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Yamareco

記録ID: 4848615
全員に公開
ハイキング
谷川・武尊

谷川岳・馬蹄形(反時計回り)

2022年10月28日(金) 〜 2022年10月29日(土)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
33:45
距離
25.6km
登り
2,824m
下り
2,832m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:22
休憩
1:13
合計
9:35
5:42
5:43
113
7:36
7:36
51
8:27
8:30
49
9:19
9:20
3
9:23
9:23
62
10:25
10:33
19
10:52
10:52
77
12:09
12:13
0
12:13
12:14
24
12:38
12:38
39
13:17
13:23
27
13:50
13:50
11
14:01
14:40
10
14:50
15:00
13
2日目
山行
6:56
休憩
0:32
合計
7:28
7:55
2
7:57
7:58
45
8:43
8:44
21
9:05
9:05
76
10:21
10:21
20
10:41
10:41
26
11:07
11:08
33
11:41
11:43
4
11:47
11:48
14
12:02
12:03
12
12:15
12:21
45
13:06
13:06
6
14:37
14:39
1
14:40
14:40
7
14:52
15:08
1
15:22
15:22
1
15:23
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
ウィークデー中に雨や雪が降ったらしく、1週前と比較して稜線道はほとんど泥濘だった。
その他周辺情報 谷川岳ドライブイン、水上温泉、道の駅・みなかみ水紀行館など
リベンジ開始。今回も白毛門登山口より反時計回りでスタート。平日朝の為か、前回よりも登山客は少ない・・・。先週より30分程遅い、AM 5:30過ぎに出発。
2022年10月28日 05:31撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 5:31
リベンジ開始。今回も白毛門登山口より反時計回りでスタート。平日朝の為か、前回よりも登山客は少ない・・・。先週より30分程遅い、AM 5:30過ぎに出発。
木の根だらけの登山道を進む。序盤から急登続きで難儀します。
2022年10月28日 05:56撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 5:56
木の根だらけの登山道を進む。序盤から急登続きで難儀します。
朝陽を浴びる谷川岳
2022年10月28日 06:10撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
10/28 6:10
朝陽を浴びる谷川岳
天気が良いと紅葉も映える
2022年10月28日 06:29撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 6:29
天気が良いと紅葉も映える
白毛門山頂までもう少し
2022年10月28日 07:30撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 7:30
白毛門山頂までもう少し
白毛門山頂に到着
2022年10月28日 08:18撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 8:18
白毛門山頂に到着
登ってきた道を振り返る。土合駅が見える。
2022年10月28日 08:20撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 8:20
登ってきた道を振り返る。土合駅が見える。
晴天下の素晴らしい眺めの谷川岳
2022年10月28日 08:21撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 8:21
晴天下の素晴らしい眺めの谷川岳
笠ヶ岳へ
2022年10月28日 08:25撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 8:25
笠ヶ岳へ
気持ちの良い登山道
2022年10月28日 08:51撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 8:51
気持ちの良い登山道
笠ヶ岳山頂に到着
2022年10月28日 09:13撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 9:13
笠ヶ岳山頂に到着
続いて、朝日岳へ向かう
2022年10月28日 09:13撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 9:13
続いて、朝日岳へ向かう
何度見てもかっこいい!
2022年10月28日 09:13撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 9:13
何度見てもかっこいい!
残雪があったり
2022年10月28日 09:17撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 9:17
残雪があったり
朝日岳への登りの途中より、清水峠方面を
2022年10月28日 10:08撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 10:08
朝日岳への登りの途中より、清水峠方面を
朝日岳到着。先週と比較して10分程度刻めた!
2022年10月28日 10:19撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 10:19
朝日岳到着。先週と比較して10分程度刻めた!
ジャンクションピークを望む
2022年10月28日 10:20撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 10:20
ジャンクションピークを望む
路肩には残雪
2022年10月28日 10:27撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 10:27
路肩には残雪
右手に下ると水場があるらしいが未確認。
2022年10月28日 10:29撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 10:29
