富士山、初めてだ、富士スバルライン五合目から
- GPS
- 08:37
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,805m
- 下り
- 1,789m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2007年9月4日
富士山
冬の富士山の美しさは息をのむほどだ。山梨の冬は乾燥して、青空が広がることが多い。そうした富士山を眺めるのが好きだ。
登山となると敬遠してきた。夏のものすごい人、山麓まで広がるゴミ、廃棄物の処理場と化した富士。登山の対象とはみなしていなかった。俗物のようなものだった。
とはいえ、一度は登ってやろうとやっと重い腰が上がった。
人の多い8月は避けよう。9月を待って、天気予報の良い4日に決行することにする。前日から準備。いつもと変わることがない準備。登山口までの道順も確認。
3:00起床。
4:00には自宅を出た。既に食料も買い込んでいた為、ノンストップで登山口に向かう。同じ山梨といえども、御坂峠を越えて、富士五湖地方に入り、富士スバルラインを目指す。料金を支払い五合目へ。途中、大沢駐車場から山梨県の山々を眺めた。すごい。それにしても、五合目に向かう途中、道の両脇にたくさんの駐車場があった。ピーク時には、こんなところまで車を駐車させるのか?
5:50五合目駐車場。なにやら売店などあり、賑やかな感じだ。この早い時間に30台程度の車が止まっており、観光客もバスから降りたりしている。ご来光が目的であろう。
6:10身支度整え、五合目駐車場発。初めての富士山。脇に馬がいる。馬車だ。歩き始めは、少し下る。不安になったほどだった。
7:18七合目。少し息苦しくなってきた。
7:45七合目上部。苦しくて休憩。こんなになるのか。驚いた。少し気持ちも悪い。食べ物が喉を通らない感じだ。
8:00出発
8:35八合目。蓬莱館という山小屋通過。こんなに山小屋があるのに正直驚いた。下を見れば、山中湖がくっきり見える。
9:20八合目トモエ館、トイレ休憩。100円。息苦しさも消えてきた。
この辺りになると若者でもかなりスピードが落ちている。彼らを追い越す。下山路を見るとマスクをし、砂埃を舞い上げて駆け下りてくる。外国人もちらほら見える。頂上でご来光を拝んだのであろう。
9:30八合目トモエ館発。
10:20吉田口頂上。山小屋があるのに驚いた。こんなところにもあるのか。3,500メートル以降の登りは苦しかった。十歩進んで、呼吸を整え、また、十歩進んで呼吸を整える感じであった。他の人もそうであったろう。ジーンズの若者も、後どれくらいですかと聞いてきた親子連れも、おじさんも。
それにしても五合目から登り始めて、頂上が見えているのだ。見えているけど、なかなか着かない。だから、上を見ないで登るほうが良いなどといわれるのだろう。
ここから、山頂を時計回りに一巡りする。大日岳、伊豆ケ岳、成就ケ岳を右に見て左側を巻く。静岡県側の展望が開けてくる。御殿場口登山道や、富士宮口登山道も合わせる。富士山の郵便局や公衆トイレもある。チョットびっくりした。これほどまでに俗物化しているのか。それにしても裾野までの線がとても美しいのだ。火口壁もすごく見応えがある。
11:15剣ケ峰。
11:35剣ケ峰発。無人となっている富士山測候所の階段を上がったところにちょっとした展望台。南アルプスが良く見渡せる。
12:20さらに進んで吉田口頂上に戻った。
12:30出発。
一気に下山道を下降する。
味気ない下山道。ブルドーザーも通れる道らしい。砂煙を舞い上げ、ぐんぐん下る。
須走口へ下りないように盛んに注意書きが出ている。ちょっとの注意で間違うこともないであろうが、実際、誤った下山口を下っていたという人の話も聞いた。おしゃべりなどしていたら、これほど注意書きがあっても見逃してしまうのだろうか。
12:55八合目トモエ館
13:05八合目トモエ館発
六合目にて下山道は登山道を合わせる。
この辺りになると散歩がてらの観光客が汗まみれの私に好奇の目を向けてくる。
14:25五合目駐車場。
からだを拭い、観光客の人目を避けて、着替えて、帰途へ。
17:00には自宅に着いた。
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