箱根ゆく夏くる秋 道了尊〜明神〜金時〜JR足柄駅
- GPS
- 07:53
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 1,373m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 8:50
*大雄山駅から登山口までのアプローチは伊豆箱根鉄道のバスがありますが、早朝につきタクシーを利用しました。
*金時山頂の案内板では、JR足柄駅までの所要時間は健脚者で150分とされています。上記、今回のコースタイムでは、飛ばせるところは相当リズミカルに飛ばしています。
天候 | 曇りときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
復路……JR御殿場線足柄駅から乗車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
とくに危険なところはないと思いますが、いくつか留意しておいた方が良い点を箇条書きにしてみます。 *最乗寺〜明神ヶ岳は、ところどろこ岩やツルツルな土の溝の急登or急下降であり、上部のトラバース部分など足場が狭いところもありますので、足下注意。 *同上ルートの水場のうち、神明水は今回ほとんど枯れていました(ポタポタ程度)。明神水は冷たく美味い水が得られましたが、『山と高原地図』にはこちらが枯れることありと注記されていますので注意。 *金時山から夕日の滝or足柄駅方面の下りは、さすが遠くから45度くらいの斜面に見えるだけあって、階段やロープが整備されていても眼がくらみそうな気分。焦らず落ち着いて一歩一歩下降するのが吉。 *夕日の滝方面と分かれて足柄駅に下る道は、テンポ良く歩ける部分と浮き石が多く歩きづらい部分があり、注意。また、『山と高原地図』における「林道金時線出合」と足柄駅のあいだの下りコースタイムは、絶対に100分もかからないと思います。私の場合は写真を撮りながら早めに歩いて60分でしたし、道標でも66分とありました。 |
写真
感想
とにかく天候不順だった今年の夏。平日休みを使って御殿場口から富士山にトライしようとしたものの、結局天気予報に気分が萎え萎えになり、気が付けば前回の山行(丹沢大倉尾根ナイトハイク)から約1ヶ月となってしまいました。そして、体のあちこちがナマっているのがひしひしと実感される夏の終わり……。そろそろ一発、何とか天気がマシな日と平日休みが重ならないものかと念じていたところ、奇跡的に連休明けの16日にチャンス到来! かねてから「ススキの季節に歩きたいものだ」と構想していた箱根・明神ヶ岳に登り、外輪山の稜線と金時山を経て御殿場線の足柄駅に抜けるちょっとしたハードなコースに挑戦し、運動不足緩和・脚力増進・季節の変わり目満喫といった諸々の目的を一気に果たすことにしました。
天気予報は晴れのち曇り。というわけで、結局今年は登りそびれた富士山を遠望し「ちょっとクヤシー!来年待ってろ!」と念じながらの稜線漫歩もオツなものだな、と期待していたのですが、残念ながら午前中から富士山と箱根の上空には雲がモクモク……。しかし箱根外輪山は晴れ間もあり、青空に雲が盛大に沸き立つ今年最後の (?) 夏空と、そこかしこに感じられる秋の訪れの両方を満喫する山旅となりました♪
今回の山行におけるもう一つの目的は、買ったばかりの手ぶれ補正つき100mmマクロレンズの威力を試すこと。約2年前に山登りに復帰して以来、むかし購入した50mm・100mマクロレンズのいずれかを持参しておりましたが、歩行中にふと見つけた草花を撮るのに三脚を立てるのではなく、より機動的に撮りたいと思いまして、手ぶれ補正つきレンズをゲット! 果たせるかな、実にファインダー内が安定して撮りやすく、ピントはキレッキレ、ボケはキレイにボケボケ……と大満足♪
こんな感じで楽しい山行ではありましたが、とにかく湿気が多く蒸し暑いのは参りました……。まず道了尊から神明水へのハードな登りで一定程度水を消費したのち、神明水で補給、というシナリオを描いていたのですが、神明水がほとんど死んだ状態(間隔を置いてポタ、ポタ、と水滴が落ちる程度)であったのには衝撃が……。『山と高原地図』には、その先の明神水について「渇れることあり」とあり、「神明水がダメなら明神水もダメだろう」と予想せざるを得ず、結局神明水からの急登では後々のことを考えて水分補給をケチったのですが、果たせるかな「こりゃ熱中症来るな……」という感じになりました。そこで「このまま明神水で水を得られなければ、今のうちに水分を補給し、とりあえず明神ヶ岳のピークは踏んだ上で、そのまま大人しく宮城野に下山だな」と諦めていたのですが、明神水でたっぷり水分を補充できヤル気回復!! それでも何のかの言ってロングコースのアップダウンで猛烈に汗をかき、金時山でアクエリアスを補充しても足りず、足柄駅に着く頃には又しても熱中症気味に (^_^;)。
というわけで、大柄な私は軽く5リットル以上を消費してしまったのですが、水場に過度に期待せず、ウェイトだと割り切って大目に水を持参することが大事だと改めて思い知らされました (汗)。
まぁ、終わり良ければ全て良しということで、御殿場線沿いの山麓から午後の青空の中に聳え立つ金時山の偉容を眺めつつ、実にしみじみと歩き甲斐があったなぁ〜と思ったのでした。以上、ご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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