右手に下ると水場があるらしいが未確認。
湿地帯にある池
2022年10月28日 10:35撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 10:35
湿地帯にある池
ジャンクションピークに到着
2022年10月28日 10:45撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 10:45
ジャンクションピークに到着
ジャンクションピークからの下り途中はこのような岩場が。霜が降りて凍結してるので滑りまくる・・・。
2022年10月28日 11:04撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 11:04
ジャンクションピークからの下り途中はこのような岩場が。霜が降りて凍結してるので滑りまくる・・・。
清水峠に到着。
2022年10月28日 11:58撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 11:58
清水峠に到着。
白崩避難小屋
2022年10月28日 12:02撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 12:02
白崩避難小屋
JRの監視施設
2022年10月28日 12:07撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 12:07
JRの監視施設
ご覧の急登。これは堪えた・・・
2022年10月28日 12:14撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 12:14
ご覧の急登。これは堪えた・・・
登って振り返ると、こんな素晴らしい景色。疲れも忘れてしまう。
2022年10月28日 12:26撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 12:26
登って振り返ると、こんな素晴らしい景色。疲れも忘れてしまう。
大源太山
2022年10月28日 12:35撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 12:35
大源太山
七ツ小屋山へのアプローチ
2022年10月28日 12:39撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 12:39
七ツ小屋山へのアプローチ
これまで歩いてきた山々。感慨深い。
2022年10月28日 13:04撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 13:04
これまで歩いてきた山々。感慨深い。
七ツ小屋山に到着。
2022年10月28日 13:09撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 13:09
七ツ小屋山に到着。
やっぱりここから谷川岳へ向かう稜線道が一番美しい!
2022年10月28日 13:18撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 13:18
やっぱりここから谷川岳へ向かう稜線道が一番美しい!
蓬ヒュッテが見えた。幕営している人はいない感じ・・・。
2022年10月28日 13:51撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 13:51
蓬ヒュッテが見えた。幕営している人はいない感じ・・・。
結局、ビバークしたのは自分一人だけ。しかもなんだか雲行きが怪しい・・・
2022年10月28日 15:08撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 15:08
結局、ビバークしたのは自分一人だけ。しかもなんだか雲行きが怪しい・・・
群馬方面の南側は晴れている。ビバークできる場所は結構広い。
2022年10月28日 15:08撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10/28 15:08
群馬方面の南側は晴れている。ビバークできる場所は結構広い。
食事休憩はしなかったので、メスティンで炊飯。今回は焼鳥飯。缶詰の焼鳥を米と一緒に炊いただけの簡単料理。これが美味しいんだわ。
2022年10月28日 16:53撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
10/28 16:53
食事休憩はしなかったので、メスティンで炊飯。今回は焼鳥飯。缶詰の焼鳥を米と一緒に炊いただけの簡単料理。これが美味しいんだわ。
谷川岳方面。新潟からの雲が群馬側で分解されていく様子が観察できた。自然ってすごい!ちなみにこの時点での谷川岳・オキの耳辺りの登山判定はA判定だった。
2022年10月28日 16:53撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/28 16:53
谷川岳方面。新潟からの雲が群馬側で分解されていく様子が観察できた。自然ってすごい!ちなみにこの時点での谷川岳・オキの耳辺りの登山判定はA判定だった。
とうとう谷川岳も見えなくなった。とりあえず暗くなってきたし食事も済んだので寝ることにした。
2022年10月29日 06:06撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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10/29 6:06
とうとう谷川岳も見えなくなった。とりあえず暗くなってきたし食事も済んだので寝ることにした。
翌朝。未明の4時頃から雨。予報にはなかった天気でスタートを遅らせる。なんだかんだ7時まで待ってみたが止む気配なし。意を決して、テントを撤収し、8時頃に出発。
2022年10月29日 10:05撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 10:05
翌朝。未明の4時頃から雨。予報にはなかった天気でスタートを遅らせる。なんだかんだ7時まで待ってみたが止む気配なし。意を決して、テントを撤収し、8時頃に出発。
武能岳付近からみぞれ混じりとなり、茂倉岳付近では雪に変わる。ここまで来ると谷川岳へ進むか、土樽にしか逃げ場はない。ここで土樽方面からの登山者と出会う。
2022年10月29日 10:19撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 10:19
武能岳付近からみぞれ混じりとなり、茂倉岳付近では雪に変わる。ここまで来ると谷川岳へ進むか、土樽にしか逃げ場はない。ここで土樽方面からの登山者と出会う。
