記録ID: 4845325
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ハイキング
比良山系
ホッケ山(遭難者捜索)南西谷筋→P752尾根
2022年10月29日(土) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 08:44
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 775m
- 下り
- 758m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上りでは、権現山の山頂手前の倒木処理がなされていず、一旦、下方に迂回する踏み跡が付いていました。山頂手前の倒木処理がされ、2018年の台風以前の様に、直線的に、山頂に到達出来る方が、安全だと思います。 ホッケ山への上りでは、以前の掘り込まれた登山道を通らずに、以前の冬ルートが、通常のルートになっています。地形図上の登山道から、少し離れています。 今回、ホッケ山山頂から、捜索の為、鹿の踏み跡を進み、サカサマ谷の支谷と考えられる谷筋に降りています。今回、帰りに、通ったルートは、登山道ではありません。技術・経験・装備が必要です。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ストック
ヘルメット
GPS機器×2
ハーネス
ザイル50m/20m
ナイフ
カラビナ
スリング
ATC下降器
アセンダー
山仕事用手鋸
携帯用鋸
携帯用鉈
ゴム付き軍手
小型ツルハシ
通常装備
|
---|---|
備考 | 持って行って良かった物は、小型ツルハシです。谷筋の急斜面の通過、急な尾根の登攀に役立ちました。 |
感想
今回は、ホッケ山の近くで、7/30に、通信の途絶えた遭難者の捜索に出掛けました。遭難者と同じ時間帯に、ホッケ山近くを通過された方の報告では、「13時00分位から30分間土砂降りの雨でした。」との事です。
遭難者は、スマートフォンで、ヤマップの位置情報通信機能を利用されていた様です。スマートフォンと予備バッテリーをケーブルで繋いで、使用されている方に出合った事があります。その時に、この状態で、雨に遭うと、バッテリー・ケーブル間で、ショートして、スマートフォンやバッテリーが壊れるのでは?と考えました。
全てをスマートフォンに頼っている方の、スマートフォンが壊れたとしたら、当然、通信機能、GPS機能も失われた筈です。この遭難者の方が、ホッケ山辺りの経験が無く、通信機能、GPS機能を失った場合、どの様に行動されたであろうか?と考え、今回、ホッケ山と権現山の間の谷筋を下ってみました。
手掛かりはありませんでしたが、地形図を見ると、ホッケ山から流れ出る谷筋は、沢山あります。今回のサカサマ谷の支谷の様に、多くは、ガレた谷になっていて、小滝や大きい滝があると思います。経験も装備も無い方が、滝の連続する谷筋を安全に下るのは至難の技です。まして、頼りきっていたスマートフォンのGPS機能を失い、混乱した精神状態の中で、その作業を行わなければなりません。これ以上は、記しませんが、スマートフォンに全ての機能を頼るのは、余りに危険だと考えています。
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