秋の訪れ 甲武信ヶ岳(徳ちゃん新道ピストン) 高低差1360m
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,687m
- 下り
- 1,677m
コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 9:39
甲武信ヶ岳ではパンを食べ、毛木平から来た方と話し、着替えなどもし
徳ちゃん新道分岐(帰り)には、おにぎりを一つ食べ、2名の方と情報交換などを行った。
天候 | 曇り 出発地点で気温11度 山頂では5℃程度 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日夜に、道の駅「みとみ」の駐車場で車中泊、その後朝になって西沢渓谷無料駐車場に移動した。道の駅から西沢渓谷までを歩くとすると30分を見なければならない。この山行は本当に「時は金なり」。できれば避けたいところだ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な所はない、痩せ尾根や急登はあるが林の中なので風にあおられることもないであろう。ロープ場1か所、使わずにでも行ける。山頂付近は展望が開くとともに強風の影響を受ける可能性があるかも。 |
その他周辺情報 | 笛吹の湯 市外大人510円 1分間に350リットル出る温泉だ。源泉はあまり暖かくなく、内風呂は加熱している。露天風呂は加熱していなく、ほぼ体温と一緒なため眠くなってしまいそうになる・・・実際眠ってしまった・・・。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
コンパス
計画書
筆記用具
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
今週の土日は、最初は関東はすべて雨マークが出ていたのである。しかし金曜日の時点で山梨や東京が曇りになった。これは、登山に行けそうだ。とそこから検討をしてこの山に決めたのです。まあ、登っていなかったし、日本百名山だし、山梨でも神奈川から割合近そうだし・・・。とある程度安易に決めてしまったところもあるが、しっかり楽しめた山行である。
仕事がはね、山梨に下道で向かう、途中カレーのココ壱で夕食をと思ったが満員で入れず違うところで夕食を済ます。(何か明日は無性にココ壱が食べたくなりそうだ)その後も一路西沢渓谷近くの道の駅「みとみ」を目指す。そして、道の駅「花かげの郷まきおか」近くのヤマザキショップで、朝食、行動食、飲料などを買い込む。ここより先にはコンビニはない。
道の駅で寝に入り、朝5時近くに目覚める。まだ真っ暗だ、その中で朝食のそばを食べ、車を西沢渓谷無料駐車場に移動する。道の駅に停めて山行に入る人もいるが、道の駅から西沢渓谷駐車場までは30分ほど歩かなければならない。往復では1時間だ、とくにコースタイムが長い山行ではその時間は非常にもったいなくリスクの一つと思うのだ。
西沢渓谷駐車場からは舗装道路を歩く、最初に近丸新道登山口があり、その後徳ちゃん新道が見える。事前の情報により、徳ちゃん新道の方が歩きやすい、近丸新道は急登が多く、若干荒れているという情報もあったので、基本は行きかえり徳ちゃん新道を使うこととした。公衆トイレで用を足し、いよいよスタートである。
徳ちゃん新道は、落ち葉のふかふかと尾根歩きと、尾根に登る急登でできている。基本は土が多いが時たま木の根や石も出てくる。歩きやすい道である。
あまり疲れもなく、近丸新道との合流点を過ぎると、ここからが結構足に来た。しゃくなげの中の細い道、手に当たる葉っぱ、できるだけ当てないようにする脳みその疲れ、そして出てきました岩。
徳ちゃん新道・近丸新道ともに、山頂までのコースタイムは5時間50分、6時間近い、下りも3時間10分。合わせると9時間というコースタイムなのである。ここまでは割合コースタイムよりも早いと思っていた私も、スローダウンする。
いつものように、30歩歩いて息を整える、急な所では10歩歩いて座る、それでも着実は足は前に進める。でも、1年前だったらとっくのとうに止めて下り始めているだろうな・・・。
やがて景観が一気に広がる。本日は山頂では全くよい景色がなかったのでここで撮影しておいてよかった、日本一の富士山までも見ることができたのだ。(そして、そこで食べた梅おにぎりは体に活を入れてくれた。梅GoodJobである)
その後奥秩父縦走路に出て、木賊山、甲武信小屋にたどり着く。そこから一気に甲武信ヶ岳に向かう。自分の足はもうあまりないが、それでも着実に一歩一歩前に進む。反対から来た人が「あと少しよー!」というので「15分くらいですか?」と聞いたら「2分くらいよ!!」と帰ってきた。甲武信ヶ岳の精霊は俺を何とか受け入れてくれるらしい・・・かくして山頂へ・・・。
気温は低く、半袖で登っていたら「寒いから長袖着なよと」声をかけられる。山頂から女性がいなくなったら着替えるつもりなのだ。ベテランの女性が山頂を去った時にTシャツをぬいで長そでTシャツを着た。
眺望は全くないが心の中は充実している。毛木平から来た静岡の人と話す、「こちらからなら3時間20分でここまで来れたよ」「徳ちゃんは長いからね。」「でも、神奈川からだったら徳ちゃんの方が近いんですよ」・・・。
甲武信ヶ岳は奥秩父の交通の要所だ。
・毛木平からの道
・毛木平から三宝山を通ってくる道
・大弛峠から国師ヶ岳を通ってくる道
・雁坂峠から来る縦走路
・徳ちゃん新道・近丸新道
と大きく分けても5方向からの登山口があるのだ。それが一つにまとまり、甲武信ヶ岳になる。
また、深田久弥翁がこの山のことで著書「日本百名山」に書いたのは、「この山は甲州、武州、信州の要の位置にある。この山に降った雨は、ある一滴は笛吹川となり富士川として太平洋に流れる、またある一滴は荒川となり東京湾に流れる、そしてもう一滴は千曲川から信濃川となって日本海に流れる。」私はこのことにロマンを感じるのである。たった数センチ降ったところが違うだけで、一滴の水としての運命が見事に変わってしまうんだな、と思ってしまったのである、
そして現実に引き戻され、下山となる。最初は破風山から雁坂峠の方まで行って下山しようと思ったが、もうこの時間では無理だ、徳ちゃん新道ピストンである。
まずは、木賊山までの登り返しがきつい・・・。その後は下りだが、標高差がかなりあるために、下りは膝に来る。できるだけ膝にダメージを与えないで太ももの筋肉でショックを受け止めるようにして下ってきた。途中途中の休憩もして、そこそこの時間で下ることができた。
温泉に入り、膝に湿布をして自宅まで運転して帰ってきた。自宅ではもうひざ痛はない。温泉成分と、冷やすというダブル効果には本当に驚かされる。
山に秋が来たなあ、と思った。上がらない気温、兆しを見せている紅葉。しかも、昨年度よりも秋が来るのは早いのではないか。
1年前にはちょうど瑞牆山を登ったレポートがあるが、汗だく、半袖オンリーとまだ夏のような山行の様子であったが、今回は下山時は長袖だった。
今年は秋が来るのは早いのか、そしてもう富士山や大雪山旭岳では雪が降ったというが冬が来るのも早いのか・・・。もう2500m級に行くのは難しくなってくるのか・・・。低山アルプス歩きの季節がまたやってくるのか・・・。
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