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Yamareco

記録ID: 494554
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

TJARの選手とすれ違った南アルプス 聖岳から赤石岳縦走

2014年08月13日(水) 〜 2014年08月15日(金)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
18:29
距離
27.5km
登り
3,654m
下り
3,677m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:09
休憩
0:05
合計
4:14
距離 7.1km 登り 1,471m 下り 346m
10:20
85
11:45
11:49
37
12:26
12:27
127
14:34
2日目
山行
6:27
休憩
0:08
合計
6:35
距離 8.1km 登り 1,271m 下り 1,085m
5:21
23
5:44
5:45
40
6:25
64
7:29
7:33
104
9:17
43
10:00
53
10:53
10:55
14
3日目
山行
6:52
休憩
0:34
合計
7:26
距離 12.3km 登り 916m 下り 2,255m
4:40
51
5:31
5:32
90
7:02
7:12
6
7:18
7:19
14
8:16
38
8:54
33
9:27
9:28
75
10:43
75
11:58
11:59
7
12:06
ゴール地点
天候 13日 晴れ後曇り時々雨
14日 終日風雨強し
15日 早朝のみ晴れ、7時半ぐらいより風雨が強くなる。
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
畑薙に行くまでが思いの外大変。高速のインター(新静岡IC)を降りてから約2時間、ひたすらくねくねした峠道(舗装路)を走ります。高速を降りてから畑薙までの途中にガソリンスタンドは見かけませんでした。コンビニも新静岡インターを降りてすぐのローソンかその少し先のサークルKのみ。

畑薙の臨時駐車場は大きく、13日の朝7時に着いた時点で8割程度の駐車率でした。
バスはこの駐車場の前から出ていますが、この日は乗客が多く、臨時が出ても自分は1時間待ちの9時のバスになってしまいました。(椹島方面にはここから1時間バスに揺られます)

このバスのチケット3000円をいずれかの山小屋で金券として使い、その領収書を持って帰りのバスに乗れるという仕組みですが、悪天候の今回に限って言えばテント泊派の自分も助かったシステムでした。(つまりは小屋泊すればバス代が浮くわけですから)
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は特にありません。
登山届は畑薙のバス乗り場、下山届も同地で提出を呼びかけられます。
その他周辺情報 畑薙から井川方面に向かってすぐに温泉施設の白樺荘があります。施設利用料510円で大きく綺麗な温泉です。
畑灘のバス停前。このすぐ横が畑灘第一臨時駐車場です。
ズラッと並んでいるのはバス待ちの人達のリュック。
2014年08月13日 07:27撮影 by  NEX-6, SONY
8/13 7:27
畑灘のバス停前。このすぐ横が畑灘第一臨時駐車場です。
ズラッと並んでいるのはバス待ちの人達のリュック。
畑灘第一臨時駐車場
2014年08月13日 07:27撮影 by  NEX-6, SONY
1
8/13 7:27
畑灘第一臨時駐車場
聖岳登山口。
テントありますが別に誰もいません。
2014年08月13日 10:19撮影 by  NEX-6, SONY
1
8/13 10:19
聖岳登山口。
テントありますが別に誰もいません。
聖平小屋とテント場。
2014年08月13日 14:46撮影 by  NEX-6, SONY
1
8/13 14:46
聖平小屋とテント場。
翌朝、いやあ〜なガスが…(笑)
2014年08月14日 05:15撮影 by  NEX-6, SONY
1
8/14 5:15
翌朝、いやあ〜なガスが…(笑)
小聖岳。
何も見えずに雨も風も強くなってきました。
2014年08月14日 06:29撮影 by  NEX-6, SONY
1
8/14 6:29
小聖岳。
何も見えずに雨も風も強くなってきました。
聖岳山頂。
風雨が酷く、写真取るだけでいっぱい。
2014年08月14日 07:26撮影 by  NEX-6, SONY
2
8/14 7:26
聖岳山頂。
風雨が酷く、写真取るだけでいっぱい。
そんな中、雷鳥さんが元気をくれました。
2014年08月14日 09:39撮影 by  NEX-6, SONY
1
8/14 9:39
そんな中、雷鳥さんが元気をくれました。
小兎岳。
この登り途中でトランスジャパンアルプスレースでトップを独走する望月選手とすれ違い。こちらが登りだったので道まで譲って頂きました。ありがとうございます。
2014年08月14日 10:06撮影 by  NEX-6, SONY
3
8/14 10:06
小兎岳。
この登り途中でトランスジャパンアルプスレースでトップを独走する望月選手とすれ違い。こちらが登りだったので道まで譲って頂きました。ありがとうございます。
本当に酷かった風雨の中、やっと、やっと、百間洞山の家が見えました。今日はここに泊まろう。
2014年08月14日 11:57撮影 by  NEX-6, SONY
2
8/14 11:57
本当に酷かった風雨の中、やっと、やっと、百間洞山の家が見えました。今日はここに泊まろう。
小屋内部。定員ぐらいの宿泊者でした。
2014年08月14日 15:35撮影 by  NEX-6, SONY
1
8/14 15:35
小屋内部。定員ぐらいの宿泊者でした。
3日目、百間平。昨日よりは天気がまし。
2014年08月15日 05:37撮影 by  NEX-6, SONY
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8/15 5:37
3日目、百間平。昨日よりは天気がまし。
そしたら晴れてきて初めて周りの山々が見えてきた!
2014年08月15日 06:01撮影 by  NEX-6, SONY
4
8/15 6:01
そしたら晴れてきて初めて周りの山々が見えてきた!
遠くには富士山も!
2014年08月15日 07:04撮影 by  NEX-6, SONY
2
8/15 7:04
遠くには富士山も!
何だかいい感じの赤石岳避難小屋。
2014年08月15日 07:05撮影 by  NEX-6, SONY
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8/15 7:05
何だかいい感じの赤石岳避難小屋。
赤石岳山頂。
ここまでは天気が良かったんですが。
2014年08月15日 07:23撮影 by  NEX-6, SONY
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8/15 7:23
赤石岳山頂。
ここまでは天気が良かったんですが。
余りにまた風雨が酷いため、予定変更で椹島に降りることに。
ここは富士見平。でもガスで何も見えませんでした。
2014年08月15日 08:54撮影 by  NEX-6, SONY
8/15 8:54
余りにまた風雨が酷いため、予定変更で椹島に降りることに。
ここは富士見平。でもガスで何も見えませんでした。
やっと降りてきました。2000m近くを一気に降りるのはキツい。
2014年08月15日 11:59撮影 by  NEX-6, SONY
8/15 11:59
やっと降りてきました。2000m近くを一気に降りるのはキツい。
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ タイツ 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ アームウオーマー ラジオ 文庫 ウイスキー

