三股から常念・蝶 テン泊周回 梅雨明けだと思ったのに...
- GPS
- 33:20
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,530m
- 下り
- 2,514m
コースタイム
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:09
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 8:49
天候 | 23日:晴れのち曇り 24日:雨&ガスガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポストは、駐車場を出発して15分ほどの常念直登コースと蝶ヶ岳コースに分岐する手前にある登山指導センター建物に設置されていました。 ●三股分岐〜前常念岳 前半は長い樹林帯九十九折急登で標高差800m登り、稜線に出てからは一旦斜度は緩くなりますが、前常念が見えて展望が開けたところからは巨岩の重なる岩登りと体力勝負が必要なロング急登コースです。技術的に危険な箇所はありませんが、装備が重いとかなり消耗してしまいます。下りに使う場合もこのロングな下りはキツイかも。 ●前常念岳〜常念岳 急登は無く、少々のアップダウンを繰り返しながら展望の良い稜線を歩けるコースです。本来ならルンルンで歩けるようなコースなのですが、今回はここまでの登りで消耗してしまっていたため、ちょっと進んでは休憩の繰り返し、ヘロヘロ歩きとなってしまいました。元気なら正面に常念岳を目標に左前方に穂高、右前方に槍を見ながら歩ける気持ちの良いコース(のはず)です。 ●常念岳〜常念小屋 広大な眺望を遮るもののない岩場の斜面を九十九折に行くコースです。小屋から登る場合、見えている肩は常念山頂ではなく、その奥に山頂があるので、ガックリしないように。 ●常念小屋テント場(1泊700円・トイレチップ込) 常念岳と横通岳の鞍部にあるため風の抜け道になるようで、テント泊ではしっかりペグダウンor石で固定しましょう。ほとんどのサイトが傾斜地なため、眠る位置・向きを考えて設営しましょう。小屋のビールは500円/700円、水は200円/ℓ ●常念岳〜蝶ヶ岳 今回一番楽しみにしていた稜線でしたが、あいにくの天気で槍穂の眺望ゼロ、ガスガス&風雨で散々でした。今回は常念岳から大きく下ったのですが、逆コースだと常念への登りはかなりツラく長い登りに感じるのではと思います。 常念岳〜蝶槍間はアップダウンの連続でけっこう疲れますが、蝶槍〜蝶ヶ岳ヒュッテ間は一転してゆるくて広大な稜線歩きに変わります。きっと展望があれば最高に楽しめるんじゃないでしょうか。 ●蝶ヶ岳〜三股分岐 人気のルートということもあって、よく整備されたコースです。キレイなしっかりした木階段が随所に設置されていたり、人気オブジェの「ゴジラの木」、おいしい水場もあります。 |
その他周辺情報 | 下山後の入浴で三股から下界に出る途中にある「ほりで〜ゆ」を利用しました。 宿泊施設・レストラン・パットゴルフ場なども併設された立派な施設です。 入浴後にそのレストランで夏メニュー「牛肉わさびそば」を食べましたが、わさびが効いててとても美味しかったです。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
まだ登ったことが無い蝶ヶ岳、単純ピストンでは面白くないので、常念岳を組み合わせて三股からの周回ルートをテン泊装備で回ってきました。
宿泊候補地は2つ、蝶ヶ岳ヒュッテのテン場か、常念小屋のテン場、どちらも好展望地ですが、常念小屋ならついでに日本百高山に入る横通岳のピークを踏んでご来光を迎えるプランも充分可能ということで、初日に前常念への一気の急登のツラさはあるけど、それさえクリアしてしまえば、あとは稜線の眺望バツグンな歩きを楽しめそうだし、関東が梅雨明けして天気予報も悪くない、北陸はまだ前線の影響がありそうだけど、常念・蝶は一番北陸からは離れているから天気もそれほど崩れることはないんじゃないかと楽しみにして自宅を出発。
初日は予測通りの晴天、前常念の手前で稜線に出るとガスが次々と湧き上がりながらも、遠望のきく絶好の登山日和。唯一の計算違いは前常念手前のキツくて長い急登で消耗してしまい、前常念から常念岳までヘロヘロのスローペースになってしまい、常念岳山頂手前のメインルート合流点から山頂までのわずかな距離も登りたくないぐらいグダグダ状態になってしまったこと。常念岳には過去登ったことあるし、とっととテン場へ下りてマッタリしたい状態になったけど、このわずかな距離ぐらいは登っておかんともし翌日天気が崩れたら絶景展望を望めないなんてことにもなりかねないからと、過去の教訓(水晶岳、槍ヶ岳で翌日眺望ゼロ登頂)を思い出し、ヘロヘロな体に鞭打ってなんとか初日に常念山頂で絶景展望を満喫することができました。
