谷川岳西黒尾根 ラッセルでんちぎれ

2022年12月09日(金) [日帰り]

• GPS: 09:12
• 距離: 7.0km
• 登り: 1,043m
• 下り: 1,015m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:44
• 休憩: 0:24
• 合計: 9:08

6:28 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
6:32 6:42 西黒尾根登山口
10:06 10:07 ラクダの背(ラクダのコブ)
10:13 10:22 ラクダのコル
13:09 13:09 ラクダのコル
13:19 13:21 ラクダの背(ラクダのコブ)
15:18 15:19 西黒尾根登山口
15:22 15:22 谷川岳山岳資料館
15:34 15:35 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
15:36 ゴール地点

天候

晴れ、湿雪になるほどの陽気

写真

h）思ったほど雪が無い西黒尾根登山口

12/9 7:02

h）鉄塔まできました

12/9 7:12

h）あーたーらしーいあーさがっきったっ！

12/9 7:12

h）朝日に染められて良い感じ

12/9 7:36

h）さて登り再開です。だんだん雪が増えてきました。

12/9 7:44

h）お、見えてきました

12/9 8:17

h）だいぶ雪が深くなってきたのでクランポンとアイスアックスに換装です

h）徐々にラッセル風味が増してきました

12/9 8:17

h）良い天気！だがこの時はこの良い天気が仇になることを想定できてませんでした…

12/9 8:33

h）背の低い動物のものであろうトレース。
タヌキとかイタチ的なやつかな？

12/9 8:51

h）こちらはウサギかな？

h）尾根に乗るにもラッセル〜

12/9 9:22

h）尾根に乗りました。

12/9 9:28

h）ラッセルするyさん

h）鎖は1箇所を除いてまだ出てました。あるものはつかいます。

h）振り返ると白毛門と笠ヶ岳

12/9 9:34

h）先行するyさん目線カメラ。ノートレースですね！

12/9 9:37

h）ラッセルしつつ斜面を上るyさん

12/9 9:37

h）谷川岳がどーん！
今年行きそびれたマチガ沢も見えますねぇ

12/9 9:38

h）アルピニスト的絵面で撮ってみました！
かっこいいぜyさん

12/9 9:41

h）気温はぐりぐり上がり湿雪化して重たいですし、足場になる雪の層もなく。歩きにくいです

h）ラクダの背付近

12/9 10:24

h）途中で追いついてこられた単独の男性が先行されていますが、2番手3番手でも雪が重たく体力が奪われてゆきます

12/9 10:10

h）ラクダ。

h）ソロの方にふたたび追いつき、yさんが先頭に。斜度のあるエリアを超えてゆきます。
この辺りでhは足が攣りました。汗をかきすぎたのがまずかったです。暫く悶絶…

h）ザンゲ岩が見えてきましたが、なかなか進みません。

h）yさんもだいぶ消耗、私も消耗してるし足が攣りダメージあり。時間は目標にしてたザンゲ岩12時をすぎてます。今までの移動速度、そこからトップアウトするまでの時間予測、ロープウェイの時間、自分達の残された体力、そのあたりを考えると最も安全で確実なのは自分達がつけたトレースを引き返すことでした。

h）トップアウトできないのは残念ちゃ残念ですが、普段山頂に立たない行程も多いし、そこまでこだわりはありません。安全に下山しましょ。

12/9 11:31

h）しかし3月みたいな見た目の空と雪。暑かった

12/9 12:21

h）引き返す私たち。

12/9 12:32

h）引き返す私たち

12/9 13:22

h）だいぶ日が傾いてますね。影の位置が変わってきました。

12/9 15:09

h）鉄塔まで戻ってきました

12/9 15:24

h）朝と比べるとかなり溶けました。
お疲れ様でした。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

yamamossan

雪山シーズン開始という事で谷川岳西黒尾根へ。

急斜面のラッセルと岩稜の通過が楽しめる、シーズン初めの慣らしには最適なルートで今回もしっかりラッセルでやられました。加えて岩稜も岩が雪に覆われているくせに雪が足場になる程の積雪でもないという、一番悪い状態を楽しめました。

残念ながら想定した時間を過ぎてもチェックポイント地点までは届かず、引き返す事になりましたが安全管理上パーティとして正しい判断、行動が出来たと思います。

それにしても雪山の景色の素晴らしさ、毎年目にしても毎回感動してしまいます。その風景に包まれた山の時間はやはり最高の時間です。

hirosioさん、今回も素晴らしい山行を有難うございました！またよろしくお願いします。

以下再訪に備えた備忘録です。
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・気温に対する備え
寒くなる事は想定しても暑くなる可能性は見落としがち。今回ヤマテン予報で山頂6時の予想気温が-6度、12時の予想気温が0度だった。今後同様の予報の際には急激な気温上昇と暑さを警戒する事。

・各種装備等
スキンメッシュ上下は暑いので今回不要だった。ニットキャップでは暑いので、夏山のキャップが欲しい。発汗に備え冬季としては多めの飲料水が必要。ナトリウムを補給する為、行動食には塩味が要る。

・ギア関係
ストック、アックス、アイゼン、チェーンスパイク、ワカンを必要に応じて使用するが、湿った雪に対してはアイゼンもチェーンスパイクも雪団子が付く。ワカンも沈み込みは少なくなるが、こちらも大量に着雪し脚を上げるのに余計に体力を使用する。その為、安易にワカンを装着する前に雪の状態を考える事。また、ワカンを装着する場合は急な岩稜の通過後に装着しないと脱着の手間が増える。

最適な対処方法は、陽光と気温上昇により雪の湿度が増える前に登る事。それこそ3〜4時スタートであれば雪の状態は大分良いと思える。

ダブルストックからスタートし途中からアックス+ストック1本とした。必要に応じて忍者差しでアックスのみに出来るので使い良かった。この場合のストックの長さは110cm設定の上段完全収納で良い感じ。

hirosio

↑山行を手短に。1.5分動画もどうぞ。
有給消化の平日休み、yさんをお誘いして谷川岳西黒尾根を歩いてきました。
ラッセルは覚悟してましたが、敵は気温上昇でした。暑さと重たい雪との戦い、削られてゆく体力、なかなか進まない中時間切れとなりました。
無理に山頂に行くことも出来るかもしれないですが、最も安全かつ確実な選択肢は何かと考えたら撤退という判断でした。

トップアウトしませんでしたが、雪上歩行訓練とラッセル訓練、PT行程管理に絶景がついてきたと考えたらお釣りが来るくらいのタメになる山行だったと思います。
（土日用のトレースもつけられましたし…笑）

yさん今回もありがとうございました。また次回もよろしくお願いします！