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記録ID: 503294
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ハイキング
箱根・湯河原

箱根ゆく夏くる秋 道了尊〜明神〜金時〜JR足柄駅

2014年09月16日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:53
距離
17.1km
登り
1,375m
下り
1,373m

コースタイム

日帰り
山行
7:31
休憩
1:19
合計
8:50
7:10
42
道了尊最乗寺
7:52
7:52
8
最初の林道横断
8:00
8:01
39
8:40
8:40
50
9:30
9:30
33
10:03
10:38
52
11:30
11:30
45
火打石岳の看板
12:15
12:30
5
金時を望む絶景スポット
12:35
12:50
60
13:50
13:55
25
14:20
14:22
28
鳥居前の分岐
14:50
14:55
25
林道金時線出合
15:20
15:20
20
ギャツビィ・ゴルフクラブ
15:40
15:41
19
円通寺
16:00
*見晴小屋と神明水の間に現れるススキの斜面、明神ヶ岳西側の好展望な稜線、矢倉沢峠東斜面の金時展望ベストスポットでは、それぞれ10〜15分程度撮影のため休憩しております。当てにならないコースタイムで恐れ入ります。

*大雄山駅から登山口までのアプローチは伊豆箱根鉄道のバスがありますが、早朝につきタクシーを利用しました。

*金時山頂の案内板では、JR足柄駅までの所要時間は健脚者で150分とされています。上記、今回のコースタイムでは、飛ばせるところは相当リズミカルに飛ばしています。
天候 曇りときどき晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
往路……伊豆箱根鉄道大雄山線大雄山駅から道了尊までタクシー。
復路……JR御殿場線足柄駅から乗車。
コース状況/
危険箇所等
とくに危険なところはないと思いますが、いくつか留意しておいた方が良い点を箇条書きにしてみます。

*最乗寺〜明神ヶ岳は、ところどろこ岩やツルツルな土の溝の急登or急下降であり、上部のトラバース部分など足場が狭いところもありますので、足下注意。

*同上ルートの水場のうち、神明水は今回ほとんど枯れていました(ポタポタ程度)。明神水は冷たく美味い水が得られましたが、『山と高原地図』にはこちらが枯れることありと注記されていますので注意。

*金時山から夕日の滝or足柄駅方面の下りは、さすが遠くから45度くらいの斜面に見えるだけあって、階段やロープが整備されていても眼がくらみそうな気分。焦らず落ち着いて一歩一歩下降するのが吉。

*夕日の滝方面と分かれて足柄駅に下る道は、テンポ良く歩ける部分と浮き石が多く歩きづらい部分があり、注意。また、『山と高原地図』における「林道金時線出合」と足柄駅のあいだの下りコースタイムは、絶対に100分もかからないと思います。私の場合は写真を撮りながら早めに歩いて60分でしたし、道標でも66分とありました。
早朝には下界から富士山が見えていましたが、今日はこれっきり。(大雄山線の狩川鉄橋から)
2014年09月16日 06:40撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 6:40
早朝には下界から富士山が見えていましたが、今日はこれっきり。(大雄山線の狩川鉄橋から)
登場30周年ヘッドマークを装着した大雄山線最古参5001編成。新型だと思っていたのにもう30年か……。
2014年09月16日 06:47撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 6:47
登場30周年ヘッドマークを装着した大雄山線最古参5001編成。新型だと思っていたのにもう30年か……。
昔ながらの大雄山駅と金太郎ディスプレイ。大型商業施設に囲まれても、いつまでもこの姿であって欲しいものです。
2014年09月16日 06:54撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 6:54
昔ながらの大雄山駅と金太郎ディスプレイ。大型商業施設に囲まれても、いつまでもこの姿であって欲しいものです。
道了尊最乗寺の本堂。朝7時には他に誰も参拝客がおらず、最高にすがすがしく静かな雰囲気。
2014年09月16日 07:03撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 7:03
道了尊最乗寺の本堂。朝7時には他に誰も参拝客がおらず、最高にすがすがしく静かな雰囲気。
道了尊といえば天狗。天狗と言えば天狗煎餅 (笑)。天狗の巨大な赤い下駄の脇にある橋から登山道がスタート。
2014年09月16日 07:10撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 7:10
道了尊といえば天狗。天狗と言えば天狗煎餅 (笑)。天狗の巨大な赤い下駄の脇にある橋から登山道がスタート。
いきなり蒸し暑い植林の中の急登が続きヘロヘロ……。
2014年09月16日 07:53撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 7:53
いきなり蒸し暑い植林の中の急登が続きヘロヘロ……。
廃墟に近い「見晴小屋」を過ぎてしばらく登ると、突如周囲の雰囲気が変わり、秋の花やススキの一大競演会場に!
2014年09月16日 08:18撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 8:18
廃墟に近い「見晴小屋」を過ぎてしばらく登ると、突如周囲の雰囲気が変わり、秋の花やススキの一大競演会場に!
というわけで、ゲットしたばかりの100mmマクロレンズの練習として花を撮りまくります。
2014年09月16日 08:21撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 8:21
というわけで、ゲットしたばかりの100mmマクロレンズの練習として花を撮りまくります。
これは萩の花でしたっけ。
2014年09月16日 08:22撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 8:22
これは萩の花でしたっけ。
※以下、花の名前には疎いもので、現在調査中です (汗)。
2014年09月16日 08:22撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 8:22
※以下、花の名前には疎いもので、現在調査中です (汗)。
2014年09月16日 08:23撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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2014年09月16日 08:26撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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シラヤマギク。
2014年09月16日 08:29撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 8:29
シラヤマギク。
2014年09月16日 08:29撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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中望遠マクロレンズの威力で、奥のススキがとろけるようにボケました♪
2014年09月16日 08:31撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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中望遠マクロレンズの威力で、奥のススキがとろけるようにボケました♪
ミドリヒョウモンチョウ。蝶の胴体ではなく羽根にピントが合ってしまった (汗)。
2014年09月16日 08:32撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 8:32
ミドリヒョウモンチョウ。蝶の胴体ではなく羽根にピントが合ってしまった (汗)。
タムラソウ。
2014年09月16日 08:33撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 8:33
タムラソウ。
2014年09月16日 08:34撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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2014年09月16日 08:35撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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木によってはほんのりと紅葉気味。今年の夏は悪天候ばかりという印象ですが、紅葉は意外にも綺麗なのかもと期待。
2014年09月16日 08:40撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 8:40
木によってはほんのりと紅葉気味。今年の夏は悪天候ばかりという印象ですが、紅葉は意外にも綺麗なのかもと期待。
神明水の現状 (泣)。
2014年09月16日 08:42撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 8:42
神明水の現状 (泣)。
だいぶ登って来ました。遠くは二宮〜曾我あたりの低山・丘陵でしょうか。
2014年09月16日 08:50撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 8:50
だいぶ登って来ました。遠くは二宮〜曾我あたりの低山・丘陵でしょうか。
秋空の眺めに、早く上へ上へと気持ちが焦りますが、神明水が枯れていたため、ケチケチ水分補給の結果熱中症気味に……。
2014年09月16日 08:57撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 8:57
秋空の眺めに、早く上へ上へと気持ちが焦りますが、神明水が枯れていたため、ケチケチ水分補給の結果熱中症気味に……。
しかし!明神水は裏切らず! とにかく冷たく美味い水をガブ飲み&大量補充!!
2014年09月16日 09:37撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 9:37
しかし!明神水は裏切らず! とにかく冷たく美味い水をガブ飲み&大量補充!!
ようやく明神ヶ岳に到着したものの、頭上は暗い雲……。しかし全体的には外輪山の方が天気が良い一日でした。
2014年09月16日 10:05撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 10:05
ようやく明神ヶ岳に到着したものの、頭上は暗い雲……。しかし全体的には外輪山の方が天気が良い一日でした。
綿菓子のような雲が外輪山を覆っていました。
2014年09月16日 10:07撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 10:07
綿菓子のような雲が外輪山を覆っていました。
明神ヶ岳山頂のススキと青空。まさに夏の雲と初秋のシンボルが同居し、移ろいゆく季節をしみじみと感じます……。
2014年09月16日 10:14撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 10:14
明神ヶ岳山頂のススキと青空。まさに夏の雲と初秋のシンボルが同居し、移ろいゆく季節をしみじみと感じます……。
暗い雲と日射しの間でコロコロ変わった一日を象徴するようなカット。明神ヶ岳山頂からの金時山。
2014年09月16日 10:14撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 10:14
暗い雲と日射しの間でコロコロ変わった一日を象徴するようなカット。明神ヶ岳山頂からの金時山。
しばらくすると金時山に光が当たるようになりましたのでアップでパチリ。
2014年09月16日 10:37撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 10:37
しばらくすると金時山に光が当たるようになりましたのでアップでパチリ。
明神から金時方面にしばらく進むとダイナミックな稜線の眺めに。しかし天気微妙過ぎ……。
2014年09月16日 10:53撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 10:53
明神から金時方面にしばらく進むとダイナミックな稜線の眺めに。しかし天気微妙過ぎ……。
稜線に可憐なマツムシソウが咲いていました。
2014年09月16日 11:01撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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稜線に可憐なマツムシソウが咲いていました。
輝くススキと金時山。何となく切ない色調に秋の風情を感じます……。
2014年09月16日 11:04撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 11:04
輝くススキと金時山。何となく切ない色調に秋の風情を感じます……。
突然強烈に晴れて、御正体山〜大室山〜丹沢主脈の爽快大パノラマが! 丹沢主脈は沸き立つ雲の中ですが……。
2014年09月16日 11:06撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 11:06
突然強烈に晴れて、御正体山〜大室山〜丹沢主脈の爽快大パノラマが! 丹沢主脈は沸き立つ雲の中ですが……。
矢倉沢峠手前のピークに登る前の道標をパチリ。このコースタイム、普通の人は1.5倍かかると思います……。右側にトンネル状の道があるのですが、通行可能?
2014年09月16日 12:04撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 12:04
矢倉沢峠手前のピークに登る前の道標をパチリ。このコースタイム、普通の人は1.5倍かかると思います……。右側にトンネル状の道があるのですが、通行可能?
矢倉沢峠界隈のクマザサの絨毯と金時山の組み合わせ……ある意味で箱根ハイキング最大のみどころだと思います♪
2014年09月16日 12:18撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 12:18
矢倉沢峠界隈のクマザサの絨毯と金時山の組み合わせ……ある意味で箱根ハイキング最大のみどころだと思います♪
金時山……何故これほど見事なイケメン・ピラミッドなのだろうか。
2014年09月16日 12:30撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 12:30
金時山……何故これほど見事なイケメン・ピラミッドなのだろうか。
角度を変えてもう1カット。仙石から単純に金時往復する人は、この眺めを見ないわけで、実にもったいない。
2014年09月16日 12:37撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 12:37
角度を変えてもう1カット。仙石から単純に金時往復する人は、この眺めを見ないわけで、実にもったいない。
矢倉沢峠から金時山へ、再び地獄の急登。しかし時折広がる神山方面の展望に癒されます。
2014年09月16日 13:03撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 13:03
矢倉沢峠から金時山へ、再び地獄の急登。しかし時折広がる神山方面の展望に癒されます。
嗚呼……今年最後の夏空と蒸し暑さのもと、あの稜線をたどってここまで来たとは。
2014年09月16日 13:16撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 13:16
嗚呼……今年最後の夏空と蒸し暑さのもと、あの稜線をたどってここまで来たとは。
金時山に到着!……したものの、今年の正月に続いて又しても富士山見えず。5分休憩しただけで先を急ぎます。
2014年09月16日 13:50撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 13:50
金時山に到着!……したものの、今年の正月に続いて又しても富士山見えず。5分休憩しただけで先を急ぎます。
午後2時頃になると又しても外輪山稜線はどんより気味となってしまいましたが、一応、山頂からは芦ノ湖が良く見えるということでパチリ。
2014年09月16日 13:52撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 13:52
午後2時頃になると又しても外輪山稜線はどんより気味となってしまいましたが、一応、山頂からは芦ノ湖が良く見えるということでパチリ。
いい加減長丁場続きと暑さでヘロヘロ気味でしたが、山頂直下のブナの巨木を眺めてリフレッシュ!
2014年09月16日 14:01撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 14:01
いい加減長丁場続きと暑さでヘロヘロ気味でしたが、山頂直下のブナの巨木を眺めてリフレッシュ!
里は秋の実りの時季を迎えたようです。そのうち、あの真正面の丹沢最西端にも行きたいなぁ……。
2014年09月16日 14:09撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 14:09
里は秋の実りの時季を迎えたようです。そのうち、あの真正面の丹沢最西端にも行きたいなぁ……。
鳥居をくぐって神域=金時山の外に。奥のハシゴ状階段が、金時登山のハードさを物語るかのよう。
2014年09月16日 14:20撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 14:20
鳥居をくぐって神域=金時山の外に。奥のハシゴ状階段が、金時登山のハードさを物語るかのよう。
金時から約1時間下って林道を横断し、さらに少々下ると、こんな感じの道に。
2014年09月16日 15:05撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 15:05
金時から約1時間下って林道を横断し、さらに少々下ると、こんな感じの道に。
さらに下って、林道にしてはなかなか雰囲気が良い道をテンポ良く下ります。
2014年09月16日 15:18撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 15:18
さらに下って、林道にしてはなかなか雰囲気が良い道をテンポ良く下ります。
里に下りて金時山を振り返る。金時山の北西斜面、無茶苦茶キツイ……。
2014年09月16日 15:29撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 15:29
里に下りて金時山を振り返る。金時山の北西斜面、無茶苦茶キツイ……。
さらに舗装道路を下ると御殿場線をオーバークロス。ここから駅まで約15〜20分。左に檜洞 (?) がチラリ。
2014年09月16日 15:42撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 15:42
さらに舗装道路を下ると御殿場線をオーバークロス。ここから駅まで約15〜20分。左に檜洞 (?) がチラリ。
ゴール間近の線路脇にて、コスモス咲き乱れる小さな秋の奥にそびえる金時。
2014年09月16日 15:55撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
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9/16 15:55
ゴール間近の線路脇にて、コスモス咲き乱れる小さな秋の奥にそびえる金時。
16時32分、国府津行に乗って終了〜! いやー大充実の日帰り山旅でした!
2014年09月16日 16:32撮影 by  Canon EOS 5D Mark II, Canon
9/16 16:32
16時32分、国府津行に乗って終了〜! いやー大充実の日帰り山旅でした!
撮影機器:

感想

 とにかく天候不順だった今年の夏。平日休みを使って御殿場口から富士山にトライしようとしたものの、結局天気予報に気分が萎え萎えになり、気が付けば前回の山行(丹沢大倉尾根ナイトハイク)から約1ヶ月となってしまいました。そして、体のあちこちがナマっているのがひしひしと実感される夏の終わり……。そろそろ一発、何とか天気がマシな日と平日休みが重ならないものかと念じていたところ、奇跡的に連休明けの16日にチャンス到来! かねてから「ススキの季節に歩きたいものだ」と構想していた箱根・明神ヶ岳に登り、外輪山の稜線と金時山を経て御殿場線の足柄駅に抜けるちょっとしたハードなコースに挑戦し、運動不足緩和・脚力増進・季節の変わり目満喫といった諸々の目的を一気に果たすことにしました。

 天気予報は晴れのち曇り。というわけで、結局今年は登りそびれた富士山を遠望し「ちょっとクヤシー!来年待ってろ!」と念じながらの稜線漫歩もオツなものだな、と期待していたのですが、残念ながら午前中から富士山と箱根の上空には雲がモクモク……。しかし箱根外輪山は晴れ間もあり、青空に雲が盛大に沸き立つ今年最後の (?) 夏空と、そこかしこに感じられる秋の訪れの両方を満喫する山旅となりました♪

 今回の山行におけるもう一つの目的は、買ったばかりの手ぶれ補正つき100mmマクロレンズの威力を試すこと。約2年前に山登りに復帰して以来、むかし購入した50mm・100mマクロレンズのいずれかを持参しておりましたが、歩行中にふと見つけた草花を撮るのに三脚を立てるのではなく、より機動的に撮りたいと思いまして、手ぶれ補正つきレンズをゲット! 果たせるかな、実にファインダー内が安定して撮りやすく、ピントはキレッキレ、ボケはキレイにボケボケ……と大満足♪

 こんな感じで楽しい山行ではありましたが、とにかく湿気が多く蒸し暑いのは参りました……。まず道了尊から神明水へのハードな登りで一定程度水を消費したのち、神明水で補給、というシナリオを描いていたのですが、神明水がほとんど死んだ状態(間隔を置いてポタ、ポタ、と水滴が落ちる程度)であったのには衝撃が……。『山と高原地図』には、その先の明神水について「渇れることあり」とあり、「神明水がダメなら明神水もダメだろう」と予想せざるを得ず、結局神明水からの急登では後々のことを考えて水分補給をケチったのですが、果たせるかな「こりゃ熱中症来るな……」という感じになりました。そこで「このまま明神水で水を得られなければ、今のうちに水分を補給し、とりあえず明神ヶ岳のピークは踏んだ上で、そのまま大人しく宮城野に下山だな」と諦めていたのですが、明神水でたっぷり水分を補充できヤル気回復!! それでも何のかの言ってロングコースのアップダウンで猛烈に汗をかき、金時山でアクエリアスを補充しても足りず、足柄駅に着く頃には又しても熱中症気味に (^_^;)。
 というわけで、大柄な私は軽く5リットル以上を消費してしまったのですが、水場に過度に期待せず、ウェイトだと割り切って大目に水を持参することが大事だと改めて思い知らされました (汗)。

 まぁ、終わり良ければ全て良しということで、御殿場線沿いの山麓から午後の青空の中に聳え立つ金時山の偉容を眺めつつ、実にしみじみと歩き甲斐があったなぁ〜と思ったのでした。以上、ご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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