秋 大雪山へ1 〜黒岳-北鎮岳-旭岳-北海岳-黒岳石室テント泊〜
- GPS
- 56:00
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,384m
- 下り
- 994m
コースタイム
7合目登山口6:45
黒岳7:50-8:00
黒岳石室8:20-9:25
北鎮岳10:40-10:50
間宮岳分岐11:50
旭岳12:45-13:10
間宮岳分岐13:55
北海岳14:40-14:50
黒岳石室15:50
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
中部国際空港12:40頃発(定刻12:20) ANA325便 旭川空港14:40頃着(定刻14:05) ※到着機材遅れと、旭川上空、積乱雲の影響で遅延 レンタカーで層雲峡へ、前泊 9/13 黒岳ロープウェイ・リフトで7合目へ 5:30頃にロープウェイ乗り場へ行き、チケット購入 6:00始発の便に並んで乗りました |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的によく整備された、歩きやすいコースだと思いました ●御鉢平周回などの稜線上のルート 「これぞ、大雪山!」といった雄大な景観の中を歩いて行きます 広大な場所を、なだらかな道が、緩やかなアップダウンを繰り返して行きます 濃霧で視界が悪いときは、道を外さないように注意が必要だと思います ●旭岳:間宮岳方面からの裏側の登り 砂礫質の、やや滑りやすい急坂で、ほぼ直登です なぜか、見た目ほどは長く感じませんでした ●北海岳〜黒岳石室 渡渉が3回ありますが、問題なく渡れました |
その他周辺情報 | ●レンタカー タイムズレンタカー(旧マツダレンタカー) 車種:ヴィッツ1300cc?4WD車 免責追加して4泊5日18,000円程度 ●層雲峡での前泊:ペンション銀河 温泉街の下の方にあり、公共駐車場も近いです 飲食店やセイコマートも近く、便利な立地でした お風呂は温泉です ロープウェイ乗り場まで、余裕で歩いて行けます ※和室1名利用素泊6,480円(入湯税別) ●層雲峡ビジターセンター ロープウェイ乗り場の横にあります 層雲峡到着後、立ち寄ってみました 大雪山の大きなジオラマや、紅葉情報の掲示などあります ヒグマの剥製はなかなかの迫力です |
写真
感想
3年前に美瑛・旭川あたりを普通の旅で回ったことがありました。
快晴の天気の中、美瑛から見た大雪〜トムラウシ〜十勝岳連峰の大パノラマ。
ただただ、その雄大さに圧倒されたのでした。
ちょうど山歩きを始めた年だったこともあり、美瑛の丘にいても目が向くのは山の方ばかり。
経験を積んで、いつか必ず歩いてみたいと思っていました。
今年は7月に利尻に行き、北海道の登山はもう無理かと思っていましたが、9月の三連休あたりなら年休と組み合わせて日程がとれそう。
運良く、旭川便のフライトに往復ともマイレージの空席あり。
これはもうチャンスだと、なるべく節約し思い切って行ってみることにしました。
せっかく行くからにはじっくりと満喫したい。
今回は、大雪山系に的を絞り、十勝岳連峰はまたの機会に。
そして、テント泊で山にどっぷり浸かる2泊3日の行程を考えました。
これまで歩いてきたアルプスなどの中部山岳地帯とは異なり、北海道の山歩きならではの部分もあり、良い経験ができたと思います。
【北海道外からの登山者として今回留意したこと】
山上での宿泊を伴う登山の場合、道内の登山者の皆さんにはごくごく普通のことでも、今回の私のように、北海道本土を初めて山歩きする道外者の場合、いくつか押さえておくべきポイントがあると思いました。
●宿泊場所
・北海道の山上の山小屋は無人の避難小屋がほとんど
・テント泊の場合は、野営指定地が決まっている(これは同じ)
・黒岳石室は、北海道では珍しい管理人さん常駐の山小屋
水の提供(タンクとドラム缶:ただし煮沸必要)
バイオトイレあり
飲料、レトルト、カップラーメン、グッズ等の販売有り
食事提供はなし
テント場は小屋のすぐ横
初大雪、初テント泊でも安心できる、快適な場所でした
●水の確保
・水分を売っている場所がないので事前に水場の確認が必要
・沢、雪渓、水、池、沼の水を、エキノコックス対策で浄水・煮沸して使う
・念のため、以前防災用に買ってあった「セイシェル」という携帯浄水器を持参
・黒岳石室では水(煮沸必要)を無料で分けてもらえるので助かりました
●食事
・食事提供の山小屋などもないので・・・
必要な食料や調理器具、行動食を適宜揃え、軽量化とのバランスを考える
●燃料の確保
・ガスカートリッジは飛行機に持ち込めないので、到着後調達する
・旭川空港から層雲峡に向かう途中、モンベル東川店に立ち寄り
ガスやアルファ米等を買いました
空港やロープウェイ乗場にも売っていました
・余ったガスの処分
下山後バス待ちの時に、周りの道内からの登山者の方に聞いてみましたが
→ 欲しいと言っていただいたものの、皆さん、たまたま違うメーカー
・そこで帰り道、通りすがりのキャンプ場の管理人さんにダメ元で相談・・・
→ どういう訳か「ありがとう!」と、喜んで受け取ってもらえました。
・もし誤って空港まで持って行っても、検査場で没収されるだけなのかな?
●ヒグマの存在
・山歩きしている以上、どこで遭遇してもおかしくないと思います
・本州のツキノワグマよりも大型で、やや肉食傾向がある国内最大の陸上哺乳類
過去、山でも無残な事故が起きているようです
・対策はツキノワグマと同じだと思います
・冬ごもり前の活発な時期です
いつもは鈴一つですが、今回は音色の違う3種類の鈴を使用
なるべく音が途絶えないようにしました
・3日間遭遇することはなかったですが、糞は2ヶ所で見ました
一つはとても大きなもので、さすがに本気で緊張・・・
ヒグマのエリアに入っていることを実感しました
●トイレ
・基本的にありませんので、携帯トイレをいくつか持参しました
なぜか、体がうまくセットされ、山行中は黒岳石室以外トイレだけで済みました
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