
2014年07月13日 20:10撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
2
7/13 20:10
2177m地点からの絶景は見事
木賊山が近づいてきました
2014年07月12日 11:57撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 11:57
木賊山が近づいてきました
イワカガミ
2014年07月12日 12:36撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 12:36
イワカガミ
密集したシャクナゲを掻き分けやっと登山道に出ました。ヘトヘトになりました
2014年07月12日 13:03撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/12 13:03
密集したシャクナゲを掻き分けやっと登山道に出ました。ヘトヘトになりました
なんと快適な登山道でしょうか
2014年07月13日 20:11撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/13 20:11
なんと快適な登山道でしょうか
真ん中の尾根が登ってきた鶏冠尾根
2014年07月12日 13:29撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 13:29
真ん中の尾根が登ってきた鶏冠尾根
甲武信ヶ岳で ヤッター
2014年07月13日 20:11撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
3
7/13 20:11
甲武信ヶ岳で ヤッター
西上州方面 浅間山がうっすら見えました
2014年07月12日 13:35撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 13:35
西上州方面 浅間山がうっすら見えました
先月登った金峰山も見えます
2014年07月12日 13:38撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 13:38
先月登った金峰山も見えます
五郎山の向こうに西上州の山・御座山か?
2014年07月12日 13:43撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 13:43
五郎山の向こうに西上州の山・御座山か?
山頂は両側から写真が撮れます
2014年07月13日 20:11撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 20:11
山頂は両側から写真が撮れます
反対側
2014年07月13日 20:12撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 20:12
反対側
徳ちゃん新道 岩がゴロゴロして歩きにくい
2014年07月13日 20:12撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 20:12
徳ちゃん新道 岩がゴロゴロして歩きにくい
ハクサンシャクナゲが所々咲いていました。アヅマシャクナゲの6月初旬は見事だったでしょう
2014年07月12日 15:12撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 15:12
ハクサンシャクナゲが所々咲いていました。アヅマシャクナゲの6月初旬は見事だったでしょう
最後の尾根から  鶏冠尾根もただ普通の尾根に見えますが・・・
2014年07月12日 15:30撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/12 15:30
最後の尾根から  鶏冠尾根もただ普通の尾根に見えますが・・・
2014年07月14日 18:24撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/14 18:24
ハンゼノ頭から  黒川鶏冠山から昇る日の出は期待外れ
2014年07月13日 05:29撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 5:29
ハンゼノ頭から  黒川鶏冠山から昇る日の出は期待外れ
富士山のてっぺんには雲が
2014年07月13日 20:13撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 20:13
富士山のてっぺんには雲が
6月のレンゲツツジの時期はカメラマンで一杯だったのに
2014年07月13日 05:32撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 5:32
6月のレンゲツツジの時期はカメラマンで一杯だったのに
ただ一人優雅な空間を楽しみました
2014年07月13日 05:33撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/13 5:33
ただ一人優雅な空間を楽しみました
これから登る黒川鶏冠山  昨日の鶏冠山とは違って優しい円形の山です
2014年07月13日 05:37撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 5:37
これから登る黒川鶏冠山  昨日の鶏冠山とは違って優しい円形の山です
富士山をもう一度  だんだん雲に隠れていきます
2014年07月13日 20:13撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/13 20:13
富士山をもう一度  だんだん雲に隠れていきます
保護されたアヤメが咲いていました
2014年07月13日 20:14撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
2
7/13 20:14
保護されたアヤメが咲いていました
柳沢峠から登ります
2014年07月13日 06:53撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 6:53
柳沢峠から登ります
途中林道を横断します
2014年07月13日 07:05撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 7:05
途中林道を横断します
最初は落葉樹、後半は植林の山です
2014年07月13日 07:14撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 7:14
最初は落葉樹、後半は植林の山です
地図上のピークへは険しい登りですが
2014年07月13日 20:14撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/13 20:14
地図上のピークへは険しい登りですが
山頂は標識がありません
2014年07月13日 20:14撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 20:14
山頂は標識がありません
見晴らし台への分岐に山頂の標識がありました
2014年07月13日 20:14撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/13 20:14
見晴らし台への分岐に山頂の標識がありました
見晴らし台から甲武信ヶ岳、破風山方面
2014年07月13日 07:59撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 7:59
見晴らし台から甲武信ヶ岳、破風山方面
大菩薩嶺がすぐ近くです
2014年07月13日 07:59撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 7:59
大菩薩嶺がすぐ近くです
さっき登ったハンゼノ頭が鉄塔のところです
2014年07月13日 08:03撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 8:03
さっき登ったハンゼノ頭が鉄塔のところです
見晴らし台は天気が良ければ絶景が見られます
2014年07月13日 08:07撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/13 8:07
見晴らし台は天気が良ければ絶景が見られます
カエデの木に苔が  なかなか風情があります
2014年07月13日 20:15撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
2
7/13 20:15
カエデの木に苔が  なかなか風情があります
撮影機器:

