鳳凰三山、観音岳まで、GW連休、2008年

2008年05月06日(火) [日帰り]

• GPS: 08:44
• 距離: 20.3km
• 登り: 1,839m
• 下り: 1,831m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:23
• 休憩: 2:59
• 合計: 11:22

4:55 夜叉神峠登山口
5:40 5:50 夜叉神峠
6:31 6:41 杖立峠
8:05 8:15 苺平
8:42 8:52 南御室小屋
10:02 10:15 薬師岳
10:43 11:00 鳳凰山
11:23 11:35 薬師岳
12:25 13:35 南御室小屋
14:01 14:10 苺平
15:00 15:08 杖立峠
15:45 15:55 夜叉神峠小屋
16:17 夜叉神峠登山口

ログは他の記録からとっています。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

感想

Y-chan

2008年5月6日

鳳凰三山手前に南御室小屋まで何とかこぎつけて満足したのが、4月5日。
もう1ヶ月も経つ。時が経つのは早いものだ。
信じられないくらい。
その間、麓では、最高気温が30度に近づく日があり、
北海道でも7月の陽気になったり、初夏を通り過ぎた日もあった。
しかし、南御室小屋、薬師小屋のホームページを見るとやはり今年は雪が多く、薬師小屋など掘っては降り、掘っては降りと雪が多い。

でも、4月5日から1ヶ月も経過しどんな具合なのか見たくなった。
できれば、観音岳まで行きたくなったのだ。
連休中は、遠出をしないのを原則とし、山にも登らないつもりでいたが、天気も上々のようなので、急遽、前日の4:00PMごろに行くことに決めて、慌てて支度した。

冬のようにあまり、着るもののことを考えずに済むのが気が楽だし、なんといっても登山口までのアプローチも行きなれた道なので心配することはない。

4月30日の雪のある金峰山登山では、大日小屋以降の本格的な雪にも関わらず、トレースが付いていた為、夏時間とそれほど変わりない時間で頂上を極めた。
さて、観音岳まで行けるのかどうか。
行けなくても南御室小屋でご主人に会うのも楽しみだ。

昨日は、雨が降った。
今日は抜群の天気となった。


3:00起床
予定通り起床できた。
長丁場なので、5:00には歩き出したいのだ。

3:50自宅出発
ちょっと手間取った。
途中で、コンビニに寄り、朝飯と昼飯となるおにぎりを購入。

4:40夜叉神峠入り口駐車場
10台程度。思ったほど混んでいなかった。
気温は、6度くらい。ひんやりする。

4:55 夜叉神峠入り口駐車場発。
この辺り、標高で1500mくらいまで新緑の季節を迎えている。
何とも気持ちよいのだ。
もう日の出も近い。早くなったものだ。

5:40夜叉神峠
なかなか、調子が出ない。
今日は天気がよい。
抜群の白峰三山が見えた。

5:50夜叉神峠発

6:31杖立峠着
夜叉神峠を過ぎると1900mあたりから雪が現れだし、杖立峠手前から登山道を覆うようになる。この辺りの雪は完全に氷化しており、慎重に進んだ。
でも地面が露出しているところも多く、何とかやり過ごした感じ。

6:41杖立峠発。
ここで早めにアイゼン装着。

下山者と会うようになった。
皆12本アイゼン。
北岳との間の谷から冷たい風が吹き上げてくる。
寒い。
焼け跡辺りは日当たりがよいので、かなり地面が露出。
雪は、その場所が日当たりがよいのか、悪いのか、
東か、西か、南か、北かで、大きく姿を変えてゆく。
雪の上を歩くのが難しい時期だ。

8:05苺平着
この辺りは1m以上の雪がありそうだ。
看板が埋まっている。

8:15苺平発

8:42南御室小屋着
4月5日はここまでしかこられなかった。
雪もまだ深かったし、ラッセルを強いられたし。
でも今日は、3時間弱でここまで来られた。
やはりトレースがしっかり付いているのはありがたい。
小屋のご主人には、先に観音岳に向かうことを告げた。

8:52南御室小屋発
急登。
氷化した登山道。
疲れているのかペースが落ちる。

南御室小屋から先は、雪のない季節には、何度も登っているが、雪のある季節は始めて。
緊張する。
下山者に会う。
鳳凰小屋からの下山者も。

10:02薬師岳
疲れた。
稜線は風が強い。
でも素晴らしい眺望。
帽子が飛んでしまいそう。
薬師岳小屋は吹き溜まりにあり、3mくらいの雪。
入り口は除雪されていた。

久しぶりの薬師岳。
白峰三山、仙丈ケ岳、これから向かう観音岳が素晴らしい。

10:15薬師岳発
風が強い。
今年は雪が多く、雪稜になっていて、そこにトレースが付けられている。
風が強いので、少し細いところは慎重に。
実は、南御室小屋に到着した時、ちょうど薬師岳から帰ってきたツアー一行は、この細い雪稜部分で引き返したらしい。
ツアーガイドも万が一を考えたであろう。
Y-chanは強風の時は、少し立ち止まって待ち、風がやんでから、先に進むようにした。

10:43観音岳
甲斐駒ケ岳が凛々しいし、地蔵岳も秀麗だ。
360度さえぎるものなし。
遠く、中央アルプス、御嶽、乗鞍岳、穂高連峰なども一望できた。

雪がある為か、夏時間より少しずつ時間がかかっている。

11:00観音岳発
これほどまでに稜線からの素晴らしい眺望は珍しい。
何度も鳳凰三山に登っているが。

11:23薬師岳戻り
11:35薬師岳発

さて下り、慎重に。
地面が露出している部分は、アイゼンががりがり噛んで小気味悪い。

12:25南御室小屋戻り
これから1時間ほどもご主人とお話できた。
4月5日に南御室小屋に来てからも、7，80cmの積雪があったというから驚いた。
今朝も、薬師小屋はマイナス6度。
南御室小屋でマイナス2度だったそうだ。
まだ寒いのだ。

楽しかった。
小屋も5月3，4日は盛況であったという。
今日は、予約もなく静かな日らしい。
実際、下山時には、テント泊2名に会っただけだった。
泊まりの準備をしてくれば良かったと思った。
今度はゆっくり泊まりたい。

13:35南御室小屋発
こんなにゆっくりしたのは初めてだ。

14:01苺平
14:10苺平発
緩んだ雪の歩きが嫌だ。


15:00杖立峠
15:08杖立峠発

15:45夜叉神峠着
15:55夜叉神峠発

16:17夜叉神峠入り口駐車場

からだを拭いて、着替えた。
気分がよい。
目標としていたことを達成できた。
できれば、南御室小屋に泊まれればもっと良かったが。

16:50駐車場発。
17:30自宅着。