六甲全山縦走大会ボランティア
- GPS
- 11:10
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 1,578m
コースタイム
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 3:15
- 合計
- 12:19
天候 | 曇のち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:神戸市営地下鉄新神戸駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼ全域で雨が降っていて,一部ぬかるんで歩きにくかった |
その他周辺情報 | 花隈駅近くのつかさ湯さんで汗を流した |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
妙法寺駅から横尾山までの往復のルートを手入力したので,経路が2箇所に分かれている。
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2022年11月13日(日)に神戸市主催の六甲全山縦走大会にボランティア(中半:スイーパー(青鬼))として参加した。今回はその記録。前日に横尾山から須磨アルプスにかけての下見もした。
新型コロナ前には,例年 11月の第2日曜日と 11月23日(祝)に神戸市主催の六甲全山縦走大会が開かれてきた。2018年には半縦走の部も作られ,全山縦走二日目の 11月23日に半縦走大会が並行して行われた。しかし,新型コロナのために 2020年と 2021年は六甲全山縦走大会,半縦走大会ともに中止となっていた。それが 2022年には少し新型コロナも収まりつつある,ということで,3年ぶりに六甲全山縦走大会が開催された。日程は 2022年11月13日(日)に全山縦走大会が1回のみで,募集人数も 1800人と例年の 2000人が2日間に比べるとかなり少ない募集人数だった。その六甲全山縦走大会にボランティアとして参加するために応募し,中半のスイーパー(通称:青鬼)の担当になった。
神戸市主催の六甲全山縦走大会のボランティアはほぼ無給であり,交通費や宿泊費の支給は一切ない。いただけるものは,スタッフの帽子(キャップタイプ)と六甲全山縦走の地図だけである。後は業務のための資料ぐらいである。また,事前に日本赤十字社の方に行っていただく救急救命の講習会が1回と,業務説明会1回の合計2回三宮に行かないといけないことになっている。ボランティアは,チェックポイントやコース上の決まった点にいて誘導する係の人と,コースを参加者と同様に歩く徒歩班,コースの決まった点を中心にコースを見て回るパトロール,などのメンバーがいる。私は今回を含めて6回ボランティアとして参加したが,いずれも徒歩班としてボランティアに参加した。
徒歩班は基本的に,前半(須磨浦公園→菊水山),中半(菊水山→摩耶山 掬星台),後半(掬星台→宝塚)の3区間に分けられている。役割によっては後半は一軒茶屋前で別のメンバーに引き継ぐパターンもあるので,その意味では4区間と言ってもいいかもしれない。それぞれの区間に,スイーパー(青鬼),最後尾(赤鬼),最後尾の30分前(黄鬼),最後尾の1時間前,1時間半前,2時間前を歩くメンバーがいる。前半区間のみ最後尾2時間前は設定されていない(スタートゲートが午前5時から午前7時の2時間しか開いてないので)。最後尾(赤鬼)は,菊水山,摩耶山 掬星台,一軒茶屋,宝塚ゴールで設定されているチェックポイントの関門の時間に合うように歩く係であり,途中で一時的に抜かされても問題ないが,チェックポイントでは赤鬼より後ろで通過すると強制リタイア(いわゆる失格)になる。最後尾の30分前は,要所要所で設定されている赤鬼通過予定時刻の30分前に各ポイントを通過する。最後尾の1時間前,1時間半前,2時間前もそれぞれ赤鬼より1時間,1時間半,2時間早く各ポイントを通過して歩くペースメーカーである。これらのメンバーは,そこまで速くはないがそんなに遅くないタイムで歩けないといけないため,原則として最低2回は六甲全山縦走大会で完走していることが求められる。
そして,スイーパー(青鬼)は,基本的に最後尾(赤鬼)の10分後を歩き,体調不良などのトラブルを抱えた人の補助や,最後尾(赤鬼)のペースについていけなくなった人にリタイアをお願いして,リタイアの手続き(参加証の一部を回収)を行う役目である。2022年度からはマラソンで使われる IC タグとゼッケンが導入されたので,リタイアの際には「IC タグとゼッケンと参加者を示す緑のリボン」の回収が求められた。青鬼はリタイアの手続きに時間がかかるため,大抵はどの地点でも設定されている予定通過時刻よりも遅れる。そのため,各所で遅れを取り戻すための回復運転が必要になり,かなりのハイペースでの行軍が要求されたりする。それに耐えられるだけの脚力が求められる結構ハードな役目となっている。
今回は中半(菊水山→摩耶山 掬星台)でのスイーパーを仰せつかった。その区間のスイーパーは過去2回行った経験があったが,今回は例年以上にハードな役回りだった。理由は,新型コロナ明けの久しぶりの大会のため練習不足の参加者が多くいた点,初参加の人も多かった点,さらには当日だけピンポイントに雨だった点が挙げられる。これらの理由により,2022年の六甲全山縦走大会は例年よりもかなりリタイアが多かった。それは,すなわち,スイーパー(青鬼)の業務が増えることを意味する。菊水山や掬星台などのチェックポイントや,大龍寺山門などように大会スタッフがいる場所はそれぞれの場所にいるスタッフが対応してくれるが,コース途中でのリタイアの手続きは基本的にスイーパーの仕事になる。今回の中半区間では,天王吊橋の東詰(鍋蓋山の取り付き)や鍋蓋山山頂でのリタイア者が多かった。また,大龍寺山門のところでは,再度ドライブウェイを横断する際の誘導用の警棒(?)などの物品の回収を行うが,そこで多数の IC タグやらゼッケンやらを受け取った。大龍寺山門前には神戸市バスのバス停があり,土日祝は市バスで三宮に下れるのでリタイアする人が多かったと思われる。
今回の業務は 12:30 に菊水山を出て,16:00 に摩耶山 掬星台に着くように歩き,途中でリタイア者の対応をする,というものだったが,実は朝一番に須磨アルプス手前の鎖場で,コースの振り分けをしておいた。そこは前半区間(須磨浦公園→菊水山)の横尾山の先,須磨アルプスの急な下り区間の手前にある鎖場なのだが,例年下りが不得意な人がひっかかって渋滞を引き起こす。そこには鎖場を避けるように右側に迂回路があるのだが,多くの参加者はその迂回路の存在を知らないみたい。なので鎖場(岩場)の手前で「右からもいけますよ〜」と振り分ける役がいると流れが多少スムースになる(その先の須磨アルプスの急勾配の下りで渋滞するから大差ないという話もないこともないが…)。しかし,現状では鎖場手前にボランティアの誘導係の配置は設定されていない。そこで,大会前日に前泊するし,中半の仕事も最後に始まる係なので時間に余裕がある,というので,朝イチで須磨アルプス手前の鎖場に向かった。
朝早い JR で神戸駅から三ノ宮駅に向かい,阪急の神戸三宮駅にあるコインロッカーに帰り用の着替え等を預けておいた。1日400円取られたけど…。そこから神戸市営地下鉄の始発で妙法寺駅に向かった。妙法寺駅に着いたのは午前 5:44 だった。トイレに寄り,レインウェアのパンツだけ履くなど準備をしてから横尾山に向かった。ルートは前日下見をしておいたので余裕だったが,それでもダラダラ歩くと須磨アルプス手前の鎖場に着いたのは午前 6:25 ぐらいだった。その時点で少し渋滞が始まっていたので,すぐに振り分けを始めた。まぁ,振り分けと言っても「右からも行けます〜♪ 左は岩場で鎖があります。右は木の幹を掴みながら強引に下る感じです。すぐ先で合流するので大差はありませんが,得意な方,好きな方,空いている方で下ってください〜」みたいに叫び続けただけなのだが…。午前6時半ぐらいから午前8時ぐらいまでは,時々人が来なくなることはあったが,だいたいずっと参加者が歩いてきていた。はじめは振り分けるとその先スムースに進んでいるように見えたが,いつの頃からか鎖場の下の合流点以降で渋滞しているようにもみえた。ま,その先は須磨アルプスやしね。その間,赤鬼1時間半前,赤鬼1時間前,赤鬼30分前(黄鬼)のボランティアの人達が通過していった。他にも3週間前に勝手に縦走した時に宝塚で話をしたお兄ちゃんも通過していった。
