小太郎河童のデカいぜ！南アルプス・第3弾 鳳凰三山（地蔵、観音、薬師） 青木鉱泉よりドンドコ沢→中道に下山 カッパの邪心を洗浄しに神様めぐり

2014年07月28日(月) [日帰り]

• GPS: 12:10
• 距離: 17.3km
• 登り: 2,613m
• 下り: 2,601m

コースタイム

6:00　青木鉱泉
6:08　対岸へ渡る
6:25　渡渉1回目
6:57　渡渉2回目
7:07　渡渉3回目
7:14　南精進ヶ滝
7:38　渡渉4回目
8:06-8:26　鳳凰の滝
9:00-9:18　白糸の滝
9:37　「山道」標識
9:45-9:56　五色ヶ滝
10:40-11:25　鳳凰小屋
12:16-12:51　地蔵岳山頂
14:25-14:55　観音岳山頂
15:17-15:20　薬師岳山頂
15:32-15-50　薬師岳小屋
16:10　薬師岳山頂
16:36　御座石
17:28　林道出合
17:51　中道登山口
18:20　青木鉱泉

天候

晴れなのに標高2400m以上はガスに包まれる不運

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央道韮崎ICより40分ほど
国道20号線から桐沢橋を渡ってしばらくすると林道開始
悪路部分ありますので普通車の場合は慎重に運転ください

http://www1.odn.ne.jp/aokikosen/data.html

駐車場：
青木鉱泉駐車場を利用（750円/日）

コース状況／危険箇所等

登山ポスト：
青木鉱泉にて記入、投函しました

登山道：
全般よく整備され、危険個所はほとんどありません
ドンドコ沢ルートの場合は渡渉が数か所あります
雨の日は注意してください
地面が白いため、濃霧の際には稜線がホワイトアウト状態になりそうです
赤マーク大量にありますのでしっかりと追ってください

