やはり膝痛、唐松岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,241m
- 下り
- 1,245m
コースタイム
06:34 八方池山荘発
09:23 唐松岳山頂 着
09:48 唐松岳山頂 発
13:23 第二ケルン
14:35 黒菱駐車場着
天候 | 霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八方池山荘で登山計画を出せる 危険箇所は無いと感じる コース上に残雪が有りやむを得ず歩かなければならない箇所は1カ所、十数メートル程。 それもその内もっと小さくなる筈 |
写真
感想
先々週の北八ヶ岳は膝痛の為道半ばで帰って来た訳だが、今週も痛いのか?
確かめるべく唐松岳に行ってみる事にした。
本当は嫁はんと八方池にハイキングの予定だったが、前日に嫁はん地下鉄階段で突き飛ばされ右足首捻挫。
という事で一人でその先を目指す事に。
(嫁はん快く送り出してくれました・・・ はず?)
0:45ころ出発、6時始発のゴンドラに乗るべく八方を目指す。
白馬の街に付きローソンの前を左折しようとしたところ「黒菱ライン↑」の看板を発見
「ん?」と思いつつ看板の通りに直進、「黒菱ライン」の看板は頻繁に登場してこちらを引きつける。
言われた通りに看板を追うと思った通り黒菱の駐車場に出た。
よしよし、これでゴンドラとアルペンクワッドの料金分得した計算だ。
ここからまずアルペンクワッドの降り場まで登るが、結構な急坂、特に後半は舗装された急坂だ。
後ろから女性が一人歩いてくるので追い付かれまいと妙な意識で汗だくに。6:00着
グラートクワッドは6:30始動と聞きあと30分待つか自力で登るか思案したが、数秒で待つという決断を下す。
後ろを追って来た関西方面からのお姉さんも一瞬登りかけたが、戻って来て待つ事に決めたようだ。
ちょっと巻き気味で始動したグラートクワッドに乗り八方山荘へ
小用をこなし出発。
3月にBCで来たけれど雪が無いと雰囲気が全然違うね。
木道をたどって歩き始める。
冬は道が無いからいきなり尾根上に登り、尾根伝いに上を目指すが夏道は尾根上にすぐに行かず脇を登る
(尾根上の道もあると帰りに知った)
前回の北八ヶ岳で濡れた木道を歩き滑り易かったので木道は好きじゃない、今回は濡れていないけど。
息ケルンも3月のBCで来たはずだが、こんなに小さかったけ?ここじゃなかったのかな?などと思いながら
通り過ぎる、ここから右方面のガラガラ沢に下ったのだがもちろん夏は道がないのでそっち方面に行けず未確認。
八方池は思ったより小さいね、もう少し大きい池なのかと勘違いしていた。
さらに登ると突然樹林帯になったのも軽い驚きだった、今までハイマツくらいしか無かったところにいきなり
大きな樹木の森が現れる、ここより下の八方池山荘までの間になぜこのような樹木が無いのだろうか?
と、この辺で左膝が痛くなる予兆が現れる、やっぱり治っていないのか、針治療もそんなに簡単に効果が現れる
はずも無い(予兆だからまだ痛くないけど)
黒菱の駐車場から抜きつ抜かれつしている関西のお姉さんに離されまいと思い、知らずのうちにペースも上がっている
のかも知れない。
丸山まで来ると白馬三山方面が近くになりより奇麗に見える様になる、霧も晴れて来ているが少々残りよい感じの風景だ、何より低く見える様になってくる。
そして山の陰をひょいと回り込むと突然小屋が見えてくるのも良い、唐松岳山頂山荘だ。
ここで初めて後立山連峰の向こう側、すなわち黒部渓谷の向こうの山々が見える、剣岳も見えているのだが、山頂には残念ながら雲が。
ここでしばし休憩をして山頂を目指す、目で見るとかなり遠い様に見えるが、歩くとそうでもない、足をかばいながらなので遅めではあるが20分弱くらいではなかろうか?
黒菱の駐車場を出て4時間、リフト待ちの30分を差し引けば約3時間半での登頂。(休憩時間含む)
山頂はやはり期待通りの素晴らしき眺め、五竜くっきり、不帰〜三山方面もばっちり、そして程よき雲海。人も余り多くなく座り込んでゆっくりしていてもさして迷惑ではないだろう。
不帰方面からの縦走の方々の話が漏れ聞こえて来てワクワクする、自分もいつか行けるだろうか?
