北アルプス「花の大日三山」を歩く



- GPS
- 56:00
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 627m
- 下り
- 2,068m
天候 | 1日目 曇り 2日目 雨後曇り 3日目 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー高原バス乗り継ぐ |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 11:30 立山駅P 12::20 立山ケーブルカー 12:30 美女平(高原バスに乗る) 13:20 室堂 2450m 14:30 雷鳥ヒュッテ(泊まり) 2日目 7:20 雷鳥ヒュッテ 8:09 新室堂乗越 2355m 10:00 奥大日岳10:20 2611m 10:28 同行者1m斜面へ転ぶ(あわや) 11:46 鎖横ばい 12:27 七福園2470m 12:52 大日小屋(泊まり) 3日目 6:05 大日小屋 6:25 大日岳 7:00 大日小屋(下山開始) 8:35 中間地点 1.9km,1.8km 10:00 大日平小屋10:20 1720m 11:15 この先滑落注意カンバン 11:35 牛の首 12:02 猿ケ馬塲 13:04 大日岳登山口13:15 1325 称名滝バス亭14:00 14:20 立山駅P |
その他周辺情報 | 立山駅周辺 食堂数軒有り |
予約できる山小屋 |
雷鳥沢ヒュッテ
|
写真
感想
1日目
今年の夏山。北ア立山三山の流れの「大日三山」を目指す。山小屋2泊3日の山旅となる。家6:30頃車で出立、最寄りのスタンドガソリンを入れる。159円と最近にない安い得した気分。高層道路のスタンドは180円と車が止まっていない。入れるところで格差が半端じゃない、スタッフは手持ち無沙汰。うす曇の中富山県の「立山駅」に着く。5時間の走行適当な距離でノーブロブレム。立山駅は「立山室堂」入山の富山県側の一大基地である。電車の駅もある。駅周辺に彼方此方に数箇所駐車場がある。何れも無料。ざっと見たところ何処も詰まっている。昼頃なので下山と入れ替わりの時刻、駅に一番近い場所に留め置けた。昼ごはんは駅前の「あおき」食堂。箱膳のカツ定食、あまりの美味さに下山の折にも食った。普段肉は控えるが死ぬほど歩くからと納得。外はパリッと中はジュシーいい昼ご飯に幸せな気分になった。立山の「室堂」へは。トロリーバスと高原バスを乗り継いで入山。立山駅から約1時間、標高2450mの冷涼なヤッホー別天地へ。普通の観光バスも直接乗り入れできる”いいところ”。初日目の宿は「雷鳥ヒュッテ」室堂のターミナルから徒歩で1時間。湯量豊富な天然温泉、前面に立山、大日連山が屏風のように立ちはだかる景勝の地。穂高の涸沢よりスケールが大きいキャ。日本にもこんな所があるんだと驚嘆。
2日目
いよいよ大日三山縦走の朝を向かえる。未明からの断続的な雨,雨のあがるのを待っが止む気配なし。覚悟を決めて雨の中”水色”の傘を差して出立つ。同行者はアマカッパを上下着用、カラフルなテント林立の雷鳥沢キャンプ場を通り抜け称名川に架かる橋を渡る。まもなく剣沢別れ分岐、左に大日岳方面へ。大日岳の道は緩やかな登路、その両脇”今が旬”の全面的な白いお花畑が雨で煙る。歩き初めて2時間ほど風雨に打たれる。
奥大日岳の登りにさしかかる頃、ようやく雨もあがり、周りの山並みの展望が一気に広がる。やってきて良かった思いもひとしお。前後して歩いてきた後続のご婦人お二人に大展望を背に100点万点と悦に入ったが、天国と地獄が紙一重.。
奥大日岳から下り、後に付いて同行者が草付きの斜面に転ぶ、助けの手を届く1mほど落下。根がしっかり張った「コバイケイソウ」を一瞬掴むピタッ奇跡的に止まった。偶然の幸運が重なり、お助けマンが殺気がして何気なく振り返る、と同時に転ぶ瞬間を目撃、ストッパーの丈夫な草の群落があった等。そのまま草付きを滑り落ちれば、最悪、称名川まで数百メートル。ジ・エンドだろう。原因は登山靴ひもが緩んだような気がし、どうしょうと思いを巡らしたとか。Wストックの片方が雨で接地面がのめり込んだとの弁解。絶対バランスを崩してならないアウトの核心部”油断と山を甘くみた”。奥大日岳〜大日小屋間の事前の情報が少なく縦走路を容易にみていた等。実際歩いてみて、それなりの稜線は気が抜けなかった。決してビギナーコースではない。
3日目
白いガスの中山小屋の朝を向かえる。小屋上の居残りのピーク「大日岳」を行き帰り40分、登山路の雪渓少々あったが問題なし。何にも見えない山頂、山頂標識と自分撮りで直ぐ引き返す。
7時から大日平小屋を目指し下山。濡れて歩行困難な登山路、気を集中しながら超牛歩。大日平小屋手前からの木道、濡れた古めの木道はツルンルツンと滑る。アイスバーンの様相2回ほど転倒。ここで転んでも死ぬことはないと安心して転んだ。
3時間ほどかかって大日平小屋。20分ほどテラスで休み、2回目のロケット噴射。出足は新品の木道滑ることはない。まもなく木道の入れ替え工事現場、工事人が作業している。木道をとっぱらった泥濘が300m登山の醍醐味3Kの味わう。「滑落注意の看板」から急下降、地形図を見ても等高線が詰まっている。ロープ鎖梯子の連続、降雨の時はダメだろうと思った。下方に下るに従って落ち着いた登山路になる。路面が乾燥していれば多少ましと思ったりした。小屋から3時間、観光客が行き通う称名滝の道路に飛び出た。しばらくトラウマになりそうな今回の山旅五体満足で終えた。
なが〜い作文読んでくださって有難うございました。
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