感想

 1日目 <鶏冠山から甲武信ヶ岳>
 シャクナゲの満開時期に鶏冠尾根から甲武信ヶ岳を狙っていたが、行きそびれてしまいこの時期になった。台風の影響で東沢が増水している心配があったが、それほどでもなく、まずは第1関門突破。出合の鶏冠谷からは急傾斜の尾根の登りが延々と続くが、緑の木々の中を歩くのは気持ちよい。突き当たった鶏冠山の中腹に横断する大岩壁からは随所に崩落があり、ルートが消えている。迷いながらも何とか行く先を見つけ、時々朽ちた標識を見るとホッと安心する。鶏冠尾根は、以前、鶏冠谷左俣を沢登りした後、この尾根から下山したことがあるが、その時はザイルも持っていたので何の心配もなく普通に下った。今回はソロで非常用ロープのみなので、少し不安はあったが、岩尾根のアップダウンはクライミングの醍醐味が味わえて面白かった。第1、第2岩峰はクサリがあり何なく突破。核心の第3岩峰は、迂回路もあったが迷わず左側の岩から取り付く。斜めに走っているクラックにはしっかりしたホールドがあるため一気に登る。躊躇して下など見ると恐怖心が沸いてかえって危険だからだ。中間点からは登ってきた第1、第2岩峰が迫力あった。鶏冠山は山梨100名山になっており、これを目指してくる登山者も多いが、安易に登れる山ではないことは確かだ。しかも、岩登りだけでなく、この尾根は木賊山までのルートが判りにくく、何度も密集したシャクナゲ群に行く手を阻まれることになる。今回も、木賊山手前の最後の登りでルートファインディングにかなり手こずり、疲労困憊しての到着であった。一般登山道に出てホッとすると、時間的にも余裕があったので甲武信ヶ岳を登頂してから下ることにした。甲武信ヶ岳山頂は数パーテーが休んでいた。富士山は見えなかったが、北の方向に天狗山や男山、西上州の山々や、先月登った金峰山が良く見えていた。下山は徳ちゃん新道を降りたが、所々、ハクサンシャクナゲまだ咲いていた。長い下りにちょっと嫌気をさす頃、ようやく西沢渓谷の林道に出て、振り返って鶏冠尾根を見ると挑戦する前の山とは違って見えた。

2日目 <黒川鶏冠山>
 前日、4時過ぎに駐車場に着いたが、帰りに笛吹きの湯に寄り、湯に浸かって疲れた体を休めた。その後、先月の金峰山の時と同様、柳沢峠に車中泊して、昨日と同じ名前の山・鶏冠山(黒川山)に登ることにした。前回はちょうどレンゲツツジの時期で峠の駐車場には7,8台の車があったが、今日は2台しかおらず、静かな眠りに就けた。
 朝、前回見ることができなかった日の出を見ようとハンゼノ頭まで登った。今日登る黒川鶏冠山あたりから陽が昇るはずだが、雲がオレンジ色に染まった程度ですっきりした日の出は見られなかった。再度柳沢峠に戻り、黒川鶏冠山へ向かう。登山口には、「熊出没注意」の看板があり、早速鈴を付けて進む。ブナやナラ、ハンノキなどの落葉樹の中を遊歩道並みの登山道が走っていて大変気持ちがよい。その後はスギ、ヒノキの植林地を歩くので下を見ても花は少ない。黒川鶏冠山はピークがはっきりせず、地図上は標識もない   ピークになっているが、1,710m地点の標識は見晴台への分岐に建っており、見晴台は1,716mと一番高い。見晴台からは雲が多かったものの、奥多摩の山々や昨日登った甲武信ヶ岳、破風山なども見えていた。そのうち、黒い雲が沸いてきたため早々と下山にかかるが、駐車場までは雨具を着ることもなく着いた。途中、登り始めの数パーテーに会うが、峠から比較的簡単に登れる山のため人気があるようだ。日本には釈迦ヶ岳、大岳など同じ名前を持つ山は多くあるが、困難度がこれほど違う山はあまりないと思う。

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ハイキング 奥秩父 [日帰り]
甲武信ヶ岳(徳ちゃん新道〜近丸新道)
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体力レベル
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