TJARの選手とすれ違った南アルプス 聖岳から赤石岳縦走


- GPS
- 18:29
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 3,654m
- 下り
- 3,677m
コースタイム
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 4:14
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 6:35
天候 | 13日 晴れ後曇り時々雨 14日 終日風雨強し 15日 早朝のみ晴れ、7時半ぐらいより風雨が強くなる。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
畑薙の臨時駐車場は大きく、13日の朝7時に着いた時点で8割程度の駐車率でした。 バスはこの駐車場の前から出ていますが、この日は乗客が多く、臨時が出ても自分は1時間待ちの9時のバスになってしまいました。(椹島方面にはここから1時間バスに揺られます) このバスのチケット3000円をいずれかの山小屋で金券として使い、その領収書を持って帰りのバスに乗れるという仕組みですが、悪天候の今回に限って言えばテント泊派の自分も助かったシステムでした。(つまりは小屋泊すればバス代が浮くわけですから) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません。 登山届は畑薙のバス乗り場、下山届も同地で提出を呼びかけられます。 |
その他周辺情報 | 畑薙から井川方面に向かってすぐに温泉施設の白樺荘があります。施設利用料510円で大きく綺麗な温泉です。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
アームウオーマー
ラジオ
文庫
ウイスキー
|
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感想
今回の目的は2つ。ひとつは聖岳から赤沢岳を経て荒川三山を超えての周遊縦走。
もうひとつはこの山行中に行われていたトランスジャパンアルプスレース(TJAR)の選手に山中で会って有り体に言えば応援したい。前者は悪天候の為途中で断念、後者はまさにジャストタイミングでした。
まずは悪天候ですが、1日目の聖平まではまずまずの天気でテント泊も快適でした。(このテント場はトイレも水場も至近で下もフラットで張りやすいです。幕営場所も川向うまで張れるので余裕があります)
が、2日目は朝から最悪で、稜線では風雨とも強く、低体温症を心配するほど。こんな天気ですから周りもガスで何も見えず、ひたすら修行僧の気分。最低、赤石岳避難小屋までと思いましたが、疲弊の末に百間洞山の家に到着した昼時で既に心は折れていました(笑)。
よって、相変わらず天気が酷いのと、幕営場が小屋から遠いのでテント泊を諦め、及び東海フォレストの帰りのバスに乗る為の山小屋宿泊義務をここで果たそうとこの小屋で素泊まり(6000円)を選択しました。全身ずぶ濡れ(ゴア製のレインウエアや靴もここまでくると防水効果なし)状態だったので、宿の暖かさが身に染みました。しかしこんな山深いところに小屋があるのはありがたいことです。
因みに同小屋の自炊室は狭いので要領良く使いましょう。
次の日は天候次第で途中の東尾根を下って帰ってしまうか、天気が良ければ予定通り荒川三山を超えて千枚小屋まで向かうかどうかその時点で判断しようと決意し出発。
早朝はガスも徐々に晴れ、途中は周りの山々も徐々に見えるようになり気分はハイ。赤石岳避難小屋に着く頃には青空と太陽の元で富士山まで見えるようになり「これは縦走続行だな」とこの時は思いました。
しかし、赤石岳を超えた辺りからみるみるうちにガスが立ちこめ、あっという間に昨日同様の悪天候に。それでも縦走しようと東尾根との分岐を超えて尚も縦走路を進みますが、小赤石岳の手前辺りで昨日と同様の荒れ模様になってきた為、ここで縦走を断念。分岐まで戻り東尾根を下ることとしました。
椹島には12時頃降りましたが、下りのコースは折からの雨で滑りやすく一度は激しくもんどり打つ位にこけてしまい、それが原因で後にカメラが動かなくなるというアクシデントも(泣)。2000m近くを一気に降りるのは辛いですね。
13時のバスは2台にほぼ満員での出発。バス停のある椹島ロッジではカレーやらビールやらも飲食出来ますのでバス待ちは苦にはなりません。
追加筆:バスが出る時は椹島ロッジのスタッフが全員でお見送りしてくれたのはプチ感動しました。
もう一つの目的、TJARの選手の応援ですが、まず自分が小兎岳を登る際に下るトップ独走中の望月選手と遭遇。こちらが登りの為、道を譲って頂き「頑張って下さい」とまで笑顔で声まで掛けて頂きました。全く疲れた様子も見せずに凄い人です。本当に雨風が強い時だったので、応援にいった筈なのにこちらが前に進む勇気を貰いました。
また百間洞山の家ではその時点で2位だった阪田選手が小屋で食事を取るために入ってきました。少しばかり会話もしましたが、疲れているだろうにこちらのたわいのない呼びかけにも応えてくれてやはり凄い人でした。
その翌日も赤石岳に向かう途中、また山を降りて車で静岡方面に帰る一般道でも選手に遭遇。そのたびごとに「頑張って下さい!」と声をかけましたが、選手は皆辛そうでしたが応えてくれ、自分が同じ状態ならああいうリアクション出来るだろうかと逆に自己反省(笑)。因みに南アルプスを降りてからの一般道ルートも先に書いたように長い峠道なので走るにはメチャメチャ辛い筈です。
とにかく今回の山行は雨!の一言になるほど天気がすぐれませんでしたが、TJARの選手にも会え、3000m級の山を二山踏めたので良しとします。
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