天然のプチ樹氷
2022年10月29日 10:25撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 10:25
天然のプチ樹氷
谷川岳は全く見えず
2022年10月29日 10:52撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 10:52
谷川岳は全く見えず
雪が強くなってきた
2022年10月29日 11:26撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 11:26
雪が強くなってきた
一ノ倉岳付近。この岩稜帯(蛇紋岩)は雨の日は特に滑りやすく危険だ。
2022年10月29日 11:26撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 11:26
一ノ倉岳付近。この岩稜帯(蛇紋岩)は雨の日は特に滑りやすく危険だ。
鳥居が見えるとオキの耳はもうすぐだ。
2022年10月29日 11:42撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 11:42
鳥居が見えるとオキの耳はもうすぐだ。
谷川岳・オキの耳の到着。天気は悪いのになぜか登山客はたくさんいた。
2022年10月29日 11:48撮影 by  moto g(8) plus, motorola
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10/29 11:48
谷川岳・オキの耳の到着。天気は悪いのになぜか登山客はたくさんいた。
谷川岳・トマの耳。ここも悪天の中、物好きな登山者で大変混みあっていた。
2022年10月29日 12:01撮影 by  moto g(8) plus, motorola
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10/29 12:01
谷川岳・トマの耳。ここも悪天の中、物好きな登山者で大変混みあっていた。
谷川岳といえばコレというくらい有名な案内標識。ここから天神平は混んでいた。なので、ここから西黒尾根で下山することにした。
2022年10月29日 12:08撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 12:08
谷川岳といえばコレというくらい有名な案内標識。ここから天神平は混んでいた。なので、ここから西黒尾根で下山することにした。
西黒尾根の鎖場。
2022年10月29日 12:25撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 12:25
西黒尾根の鎖場。
ザンゲ岩付近。雨に濡れた岩場はアイススケート場と同じでしたよ。
2022年10月29日 12:43撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 12:43
ザンゲ岩付近。雨に濡れた岩場はアイススケート場と同じでしたよ。
一ノ倉沢方面への視界が開けた。万年雪も見える。
2022年10月29日 13:24撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 13:24
一ノ倉沢方面への視界が開けた。万年雪も見える。
一旦ガスは切れたが、視界はあまりよくない
2022年10月29日 13:24撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 13:24
一旦ガスは切れたが、視界はあまりよくない
西黒尾根の比較的緩やかな場所に到達
2022年10月29日 13:48撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 13:48
西黒尾根の比較的緩やかな場所に到達
やっと抜けて、登山指導センター前に到着。目の前は谷川岳山岳資料館。
2022年10月29日 14:46撮影 by  moto g(8) plus, motorola
1
10/29 14:46
やっと抜けて、登山指導センター前に到着。目の前は谷川岳山岳資料館。
ついでなので、谷川岳山岳資料館を見学。昔の登山道具や装備、登山者の写真などが多数展示されており、思わず見入ってしまった。今回、お金を全く使わなかったのでここで速乾素材のTシャツを購入。2000円也。安いと思う。
2022年10月29日 14:48撮影 by  moto g(8) plus, motorola
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10/29 14:48
ついでなので、谷川岳山岳資料館を見学。昔の登山道具や装備、登山者の写真などが多数展示されており、思わず見入ってしまった。今回、お金を全く使わなかったのでここで速乾素材のTシャツを購入。2000円也。安いと思う。
昔の土合駅らしい。こういう貴重な資料が展示されてます。
2022年10月29日 14:49撮影 by  moto g(8) plus, motorola
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10/29 14:49
昔の土合駅らしい。こういう貴重な資料が展示されてます。
熊の剥製というか、ベンチの敷物にされていた。
2022年10月29日 14:50撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 14:50
熊の剥製というか、ベンチの敷物にされていた。
駐車場に戻る途中のトンネルから土合駅が見えた。わりと駅近な山なんだよね。谷川岳って。
2022年10月29日 15:19撮影 by  moto g(8) plus, motorola
10/29 15:19
駐車場に戻る途中のトンネルから土合駅が見えた。わりと駅近な山なんだよね。谷川岳って。
蓬峠をスタートしてからまともな食事はしておらず、道中はピーナッツやチョコ、バターパンなどで補給。ようやくまともな食事にありつけた。もつ煮定食(750円)。なぜか、もつ煮に味噌汁が付く謎仕様。味噌汁は良い出汁が出てました。道の駅・みなかみ水紀行館にて。
2022年10月29日 16:13撮影 by  moto g(8) plus, motorola
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10/29 16:13
蓬峠をスタートしてからまともな食事はしておらず、道中はピーナッツやチョコ、バターパンなどで補給。ようやくまともな食事にありつけた。もつ煮定食(750円)。なぜか、もつ煮に味噌汁が付く謎仕様。味噌汁は良い出汁が出てました。道の駅・みなかみ水紀行館にて。