水場：
青木鉱泉、鳳凰小屋に水場あります
薬師岳小屋は天水利用のため自炊用に提供あります
その他、沢沿いルートのため沢水は豊富に利用可能

トイレ：
青木鉱泉、鳳凰小屋、薬師岳小屋にチップトイレあります

その他周辺情報

温泉：
白山温泉　10:00-21:00
http://www.hakusanonsen.com/

写真

7/28 5:54

ひさしぶりの青木鉱泉からスタートです

7/29 10:46

すぐ横に登山届記入台があります
忘れずに記入しましょう

7/28 6:02

ドンドコ沢登山道から入りまーす

7/28 6:08

ドンドコ沢砂防ダムの工事現場で対岸に渡ります

7/28 6:15

砂防ダム直前で戻ります

7/28 6:15

砂防ダム奥に観音と薬師を仰ぎ見ます

7/28 6:17

キラキラしてていい感じです
天気も最高

7/28 6:18

仁科さん
いつ見ても達筆

7/29 10:46

1回目の渡渉点

7/28 6:35

ぬぬぬ
激登です！
（肩で息をしながら見下ろし）

7/29 10:46

2回目の渡渉点

7/29 10:46

3回目の渡渉点

7/29 10:47

東洋大のワンゲル部標識とベンチ
休憩にちょうどいいですね

7/29 10:47

のわっ！
でっかい犬がいます！グレートデン！

7/29 10:47

もうひとりいる！
グレートピレニーズ！
しばらく一緒に登りましたがすごく賢い子たちでした

7/29 10:47

南精進ヶ滝に到着

7/29 10:47

おお
見事な滝ですね

7/29 10:48

ホタルブクロです
北アの烏帽子以来久しぶりの再会

7/29 10:48

沢沿いを順調に高度を上げていきます

7/29 10:48

4回目の渡渉点

7/29 10:48

ここの抜けが滑ります
ご注意ください

7/29 10:49

鳳凰の滝標識が倒れています
これは標識から遠すぎるという抗議か！ww

7/29 10:49

何の花だー
ハナチダケサシ？？

7/29 10:49

鳳凰の滝分岐ですね
ザックデポにて進軍

7/29 10:49

っと！この標識をはっけん！
なーにー！やっちまったなー！！
ザックを取りに戻る

7/29 10:49

クルマユリー

7/29 10:49

鳳凰の滝に到着
初めて見ましたがホントに鳳凰ですね

7/29 10:50

にっくき標識（笑）に戻りました

7/29 10:50

もともとの登山道本線に合流

7/29 10:50

バンザイ！痛くない！！
靴擦れ対応がうまくいったようです

7/29 10:50

白糸の滝に到着

7/29 10:51

さてお次は五色滝

7/28 9:34

ホタルブクロの群生

7/29 10:51

血塗られた山道ww

7/29 10:51

撮ったはいいものの
キノコはさっぱりわかりませんww

7/28 9:46

ほどなくして五色滝に到着
これはなかなか見事

ここから上は明らかにガス

7/29 10:52

人が作った階段＝小屋が近い！
（毎回勝手にそう信じています）

7/28 10:05

<名前確認中>

7/28 10:16

<名前確認中>

7/30追記
カタバミ・・・だとしたら珍しくもなんともない

7/28 10:21

好きな場所に出ました
ここはガスだと雰囲気出る！

7/28 10:27

<名前確認中>

7/30追記
タカネグンナイフウロ、でした

7/28 10:33

チングルマですね

7/29 10:53

鳳凰小屋に到着

7/29 10:53

クマったことにならないようにゴミはもちかえりましょう

7/29 10:54

ザレ場に突入

7/29 10:54

岩の根元にひっそりとタカネビランジ
キレイですね

7/29 10:54

この距離でオベリスクすら見えないなんて・・・(T-T)

7/29 10:54

めげずにオベリスク取り付き

ホーオ三山プレートの隙間を入って行きます

7/29 10:54

オベリスク手前から見下ろし

7/29 10:54

このロープをひっつかんで

7/29 10:54

こんな感じで登ると

7/29 10:54

ホントのてっぺんに着きました

7/29 10:54

登頂を祝福するかのように青空が！

7/28 13:03

でもすぐに元通り
お地蔵様を神秘的に包みます

7/29 10:55

ここで地蔵カッパが出現
晴れてくれ〜〜

願いは通じるか・・・

7/29 10:55

モクモクモク・・・
アウトー

7/29 10:55

ハクサンシャクナゲ

7/28 13:36

ひゃー遠いな観音！

7/29 10:56

西側斜面は白、東側はクリーム色にクッキリわかれています

7/29 10:56

ひっそりとがんばるタカネビランジ

7/28 13:47

稜線にも地蔵っぽさが

7/28 13:51

オベリスク見えました

7/29 10:56

ミヤマシオガマ・・・かなぁ（自信なし）

7/30追記
ヨツバシオガマ、でした（少し自信あり）

7/29 10:56

ここにもありましたタカネビランジ

7/29 10:56

と、向かいあわせで
<名前確認中>

7/29 10:56

タカネニガナ

7/28 14:06

地蔵からのルートは左から来ました
右への分岐が鳳凰小屋への分岐（30分）

7/29 10:57

荒涼としたザレを登って行きます
ガスだとなんとなく恐怖感が

7/28 14:20

観音が近くなってきました

7/28 14:21

韮崎市街見えた！

7/29 10:57

観音岳山頂に到着

7/29 10:57

ここでは観音カッパが出現
晴れてくださいーー

7/29 10:57

なんかかっこいいショットだぞ！

7/28 15:14

最後のタカネビランジ

7/28 15:16

いよいよ薬師山頂ケルンが大きくなってきます

7/29 10:57

薬師岳山頂に到着

7/29 10:58

ここではやはり薬師カッパが出現
無事にここまで来られてありがとうございました

だいぶ心が洗われてきました

7/28 15:23

砂払岳を横目で見ながら薬師小屋に向かいます

7/28 15:24

北岳は最後まで拝めず

7/28 15:26

薬師岳小屋に到着
ステキなご夫婦と楽しくお話しました

7/29 10:58

下り3時間45分
薬師山頂を経て、中道で一気に下ります

7/29 10:58

御座石を一気に通過

7/29 10:58

残り2時間45分！

7/29 10:58

順調に下ってきました
残り1時間40分！

7/28 17:45

中道の登山口の駐車場が見えてきました

7/29 10:58

走ってゴール！
下りもすっかり慣れたようで、新品シューズを早々に履きこなしたラッキー初心者

7/28 17:51

下りてきて見上げた空
ガス取れてんじゃあん・・・(T-T)

7/29 10:59

さて、あとは青木鉱泉に戻るのみ

7/29 10:59

近道
これはうれしい

7/29 10:59

最後の渡渉
前回（3年前）は大雨で簡易橋が流されてしまい渡れなかった

7/29 10:59

青木鉱泉にあったキノコ
マリオに食べさせてみたい！笑

撮影機器：

iPhone 5 Apple

装備

備考

反省点：
思ったより気温が低いことがあり、休憩中の保温のために厚手のものを1枚持って行けばよかった

感想

fickle

前回の編笠、権現から1か月、なんとマイティが靴とザックを新調するほどに山にのめってきました。これはぜひすばらしい山行を手配してもっとハマってもらわないと！
前回の踏破記録とアクセスの手軽さ、オベリスク、白亜の稜線歩きなどの非日常性からターゲットは鳳凰三山ドンドコ沢スタートに決定。天気予報もバッチリ晴れマークでウキウキしながら当日を迎えました！

