また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 478816
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
北陸

苗場山

1995年06月24日(土) 〜 1995年06月25日(日)
 - 拍手
tadomasa その他1人
GPS
32:00
距離
20.5km
登り
1,643m
下り
1,907m

コースタイム

6/24  越後湯沢−(タクシー)→祓川登山口<1230>→和田小屋→下ノ芝<1703>→上ノ芝→神楽ヶ峰<2030>→苗場山<2145>(苗場山頂ヒュッテ宿泊)
6/25  苗場山頂ヒュッテ→赤湯→赤倉林道→元橋バス停−(バス)→越後湯沢
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
祓川登山口(1115)。ここまでタクシーで入る。
祓川登山口(1115)。ここまでタクシーで入る。
スキー場脇の湿気の多い路を行く。
スキー場脇の湿気の多い路を行く。
路傍のショウジョウバカマ。
路傍のショウジョウバカマ。
イワカガミ。
上ノ芝にて。
神楽ヶ峰手前の雪原。
神楽ヶ峰手前の雪原。
未だ山桜が咲き誇る。
未だ山桜が咲き誇る。
日光奥白根山ではめったに見られなくなったシラネアオイ。
日光奥白根山ではめったに見られなくなったシラネアオイ。
頂上台地の雪原。
頂上台地の雪原。
6/25未明。(0400)
夜露にぬれた木道。
夜露にぬれた木道。
夜明けを見つめる。
夜明けを見つめる。
苗場山頂ヒュッテ(秋山郷側)。手前のテントは六日町高校WV部。
苗場山頂ヒュッテ(秋山郷側)。手前のテントは六日町高校WV部。
朝日に輝くショウジョウバカマ。
朝日に輝くショウジョウバカマ。
なだらかな苗場山頂。
なだらかな苗場山頂。
我が輩の影を写す。向こうには妙高。
我が輩の影を写す。向こうには妙高。
六日町高校WV部の出発(0545)。
六日町高校WV部の出発(0545)。
我々も出発(0645)。平標の向こうに谷川・奥白根を遠望する。
我々も出発(0645)。平標の向こうに谷川・奥白根を遠望する。
苗場山頂の雪融け水で顔を洗う。
苗場山頂の雪融け水で顔を洗う。
苗場山頂に別れを惜しむ。
苗場山頂に別れを惜しむ。
美しい山頂の池塘群。
美しい山頂の池塘群。
薄く靄のはる景色。
薄く靄のはる景色。
テーブルトップからの下り口。
テーブルトップからの下り口。
赤湯山口館(H2築)。六日町高校に追いつく。(0945)
赤湯山口館(H2築)。六日町高校に追いつく。(0945)

感想

梅雨のさなかの週末に越後の名山苗場山を目指した。

「苗場山は良き山」とは日本百名山にもあるのだが、未だ筍山に掛かる苗場スキー場には詣でたことがあるものの苗場山にはとんとお目にかかったことが無い。
天気予報は芳しくはないものの何故か意気込んで山行を計画した。

新幹線(!)を越後湯沢で降車しタクシーを使ってかぐらスキー場の祓川登山口(第2リフト町営駐車場)に至り、ここから登山が始まる。
ここから500m程はスキー場のリフトに沿っての登高である。町の人がそこここで山に入っているが、どうやら筍採りのようだ。湿っぽい霧の中湿気をいっぱいに含んだ道を上がって行く。まだ標高は高くないがショウジョウバカマやイワカガミ、コバイケイソウのような高山植物が路傍に見られる。
中ノ芝でリフトは終点となり樹林帯が晴れる。神楽ヶ峰までは穏やかに標高を稼いでいく。神楽ヶ峰で昼食を摂るが、この辺りからシラネアオイの群生が見られるようになる。先年日光奥白根山に登った時にはまったく見ることが出来ず、非常に残念であったが、予想外にも苗場山でとんだご褒美に出会った。

神楽ヶ峰からはだんだんと尾根がやせてくる。小1時間歩くと急登になり、喘ぐうちに不意に苗場山の頂上に飛び出る。
苗場山の頂上は台地上になっており、1キロ四方以上もその平らな部分が続いている。いずれが最高点かはとても判別できないが、この特異な場所が山頂であることには間違い無い。
頂上には小屋が2軒ある。遊仙閣と苗場山頂ヒュッテであるが、今宵の宿は苗場山頂ヒュッテと決める。山開きから1週間経ったばかりで登山客は多くない。外には六日町高校ワンダーフォーゲル部が幕営している。
夕飯は筍の味噌汁が美味であった。

翌6/25は前日とは打って変わって梅雨の中日の日本晴れとなった。
朝からご来光を仰ぎ、朝靄の立つ山頂域を散歩したりし、美しい楽園の景色をひとしきり楽しんだ。
六日町高校WV部が出発してから1時間後のんびりと宿を出て、南へとシラビソ廊下を辿った。池塘が広がる台地の木道を通り、テーブルから降りると正に急降下である。ひたすらに尾根を下り、清津川の支流に出合う標高1100mの辺りまで3時間余り。更にしばらく歩き清津川に出たところに1軒宿の秘湯赤湯山口館が在る。
ここで六日町高校に追いつくものの折角なので露天風呂を馳走になり、また置いていかれる。赤湯と言うだけあり、鉄分が多いようだ。宿の方は平成2年に新築したようで非常にモダンで奇麗な宿となっている。しかし、露天風呂の方は野趣溢れるものであり、伝統を感じる。

折角汗を洗い流したもののここからの3時間半の林道歩きは赤湯での心地よさをだいなしにした。ひたすら暑く、また、沢を4回ほど横切るがその度に50mから100mほどの登高を強いられる。
最後に浅貝川を徒渉し堤を息付きながら上がると国道17号だ。余り待たずにバスが来るが、林道の途中で抜かした六日町のメンバー2名が走ってきてバスを止めようとするが敢え無く運転手に拒否された。トホホ。

前述のとおりすっかり汗をかき直してしまったので湯沢駅前のコマクサの湯でまた湯に浸かることになってしまった。

苗場山は正に名山であった。ヒュッテの小屋番の話では紅葉の頃はまた素晴らしいと言う。山頂ヒュッテは秋山郷が運営しているが、秋山郷小赤沢は三合目まで車で入れるため最も山頂まで近いルートである。

カメラ:Nikon F-601, レンズ:28mm/f2.8, 55mm/f2.8
フィルム:Ektachrome Dyna 100(EB)(1-6), Kodachrome 64(KR)(7-11), Fujichrome Velvia (RVP)(12-24)

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1006人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら