クラシックルートで行く霞沢岳(島々〜徳本峠・霞沢岳〜上高地)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 2,618m
- 下り
- 1,831m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:45
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 10:00
天候 | 8/2 晴れのち曇り一時雨 8/3 曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
竹橋→安曇支所前BS 毎日アルペン号 復路 上高地→新島々駅 アルピコバス 新島々駅→松本駅 松本電鉄 松本駅→立川駅 JR・特急あずさ |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所や迷う箇所は無し。 トイレ… 安曇支所、二俣、徳本峠小屋にあり。 他、明神〜上高地BS間にも何箇所もあり。 水場… 力水…水量豊富。 徳本峠小屋…1L 200円。天水? 最後の水場…沢水。水量豊富。 |
その他周辺情報 | 下山後の入浴は小梨平キャンプ場にて。温泉ではありません。600円。 http://www.nihonalpskankou.com/ |
写真
感想
久々に晴れ予報の出たこの週末。
当初は白馬〜唐松の縦走をしたかったがバスの予約が取れなかった。
幸い上高地方面のバスは空いていたので、それを利用して霞沢岳へ行くことに。
(8月2日)
前夜に竹橋を出発し、安曇支所バス停を降りたのは3時過ぎ。予定より大分早いし、当然ながらまだ夜明け前(笑)
ここから1時間半ほどは林道歩きになるのでヘッデン点けて歩いてもいいのだが、基本的に初めての道は記憶や記録しながら歩きたいのでやめておく。
仕方なしにバス停のベンチで横になって仮眠。国道沿いでそこそこ車の往来があったが気にしない気にしない(^^;)
空がうっすらと明るくなり始めた5時前に歩き出す。二俣までの林道歩きは単調。バスでも殆んど寝てたのにまだ足りないのか、歩きながら眠くなってしまった。
二俣からやっと山道に入る。しばらくは高巻く道が多かったが瀬戸下橋を過ぎてからは沢のすぐ脇を歩くようになり、その水音や流れを楽しむ。
それもやがて食傷気味になりかけた頃、古びた建物が見えてきた。岩魚留小屋だ。
もう営業はしていないようで廃屋の様相を呈していた。営業している頃に訪ねてみたかったと思わせるシブい小屋だ。
岩魚留小屋から先も沢沿いを行く。今朝歩き出してからずっと緩やかな道なので、なかなか高度が上がっている気がしない。途中で何度か沢水で顔を洗ってクールダウン。
ようやく沢筋を離れ、急なつづら折れの登りとなる。水場で水を汲んでいるとすぐ下の方に男女2人組が見えた。
水場から1時間ほどでやっと徳本峠小屋に到着。担ぎ上げた水が重かった〜。
さっそくテントを張っているとすぐに先ほどの男女の方がやってきたんですが、お顔を拝見してすぐに、ひょっとしてと思った。
そこで思い切って声を掛けてみると、やはりあの時にお会いした方たちでした。そう、ちょうど1年前のお盆休みの時に南アの蝙蝠岳の山頂でお会いしたご夫婦でした。この時はその後雷雨に遭い、お互いに怖い思いをしたのでその当時の話に花が咲いてしまった。
その後で教えていただいたのが明日の天気が良くないこと。すっかり晴天と信じ切っていたのに寝耳に水。小屋で確認してみるとやはり午後から崩れるそうだ。明日も明るくなってから歩き出そうと考えていたが、もう少し早く出発した方が良さそうかな?
とりあえず18時半に就寝。
(8月3日)
結局3時に起床し、4時前に暗い中を歩き出す。結果的にこのことによってジャンクションピークでタイミング良く日の出を迎えることができた。同じくここで日の出を迎えた昨日のご夫婦とは歩くペースが同じだったので、この先山頂までの休憩毎に顔を合わすことになった^^
気になる空模様の方は雲に覆われてはいるが、まだ何とかもちそうな感じ。途中で一瞬ガスが湧いてきた時は焦ったが、K1ピークではしっかりと大展望が得られた。その中でも穂高連峰の姿は圧巻!
考えてみればこの高さからのこの角度で穂高連峰を見るのは初めてだ。とりあえずこれが見られただけでも来て良かった。
K1ピークから霞沢岳まではず〜っと穂高や笠、焼岳を眺めながらの稜線漫歩♪でも途中でK2も越えなきゃいけないのにCT25分はムリだよ…(^^;)
そのK2を越え、霞沢岳へ向かっている時にやや先の方で目に入った黒い物体。まさかと思いつつ近付きながら凝視していると、もそもそと動いている。熊だ!
幸いにして登山道から崖下100mくらいの所にいたのでじっくりと観察できましたけど。
そしてついに霞沢岳の山頂に。当然ここも穂高連峰の大パノラマ。天気も無事にもってくれた。
帰りの行程も長いし、そのうち天気も崩れだすだろうからあんまりノンビリもできないが、それでもできる限り山頂での展望を楽しんだ。苦労して歩いてきた道をまた戻るのかと思うとゾッとしたけど(笑)
雨はK1ピークを出発する頃にぱらぱらときだし、P2辺りではしとしとと降って来たが、テン場に戻る頃にはほぼ止んでくれて濡れずに撤収完了となった。
しかし上高地への下山路は良く整備されていて非常に歩きやすかったなぁ。そして上高地は相変わらず人が多いことで(><)
今回も快晴の下とはいかなかったけど、これだけの展望が得られれば充分満足。
まさかの出会いや出遭いもあったし。
なによりも憧れのルートを歩けた満足感でいっぱい。
これでいよいよ自分の中で夏山スタートといったところでしょうか。
コメント
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kenさん、おはよう。
3週間前に熊とバッタリした者です。
21枚目の写真の所のすぐ後に遭遇して、22枚目の所を走っていきました。
上高地側に比べると静かなので、絶好の棲家なんでしょうね。
余り頑丈ではない橋、増水していると落ちたら流されてしまいそうな
感じで結構ビビりますよ。
millionさんのレコで熊への心構えはしていたので助かりました
私の場合は遠くにいたので観察する余裕がありましたが、millionさんが遭遇した場所だと怖かったでしょうねぇ〜
それから、上高地側のあんなに賑やかなのに徳沢とか横尾辺りでも見かけるらしいのでご注意を
橋も岩魚留小屋を境に立派なものは少なかったですね。
いずれ踏み抜いちゃう人がいるかも…
両日とも一時雨とのことでしたが
穂高連峰の眺望が得られたことと
クラシックルートの無事踏破、
なによりです
しばらくは空模様もなんとも
言えない雰囲気ですがいよいよ
夏山全開のようですね
人が多ければ熊はいないでしょうし
人が少ない場所なら出遭いは多く
なりそうですね。お気を付けて
土日とも雨には遭いましたが土曜はテントの中、日曜は樹林帯の中でしたので殆んど濡れませんでした
ちなみに徳本峠小屋はとても良さそうでしたよ
小屋マニアのnaveさんにはぜひ泊まってほしいと思ってしまいました
熊は遠目に見ている分には可愛いんですけどね。
できれば頭をナデナデしてみたいです
naveさんも最近は沢の世界に足を踏み入れたようなので 天気にはくれぐれも気をつけて下さいね
こんにちは。8月2日〜3日、私も同じコースでした。恐らく2回はすれ違っていますね。徳本峠林道と霞沢岳の稜線あたりで・・・一番早く出発し、一番遅く着いたのが私です。年寄りはつらい、トホホ。 ところで距離があったとは言え、熊に遭遇したようで驚きました。へたをすると正面からまともに遭遇する可能性もあるわけですね。今後はどのように対処すべきか事前に考えておいたほうが良さそう・・・。私のところにも遊びに来て下さい。それでは。
toshi77さん、はじめまして!コメントありがとうございます!
レコ拝見しました。
私より少し早く出発した方は安曇支所でお見かけしていましたし、その方と思われる単独男性を途中で追い抜いたのも憶えています
写真を撮りながらゆっくり歩くから…とおっしゃっていましたが、あの方がtoshi77さんだったんですね!
翌日は私が山頂をあとにする頃からだんだんと雲が多くなってきたので、途中ですれ違ったこれから山頂に向かう方たちは展望を楽しめたのか気になっていましたが、大丈夫だったようですね
他のレコも拝見しましたが、戸隠のレコは気になっているルートでしたのですでに拝見していました。
また参考にさせていただきますね
どうですか。
最近テントもって歩いておられるようなのでもう大丈夫そうですね。
一年前にお会いした方に会うなんて、やはり嗜好が似てる人は何度も再開するんでしょうかね。
すっかり楽しまれたみたいでなによりでした。
盆休みはどちらに行かれるんですか
肩の方は大丈夫ですよ
違和感は全くないわけではないのですが、気になるほどではないです。
再会した方にも同じようなことを言われました
「(蝙蝠に行くくらいだから)やっぱりこういうところにも来るんですねぇ」って
お盆は天気次第ですが銀ブラかな〜。
メタさんのお盆の予定は雨に祟られそうですね
どこに行くにしても、くれぐれもお気をつけて
※何度も声掛けしてくれたのに都合がつかずにゴメンなさい!
何とか都合をつけてご一緒しましょう
ジャンクションピークで写っているtatomoといいます。
歩くの、速かったですね。
(私が遅いだけかも)
楽しいひと時をありがとうございました。
あの時のお方がtatomoさんだったんですね。
昨年歩いたという立山からの長期縦走の話やムーンライトの話などよく憶えています
また、あまりヘッデン歩きは好きでなないので、先を行く熊鈴の音が心強かったです。
こちらこそ、本当に楽しいひと時をありがとうございました!
霞沢岳の山頂からの大パノラマ、素晴らしい!
私もいつか行って、前穂、奥穂、西穂と指差し確認したいです
出会いの多い山行だったようですが、熊は怖くなかったですか?
写真を撮る余裕があったのが凄い
rokuさんも前から歩きたいコースなんだよね
徳本峠までの道は紅葉もきれいそうだから、秋にでも行ってみては?
熊を見た時は一瞬足が止まったけど、結構距離もあったからね
そうそうマジマジと見られるチャンスはないから、姿を消すまでじっくりと観察してきたよ
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