ドンドコ沢登りは去年の11月以来、三山縦走となれば3年ぶりです
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-370888.html

平日なので高速はトラックが多いですがスイスイ。青木鉱泉までの悪路でゲンナリしますがなんとか到着。準備を入念に整えて、登山届を記入して出発します。
導入部は快調そのもの。観音も薬師もキレイに見えていて否が応にもテンションが上がります。

南精進ヶ滝を過ぎ、鳳凰の滝を過ぎたあたりでマイティが靴ズレでペースダウン。
私は今のクツでずっと靴ズレと付き合っているのでもうおなじみです。「新品だとなっちゃうんだよねー」、ってしたり顔で磨きこんだ手当（笑）をしてあげると超回復。
ちょうどよく現れてくれる滝を楽しみながら順調に高度を上げていきます。
新しいクツもザックもだんだん使いこなせるようになってきて楽しくなってきたとのこと。やったね☆！

気になるのは鳳凰の滝あたりから漂う、上空の濃いガス。下界はピーカンなんだけど・・・。
鳳凰小屋手前の沢沿いの広場だけはガスがいい感じを醸すのだけど、ここから青空をバックにオベリスクを見せてあげたかったなぁー。
自分だけは去年の11月に見た風景を思い浮かべて小屋まで進んでいきます。

無事に鳳凰小屋まで到着、昼食を取りながら下山の方々から情報収集。
朝のうちはスッキリと晴れたものの、だんだんガスが出てきてじっとしていると肌寒いとのこと。確かに鳳凰小屋ですでに肌寒い。むーー。
しかし下界の天気は晴れ。風が強くないのが影響してなかなかガスが飛んで行かないらしい。なんとも悩ましい。

とは言ってもいつまでも小屋にいてもしょうがないのでまずは地蔵岳を目指す。
小屋を出て20分ほどでしょうか。行く手を阻む（やる気を削る）広大なザレ場に到着。さすがオベリスク。まずは簡単に辿りつかせてくれません。それでも何とか山頂部のコルに到着。マイティは苦戦しながらも何とか上がってきました。
・・・って、このコルからもオベリスク見えません。ガスおそるべし。笑

登れるから行ってみよう、と誘ってオベリスク先端部に取り掛かる。
ここだよ、と連れていくと「おし、行ってみるぞ！」とマイティ。スルスルと上がって行っちゃいました。ありゃりゃ。お見事！と、下りてきたその瞬間に登頂を祝福するかのように晴れ間がのぞいてきました！がぜんテンションUP！

そこへこの晴れ間が少しでも長く続きますように、の願いと共に地蔵カッパが登場。
晴れ乞いの効果があったかなかったか、前方には目指す観音岳が姿を！
これは行くしかない！一気に登り切りました。
観音岳頂上でも小太郎河童のお祈りは続きます。今度は観音カッパが登場だ。
さすがに平日とあって自分たち以外の人がいないのでお祈りし放題です。マイティ100名山登頂おめでとう！

ここまで来れば薬師岳はすぐそこ。今までの苦労がウソのようにすんなりと薬師岳まで到達しました。
お祈りしてもよかったのですがここは今までの山行が無事に来られた感謝をしたい。薬師カッパがその役目を引き受けました。小太郎河童の神様めぐりとマイティの山デビュー、どちらもうまくいったようです。

薬師岳小屋に立ち寄り、小休止の後で中道を一気に下ります。
登りのコツ、下りのコツなどを実践しながらマイティはどんどんスピードアップ。
2人して「楽しい〜〜！」と言いながらなんと2時間かからずして中道登山口まで到達してしまいました。ここからは今日の山行を振り返りながらゆったりとした30分ほどの林道歩きを楽しみ、目指す青木鉱泉に到着！

上空はガスで覆われていたものの、むしろ涼しくてよかったねと強がりながら平日のゆるやかな雰囲気に包まれた鳳凰三山、満喫させていただきました！
さてさてマイティ、次の目標はどうしよう？フハハハハ嬉しい悩みは尽きません。
山の神様楽しい山行をありがとうございました！