編笠山と西岳周回
- GPS
- 06:55
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,326m
- 下り
- 1,320m
コースタイム
天候 | 晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪は標高1800メートル付近を超えると繋がり始めるが、それ以下は夏道と雪道のミックスr。標高2100メートル付近を超えてようやくきれいな雪が出てくる。雪質は標高の低い所は軒並み踏み固まって氷になっており、スリップによる転倒注意。標高があがると締まって歩き易い。アイゼンなどの滑り止めがあると歩き易い。 |
写真
感想
富士見高原の駐車場にはまだ暗い6:20頃に到着。外気温はマイナス4℃程度だがそれほど寒さを感じない。風がほぼないのが幸いだった。支度をした上で6:36に行動開始。駐車場には雪は全くないのでアイゼンは2人とも着けずに歩き始める。ダートの林道を歩くが雪はとても少ない。途中踏み跡があるところをたどったら砂防ダムに出てしまい、結局元のダートの林道に戻った。以前来たときは砂防ダムはなかったが、最近になって作られたようだ。そのためか、一部登山道も掛け替えられていたもよう。その後登山道が出てくるが何度も林道と交わる。西岳への分岐を見送るとようや編笠山への登りが始まる。しかし雪は相変わらず少ない。12月から1月にかけてはこれまで何度か編笠山を訪れているが、これだけ積雪が少ないのは今回が初めて。よってアイゼンを着ける必要がなく、そのままで進む。
標高と距離を稼ぎ進む。雪は少しずつ出てくるものの、日当たりの良いところは溶けたようで、雪道と夏道が交互に続く。アイゼンを使うところがない。それでも標高1800メートルを過ぎるとようやく雪が繋がりだした。休憩後、Zさんはアルミの軽いアイゼンを装着。自分はまだ必要性を感じなかったのでつぼ足のまま進む。しかしこれくらいの標高になると、やはりアイゼンがあったほうが歩き易いのか、Zさんのほうがスイスイ進んで行く。自分はズルズル滑りつつ進む。どこでアイゼンを着けようかと思いつつ歩くと、森林限界を超え岩場が出てきた。ここからは富士山や近くの南アルプスがよく見えた。雲を被っていたが中央アルプスも見えた。ようやくカメラを取り出してあたりを撮影する。しかし岩場が出てきたので返ってアイゼンは邪魔に感じ、山頂までの岩場も結局つぼ足で進んだ。編笠山の山頂には10時ちょうどに到着。天気は晴れで風も弱く、周囲の山々がよく見えた。ここまで1000メートル以上の登りをこなしてきたが、この景観を見られたので甲斐があった。八ヶ岳南部の主要な山々や富士山、南アルプスなどがよく見えた。前回訪問時は風が強くて寒く、短時間の滞在だったし展望もなかったので、その時とは大きく違った。
編笠山の山頂で写真を撮りつつ休憩する。座って休もうかとも思ったが、やはり風が抜けて寒いので、青年小屋まで下ってしまうことに。編笠山の山頂までは積雪が少なかったが、この下りでは豊富になった。とは言え雪質は柔らかく凍っていないのでやはりアイゼンは要らない。モフモフの斜面を下るとじきに岩場が出てきた。腰掛けるのに適当な岩があり、日照もあって暖かい。何より風がなく寒くないので、正面に権現岳を見ながら大休止とした。今日はここまで大した栄養補給をしなかったので、ここで色々食べて先に備える。結構長い時間座って休んでいたが、編笠山から降りてくる登山者も、青年小屋から登ってくる登山者もいなかった。貸し切りの好展望地での休憩だった。青年小屋まで下りきる。権現岳にも行ってみたいが今日は止めて西岳への周回コースを歩く。この辺りも積雪は多くて、雪質も柔らかく歩き易かった。益々アイゼンは要らないところだった。登山者の数も少なく、すれ違ったのはわずかだった。好天なので今日は八ヶ岳でも赤岳など標高の高いところを目指す人が多かったのかもしれない。モフモフの森を歩く。西岳まで細かなアップダウンはあるものの、大きく登ることも下ることもない楽しい雪山ハイキングだった。西岳の山頂には11:29に到着。眺望が良いせいか、先客多数。我々も適当なところにマットを敷いて座り休憩する。座って休んでいても続々登ってくる。さすがに展望の良いピークだと思った。ここで下りの分の栄養を十分に取り、最後の歩きに備える。
下り始めは柔らかい雪で歩き易い。ペースもそこそこで下れた。しかし標高が下がると徐々に硬い雪が出始める。Zさんは二度尻餅をついていた。更に下ると登りと同様に雪道と夏道が交互に繰り返されるようになる。こうなるとアイゼンの使用は微妙なので、Zさんは適当なところで取り外す。結局自分はアイゼンを使わずに下る。ミックスのところは時折落ち葉の下が凍っていて、夏道だと思って足を置いたらずるっと滑ることが何度もあった。遠目には落ち葉にしか見えないので厄介だが、慎重に下るしかない。登りでは特になんともなかったが、下りは楽ではなかった。何度も滑ったが転ぶことなく山道を下りきる。林道に出るところの水場は凍っていて水は出ていなかった。ここから先は消化試合。林道も所々凍っていたが、道幅が広いし傾斜も緩いので滑って転倒の恐れはなくなった。林道と最後アスファルト道路を歩いて13:18に駐車場到着。朝よりもクルマはだいぶ増えていた。
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