やがて徐々に参加者が来ない時間が増えてきて,暇だなぁ,と思い始めて少しした頃に最後尾の赤鬼さんがやってきた。なんかちょっと早い気もしたけど…。そこで参加者の様子などを聞くと,今回は赤鬼さんの歩く時間に歩いてる参加者少ない,ということだった。一つは IC タグのおかげでスタートがスムースになったのもあるかもだったが,一番は天気予報で昼間に結構雨が降るとなっていた点だと思われる。そして赤鬼さんが通過して15分ぐらい経った頃にスイーパーの青鬼さんたちが通過した。その最後に歩いておられた Y氏が,前半の業務が終わったら中半区間の天王吊橋まで下って,鍋蓋山の取り付きでリタイアする人を有馬街道に沿って下山の誘導をしますよ〜,と言ってくれた。有馬街道を誘導して下ってもらえるのは中半の青鬼としてはとてもありがたい。天王吊橋(鍋蓋山の取り付き)は,須磨浦公園から歩いてきて疲れた足が菊水山の急登+急降下でヘロヘロになる地点であり,そこから見上げる鍋蓋山の上りで続行を諦める人が多い地点である。青鬼の業務としては,そこでのリタイア者から IC タグやゼッケンなどを受け取って下山の指示をするまで,なのだが,有馬街道は歩道がない区間が続くので誰か道を知っている人に一緒に下ってもらえるとありがたい。その意味で Y氏のサポートがとてもありがたい。
青鬼さんを見送った後,本来の中半の業務のために脚力を残さないといけないので,一番ラクそうな,横尾山頂に戻って登って来た道で妙法寺駅へ,のルートで下った。しかし,途中,よこお野路菊の丘辺りから,ふと思い立って横尾二丁目の方に下り,全山縦走路が住宅地に出る辺りへ下ってみた。時間に余裕あったし,そこらでヘタっている人とかいたら多少は業務のお手伝いできるかと思って。実際には業務を行うことはなかったけど…。そこで再び赤鬼さんたちに出会って挨拶しておいた。そして,地下鉄と神戸電鉄で鈴蘭台駅に向かった。
鈴蘭台駅に着いたのは午前10時前だった。集合は業務開始の30分以上前,となっている。私の場合は 12:30 に業務が始まるので,12時までに菊水山のチェックポイントにいけばいい。鈴蘭台の駅からだとのんびり歩いて1時間あれば菊水山の山頂に行けるので,ちょうどいいと思って早めの昼飯を食べることにした。スーパーでサンドイッチ買うとか,駅ビルのカフェでホットドッグ風のパンを食べるなども考えたが,最終的に松屋でバターチキンカレーを食べた。松屋なのに牛丼じゃないんや,と思って食べてみたくなった。味はまあまあよかったと思う。
食後,トイレに行ってからレインウェアを着込むなど準備をして,午前10時半過ぎに菊水山に向かって歩き始めた。ルートは,もしかしたらリタイアして下りてくる参加者がいるかも,と思って,谷に沿って登るメインルートを登ってみた。時々 IC タグやゼッケンを返却しないまま(リタイアの手続きを取らない,あるいは取れなかった?)参加者がいるので,下ってくる人を見たら声をかけれるように,と思って。実際に,山に入る前にお一人(急な用事で下山したけどリタイア手続きできなかった),上の方でお二人から IC タグやゼッケンを受け取った。そんなこんなで菊水山のチェックポイントに着いたのは午前11時を回っていた。ちょうど赤鬼1時間前のペースメーカーの T 氏が出発する頃だった。
菊水山山頂では業務開始までのんびりしていた。しかし,結構雨が降っていたので,そんなに休憩はできなかったが…。また,赤鬼のお面を持っていたので,中半の最後尾の N 氏に赤鬼お面をお貸ししておいた。N 氏は赤いウェアに黄色のトラのパンツを履いておられたので,多くの参加者から記念撮影をせがまれていた。赤鬼はいつも人気がある気がする。まぁ,青鬼は出会うとほぼリタイア確定なので,うれしくはないから人気ないのかもねぇ…。そして,12:20 すぎに赤鬼さんを見送った。赤鬼さんがチェックポイントを通過するとそこで IC タグの計測終了となって失格になるので,赤鬼さんは数分遅れて出発していった。菊水山を登ってきた人をできるだけ多く通してあげたかったからね。
赤鬼さんが出発すると青鬼もすぐに出発となるので,出発の準備をした。中半の青鬼はボランティア2名と市の職員の方1名の合計3名で歩く。例年なら3人揃って記念撮影とかするが,今年は雨がひどくてそんな気分にならなかった(忘れたんやけどね)。我々の出発の定刻 12:30 の少し前に前半区間の青鬼さんたちが登ってきた。菊水山の上りは滝のようになっていた,と言ってはった。うーん,我々も前途多難かも…。そしてほぼ定刻の 12:30 頃,菊水山を出発して摩耶山掬星台に向かった。
