チングルマ満開の立山縦走〜弥陀ヶ原
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- GPS
- --:--
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 629m
- 下り
- 775m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:40
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
前日の天気予報では8/6(水)以降は天気がくずれるとのことから、この日の1日にかけて、立山にやって来ました。
しかし、室堂に到着してみると、なんと、濃いガスが垂れ込め、出発直前に霧雨が・・・
また、リュックのサイドポケットに入れていた水筒がいつのまにかなくなっていた・・・
これは、毎日アルペン号に落としていたことが分かり、出発前に回収できてほっとしました。
出だしからつまずきましたが、朝7時頃には多くの登山客が室堂におり、びっくりしました。また、学校のイベントでやって来る中学生の団体が多いこと・・・
レインコートを着て、立山ホテルを出るとすぐに玉殿湧水があり、そこで水筒に水をつめて出発です。
すると、のっけから、チングルマのお花畑が見渡す限り広がっているではありませんか。
お花の写真を撮っていると全く先に進まないので、ほどほどに歩き始めました。
一ノ越までは石畳の登山道で大変整備されています。
一ノ越山荘の前で休んでいると、先生に付き添われた学生の団体さんがエーデルワイスを笛で吹き始め、なかなか良い感じで、他の登山者たちも拍手喝さいでした。
そのとき、一時ガスが切れ、初めて周囲の景気が一望できました。雪渓がたくさんあってびっくりです。
一ノ越から雄山までの登山道は一転して、きびしい急登になります。標高が高いせいか、息切れが激しくなり、休み休み登ります。
雄山に到着すると山頂や強風が吹き荒れていました。通常は500円払い、山頂で宮司さんに御祓いをしていただきますが、本日は神社内で行われました。
山頂は残念ながら、ガスがひどく、全く視界が利きませんでした。
ほとんどの人はここまでのピストン登山のようでした。私も強風とガスで視界が利かないことからどうしようか迷いましたが、予定通り、大汝山に向かいました。
大汝山までの登山道は岩が多く、多少ガレていますが、20分程で到着しました。残念ながら、景色はまったく見えないので、写真を撮ってすぐ降り、休憩所に直行してゼンザイを注文しました。
外は強風で雨も多少降っており、気温は15℃程度なため、じっとしていると体が冷え切ってしまいます。この時期、下界ではゼンザイを食することは考えられませんが、山頂では大変おいしくいただきました。
その後、富士ノ折立に向かいましたが、最後の登りに急な岩場が見え、本当に登れるのか不安になりましたが、行ってみると道はしっかりしており、すんなり登頂できました。
さて、あとは下山です。途中、クラノスケカールがあり、とんでもなく厚い雪渓の上部が見えました。一体、何m積もっているのかと思いましたが、2013年に氷河認定された場所というのもうなずけます。
大走りの下りは、山と高原の地図には載っていませんが、稜線からのショートカット道がありました。下に降りるまで、ずっと道の両サイドに高山植物が咲き乱れ、うっとりするほどです。
賽の河原でもお花畑が広がっておりましたが、今回は時期も良かったかもしれません。これほどチングルマ他、高山植物が広範囲に渡って咲き乱れる場所は滅多にないと思います。
この日は雷鳥沢ヒュッテに宿泊しましたが、いい温泉でした。山頂からの景色は見られませんでしたが、実に満足な山旅となりました。
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