絶景に励まされながら...なんとか登頂!!幌尻岳(チロロ林道コース)
- GPS
- 10:59
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,573m
- 下り
- 2,546m
コースタイム
- 山行
- 10:26
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 10:57
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「つり堀 イザワ」の看板が目印です。 舗装から砂利道に変わるところで、「つり堀 イザワ 左折」の看板 ここでイザワの看板とはお別れ、砂利道を直進しチロロ林道に入ります。 チロロ林道は多少の凹凸はあるものの、比較的状態の良い林道です。 林道は解放されており、ゲートの番号などを確認する必要はありません。 二又沢出合駐車場には10台程度の駐車が可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> チロロ林道のゲートの横に設置されています。 <トイレ> 二又沢出合駐車場に簡易水洗のトイレが設置されています。 とてもきれい!というほどではないので、 札幌方面からお越しの場合には、日高の道の駅を利用することをお勧めします。 <コンビニなど> 日高の町に2件のセイコーマートがありますが、どちらも24時間営業ではありません。 早朝から登り始める方は、事前に必要なものを買っておくことをお勧めします。 <コース状況> ○二又沢出合駐車場〜北電取水施設 少し登り下りのある林道です。 特別危険な個所はありませんが、帰りは長く感じました(^_^;) ○北電取水施設〜二ノ沢合流 基本的に沢の左岸を登って行くルートです。 対岸に標識テープがある箇所もありますが、水量は多いです。 左岸側に高巻きのルートがないかをよく確認してください。 ○二ノ沢合流〜ヌカビラ岳 二ノ沢は沢沿いルートと渡渉を繰り返しながら沢を詰めていきます。 渡渉は登山靴でもそれほど濡れず渡ることはできますが 石が滑りやすいの注意が必要です。 ある程度沢を詰めたところで、日高名物の急登が始まります。 ペース配分に要注意 ○ヌカビラ岳〜北戸蔦別岳 急登が終わり、森林限界も越えて視界が開けます。 ヌカビラ岳からは幌尻岳が、その先の稜線では北側の山並みを一望できる気持ちのいい区間です。 多少、ハイマツなどが被るところがあるので、グローブの着用をお勧めします。 ○北戸蔦別岳〜戸蔦別岳 踏み跡は明瞭ですが、ハイマツの密度が濃くなります。 足元とと同時に、目線にある枝にも注意が必要です。 中間にある1881のピークは西側斜面をトラバースしますが 多少の岩場となっています。 この辺りはナッキーの出没ポイントにもなっているようでした。 ○戸蔦別岳〜幌尻岳 七つ沼カール分岐まで200mほど下ってから、幌尻への登りとなります。 細尾根になっている箇所やハイマツで歩きづらい箇所も随所に見られます。 コルから肩までの急登は、これまでの疲労に加え、抜群の日あたりのためか 一気に体力を消耗しました。 適度な休憩と給水を心掛けてください。 登山道は人ひとり通れる程度の幅のため スライドや落石などに注意が必要です。 <ヒグマ> 今回遭遇はしませんでしたが、七つ沼カールはヒグマがよく見られるので有名なポイントです。 また、北戸蔦別岳〜1881ピークの間でも、ヒグマの掘り返し跡が見られました。 |
その他周辺情報 | 沙流川温泉ひだか高原荘 http://kougenso.jp 大人500円 |
写真
感想
登りたい、登りたいと思いつつ
「山荘とシャトルバスの予約」がネックとなり、なかなか山行を決断できずにいた幌尻岳(天気を見ながら直前に行き先を決めることが多い)
チロロ林道コースもほとんどの人がテン泊で登っていて
テン泊装備のない私は「テントを買うまでお預けかな...?」と考えていたのですが...
そんな中、何気なく見かけた「幌尻岳 (チロロ林道〜北戸蔦別岳〜戸蔦別岳〜幌尻岳)」のレコが決断の勇気を与えてくれました笑
山行の前日
急きょ出張先から占冠へ向かうことに
登山口はすぐそこだと言うのに、なぜこの車には登山道具が乗っていないのか(-_-;)?
なんとかならないか?と一思案したものの、どうにもならず一度帰札
数時間後には同じ道を引き返すのかと思うと、ちょっとテンションダウンで
ゆっくりの戸蔦別岳まででもいいかなぁ?そんな思いも浮かびましたが
とりあえず、幌尻目指そう!っというわけで朝1時の起床(^_^;)
ここで二度寝を決め込まなかったことが、この山行で一番のファインプレーだと思っています笑
5時30分に登山スタート
谷間から見える青空に、嫌でも期待は膨らみます。
稜線に出るまで向こう側の様子がわからない不安と期待...
ヌカビラ岳に出て見渡す限りの山並みと青空が広がった時には
今日来て良かったと心の底から思いました(*^_^*)
ヌカビラ岳〜北戸蔦別〜戸蔦別とアップダウンや多少の藪漕ぎはあるものの
そんなの苦にならない絶景を眺めながらの稜線歩き...なんて贅沢♪
おまけに途中ナッキーまで姿を見せてくれました。なんてついてるんだろうヽ(^o^)丿
戸蔦別岳には9時30分に到着
大体予定通りのペース、体力もまだ大丈夫、そしてこの晴天!
行くしかないでしょ!っと意気揚々と幌尻岳へ向かったのですが...
コルから幌尻岳の肩までの急登がきつかった(-_-)
今回の景色を見ながらでなければ、諦めて引き返していたかも
やっとの思いで登頂した幌尻岳の山頂
見渡せば連なる数々の名峰、たまりません(>_<)
ここから眺める夕陽や星空や朝日も素晴らしいに違いない...!!
なぜ私はテントを持っていないのか!?と自問自答
後ろ髪をひかれまくりながらの下山です。
戸蔦別、北戸蔦別をヘロヘロになりながら登り返し
ヌカビラ岳からの急降を一歩一歩
最後に転ばないようにと、細心の注意を払っての徒渉
結局、往路・復路とも同じだけ時間がかかってしまいましたが
無事に下山することができました(*^_^*)
今回も素晴らしい景色に素敵な登山者さんとの触れ合いを楽しむことができたことに感謝です。
この日は清水町にある剣山小屋に宿泊し
翌日は日高山脈の展望台と称される十勝幌尻岳に登ります。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する