天王吊橋までは菊水山の急勾配の下りとなっている。そのためその辺りで膝が痛くなってリタイアになってしまう参加者も多い。今回も数名の方が膝が痛いから,ということで天王吊橋でリタイアとなった。ほんとは菊水山からあまり下っていない時点でリタイアを決断できれば,少し登り返して鈴蘭台駅に行けるのだが,そこはなかなか踏ん切りはつけられないみたい。今年は天王吊橋の先の鍋蓋山の取り付きで15名程度の方がリタイアされていた。前半のスイーパーの Y氏はすでに追いつかれていたので(我々は膝痛でゆっくりしか下れない参加者に付き添ってゆっくり下った), IC タグ等の回収ののち,Y 氏にお願いしてリタイア者を有馬街道を下った途中にあるバス停まで誘導してもらった。
天王吊橋を出たのは 13:10 ぐらいだった。スイーパーは誰かがリタイア者の手続きをしている間に他のメンバーは先に進んでいくので(できるだけ予定の時刻に沿って歩けるように),他のお二人は数分前に出られていた。ちなみに天王吊橋の通過予定時刻は 12:55 だった。つまり15分遅れての出発だった。通常ならその先の鍋蓋山山頂まで登るのに 45分間の時間があるので(12:55 → 13:40)頑張れば時間は取り戻せそうだった。しかし,鍋蓋山の上りでもリタイアされる方がおられたので,遅れはいうほど取り戻せなかった。鍋蓋山は山頂の手前の銀色の鉄塔の通過時刻が指定されている。これまでは銀色の鉄塔で遅れたことはなかったが,今回は10分の遅れだった。そこからも踏ん張ったが,鍋蓋山を通過したのは 13:44 だった。なんとか遅れを4分まで縮めた。あの間の上りはしんどかったなぁ…。
鍋蓋山の上でのリタイアの手続きをした後,すぐに大龍寺に向かって歩き始めた。その区間も数名の方がリタイアされたので,大龍寺の山門に着いたのは7分遅れの 14:12 だった。そこで山門の定点で業務をされておられる方々から業務用の物品を回収して先に進んだ。そこでリタイアした参加者の IC タグ等も大量に受け取った。あそこは土日祝はバスで下りれるからリタイアは多かったと思う。大龍寺山門を出たのは定刻から 11分遅れだった。仕方ないので大龍寺山門から市ヶ原まではダッシュで下った。この大会は「走らないでください」ということになっているが,さすがにスイーパーだけは走らないと無理だった。市ヶ原の櫻茶屋前に着いたのは 14:24。例年から5分遅れていた。そこでも数名の方がリタイアされた。我々はそこでトイレに寄っておいた。また櫻茶屋さんに様子を伺うと,結構リタイア者がいたみたい,ということだった。きっと前を歩く徒歩班の人たちが IC タグを回収していったのでしょう。知らんけど…。
市ヶ原の櫻茶屋前を出たのが 14:30。すぐ先の新市ヶ原堰堤東のポイントは4分遅れで通過した。その先,ハーブ園への分岐に当たる世継山分岐までもしんどかったなぁ。それでも頑張って,世継山分岐では遅れが2分になっていた。世継山分岐の先は少し下ってから稲妻坂となる。そこでも数名がリタイアされた。その辺りでリタイアされる方は,下りが得意な方には下山を勧めるが,膝が痛いなどで上りの方がいいという方には摩耶山までの上りをオススメする。しかし,午後3時だと2時間もするとかなり暗くなるので,その辺りも考えてくださいね,と伝えるようにしている。今回,男性の方がお一人,上で知り合いが待ってるから摩耶山まで登る,とおっしゃっていた。少し気になったが,とりあえず注意点を話して我々は前に進み,念のために帰りに市ヶ原経由で新神戸に下ることにした。というか,例年市ヶ原から先でリタイアされる方は気になっていたので,事前に今年は念のために市ヶ原に下ろうと思っていたんやけどね。