装備

備考 食料、水の量は適量でいい感じ。だけど、総重量はなぜか20kgだった。

感想

というわけで、翌週の金曜に休暇を取ることができたので、馬蹄形(反時計回り)のリベンジ。
木曜の夜に天気予報を確認すると、金ー晴、土ー晴、日ー曇一時雨の予報。金曜からの1泊2日であれば、天気の心配はなさそうだ。

先週より少しゆっくり目にオートバイで自宅を出発し、関越道・赤城高原SAで休憩。道中、先週より気温が下がっており寒かった。SAの食堂でお茶と朝食を済ませ、少々の仮眠を取り、AM 4:30頃に再出発。みなかみ町の気温は1℃とか。路面凍結が心配だ。ゆっくり標高を上げながら、無事に白毛門登山口に到着。登山者は平日のせいか、車も5台程度しか停まっていなかった。登山準備を進め、少し明るくなり始めたころに出発。

序盤から急登なのは把握していたので、今回はLSD(Long Slow Distance)を心がける。決して上げてはいけないと言い聞かせながら、落着いて進む。登山道は先週よりも落ち葉が多くなっていた。陽が昇ると谷川岳を赤く染めていく姿が確認できた。モルゲンロートまではいかないが素晴らしい景観。早朝登山の醍醐味だ。白毛門山頂までは特にへばることもなく順調に進む。

笠ヶ岳まで登り、その後、笠ヶ岳避難小屋を過ぎたあたりから、登山道に雪が。たった1週間の間でかなりコンディションが変わっている。山って不思議だ。

朝日岳には、10:25頃到着。先週と比較して5分早着できた。成長の証か。ここまでで出会った登山者は先行スタートされた1名の方のみ。先週と比較し、静かな登山を楽しめている。5分程度一息入れてからジャンクションピークへ。
この辺一帯は湿地帯で標高も高いことから、雪が残っている場所もあった。

ジャンクションピークを過ぎると少々危険な下りに入る。
日が当たらない場所もあり、岩に霜が降りたままとなっている箇所が多数。しかもレコードライン上。いやらしい下りだった。しかも手を使わないわけにはいかないので、冷たい思いをした。途中、馬蹄形を時計回りで回っている登山者とすれ違う。良い天気で話も弾んだ。

清水峠まで来るとポカポカ陽気でとても気持ちが良い。
白崩避難小屋を覗いてみたが、中には誰もおらず。お昼時じゃいるはずないか。
ここから蓬峠に向け熊笹道の急登が始まる。
やはりきついが、先週も歩いていたので、ペースは上げずに一定のスピードで登る。LSD、LSD。冬路ノ頭まで労せず登ると、あとは七ツ小屋山まで少し上り。

七ツ小屋山の山頂からは、晴天の谷川岳を望むことができた。そこへ続く稜線道もまた素晴らしい景色。蓬峠まではもうすぐなので、自然と足取りが軽くなっていく。

蓬峠には14:00頃に到着。先週より10分程度到着は遅かった。が、今回のスタートは先週より約30分程度遅い、AM 5:38のスタート。(先週はAM 5:09)
差引き20分程度短縮できた計算になる。泥濘が多いコンディションだが、結果は上々かと。

今回はここでビバークするので、早速テントを張り、その後、蓬新道の途中にある水場へ水を汲みに。往復で20分少々掛かってしまった。少し遠いな。テントまで戻ったが、昼間の晴天が打って変わって、北の新潟方面から徐々に雲が増える。暗くなってきたので食事の準備を進める。今回はメスティンを持参していたので、鳥飯にチャレンジ。レシピは簡単。焼き鳥(たれ味)の缶詰を米と一緒に炊くだけ。味付けは勝手につくので手間いらず。しかも、他におかずもいらないので軽量で経済的かつ時短にもなる。我ながらナイスなアイデア。出来上がった鳥飯を食べ、しばらく物思いにふけたのち、今朝も早くから活動した疲れか、19時頃には寝落ちした模様・・・。

翌朝、AM 4:00に目覚ましをセットしていたが、外が何だか騒がしい。と思ったら、雨だった。しかも結構強い。かなり細いがネット回線が使用できたので、スマホで雨雲の動きを確認。予報みると谷川岳は晴天予報。しかも登山指数はA判定。なんだこれ?とりあえず、1時間ばかり様子見る事にして、二度寝する。
AM 5:00頃に起きたが雨は降り続いていた。なので、もう1時間寝た。
AM 6:00頃に再び起きるも雨。谷川岳の予報もなぜか良い天気のまま。とりあえず、もう1時間寝ることにした。
AM 7:00頃、ようやく雨は小止みになる。蓬ヒュッテ泊と思われる男女の登山者が谷川岳方面へ向かっていく姿を確認。とりあえずこのまま居ても何も変わらないので、意を決してテントを撤収。スタートが大分遅くなったので西黒尾根からは下りず、とりあえず天神平まで移動しゴンドラで下山することを決意。AM 8:00前に再スタート。