この足が治って、経験を積んで・・・
などと考えながらこの景色を眺める贅沢な時間を堪能する。
本当は持って来たマルちゃん正麺(またかよ)食べる予定だったが、足の痛みを考慮すると帰りに大変時間を食うと予想しセブンイレブンのお握り一つで我慢する、具は南高梅。
珈琲も沸かす予定でドーナッツも持っていたけど食わず。。。
さて、予定されている膝の激痛との戦いが始まる
こんな高いところまで登っちゃって大丈夫なの?と不安になるが帰らないわけにはいかない、下山の最初の一歩をおそるおそる踏み出す。
「あーやっぱり。。」
左膝、痛いのだ、まだ激痛ではないが「この先どんどん痛くなるよ」と明確なメッセージが含まれる痛みだ。
取りあえず小屋まで下りてストレッチ、冷却(水でタイツを濡らす)、マッサージを施しつつ小屋の珈琲を注文¥550
持って来たドーナッツをかじりながらひたすらストレッチ、マッサージ。
でも痛い、膝を曲げる瞬間が痛いので左膝をピーンと伸ばしきりで歩きたいがそんな訳にはいかない、それでもゆっくりと一歩ずつ歩き続ける、後ろから足音が聞こえるたびに端に寄り「どうぞお先に」と繰り返す。
後ろから来る全ての人に追い抜かれ、こちらは誰も抜かない。
八方池までたどり着き本日数回目の冷却とマッサージを施していると「バンテリン有るけど使う?」と声が、そこには赤いバンダナの優しそうなおじさまが心配そうにこちらを見ている「その歩き方だと相当痛いんでしょ?即効性があるかどうか分からないけど使いなよ」と渡してくださる。
嬉しいねぇ。
遠慮がちにチューブから出していると「遠慮しないでもっといっぱい付けないと!」
どうもありがとうございました。あまり効果は無かった様ですが、お気持ちは大変嬉しかったです。
私も困っている人を見かけたら声を掛けてみようと改めて思った。
なんとか半ベソ状態で八方池山荘まで下りてくる、ここで尾根上をたどるルートも有る事を知る。
ソフトクリームを食べようかと思ったが帰路を急ぐ決断をしてグラートクワッドに搭乗、中学生の遠足とすれ違うがガキどもがふざけて搬器を思いっきり揺らす、よっぽど コラーッ!と言おうかと思ったが飲み込む、とそこで放送が、
「お客様にお願いいたします 中略 どうか揺らさない様におねがいします。」ぬるい、もっときつく言わんと!
と思いつつ下りて小さな花畑を通りアルペンクワッド乗り場の横の急な最後の下り坂道を下り始める
登り時にも書いたがかなり急な舗装された坂道である、前向きに下りると膝が超痛いので後ろ向きに下りる、ふと見ると前方30メートルくらい先を行くカップルも同じく後ろ向きだ。恥ずかしさが和らぐ。
中間点くらいで何気なく横方向を見ると黒菱第三リフトに人が乗っているのが見える。
「!!!っ」
動いてるの??
早く言えよ、こんなに辛い思いで歩いているのに、簡単にお金で解決できる方法が有るじゃないの、俺も大人なのでお金で解決する方法を選んだよ知っていれば。
乗れば時間も大幅に短縮できるし、後ろ向きの滑稽な歩き方をせずに済んだのに。。。
という事で14:35黒菱駐車場着、山頂から5時間弱(休憩含む)。登りは3時間半だったのに、大分遅いね。
帰りに八方温泉おびなたの湯に浸かり、好日山荘白馬店を冷やかし知人を乗せて帰路につく
温泉の貴重品入れに携帯電話を置き去りにした事に気付いたのは翌朝だ。
今回も超痛かった。
この膝は治るのだろうか?筋トレ、ストレッチ頑張ろ。。。
shintax55さん、はじめまして。
と言うか、当日黒菱から唐松岳へ30分早く出発したものです。
頂上の「到着」写真、左端に映っているのが息子で、右端に足だけ映っているのが私です。
ヤマレコユーザーさんとわかれば挨拶したかったですね。
自分も膝痛持ちなので辛さが分かります。
またお会いできればお話しさせて下さい。
おーそうでしたか、私より30分早く出発されている訳ですね、ひょっとしたら駐車場であの急坂を上るお二人の後ろ姿を見送っていたかも知れません。。
写真に図らずも写り込んでしまわれてますね、失礼いたしました。
あの日は天気も良い方で眺めも良く気温も適温で楽しい山行きだったのではないでしょうか?
私も膝の痛みさえ無ければ楽しい山歩きでした。
こうやって繋がりが有るのも楽しい物です、またお会いできたら今度はご挨拶してお話し
させていただきたいです。
ご子息にもどうぞ宜しくお伝え下さいませ。
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