稲妻坂を登ると学校林道分岐がある。リタイア者が多かったせいか,その学校林道分岐に着いたのは予定より10分遅れだった。逆に言うと10分遅れで済んでいた,と言ってもいいかもしれない。その後はリタイア者が少なかった気がする。摩耶山掬星台の関門が 15:50 で,その時間が近づいているし,須磨浦公園からかなりの距離があって歩けない人はもっと前にリタイアしてしまっているから,だと思われる。そのせいか天狗道にある反射板はほぼ定刻で通過できた。ま,頑張ったから,やけどね。しかし,その先でどうしても掬星台までは行かせてくれという参加者がいたので,その参加者の後ろを歩いていたら,掬星台に着いたのは 16 時を少し回った 16:06 になってしまった…。でも,まぁ,6分遅れならそんなものかもしれない。天気悪くてリタイアする人多かったし…。
掬星台に着いてからは大会のテントに行き,途中で預かった IC タグやらゼッケンやらを事務局に提出した。掬星台のチェックポイントには,もっと早い時間ならホットレモンがあったりするが,青鬼が着く時間はすでに撤収が始まっていて,ホットレモンも何もない…。ちょっと悲しい…。ま,それはわかっていたことやけど…。
事務局に荷物やら名札やらを返却した後は,予定通り市ヶ原経由で新神戸を目指した。掬星台から西に向かい,ゴロゴロ坂を下り始めて少し行くと,おっちゃんが一人登山道横に簡易椅子に座っていた。聞くと知り合いが登ってくるから待っているとのことだった。あー,きっと稲妻坂辺りでリタイアの手続きをした人を待ってはるに違いない,と思った。そこで話を聞くと,リタイアの手続きのすぐ後に連絡があって,そこからそろそろ2時間なのでもう来るかなぁ?ということだった。念のためにお名前を伺い,登ってくる知人の人のお名前も教えてもらい,市ヶ原まで下る時に気にしてみます,と言って分かれた。待ってはったのは Kさんという方で,登ってくるのは Mさんという方だった。ゴロゴロ坂を下ってもうすぐ登り返すなぁ,という辺りで登ってこられる男性がおられたので「Mさんですか?」と聞くとご本人だった。ゴロゴロ坂の上の方で Kさんが待ってます,と伝えておいた。そこからならそんなに時間かからないはずだし,ヘッドライトもあるということだったので心配はないと判断できた。
その後も天狗道の急勾配区間を下っていると3人組の男性陣が登ってきた。彼らもどこかでリタイアした人たちだった。念のためにその人達にも声をかけたが,3人いるし元気そうに登っておられたので,大丈夫と判断して見送った。その後は新神戸に下るまで登山者には誰も会わなかった。さすがにあの天気で暗い中を歩く人はあまりいないみたいやねぇ…。学校林道分岐まではヘッドライトなしで下れたが,稲妻坂の下りでは樹林帯の中の暗めの区間ではヘッドライトがある方が無難だった。さらに世継山分岐を過ぎた辺りからはずっとヘッドライトのお世話になった。下りは路面が濡れているのでもっと滑るかと思ったが,靴底が優秀みたいで全然滑らなかった。さすが,モンベルのアルパインクルーザー 2300 だと感じた。
市ヶ原まで下ると櫻茶屋にはまだ電灯が着いていた。そこで顔を出して,ビール飲めるか聞いたら,まだ生ビールもいける,ということだった。まだ新神戸までくだらないといけないのであまり飲めないが,せっかくなので生ビール小を1杯だけ飲んでおいた。疲れた体には美味しかったねぇ…。そこから暗い中をトボトボと下り,無事に午後6時過ぎに新神戸駅に辿り着いた。お疲れさま〜♪
新神戸からは神戸市営地下鉄で三宮に行き,コインロッカーに入れた帰り用の着替えなどを取りに行った。その後,阪急で花隈駅に行き,いつものつかさ湯さんで汗を流した。今回はレインウェアとしてモンベルのストームクルーザーを使ったが,先月槍ヶ岳に行った後に真面目に撥水処理をしていなかったせいか,言うほど雨を弾いてくれなかった。やっぱりレインウェアはまめにきれいにしないとあかんね。反省っ!
今回は神戸市主催の六甲全山縦走大会にボランティアとして参加した。担当した 12:30 から 16:00 の間はかなりの区間で雨に降られ,リタイア者も多くなかなかにハードなボランティアだった。しかし,これもいい経験になったような気がする。来年もまたボランティアしようかな。
登山は医者に止められているので疲れなくて短時間で済むハイキング程度にとどめて皆さんのアップした写真や感想を読んで楽しんでいます。次の配信楽しみにしています。
青鬼さんをはじめとした多くのスタッフさん達のおかげで安心して歩けたと思います
どうもありがとうございました😭
…今年も?参加者としてのんびり楽しませていただきました
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