感想

今回の目的は2つ。ひとつは聖岳から赤沢岳を経て荒川三山を超えての周遊縦走。
もうひとつはこの山行中に行われていたトランスジャパンアルプスレース(TJAR)の選手に山中で会って有り体に言えば応援したい。前者は悪天候の為途中で断念、後者はまさにジャストタイミングでした。

まずは悪天候ですが、1日目の聖平まではまずまずの天気でテント泊も快適でした。(このテント場はトイレも水場も至近で下もフラットで張りやすいです。幕営場所も川向うまで張れるので余裕があります)
が、2日目は朝から最悪で、稜線では風雨とも強く、低体温症を心配するほど。こんな天気ですから周りもガスで何も見えず、ひたすら修行僧の気分。最低、赤石岳避難小屋までと思いましたが、疲弊の末に百間洞山の家に到着した昼時で既に心は折れていました(笑)。

よって、相変わらず天気が酷いのと、幕営場が小屋から遠いのでテント泊を諦め、及び東海フォレストの帰りのバスに乗る為の山小屋宿泊義務をここで果たそうとこの小屋で素泊まり(6000円)を選択しました。全身ずぶ濡れ(ゴア製のレインウエアや靴もここまでくると防水効果なし)状態だったので、宿の暖かさが身に染みました。しかしこんな山深いところに小屋があるのはありがたいことです。
因みに同小屋の自炊室は狭いので要領良く使いましょう。

次の日は天候次第で途中の東尾根を下って帰ってしまうか、天気が良ければ予定通り荒川三山を超えて千枚小屋まで向かうかどうかその時点で判断しようと決意し出発。

早朝はガスも徐々に晴れ、途中は周りの山々も徐々に見えるようになり気分はハイ。赤石岳避難小屋に着く頃には青空と太陽の元で富士山まで見えるようになり「これは縦走続行だな」とこの時は思いました。

しかし、赤石岳を超えた辺りからみるみるうちにガスが立ちこめ、あっという間に昨日同様の悪天候に。それでも縦走しようと東尾根との分岐を超えて尚も縦走路を進みますが、小赤石岳の手前辺りで昨日と同様の荒れ模様になってきた為、ここで縦走を断念。分岐まで戻り東尾根を下ることとしました。

椹島には12時頃降りましたが、下りのコースは折からの雨で滑りやすく一度は激しくもんどり打つ位にこけてしまい、それが原因で後にカメラが動かなくなるというアクシデントも(泣)。2000m近くを一気に降りるのは辛いですね。

13時のバスは2台にほぼ満員での出発。バス停のある椹島ロッジではカレーやらビールやらも飲食出来ますのでバス待ちは苦にはなりません。

追加筆:バスが出る時は椹島ロッジのスタッフが全員でお見送りしてくれたのはプチ感動しました。

もう一つの目的、TJARの選手の応援ですが、まず自分が小兎岳を登る際に下るトップ独走中の望月選手と遭遇。こちらが登りの為、道を譲って頂き「頑張って下さい」とまで笑顔で声まで掛けて頂きました。全く疲れた様子も見せずに凄い人です。本当に雨風が強い時だったので、応援にいった筈なのにこちらが前に進む勇気を貰いました。

また百間洞山の家ではその時点で2位だった阪田選手が小屋で食事を取るために入ってきました。少しばかり会話もしましたが、疲れているだろうにこちらのたわいのない呼びかけにも応えてくれてやはり凄い人でした。

その翌日も赤石岳に向かう途中、また山を降りて車で静岡方面に帰る一般道でも選手に遭遇。そのたびごとに「頑張って下さい!」と声をかけましたが、選手は皆辛そうでしたが応えてくれ、自分が同じ状態ならああいうリアクション出来るだろうかと逆に自己反省(笑)。因みに南アルプスを降りてからの一般道ルートも先に書いたように長い峠道なので走るにはメチャメチャ辛い筈です。

とにかく今回の山行は雨!の一言になるほど天気がすぐれませんでしたが、TJARの選手にも会え、3000m級の山を二山踏めたので良しとします。

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