鳳凰三山、南御室小屋、ヘリ荷揚げ手伝いも
- GPS
- 08:44
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,839m
- 下り
- 1,831m
コースタイム
- 山行
- 3:12
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:42
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 5:55
天候 | 曇り、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2008年6月6日、7日
6月7日は、薬師岳小屋、南御室小屋へヘリの荷揚げがあると南御室小屋のご主人から聞いていた。
是非やらせて欲しいと約束していた。
前日から南御室小屋に入ることになった。
ヘリの荷揚げは天候に左右されるが、7日の朝早く実施されるらしい。
久しぶりのお泊り。
朝晩冷えることを考えて、また、雨に遭う事も考えねば。
ビールも350mlで6本担ぎ上げるので、荷物が普通より重くなった。
6月6日
7:40自宅発
いつもよりだいぶ遅い。
南御室小屋まででストップするか、その日のうちに観音岳まで行ってしまうか。
8:20夜叉神峠入り口到着
5台程度の車。
既に、南御室小屋のご主人とY-chan以外のお手伝いの2人が出発するところだった。お手伝いの二人は、男性と女性で、男性はガイドもされ、野鳥にも詳しく、女性も芦安ファンクラブの会員という山好き。男性は、年間150日程度も山に出ているらしい。
そうそう、新しい女性スタッフも20分くらい先に出たらしい。
彼女とは、杖立峠であうことになる。
8:30夜叉神峠入り口発
汗が早くも滴る。
入り口の登山道の案内では、苺平から薬師岳にかけての樹林帯で30-40cmの雪という情報。
9:18夜叉神峠
ご主人とヘルプの2人が休んでいた。
3人は先に出発。
白峰三山は上部が雲に蔽われていた。
9:28夜叉神峠発
しばらくして、3名を追いつき、追い抜く。
10:19杖立峠着
5月6日の時は、夜叉神峠を過ぎ、1900mあたりから雪が現れだしていたが、今はその面影もない。この辺りは歩きにくいところだったのに。
ここで、南御室小屋でバイトを始める女性スタッフにあった。
11月まで小屋でバイトをする。
Y-chanが先に進んだ。
10:29杖立峠発。
焼け跡を過ぎ、苺平の手前から、登山道に雪が。
雪は腐っていて、トレース部分を歩いても30cmくらい潜ることもあった。
焼け跡を過ぎた辺りで、荷物が重いせいか、少しばて気味に。
登山者1名とあう。
この男性登山者は南御室小屋テント宿泊の予定。
実際には、翌日、ヘリが飛んでくるので、テントは張れず、素泊まり小屋に泊まった。
この男性とは、その後、下山時まで何度か会った。
彼は、7日の朝4:00頃出発して、地藏岳まで往復し、夜叉神峠に戻っている。
苺平の看板の手前で南御室小屋の女性スタッフが小屋のご主人を迎えるように長靴でこちらに進んできた。
面識はあったので、挨拶をして、苺平に向かった。
11:38苺平着
雪はまだ、一面に残っているが、埋れていた看板が出ていた。
ばて気味だったので、ここでしゃがんで、おにぎりを食べていたら、南御室小屋のご主人らが追いついてきた。
ヘルプの2名は少し遅れ気味のようだ。
11:48 苺平発
雪が腐っていて、歩きにくい。
時折、先を行くご主人と女性スタッフもずぼずぼ、雪に潜っていた。
Y-chanも何度か潜った。
12:12南御室小屋着
休んでいると、程なくして、ヘルプの2名も追いついた。
今日は、このまま小屋でゆっくりするもよかったが、ここまで来たら、稜線に出たくなった。
12:40南御室小屋発
樹林帯はやはり歩きにくい。
とはいえ、アイゼンは、必要ないだろう。
13:50薬師岳山頂
1時間10分もかかった。
白峰三山は、やはり上部が雲に蔽われており、この先、観音岳に行くことを諦めた。
ここで写真家とあう。
既に薬師岳小屋で4連泊し、日曜日に下山する予定という。
今日は、地藏岳まで行ってきたらしい。
上手な写真がなかなか撮れないと言っていた。
14:00薬師岳発
2人で薬師岳小屋に向かった。
14:10薬師岳小屋
ビールを飲んだ。
Y-chanのことは、南御室小屋のご主人経由で伝わっていた。
明日の荷揚げのお手伝いよろしくお願いしますと。
14:40薬師岳小屋発
15:20 南御室小屋着
今日はここで宿泊。
既に小屋のご主人、スタッフやヘルプの2名が外で、歓談していたので、それに加わった。
気持ちよい。
煙突からのまきストーブの煙。
