長野の休日その2 木曽駒ケ岳 天気予報は外れるが花撮影は楽し
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 435m
- 下り
- 430m
コースタイム
天候 | 霧のち暴風雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
管の台駐車場はトイレもあるので車中泊可能、しかし入るときに500円払うので朝荒天で登山を断念しても500円は戻ってこない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
歩きやすい登山道である 中岳を巻く道があるがこれが結構危険な岩登り、三点支持の技術が必要+雨の時は通過しない方が良い。「まき道」と書いてあるので雨の中通過してしまったが、危険な思いをした。 |
その他周辺情報 | ストックの先っぽを無くしてしまったため松本に買いに行く。その後白馬の方に向かう途中信濃大町で温泉、薬師の湯。 信濃大町駅前にある「ぶたのさんぽ」で黒部ダムカレーを食べる。なかなかスパイシーでおいしかった。 |
写真
感想
長野の休日2日目は木曽駒ケ岳に出没した。ちなみに前日の様子は
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-497821.html
(長野の休日その1 仙丈ケ岳 紆余曲折による場所決定→女王様の微笑に感謝)
である。筋肉痛が少し出ていたのと、ゆっくりしたかったので北アルプスには向かわずここに来ることにした。
夕食を食べ、アルコールやおつまみ、次の日の朝食や行動食を買い込み、管の平駐車場に車を入れる、500円也。天気予報は晴れである、500円も無駄にならぬだろうと思う(次の日が好天でも駐車場に入っただけで500円かかってしまうのだ。)
朝、4時過ぎには駐車場はたくさんの声に包まれていた。たくさんの人が木曽駒ケ岳に向かうのである。朝一番のバスは6時発なのだが、たくさんの人が並んでいるので私も並ぶ。チケット(3900円)を買ってベンチで待っているとどうもたくさんの人がいるためにバスの臨時便が出るらしい。そういうわけで30分ほど早くバスでロープウェーに向かうことができた。なお、この日はバスツアーのお客さんで相当混んでいたそうであり、帰りのロープウェーも30分おきではなく準備出来次第どんどん運航していた。
そういうわけで、千畳敷カールにたどり着くと、一面の霧、気温も低かった。雨合羽などの防寒をしている人も多かったが、私はこの気温だったらと半そでスタイルで出発。そしてそれでも汗をかきながら登ってしまっているのである。
そうしているいきなり後ろからベテランさんに怒鳴られたのである。
ベテラン「お前!!降りろ!!」
私 「何ですか?」
ベテラン「お前みたいな半袖で登っていると遭難するから降りろと言っているのだ!!」
私 「私半袖でも汗かいているんですけど、正直暑いんですが。」
ベテラン「汗かいているだと!!それじゃこれから冷える。よって降りろ!!」
私 「北海道出身であること、人とは気温の感じ方が違うこと、汗の始末用の着替えやタオルは十分持ってきていることなどを説明する。」
ベテラン「とにかくだめだ、この状態じゃ雨合羽が必要なんだ、それもゴアテックスのいい奴じゃないとだめだ、だから降りろ!!」
私 「ゴアの雨合羽ですか・・・一応ありますが(パタゴニアのゴアの上下雨合羽を取り出して見せる)」
ベテラン「そうか、それを持っていればいいんじゃ、ゆっくり楽しんで来い。」
この方は半そでで登っている人みんなに怒鳴っているんだろうか・・・といささか心配になる。
確かに稜線に出たところで雨は横殴りになり風も強く、体感温度は2〜3度であろう。ここで長そでシャツとゴアの雨合羽を着こむ。ううむ、快適だ。
風に扇がれながらも鼻歌歌いながら稜線を歩く。しかも、まき道である。難所に出会うまでは鼻歌交じりだったが、正直この難所は命のやり取りの可能性があった。雨で岩は滑り、風にあおられ、上部の岩からは水が降り、滑落したらもちろん命を失う・・・。その後、私は鼻歌は無くなった。
頂上山荘横を20分ほど登って駒ヶ岳登頂、「着いたー!!!」と思わず声に出してしまう。頭の中にはピンポイントでたまの「さよなら人類」の「着いた―!!!」が繰り返し流れる。いやあ、古いなあ。
写真を撮影しさっさと撤退、頂上山荘でトイレを使い、下界に降りてくる。
下界に着くと、登山客よりも観光客の方が多かった。池を巡るコースは高山植物を見る観光コースなのだそうだ。そうだろう、何せ2600m台までロープウェーで来れるのだから、クラブツーリズムとか近鉄ツアーなどの名札をしているツアー客にあふれていた。そしてボーイスカウトの集団登山、本当に気軽に楽しめる2900m峰である。
混んでいるおかげで帰りのロープウェーも待ち時間なしで乗ることができた。駐車場に戻ってきてもまだまだ時間がある。まずは、滑落させてしまったストックの先っぽを購入しに松本市に向かう(登山道具を扱っているスポーツ用品店が松本まで行かないとないのだ)。無事にストックの先を購入し、あと1日は北アルプスの天気が持ちそうということで白馬に向かう、足の筋肉痛が来ているがそれが良くなれば唐松岳ピストン位できるであろう・・・。
温泉に入り、白馬の道の駅で仮眠を取る、さあ、天気はどうだ、足の筋肉痛はどうだ・・・。心配もありながら疲れてしまっているので、買ったアルコールを半分しか飲まずに寝てしまった。
次の日は
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-497974.html
(長野の休日その3 霧ヶ峰八島湿原一周 筋肉痛の緩和と花に出会いに)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-498172.html
(長野の休日その4 木曽御嶽山 気を引き締め登る信仰の山)
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