それにしても人気の北アルプス、平日にも関わらず登山客がたくさん。三股の駐車場は半分以上埋まっていたし、常念山頂にも人がたくさん。こりゃ週末はスゴイ人出なんだろうなあ。山頂からはガスが湧きあがって時折視界が遮られながらも、遠くは北に立山・剱や針ノ木、北西に鷲羽・水晶・雲ノ平やさらに薬師まで、南方には乗鞍・御嶽など、錚々たる名峰を確認することが出来ました。
がんばって常念山頂まで行って正解だったと納得し、常念小屋のテン場へ下山。まずはテント設営の受付を済ませて、ついでにBEER。消耗していた体にアルコールが染み渡る〜ぅ。
常念小屋のテン場は平日で空いていたけど、どのサイトも傾斜していて、寝る向きを考えて設置し、初日は疲れたと早々から昼寝。結局そのままウダウダして初日は終了。
その夜から雨がパラつく音がテントをたたき、翌朝は雨。予定していた横通岳でのご来光は断念し、雨が弱まるタイミングを見計らってテントを撤収し、雨装備をしての2日目スタート。
結局、2日目は一度も槍穂を見ることなく、蝶の稜線も視界の効かず、ただただ雨中を歩くだけ。展望を楽しめないぶん、所々にあるお花畑に咲く花を見るぐらいの初日とは打って変わった状況をただただ受け入れながら、周回コースを歩くだけ。
地味にアップダウンが続く蝶槍までのルート、晴れていれば稜線漫歩コース間違いなしの蝶槍からヒュッテまでのルートをただただ歩いて、蝶ヶ岳ヒュッテで濡れた雨具を乾かしながら、ラーメン&酎ハイで栄養補給休憩。空腹だったこともあるけど、ここのラーメン、とても美味しかったです。
蝶ヶ岳ヒュッテからの下山は、整備された歩きやすいコース。2か所ある水場で美味しい水でのどを潤し、名物ゴジラの木を通過して、順調に歩いてほぼ予定した時間で駐車場まで帰着できました。
楽しみにしていた蝶ヶ岳からの展望は残念ながら見ることが出来ず、またピークを踏む予定だった横通岳にも登れず、これはいつかリベンジせんとね。
下山後は、ほりで〜ゆの温泉でのんびり疲れを癒し夕食も食べて、ここのところ半ば恒例となっているETC割引のない高速料金を少しでも抑えるために行けるところまで下道を走る で、結局、現地から八王子インターまで、抜け道を利用しながら国道20号線をずっと走って、途中仮眠もあったけど夜中12時半に自宅に帰着となりました。
久々のテント泊(GW明けの涸沢テン泊以来)、重装備に初日はヘロヘロになってしまい、やはり出発前の充分な睡眠と体を慣らすための少し抑えめのペース配分、これを次回山行では気をつけなければと反省です。
次はお盆休み、地元の名峰・白山。昨夏に続いての登山ですが、今回は単独テン泊縦走。
今回の反省を生かしてチブリ尾根をペース配分考えて登って別山に登って、南竜で気持ち良くテン泊し、翌日は長駆、室堂から御前ヶ峰、大汝峰を回って、釈迦新道を下る市ノ瀬からの周回コースを予定。晴れますように。
kazさんこんばんわ。北アの周回ルートお疲れ様でした。
2日目は天気がよくなかったようですが、1日目の動画では槍も綺麗に見えて何よりでした。私の歩いた時は1日目天気がよかったので蝶まで歩きましたが、常念の山バッチを購入できず、いつか常念でテント泊考えていました。常念のテン場は少し斜めっているとのことで大天井への縦走時に買おうかなと少し思っております。
次の白山羨ましいですね。荒島岳と白山でいつ行こうかと考えていますがなかなか実行できません。私は今週は山に行けず、9日は天気が良ければ東北の未踏峰早池峰に行こうかと思ってます。お互い山楽しみましょう。
YAMA555さん、いつもコメントありがとうございます。
常念のテン場は傾斜してるので、大天井のテン場の方が絶対におすすめです。
早池峰ですかぁ、イイなあ。
東北は距離もあるので、なかなか行きたくても行けないエリアです。いつかは早池峰や鳥海・朝日なんかには行きたいなあと思ってるので、レポート楽しみにしてます。
私の今回の白山計画は、市ノ瀬からぐるっと大きく周回する、白山堪能コースで計画してます。別山や白山釈迦岳からの白山展望、楽しみにしてるんです。
お互い、天気に恵まれることを祈りつつ、ガシガシ山登って満喫しましょう(^o^)/
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