迫る樹林帯。
しばらくして、体を拭いて着替えた。
男性単独1名、京都からのご夫婦の3名がテント泊を申請したが、翌日ヘリコプターが来るので、その3名はテントを張ることはできず、素泊まり小屋に泊まった。
夕食をスタッフと一緒に頂いて、少しばかりの宴会で盛り上がり、山の話などもしつつ、天気予報をTVでも見て、楽しく時を過ごした。
22:00には就寝。
一度トイレにおき、外に出て星を眺めた。
久しぶりの感動。
素晴らしい星が一杯。
6月7日
4:30には起床。
コーヒーやサンドイッチを軽く頂き、しばらく時を過ごす。
その後、おにぎりを食べ、荷揚げに備える。
ヘリコプターは薬師岳小屋や南御室小屋と同じ経営となっている鳳凰三山の前衛の山、甘利山にあるつつじ園近くを拠点にして、薬師岳小屋、南御室小屋に荷揚げをする。
朝から、無線で雲の状況などが交信されているが、盆地には、雲がかかり、拠点となる甘利山周辺もガスがかかっている。
こんな天候では、ヘリコプターは飛ばせない。
南御室小屋の周囲は、良く晴れているのに。
実際にヘリコプターも薬師岳小屋、Y-chanも待機する南御室小屋の周辺を回遊して、状況を監視し、甘利山のガスが取れた、確か、7時前だったか、実行することに決まった。
そうするとその後は早い。
南御室小屋にも3度、1.7トンの荷物が下ろされた。
その度に合計6名がビールやら、ジュースやら、野菜やら、米やらを小屋に運んだ。
お金と手間がかかる。
こうした作業が一段楽したのが、8:00頃だったか。
ご主人も小屋のスタッフも小屋の通常業務の布団干しをしたりしている。
Y-chanを含めたヘルプ3人は少しくつろいだ。
新しい女性スタッフも布団干しを始めていた。
少し手伝った。
ここで、意を決して、今日は、観音岳まで行くことにした。
ヘルプの2名は稜線は出ずに、Y-chanが観音岳まで行っていた間に下山された。
8:54南御室小屋発
朝5;00に夜叉神峠入り口を出発したという、年配の男性。
小屋で休息することもなく、一緒に登り始めた。でもさすがに疲れているようで、Y-chanが先にどんどん進んだ。
何度か、ズボズボした。
薬師岳小屋でスタッフの名札を渡した。
南御室小屋のご主人に頼まれていたのだ。
帰りによることを約束して、先を急いだ。
9:48薬師岳山頂
今日は、白峰三山が良い。
山頂で手を挙げたポーズをしていた夫婦がいた。
京都からの夫婦。
昨日は、鳳凰小屋で泊まり、中道を下って、青木鉱泉に下りるという。
9:54 薬師岳発
先を急ぐ。
5月6日は薬師岳山頂から、観音岳山頂まで雪稜の上を歩いていたが、今はもう、夏道が出ていた。
10:17観音岳山頂
甲斐駒ケ岳も半分見えた。
空気のぶつかりがあるようで、その境が拮抗して、すっきり甲斐駒ケ岳を見せてくれない。
それにしても雪が少なくなったものだ。
10:27観音岳山頂発
10:44薬師岳
10:47薬師岳発
10:57薬師岳小屋着
小屋のご主人は、南御室小屋のご主人の長男だ。
いろいろ話ができてよかった。
11:30 薬師岳小屋発
すぐに南御室小屋の素泊まり小屋に泊まっていた別の京都の夫婦を追い抜く際、少し話をした。
良い山行きができたようだ。
12:00南御室小屋戻り
なにやら、今日は若者によく会った。
薬師岳小屋から下りてくる途中でも若者10名程度。
南御室小屋でも若者10名程度が休んでいた。
名残惜しいが、下界に下りないと。
12:35南御室小屋発
13:09 苺平着
13:19苺平発
相変わらず、歩きにくい。
時折ズボズボ。
やっと雪が切れるようになると快調に進んだ。
途中、南御室小屋から同時に出発した、日帰りの年配男性を追い抜いた。
そういえば、Y-chanが観音岳から下りてくる時、再び逢い、Y-chanが南御室小屋で昼食をしている間に一度先を歩いていたようだ。
この男性、年にしては健脚と見た。
途中若者3名がシートを引いて眠るようにしていた。
何も声をかけなかったが、少し薄気味悪い。
若者がこんなところで、3人も揃って、シートで寝入るようにしているのは。
13:57杖立峠
14:02杖立峠
南御室小屋で素泊まりした男性を追い抜いた。
そういえば、彼は地藏岳まで行った帰りにY-chanと会っていた。
今日は同じ人に何度か会う。
14:26夜叉神峠着
14:28夜叉神峠発
白根三山はぼんやりとしか見えない。
14:49夜叉神峠入口着。
夜叉神峠に行ったと思われるハイカーが大勢いた。
15:10には、車で出発して、16:00前には,自宅に到着した。
いろいろな意味で充実した2日であった。
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