蓬峠を少し進むと、茂倉岳・谷川岳方面と土合方面の分岐が。一瞬、土合方面に行こうか悩んでしまった。が、それをしたら先週とやっていることが変わらない。難易度は高くなるが、谷川岳経由で下山しようと決めた。

蓬峠を出て最初のピーク、武能岳に到着。ここに登る途中、谷川岳方面からトレラン的な姿の登山者が。今朝の4:00くらいから西黒尾根経由で来たらしい。すごい。谷川岳の状況を聞くと、どうもあちらも雨とか雪のようだ。後戻りできなくもないが、それでも進むしかない。

続いて10:20頃、茂倉岳に到着。ここまで来ると天気は雪になっていた。山頂で一息入れていると、土樽側からも登山者が一人。その方が開口一番に「最高な天気ですね!」と。お互い吹き出してしまった。そんな会話をしていると、谷川岳側から、今度はパーティーで登ってきた。今日は清水峠にビバークするらしい。色々な考えを持った人に出会い、天気は悪いが何だかテンションが上がってきた。先ほどお話しした方とはここでお別れ。次の一ノ倉岳を目指す。

一ノ倉岳には、10:40頃到着。相変わらずの降雪。ここを過ぎてオキの耳方面へ進むといよいよ今回の核心部分である岩稜帯に。蛇紋岩という石質で、とても滑りやすい石のようだ。それが断崖のように続く場所があり、しかも雨や雪で濡れた状態。より一層、慎重に進む。途中、谷川岳方面から複数の登山者とすれ違う。こんな天気で馬蹄形のチャレンジって、この山に来る人は良い意味で変態度が高いなと感じた。
岩稜帯は何のトラブルもなく、無事に通過。

オキの耳には11:45頃到着。予定よりもだいぶ遅い。そんな中、オキの耳には大勢の登山者が。しかも雪混じりの雨なのに。写真は遠くから撮って、早々に撤収。続くトマの耳も同じような感じで人多すぎ。ここも遠くから証拠写真を撮影して早々に撤収。

天神平と西黒尾根の分岐まで下ったが、雨なのに予想以上に人が多く、登ってきた登山者の情報からは、肩の小屋はかなり混んでいるとか。天神平までは登山者で渋滞する可能性があり、ストレスが溜まりそう。西黒尾根側を見ると登りの登山者はそこそこ多いが、それでも一定の間隔は空いているよう。こっちに行く事にした。

ザンゲ岩までは登りの登山者が多かったが、以降はだいぶ空いてきた。お昼過ぎているしね。下りは予想はしていたが、かなり危険だった。一枚岩の下りなんかは、アイススケートリンクのようにツルっと滑る。実際、何度かヒヤッとした個所もあり、少し後悔。ただ、人が少なかったので、落着いてやり過ごせたのでそれがよかったのかも。危険な岩稜帯を抜けると、やや急な下りの樹林帯。木の根が多いので慎重に進んでいたが、気を抜いていたのか根っこを踏んでしまい尻餅をつく。悶絶した。
何とか立ち上がり再スタートしたが、激しく打ち付けた尾てい骨は今も痛い・・・。
下っていくとだんだん青空も見えてくるようになり、天気は少し回復。
14:40頃、西黒尾根の登山口まで下りると、天気は時々日差しが差すくらいにまで回復していた。遅いよ。
ひとまず、谷川岳・馬蹄形(反時計回り)は、この登山口を抜けた事により踏破したことにしよう。
以降はビクトリーロードということで気分良く進み、途中、谷川岳山岳資料館を覗いてみる。昭和時代の登山文化を知ることができる貴重な展示物や資料があり、もっとゆっくり見たかった。そういえば、登山中は1円も使っていなかった。少しはお金を落としていこうということで、資料館で販売していた速乾素材のTシャツ(2000円と安い!)を購入した。
その後はスタートした白毛門駐車場までも下り、帰宅準備をして15:30過ぎに撤収。

途中、道の駅・みなかみ水紀行館に立ち寄り、もつ煮定食(750円)を頂く。道の駅にしては意外と美味しいもつ煮だった。

今回、雨さえ降らなければ、昼過ぎには下山して沼田にある永井食堂のもつ煮定食を食べる計画だったんだけどな・・・。
またいつか、だな。

しかし、2日目朝からの雨は全く想定外だった。他の登山者も同様のことを言っていた。なぜなら前日の登山判定はAで、晴予報でしたからね。こんなんだったら先週撤退しなきゃよかった、と、結局後悔してます。


<教訓>
 ・秋、冬の時期に谷川岳の天気を確認するときは、水上周辺よりも湯沢の天気を重点に確認しよう。
  なぜなら季節柄、雲は北からが流れてくるから。(ということを今回学んだ次第)

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